異世界日帰り漫遊記!

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酔現嫌夢サプロアリコン、束の間揺蕩う憩いの村編

  夜毒の守護者2

 
 
「ふム……。ヒトのたメに、毒草ヲ、採リに来タか。ボウケンシャと言うノは、不思議ナ仕事ダな。オれは、知ラなカッた」

 俺達の話を一通り聞いたフレドレカルは、ふむふむと頷いていた。
 彼の言う事には「冒険者」という存在に今まで出会ったことが無く、そう言った情報も俺達に出会うまでは知らなかったのだという。

 まあ、冒険者って最近出来たって話らしいし、ずっと森の中に居て守ってきたというのなら知らなくても無理はないのかも知れない。
 とはいえ、最近ってもう三十年以上前には在ったみたいだし、俺からすればそう最近の事でもない気がするんだが……まあ、寿命なんてなさそうな種族なら「最近」でしかないか。

 しかしそうなると、彼は相当な時間一人でこの【毒呑みの森】を守ってたって事だよな。

 もしかして、百年どころの話じゃないくらい生きているのでは……。

「なニにせよ……客人にハ、尽スのガ礼儀ダ。毒草ヲ、人のタメに使ウのデあれバ、喜ンで目当ての草ヲ提供シよう」
「えっ、本当ですか!」
「守護してるって話なのに、よそ者にそんなに簡単に渡していいのか?」

 思わず嬉しさに背筋を伸ばしてしまったが、ブラックはフレドレカルの厚意が偽りではないのかと疑っているようだ。失礼な事ではあるけど……でも、ブラックが疑うのも分かる。
 森の守護者ということは、森から何かを持ち出すのを嫌がったりしてもおかしくない。

 守護者によって許せる範囲は違ってくるだろうが、それでも何も知らないよそ者が勝手に植物を採取したり歩き回るのはあまり好ましくないはず……。

 ……そう考えると、俺達ってフレドレカルにとっては失礼な客人だったのでは。

 今更思い至り心配になってしまったが、相手は薄く笑いながら立ち上がった。

「オ前達ハ、最初かラ見テいた。森ヲ、好イてイるし、弱イものにモ優しイ。そうイう人族にハ、尽スのガ、オれの役目ダ」

 そう言いながら、フレドレカルは俺の方……いや、俺が抱っこしているペコリアを指差す。確かにペコリアはモンスターの中では捕食される方のタイプだが、俺の仲間のペコリア達は物凄く強いので……いや見た目は庇護欲をそそりまくるんだけども。
 もしや、フレドレカルも可愛い物が好きなのか……!?

「こらツカサ君、仲間を見つけてワクワクしない」
「……? マあ、ともカく、そノ【ブレガ・ラスナフォラ】を探シてみヨう。ムカデが花に集マったよウな、大きイ植物、ダな」

 少し待っていろ、と言い、フレドレカルはフラフラと闇の中に消えて行った。やっぱり見てる方が心配になる動きだが、あれで彼は元気なんだろうか……。
 うーむ、妖精のような体を持つ精霊なんて初めての存在過ぎてわかんないぞ。

 色々気になるが、今は大人しく待つしかないか……。
 二人と一匹でストーンサークルの中に取り残され、どうしようかと思ったのだが、その沈黙を嫌うようにブラックが「ねえねえ」と話しかけてきた。

「ツカサ君……本当にアイツ信用できると思う?」
「思う? って、今のところ疑うような要素なんてなくないか?」
「まあそうなんだけど……自分が得意とする領域に引き入れて何もしないってのは、どうも信じがたくてねえ」

 そう言われると不安になって来るが、しかし俺は特に疑念も無く言葉を返した。

「でも、アンタが警戒を解いてるんだから大丈夫なんじゃないの? 敵意もさっきも感じないなら、怒らせない限りは大丈夫だと思うけど」

 フレドレカルが現れた時、ブラックは明確に警戒し攻撃態勢を取っていた。
 だけど、今はいつの間にか剣の柄に触れず大人しく待っている。ということは、ブラックにとっては「敵対する存在ではない」ってことだろう。

 そう言うと、ブラックは何故か目を丸くして心外そうにしていた。
 ……もしかして無意識だったのかな?

 でもまあ、そういうカンって結構確かなモンだろ。
 特に、モンスターと戦う機会が多くて死と隣り合わせの冒険者なら、相手の気配や態度を読む能力に長けてるだろうし。と、当たり前のことを言ったのだが。

「ふぇ……ツカサ君が僕をもっと夢中にさせようとして来るぅ……」
「なに? なにが?」

 よく分からない事を言って、ブラックはふにゃふにゃと顔を嬉しそうに歪めると、どこの乙女かと言いたくなるような両手で自分の頬を覆うポーズをして見せる。
 なんだその仕草は。でも機嫌が良いことだけは分かるな……などと相手の姿を観察していると、ブラックは何故か急に元気になって軽いガッツポーズをして見せた。

「分かったよツカサ君、僕ツカサ君にもっと良い所見せちゃうからねえ! 手始めにどこかの巨大モンスター殺してお肉にしようか!」
「アンタの感情の振れ幅が怖いよ俺は」
「クゥ~」

