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酔現嫌夢サプロアリコン、束の間揺蕩う憩いの村編
栄養不足は許せません2
◆
「わはーっ、やっぱりツカサ君が作ってくれる料理は美味しいな~」
「ウキュキュ~」
干し肉を短冊切りにし、申し訳程度の乾燥させた香草を細かく刻んで投入した、いつもの数倍質素なスープ。しかしブラックとロクショウは、干し肉を食べていた時と違って圧倒的に喜んでくれる。まるで御馳走でも出たみたいに。
……ほら、こういう風に何でも喜んでくれちゃうから俺も困ってしまうのだ。
文句の一つくらい出たっておかしくないんだけど、それでもブラックとロクショウは俺が何か作りさえすればいいみたいで、いつも喜んでしまう。
これだと俺が微妙な味の料理を作ってもぺろっと食べてしまいそうだ。
まあ、焦げた料理とか確実にマズい料理ならさすがに困るだろうけど、食材が勿体無いし何より俺がそんなものを仲間に食べさせたくはない。
だから、アッチの世界で勉強しておこうってなっちゃうんだよなあ。
とはいえ、今日は普通に喜んでるだけみたいだし良いけど……。
でも自分の中ではデキに納得がいかなくて、俺は淡く干し肉のダシが感じられる塩気の強いスープを不満な顔で啜った。……肉野菜炒め食べた後だとやっぱり不満だ。
食料を手に入れたら絶対に豪勢な料理を作ってやる……と決心しつつ、俺は改めて隣に座るブラックに問いかけた。
「それで……ここが【セーナス】から出て少し進んだ所とは聞いたけど……北アルテス街道を通ってどこに行くつもりだったんだ? 確か、次の目的地は【哀哭の魔女】って呼ばれた人がいたっていう森に行くんだよな」
そう。今回の目的は、魔女と言う遥か遠い昔に存在した人達が済んだ場所を探す事だ。
もちろん、ただの興味ではない。これには俺達が打ち倒すべき敵である、デタラメな能力を持つ七つの魔導書の所持者――【アルスノートリア】を知るための調査の旅なのである。
「ん……そうだね。まあ、今更何かが見つかる確率は低いけど……こっちにはアイツらの事が何も分からない以上、虱潰しに探すしかないからねえ」
「だよなぁ……。にしても、ライクネスからまた遠くへ来たもんだ……」
最初は適当な依頼で、アコール卿国の高地にあるイデラゴエリ大草原に行っただけだったんだが、そこからあれよあれよと【七人の黒曜の使者】の話になり、その話を追う為にライクネス王国へ渡り、謎の巨大モンスターと遭遇してその遺体を調査してくれる文官さんを迎えに行ったら目的地の【ヘカテクライオ】近くの森で“幸福の魔女”であるチアさんと出会い、敵と遭遇し、その敵の素性の為に【エスクレプ】に向かい……。
「なんか、普通に旅するつもりが情報をずっと追っかけてるような気がする……」
お行儀悪くスープを啜ると、ブラックも嫌そうな顔をしながら虚空を見つめた。
「そもそも、あのクソ国主が発端だからね……。アイツが変な依頼を寄越さなければ、僕達が苦労したり苦悩したりすることもなかったというのに……」
「あはは……。まあでも、良い事もあったよな。チアさんと出会えたし、古代の知識を教えて貰える【全知全能の世界樹】とも繋がれたし」
「別に全部出会わなくても良かったんだけどね本来は」
「またアンタはそういう事を言う……」
ブラックはご不満のようだが、しかし結果的に手掛かりが見つかったんだし……それに、昔存在した“神様ではない黒曜の使者”の話を聞けたのも俺からすればよかったと思う。
……ブラックにとっては、かなりショックな出来事だったようだけど……。
まあともかく、あの一件から色々わかった事もあったし……全体的なことを言えば、色々と知れたのは良かったんじゃないかと俺は思う。
だって、偶然でも敵の情報をすることが出来たんだもんな。
「にしても……魂を体から抜き取る魔女の薬、かあ……」
呟いて、俺は再び温かいスープを啜る。
――幸福の魔女・フェリーチアさんの森で襲ってきた、【翠華】のアルスノートリア。
あの人離れした美貌を持つ薬師の青年は、本来ならば今はもう失われた技術であった【呪い】と同等の力を持つ“魔女の薬”を用いて、ブラックの魂を体から抜き出した。
つまりそれは、あの【翠華】という男が何らかの方法で“魔女の薬”を入手したか、もしくは――かつて存在していた“魔女”と接点が在った、ということになる。
【翠華】だけは、他の存在と何かしら関わってるって分かったんだよな。
