異世界日帰り漫遊記!

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酔現嫌夢サプロアリコン、束の間揺蕩う憩いの村編

  毒じゃないけど毒っぽい2

 
 
「つっ、ツカサ君それなにその木なにっ!?」
「何って……アワマミレの木だよ」
「……やハり、コれは毒ジャなイのか……?」

 ああっ、ブラックのみならずフレドレカルもドンビキしている。
 でも種苗しゅびょう屋さんに訊いたらこの樹が一番いいって言ってたから仕方ないんだよ。
 ……とは言え、確かにこの状態を見たら毒のある植物なんじゃないかと思われても無理はないと思う。

 だって、この果樹は……枝の先じゃなくて、幹に直接、果実がみのる木だったんだから。

「毒じゃない、じゃないんだけど……確かにこれはちょっとエグいな……」

 コレにそっくりの植物が俺の世界にもあるんだよな。
 確か、ジャボチカバって名前だったか……ごく普通の木にみえるんだけど、実はその幹に綿のような白い花が咲くうえに、その花が散った後には黒い風船みたいな果実がボコボコと実り、それはもうなんというか、風船の群れに寄生されたように見えるのだ。

 つまり、みのりが多ければ多いほど木の幹が大小さまざまな黒い球体がくっついた状態になるということで……集合体恐怖症の人にはちょっと厳しいかも知れない。

 まあともかく、このアワマミレの木も似たようなものなのだ。

 ――と言っても、ここまでは俺の想像と種苗しゅびょう屋さんの「そんな植物らしいよ」というフンワリした情報しかなかったので、ここまで似ているとは思わなかった。
 ただ、こっちはブドウのような黒い球体ではなくピンクの不可解な球体なんだけども。

 …………まあ、確かに……ちょっと毒っぽく見えるかもな……。

「毒デはナイ……アア、分かル。そレ以上に……が満チてイるノを感ジる……!」

 フレドレカルは何かに気が付いたのか、アワマミレの木に近付いた。
 アニマ――“大地の気”を表す古い時代の単語を呟きながら、フレドレカルは淡く光る赤い瞳を一層輝かせて、ふらふらと近付いて行く。

 彼の言う通り、大樹は一見して明らかに普通とは違っていた。
 【アワマミレの木】は、まるで作り物のようなピンクの色をした果実を幹にみのらせ、闇空間の中で淡く金色に光っているのだ。
 “大地の気”って、夜に湧いてくるもの以外は目を凝らして見ないと普通は視認できないんだが、こんなにハッキリ見えるなんて驚きだな。

 もしかして、この謎の闇空間が作用しているんだろうか?

 まあそれはともかく、なんだか神秘的な光景だ。
 周囲には明かりの球が下がる木々に、ぼんやりと全体が発光している大樹……うーん、何だか夜のファンタジーな感じ。

 これでついでにストーンサークルとキノコまで光れば完璧だな。

 あまりに光り過ぎて果実まで薄ら内部が光っているが、まあこれはこれでいいかも。

「クゥ~!」
「あっ、こらペコリア!」

 視界の端から跳んできた薄桃色の体に思わず叫ぶ。
 しまった、今日はあの子……食いしん坊ペコリアも連れて来ていたんだった。

 だが叫んでももう遅い。昨日から森に行きたい行きたいとダダをこねていただけあって、ペコリアはブラックの横から飛び出したかと思うと、目にもとまらぬ速さで一番近い果実に齧りついたのだ。

 こ、こらこらペコリア、お行儀が悪いぞ!
 しかも人に贈ったものに食らいつくなんて……。

 これはダメだ。可愛いとはいえ、保護者としてしっかり注意しなければ。
 そう思い俺も慌てて近付いたのだが……当の本人、いや本ペコは、初めて見る果実の味に感動して目を輝かせていた。くっ……くぅう……ッ、お口を果汁まみれにして……っ、こんなっ、こんなにお行儀悪……可愛い……いや怒らねば……可愛い……っ!

「ツカサ君、顔が喜んでるんだか怒ってるかわかんない気持ち悪い顔になってるよ……やめなよそれ……。あとちゃんと叱った方がいいよ」
「ぐうっ」

 気持ち悪い顔は余計だが、叱りなさいはその通りなのでなにも言えない。
 怒ると嫌われそうなので怖いが、それでは示しがつかない。

 守護獣の召喚者としてしっかりダメなことはダメだと教えてあげないとな……!

 いつの間にか隣にいたブラックに「まあ見ててくれ」と掌を向けると、俺はほっぺを膨らませてもしゃもしゃしているペコリアを抱き上げ、顔を凛々しくすると世の中の厳しさを教えた。

「こらっ、勝手に人の物を食べちゃダメだぞっ! めっ!」
「……それは叱った事になってるのかな?」
「クゥ~……」

 ペコたんがお耳をへちょ……ってさせて反省してるからヨシ!!
 あとごめんなさいペコたんは可愛いので俺にヨシ!!