 アッ、こら食いしん坊ペコたん、お肉と聴いてヨダレを垂らすのはやめなさい!
 大人しく座ってくれていて偉いが、それとこれとは別だぞ。ハンカチ代わりの布でヨダレを拭きながら、横から肩をガツガツひっつけてくる上機嫌なオッサンの攻撃に耐えていると、闇の中から再び彼が戻ってきた。

「名前ハ、よク知らナいが……こレか、コれか?」

 そう言いながら、茎を掴んで持って来た植物をテーブルのように大きい切り株に置く。
 何を持ってきてくれたんだろうと身を乗り出して……俺は思わず背筋にゾワッとしたものが走り、数センチ跳び上がってしまった。

「ぴゃっ」
「お、おい、なんだこれ片方動いてるんだが!?」

 さすがにブラックも驚いたようだが、無理もない。
 だ、だってフレドレカルが持って来た二つの草の片方は……半透明の足か突起のような物をシダ植物のように生やした、まるで植物でムカデを作ったような、不可解な物だったのだから。し、しかもなんかモゾモゾ動いてるしいいいい。

 こんなもんどう考えても驚くだろう普通!!

「っていうかこの動いてる植物の方、なんかツボっぽい物から出てるんですが!?」
「ン? こレ、違ッタか? ムカデと言ウかラ、てっキり肉を捕食スる植物モそうカと思っタのだガ……。ソウか、少シ違うカ……」
「あの、ちなみにこの怖い植物なんなんです……?」

 訊くと、フレドレカルは詳しく説明してくれた。

 彼曰く、このツボから緑のぶっとくてウネウネ動く茎が生えたような植物は、その茎に無数に生えた半透明の透き通る繊毛――見た目は色のないゼリーみたいに綺麗なのだが――で触れた動物などを絡め取り、まるでカメレオンの巻き舌のように丸まって即座にツボの中に引き入れて消化する植物なのだとか。

 えーと……しょ、食虫植物っていうか……食肉植物……?

 とんでもない植物を見せて貰ってしまったが、これでもモンスターとは違う存在らしい。
 フレドレカルが言うには「ツボの中の消化液が痛みを麻痺させる毒だから持って来た」とのことだったが、こんなエグい植物が生息するとは侮れない森だ。

 まあ、フレドレカルが言うには、自分の住処であるこの闇の空間の外には、こういう危険な毒草は野放しにせずちゃんと管理しているらしいが。
 ……野放しにはしてないとは言うけど、たまに散歩とかさせてるのかな。

 食肉植物なんだから、何も食べないと枯れちゃうだろうし……。
 植物を散歩させるというのもなんだか奇妙な話だが、この世界はファンタジーな世界なんだから、まあそういう事もあるんだろう。

 ともかく、食肉植物君は違うよ、と丁重にお断りをして、俺達は残ったもう片方を見た。

「おっ……こっちは見た目からして“ムカデノコガサ”っぽいな」

 マエルが言っていた通り、この毒草はとても特徴的な姿をしていた。
 植物は先端に花が寄り集まっており、その姿は強風で傘がひっくり返った形に似ている。逆円錐形のように固まって咲く花は、まるで花束みたいに小さな花が密集していた。

 茎に対してかなり大きいから、小さな動物なら名前の通りに傘に出来そうだ。
 けど、花の下……茎の部分にわさっと生えた葉はそれを許してくれなさそうだった。

 「ムカデの小傘」という名前に納得してしまうほど、密集している葉の群れ。
 かなりの枚数が重なっており、遠目から見たらドレスのように広がり膨らんでいるが、一つ一つを観察すると、確かにくるりと巻いたような小さな葉がムカデの足のように並んでおり、それらが寄り集まってふっくらとした外見を形作っていた。

 でも、ムカデって言うよりは毛がスカスカになった鳥の羽って感じだ。

 そうなるとこれが本当に【ブレガ・ラスナフォラ】か心配になるが……まあ、見た目で分かると言っていたから、たぶんこれで大丈夫だろう。

「こチらは、合っテいそウか?」
「はい、こっちっぽいです! じゃあ、葉っぱを複数枚貰っても……」
「全部持ッテいクとイイ。こノ毒草は、大人しイ子だ。花粉モ、汁モ、毒を巻キ散らサない。鉢に新鮮ナ土を入レて植エてヤれば、増えなイが、生き続ケる」

 毒草は生命力が強いので、水と年に半年の土の入れ替えで一年くらいなら生き続ける、とフレドレカルは説明してくれる。
 そんなに強いのかと驚いてしまったが、しかしそれだけあれば娼館を離れられないマエル達も助かるかもしれない。これは願っても無い幸運だな。

「ありがとう! こんなに良くして貰ったんなら何かお礼しなきゃな」
「まーたツカサ君は余計な気を回すぅ」
「気にスるな。良キ隣人にハ、幸運を齎セと言ウのガ、決マりだカラな」