だから、俺達はそこから【アルスノートリア】の情報が辿れないかと思って、その【哀哭の魔女】と呼ばれた女性が住んでいた森に向かおうとしているのだ。
もし、そこで【翠華】の正体を知ることが出来たら、指先がちょっとだけアイツらに近付くかも知れない。いや、届かなくても「最初の足跡」だけでも見つけられたら進展する。
ともかく、今は何だろうが【アルスノートリア】の手掛かりが欲しいのだ。
なにせ、こっちが持ってる情報は本当に少ないからな……。
……現在俺達が把握している敵の情報は、消滅したヤツを含めて五人。
贋金事件を起こし強制奴隷労働や客船サービニア号のコントロールジャックを目論んだ、非業の最期を遂げし貴族である【皓珠】のデジレ・モルドール……いや、リメイン。
古代の獣人大陸に存在した超文明の王国で、王族同士の争いに巻き込まれて理不尽な死を迎え、国と言う構造そのものを憎み破壊しようとした戦士、【礪國】のアクティー。
最初は薬師として俺に近付き、ブラックを酷い目に遭わせたにもかかわらず【グリモア】が悪で【アルスノートリア】を善と思い込んでいた、「スイ」と名乗る【翠華】の青年。
ギオンバッハ大叫釜にあった【絶望の水底】で囚人奴隷に扮しつつ【皓珠】に協力し、俺に何故か殺意を抱き襲い掛かってくるシアンさんの三人目の息子……【藍瑞】のセレスト。
そして……――
百眼の巨人の子孫であるネレウスさんを騙して街を混乱に陥れ、フェリシアさんを唆して殺人鬼にまで貶め、死んでも死にきれない悔いを残して死んでしまったリメインとアクティーを蘇らせた……【菫望】とおぼしき、自らを“ユーウェン”と名乗った黒マントの男。
…………これが、今俺達が知っている情報だ。
けれどそれは、十分な情報ではない。
リメインとアクティー、そしてセレスト以外の人間の詳細な情報は無く、しかもあと二人、未だ姿を見せない【琥旭】と【朱焔】が残っている。
しかも【菫望】のユーウェンの素性も、セレストが何故アイツらに協力しているのかも不明な状態なのだ。これでは動くにも動けなかった。
それに……アイツらが俺達のことを先に“知っている”のも痛い。
なんせ、味方の【グリモア】は全員が有名人みたいなものだ。存在が確認できない【金のグリモア】以外は全員素性が割れていてアイツらには筒抜けなのである。
ブラックですら、かつては二つ名を付けられたほどの冒険者だったし……そもそも、昔所属していたパーティーは全員が【グリモア】だったから、有名人と言えば有名人だ。
一般人はブラック達が【グリモア】であると知らないけど……全員が【限定解除級】の突出した力を持つ曜術師だ。調べれば、どこかしらから俺達の情報は引き出せてしまうだろう。だからこそ、アイツらは初対面でも俺達の事を知っているように動けていたに違いない。
正直、そういうのってメチャ不利なんだよな。
敵には隠し玉が有るのに、俺達にはほぼそういうのが存在しない。
例えこっちが何かを計画しても、相手に先回りされてしまう可能性がある。
それを考えれば、少しでもアイツらの情報が得られると言うのは大きな一歩なのだ。
だから、フェリーチアことチアさんの情報から【ハイギエネ薬神院】にもぐりこみ、つい先日まで色々やって、遂に【翠華】が使った薬に非常に似た属性を操ることが出来ると言う……【哀哭の魔女・アフィリツィア】の情報を発見して、【アルスノートリア】の情報を得るために、彼女の住処を目指しているんだけども……正直、望み薄ではある。
だって、数百年以上前の話だもんなぁ、魔女が生きてた時代って。
【翠華】が使った薬の情報も出てくるかどうかも怪しいけど、それでも俺達はたった一つの手掛かりに縋って行動するしかないのだ。
…………その「哀哭の魔女が暮らしていた森」で、何か解ればいいんだけど……。
俺は温かい器を両手で持って、夜の肌寒い空気に耐えながらブラックに問いかけた。
「なあブラック、聞きそびれてたけど……今から行くその魔女の森の場所って、北アルテス街道からするとどこら辺なんだ? 最寄りの街か村ってあるのかな」
もしかしたら、周辺で情報を聞けるかも。
そう思った俺に、ブラックはスープを一口飲んでから答えた。
「ツカサ君【マイラ】って街覚えてる? 宝飾技師の爺さんが居て、あのーほら、動くキノコを持って帰ったり森に帰したりした街」
「あっ、ピクシーマシルムの! 覚えてるよ、周辺にキノコがたくさん採れる森が有って、ソコに生息してるんだよな! お友達になった可愛いキノコちゃんは元気かなぁ……」
「浸らない浸らない。そこまで覚えてるなら【ブレア村】も覚えてるでしょ?」
「ゲッ」
出来れば忘れたかったぞ、その村の名前は。