「ワッ……き、木の実ガ……ッ」

 驚くフレドレカルの声が聞こえる。おっとどうしたのかな。

「ツカサ君?」

 低い声で訝しむブラックを意図的に無視しつつ、声が放られた方を見やる。
 彼の視線の先には、先程ペコリアが採ってしまった木の実の痕が在ったのだが――――どうやら、再生したらしい。
 その様子を見てブラックが「あ」と小さな声を漏らした。

「ツカサ君、もしかして【黒曜の使者】の力を使ったの?」
「お、分かった?」

 軽く言うと、ブラックは口をへの字に曲げて少し拗ねたように答えた。

「何度も見てるもん、ツカサ君が使者の力を使って生やした植物って、大体こんな風にずっと青々としてるし木の実も取ったそばから再生するでしょ。カンランの実とかそうだったし」

 何故か呆れたような口調のような気がするが、まあその通りだ。
 俺がチート能力の【黒曜の使者】の力で育てた植物は、大体がこういう風にずっと大地の気に満ち溢れていて木の実も成り続ける、とんでもないチート植物になってしまう。

 カンランの実の果樹園なんかその典型で、俺がチートを使ったためにカンランの実がみのりにみのり続け、だからこそ今もマーサ爺ちゃんとリオルに管理して貰っているのである。
 あの時に「ホイホイ【黒曜の使者】を使うもんじゃないな」と思ったので、今までは迂闊に能力を使わないよう気を付けていたのだが……まあ、この場所なら良いかと思ってな。

 だって、フレドレカルの闇空間では普通の植物は育たないだろうし、ここには招かれた存在しか来ることが出来ないだろうし。そもそも、毒呑みの森に人が来ることは少ない。
 なのでちょっとくらいチートを使ってもいいんじゃないかと思ったのである。

 その狙い通り、俺が買ってきた【アワマミレの木】は大地の気をたっぷり湛えた“普通以上に栄養が在りそうな巨樹”になってしまったのだが……ちょっとやりすぎたかな。

「この調子で畑も作ったら、変な野菜とか出来ちゃうかな……。まあでもいいか」
「何でそうキミは変な方向に思い切りがいいの」

 ジト目でこっち見るのやめて下さい。
 いやでも無限に野菜が生えてくるなんて、めちゃめちゃ嬉しい畑じゃん?

 俺の世界だと夢物語だけど、実現できるとしたらやらない選択肢はないし、こういう場所に住んでいる人は確実に助かるじゃんか。
 俺はフレドレカルに健康的な生活を送って欲しいのだ。彼が普通の食事も食べられるうえに、そもそも主食は“大地の気”なら、毒のない食べ物を食べた方が良いだろう。

 だから、ここでならチートしちゃってもいいかと思ったのだよ俺も。
 人助けにもなって、俺もまあ……久しぶりにこういう方向で【黒曜の使者】を使って、いざって時に使うリハビリにもなったろうし……良いことづくめのはず!

 体調も悪くなっていないから、これは何も怒られる心配はないだろう。
 まさに三方よしで完璧な案だな、と胸を張ってみせるが、ブラックは微妙な顔だ。

 むむ……もしかして、まだ俺の体が悪くならないか心配してるのか?
 でも、ここ数日は食べ物もしっかり食べたしぐっすり眠れてるし、回復してると思うんだけどな。それに、最近感じる「黒曜の使者の力を使う時に感じる激痛」も感じなかったし。

 ……たぶん、植物を育ててチート植物にする程度なら大丈夫なんじゃないのかな。

 だから心配はいらないよ、とブラックを見上げたのだが、相手は納得していないのか俺にムッとした顔を向けていたが――――本当に俺に異変が無い事を確認したのか、少しホッとしたような顔をして不承不承と言った様子で頷いた。

「まあ、ツカサ君が大丈夫ならいいけど……」

 …………あ、本当に俺が無茶してないかと思って怒ってただけなのか……?
 最近ずっと【黒曜の使者】の力を使ったら俺が痛がってたり体力を消耗したりしてたから、それを気にして……?