 精霊にはそんな決まりもあるのか、それともこれは「姿を与えてくれた何者か」と交わした決まりなのか。少し迷ったけど、フレドレカルの厚意を無にするのも悪いと思ったので、とりあえず俺は【ブレガ・ラスナフォラ】の根っこを濡れた布で包み、枯れないようにした。

 とはいえ……やっぱりここまで良くして貰ってるのに悪いよな。
 それに、なにより……。

「…………あの、つかぬ事を聞くんですが……ご飯ちゃんと食べれてます……?」
「ン?」

 そう。気になる。
 やっぱりこう、ゲッソリして不健康そうなのが気になるのだ……っ。

 精霊に年齢なんて関係ないと思うけど、でも年恰好からしてブラックと近いし屋根も無い所で一人で住んでいるなら、もしかするとあまり食事に気を使ってないからこういう風に健康が損なわれているのかも知れないし……そう思ったらつい口から出ちゃったんだよ。

 だってさ、ブラックとロクショウも移動している時は干し肉とかだったし……。もしかしたら、オッサンになると食事がおろそかになるのかも知れないじゃないか。

 いや、料理好きな人もいるんだろうけど、俺の横に例が一人いるせいで、なんだか妙に気になってしまうのだ。……まあ、その……フレドレカルがちょっとだけブラックとか、俺の知る人に似ているせいもあるんだけど……。

 と、ともかく気になっちゃったんだよ!
 その二人とも全然食事に気を使ってなかったし!!

「ゴハン?」
「食べ物をきちんと食べてるかだってさ」

 精霊に「ごはん」は通じないと思ったのか、ブラックが別の言葉にしてくれる。
 フレドレカルは理解してくれたのか、しかしそれでも腕を組んで首を傾げた。

「食べル、か。フム……確カに、ココは【アニマ】が少なイのデ、植物カラ摂取すルが……別に不満ハ無いナ。一日数回、ココにアるキノコを、食ベテいル」
「この毒っぽいキノコを!?」
「ウム……確カ、ヒトでモ、食べラれるト聞いタが……毒がアルのデ、排出に苦労スる」
「なんてもん食ってんの!!」

 思わず素っ頓狂な声を出してしまったが、しかし良く考えたらここは【毒呑みの森】だ。
 普通の植物は生えない毒草ばかりの森なのだ。そんな場所を守護するのだから、そりゃ食べるものは毒草しかないよな……。

「毒を食べても大丈夫なのか……?」
「自然物ダから、問題ナイ。こうシて食べレば、少量ダが【アニマ】を摂取デキる」

 そう言いながら、フレドレカルはストーンサークルの中に無数に生えている茶色に赤色の斑点が毒々しいキノコをもぐと、何の動揺も無くむしゃむしゃと食べ始めた。

「う、ううう……」

 確か【アニマ】ってのは“大地の気”の別の名前だ。
 昔使われていた言い方だとキュウマが教えてくれたが、思い出している場合ではない。
 毒キノコを、ナマで食べて、それが恐らく数百年続いているなんて……っ。

「ツカサ君、ツカサくーん?」
「クゥ~?」
「だめだ、ツカサ君のおせっかいが極限に達したっぽい」
「クふ~」

 何か言われている気がするが、今は気にしている場合ではない。
 俺は耐え切れずフレドレカルにずんずん近付くと、その大きな鼻の向こうにある不健康そうな落ち窪んだ目を見上げた。

「アンタ、普通の……人族が食べるご飯とか、毒のないモノが食べれる!?」
「エッ? あ、アァ、妖精が食べラレるモノなら……」
「よーし分かった!!」

 じゃあもう人族と一緒の物が食べられるってワケだな!
 よかろう、だったら【アノ村】を出発する前に俺が何とかしてやろうじゃないか。

 こんな場所で一人で守護者をやっている真面目な精霊なのだ、きっと、俺が以前出会った泉に住む妖精さんであるアグネスさんのように、約束を大事に守っているに違いない。
 こういう妖精さん達は真面目だからこそ、森の外へ散歩に行ったりしないのだ。

 そんな律儀で礼儀正しい妖精が、こんな食事をしているなんて……。
 許せないっ、俺は許せんぞ!

 ここは久しぶりに俺の【黒曜の使者】の力を使う時だな。
 よーし、任せておけ。ここを暗闇の素敵空間に仰天チェンジさせてやるからな!!

「……まーたツカサ君が暴走してるよ。まったく、よくやるよねえ」
「クゥ~?」

 こらっ、そこのオッサン。ペコリアに変な問いかけをするんじゃありません。
 って言うか、元はと言えばアンタがロクでもない食事してたのがいけないんだからな。俺は婆ちゃんに鍛えられて、ご飯は三食食べなさいと教えられているのだ。

 依頼の品を用意してくれた恩人に、お礼もせずに出発するわけにはいかない。
 俺達が旅立ってもフレドレカルが満足に食べられるように、なんとかしてやるんだからな!










※めちゃめちゃ遅れてすみません_| ̄|○
 昨日はずーっと3D酔いみたいになってました…
 明日は深夜になろうとも…!という感じなので
 よろしくおねがいします!
 いつも応援ありがとうございますです…!。゚(゚´ω`゚)゚。 

 
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