俺達を騙してヤバい媚薬の養分にしようとした悪人だらけのゾンビ村なんて、覚えていて良いことなんて何一つない気がするんだが……まあ、あそこで“樹木竜”こと巨大なキノコのモンスター【ギガント・フォトノル・パフ・マシルム】のチェチェノさんと出会えたから、良い事が無かったとは言わないんだが……。
「あの記録の内容から察するに、たぶんその【ブレア村】のもう少し先にあるどこかの森だと思うんだ。……国境の砦よりは手前っぽいけど、たぶん【マイラ】からそう遠くないんじゃないかな。だから、情報を探すために、暫く【マイラ】に滞在しようかなと思って」
「へえー! 良いじゃん、マイラの街には宝飾技師お爺ちゃん……えーと、確かゲイルさんだっけ? ブラックのお師匠様もいるし、滞在するなら良い場所かもっ」
「お、お師匠様ってそんな大層なもんじゃないんだけど……」
何を言うか。
あの街に滞在している時、アンタはゲイルさんの所に足繁く通ってただろう。それなのに、師匠ではないなんて照れ隠しもいいところだ。
「いろいろ教えて貰ってたんだから、先生いやお師匠様だろ! お世話になった先達には、ちゃんと礼儀を尽くさないと。挨拶は絶対にしに行くからな」
「ツカサ君たまに異常なほど知能が高い熟語使うよね」
「こめかみグリグリするぞコラ」
せっかく滞在するんなら、お世話になった人にはきちんと仁義を通しなさい。
そういうのは日本じゃ常識なんだからな。いや日本じゃなくたって、親しい人がお土産を持って訪ねてきたらそこそこ嬉しいだろう。まあ、先にお伺いを立てないとご迷惑になる場合もあるが、そこはこの世界じゃ仕方ないよな。電話とかも無いんだし。
ともかく、何日か滞在するのなら、ゲイルさんにはお礼をしておきたい。
だって、この……胸に触れてる指輪をブラックが作れたのは、ゲイルさんのお蔭だろうし。
「ん? ツカサ君どしたの」
「な、なんでもないっ。ともかく【マイラ】に到着したらゲイルさんのとこに行くからな」
「ええ~……?」
ブラックは納得いっていないようだ。
しかし、不満げに口を尖らせていたものの――すぐに何か「いいこと」を思いついたような顔になり、急に笑顔になると俺に体を寄せて来た。
「へ、へへ、そうだねえ。数日滞在するんだから、しっかりした拠点を用意してから、挨拶とか探索とかしないとねえっ」
そんな事を言いつつ、ブラックは厳つい肩でグイグイと俺を押してくる。
おい、何のつもりだこのグイグイは。
まあでもゲイルさんへの挨拶に積極的になったし良いか。
「ウキュキュ~? キュキュー!」
「おっ、そうかそうか、ロクもピクシーマシルムに会いたいか~! へへ、じゃあ時間を作って森に会いに行こうな!」
仲が良かったピクシーマシルムに会えるのが嬉しいのか、ロクは尻尾をブンブンさせて器を持ったまま飛び回っている。
ちょっとお行儀が悪いが、しかしロクの喜びに水を差す事は俺には出来ない。
なんたって、【マイラ】の近くの森で出会ったピクシーマシルムは、ロクショウやペコリア達と凄く仲が良かったんだもんな。
お友達と久しぶりに会えるとなったら、そりゃあ喜ぶだろう。
俺の可愛いロクショウ達は、無垢でピュアで超絶可愛い良い子だからな!!
あっ。ちなみに、ピクシーマシルムとは動くキノコちゃんのことだ。
手足は無くて色んな種類がいるらしいのだが、俺達が仲良くなったのは明るい茶色の傘に黒豆みたいな可愛いお目目が乗っているノーマルマシルムで、ぴょこぴょこ飛び跳ねる姿が可愛らしいし人懐っこいしで、冒険者泣かせのモンスターなのである。
……って誰に説明してるんだか。
「なんだか【マイラ】に到着するのが楽しみになって来たな~」
「えへへ、そうだねえ……。到着したら滞在するところを探そうねえツカサ君っ」
「お、おう……?」
急に上機嫌になったブラックは、スープを飲み干そうとお椀を上に持ち上げる。
さっきはあんなに渋ってたのに……はて、【マイラ】にはブラックが喜ぶようなモノなんて有ったかな。それとも、久しぶりにのんびりできそうだから喜んでるのかな?
よく分からないけど、まあ喜んでいるなら良いか。
俺も、【マイラ】の街でしっかり食料を買い込んで料理を頑張らないとな!
……あ、いや、料理だけじゃ無くて冒険者としても、その、色々と……。
→
※めちゃくちゃ寝落ちして昼に起きました_| ̄|○スマネエ…
なんか振り返りまとめ回になってしもうたが新章恒例なのでユルシテ
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