「………………」
「ツカサ君?」
「う……な、なんでもない……」

 俺が考えなしに無茶するから怒ってたんじゃなくて、体調を悪くしかねないから怒ってたんだとしたら、なんか恥ずかしくてブラックの顔を見られなくなってくるんだが。
 ……だ、だって、なんかそういうのくすぐったくて……。うう……。

「つカサ、オれも食べテみて、イイか?」
「あっ、えっ!? あっ、う、うん、食べて食べて!」

 うおおびっくりした。い、いかんいかん、今はブラックの事を考えてる場合ではない。
 フレドレカルのために成長させたんだから、しっかり食べて貰ってコレで大丈夫なのか確認しないとな。是非食べて欲しいと返すと、相手はヤマネコ耳をぴこぴこと嬉しそうに動かしながら、自分に近い実を一つもぎ取ると――じっと見つめてから、大きく口を開けた。

 その口の奥に、牙が見える。
 しゃく、と小気味いい音がした途端、ヤマネコ耳が細かく震えた。

「ッ……!! ン……うマ……っ! ナ、なンだコレは……一齧りデも、こンなニ、チカラが、溢レて……!」

 一齧りしただけで、フレドレカルの体を金色の光が包み込む。
 光は一瞬で消えてしまったものの、それでも彼にはいつも以上の栄養が感じられたようで、慌ててこちらを振り返ると興奮を隠しもせず嬉しそうに口を開いた。

「こレは美味いっ、美味いぞ! コんな食べ物ガあるなんて……!!」

 あれっ、さっきよりちょっと口調が人間っぽくなってる。
 もしかして、フレドレカルも大地の気をたっぷり食べられたら人間らしくなるのかな?

 まあなんにせよ喜んで貰えてよかったよ。
 俺の腕の中で食いしん坊ペコたんがもう一口食べたそうにヨダレの滝を流しているが、何とか抑え込みつつ俺も笑顔で返した。

「喜んで貰えてよかったよ! でもまだこれからだぜ。野菜とか他の食材も持って来たし、キノコの美味しい調理法とかも今から教えるから、もっと色々美味しい物を食べられるようになるぞ!」

 ここで終わるには早い、とフレドレカルに説明すると、相手は感動したかのように耳をふるふると小刻みに震わせながら、興奮に馬の尻尾をぶんぶんと振っている。
 こういう所は……なんだかクロウみたいで、やっぱりちょっと可愛く思えちゃうな。
 思わず和んでしまった俺に、フレドレカルは両手を組み合わせ祈るように感謝してきた。

「ありガとう、つカサ……お前は、オれにとって特別だ……!」
「なにぃ……?」

 フレドレカルの言葉に、ブラックの菫色の瞳が殺意に煌めく。
 だああ、やめろやめろ、そう言う意味じゃないってば!!

「ただの感謝の言葉だってば! でも特別って……」

 まるで、そうではない存在がいるかのようだ。
 「特別」って……普通、特別じゃない人が他にたくさんいるからこそ、出てくる言葉だよな。フレドレカルはこの場所で一人で暮しているのに、そんな人間がいたのだろうか。

 セリフの違和感に気付いて目を瞬かせると、俺の疑問に気が付いたのかフレドレカルはハッとして、なんだか笑みとも苦笑ともつかない顔で口を歪めた。

「……昔の話ダ。オれが、ここを任されル、ずっとずっと前の……」

 そう言う相手は、なんだか寂しそうにも見える。
 何故そんな顔をするんだろうかと心配になった俺に、相手は頭を掻いた。

「つまらナイ話ダ。……つカサの話ヲ聴きながら、その間に間に語るので良けれバ……軽ク話そう」

 もしかして、フレドレカルがどうしてこの森を守っているのか、何故沼の淀みの傍に住んでいた精霊が妖精の姿を得て守護者になったのか、その経緯も詳しく教えて貰えるのだろうか。
 俺とブラックは顔を見合わせると、「聴いてみたい」という気持ちを一致させて再び相手の方を見て同時に頷いたのだった。











※【アワマミレの木】
 別名「バブルベリー」「子群れ木」「血玉の木」
 こちらではベーマス大陸や東の島国の一つであるチェンホンに生息している。
 枝が左右互い違いに伸び葉を上の方で繁らせる。一見して普通の樹木だが、
 花と果実は幹から生じることがほとんどで、枝から出る果実は少ない。
 味は果実の色によって異なり、ピンクがイチゴっぽい桃であり、その他の一例として
 明るい紫色がリンゴ風味のブドウのように何かしらの果実が混じった味がする。
 かなり甘く美味である反面、アワマミレの木は密林の特に植物が茂る湿度が高い
 場所に生息しており発見が困難である。
 しかも、群れることなくそれぞれかなり離れた距離にあるため貴重。
 そのうえ、【ホーネンモス】と呼ばれる蛾のモンスターが果実の水分を吸いに現れ、
 攻撃性が低いそのモスを捕食しようと現れるモンスターが寄ってくるため
 気を付けて採取しなければ命を落とす。これを由来として「血を吸い玉となす木」と
 呼ばれることもあり、木が生息する国では恐ろしい民話が複数存在している。
 とはいえ美味であるため高級な果実として人気が在り、王族は勿論庶民も
 滋養が有る「子群れ木の実」を大枚はたいて病人に食べさせることもある。

 効果は気力回復・鎮痛作用・軽度の酩酊状態付与・怪我の悪化止め等。

 
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