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神殿都市アーゲイア、甲花捧ぐは寂睡の使徒編
8.夢と現実1
◆
白い場所を、歩いている。
……いや、ただ白いワケじゃ無い。
見上げても先が見えない巨大な柱が、ずっとずっと先まで幾つも並んでいる。その巨大な柱には綺麗な紋様が隙間無く彫り込まれていて、ああここは神殿か何かなんだとぼんやり思った。
神殿。そうか、だからこんなに静かなんだな。
記憶の中に有る朽ち果てた神殿は、すべて静かだった。だから、この白いばかりの神殿もそれで正しいのだとぼんやり感じた。
――――なんだか、夢のようだ。いや、夢なのかな。
考えて、自分が裸足であることに気付く。そのせいで床石の冷たい感触が伝わって来るし、少し肌寒い。そう言えば、服もベッドに入ったままの服装だ。いつもの半袖シャツ一枚、トランクスみたいな粗末な下着一枚で、外に出る格好じゃない。
こんな姿だってことは……ほんとに夢なのかな。夢ならまあ良いか。
そう結論付けた俺は、音一つしない神殿の中を歩いて行く。
やがて、薄暗いばかりだった先の風景が薄らと明るくなってきて……扉が現れた。
ああそうか、今日は地下遺跡に潜ったからこんな夢を見ているんだな。
そんな事を思いながらも手は勝手に扉を開いて、中に入る。すんなりと侵入できた事に妙な違和感を覚えたが、歩みは止まらない。
今日見たはずの祭壇の間に足を踏み入れると……そこには、紫の花畑など無く……巨大な黒い塊が芋虫のように蠢いていた。
…………なんだろう。動いていると言う事は、生きてるってことなのかな。
一歩足を踏み出し、近付いてみる。
すると――目の前の塊が、ほんの掌くらいに開いた。その開いた物は、目だ。
紫色の瞳をした何かが、じっとこちらを見つめている。
なんだか俺の大事な人を思い起こさせるような目だ。もう一歩近付く。
すると、なんとその黒い塊は何十もの目を次々に開き俺を凝視したではないか。
「……!!」
思わず驚いて尻餅をついたが、声が出ない。何故だろう。夢の中だからか。
だが、相手は待ってくれない。まるでゼリーの塊のように形のないその何かは、俺に幾つもの目を向けたまま、ずるずると近寄って来た。
明らかに人間ではない。モンスターと言うか、これは……おばけだ。
おばけは嫌だ、絶対に怖いし近付きたくない。何をされるか解らないから。
でも、俺の体は何故かそこから動けない。どれだけ頑張って逃げようとしても、体は尻餅をついて相手を凝視した状態から全く動かなかった。
怖い。段々と恐れが強くなってきて、息が浅くなってくる。黒い塊を覆う程の無数の目に見つめられながら近付かれるだけで、歯が鳴って目から何か滲みそうだった。
だけど、相手はあまりにも遅くて。
その紫色の瞳で俺を見つめながら、ずりずりと這いずって来るだけで……何だか、急に恐怖が薄れて来てしまった。
「…………」
そういえば、その瞳には敵意や凄まじい気配を感じられない。
相手はただこちらに来ようとしているだけで、殺気のような物は無かった。
……それに、なんだか……その瞳の色だけでなく、無数の目が訴えかけてくる何かは、俺に対しての敵意ではないような気がして……。
「…………だいじょうぶ……?」
手が、自由に動く。
無意識に伸ばした手に、相手が大きな塊を突きだしてきた。
無数の目がついた腕だ。けれど、それも不思議と怖いような気がしない。自分の腕に黒い何かが撒き付いても、殺されるとは感じなかった。
だって、その紫色の瞳をした目の群れは、互い違いに動きながら俺の事を恐る恐る観察するように、頼りなげに動いていたから。
……怖がってるのかな?
急にそんな気になって、さっきまで怖がっていたくせに「怖くないよ」と言って、自分の腕に巻き付いた黒い塊に左手を近付けてみる。すると、相手はビクリと動いて手の陰が出来た部分の目を閉じた。
その部分を、目や瞼に負担が掛からないように優しく撫でてやる。
睫毛も眉毛も無い、人間の皮膚よりも少し硬い皮膚と瞼。
黒い塊のはずなのに、無意識に「人間の肌の色とは違うんだろうな」と言うような事をぼんやり思った。そんな俺を残りの目がじっと見つめて、次々に瞬きをする。
そして――――何故か、泣きだしたではないか。
「え……」
泣いてるって……なんで。痛かったのかな。
心配になって黒い塊を確かめたが、無数の目は見開いたり閉じたりしながら、涙をぼろぼろと流している。やがてその塊はどろどろと溶けてしまった。
「…………なんだったんだ……?」
よく解らなくて、周囲を見渡し、不意に真正面を見る。
そこには巨大な壁を染め上げた壮大な壁画が描かれていて、褪せた色になりつつも「ここで起こった過去の戦い」を今の時代に伝え続けていた。
「…………あ……そっか……」
何でこの夢を見たのか、わかった。
……俺は、ネストルさんから聞いたんだ。
遥か昔のエーリス領は、【アーゴス】という百眼の巨人が支配している土地で……その恐ろしい怪物を英雄【エルメ】が打ち倒しこの地の人々を救ったという伝説を。
「…………はへ……」
間抜けな声を出した自分に気付いて、目を開ける。
だらしなく口を開けて寝こけていたらしく、俺は拳で口を拭いながら、視界を覆う白い天井をしばしボーッと眺めた。
どこだっけココ。……あ、そうだ、ここは領主の館だ。
ネストルさんと話をした後、俺達は豪華な夕食を御馳走になって部屋まで与えて貰ったんだっけ。そんで、今日は疲れてるからとりあえず休もうって事になって、俺は部屋の柔らかいベッドでごろごろしてて、そしたらいつの間にか……。
「んぁあ……うかしゃくぅ……どしらのぉ……」
…………いつのまにか一人で寝たはず、なんだけどなあ……。
なのに何故、俺を抱き締めているぶっとい腕があるんだろう。
なんで首筋にオッサンくさい息が吹きかかって来るんだろうか。不思議だなあ。
俺、厳重に鍵をかけてたはずなんだけどなあ。
でも鍵なんて無駄なんだよな……隣でムニャムニャしているオッサンは、炎属性と金属性という二つの属性を持つ特殊な曜術師なんだから……。
金の曜術が使えたら、鍵なんて最早あっても無意味だからなぁ。ああ。
「つかしゃくぅ……まだ寝へよぉよぉ……」
「うるしゃい……」
寝起きで口が回ってくれないのが腹立たしい。
重たい頭で必死に起き上がろうとしたが、その前に抱き着いていた腕に引っ張られブラックの腕の中に捕えられてしまった。だあっちくしょうやめんか!
「ううんつかしゃくぅん……」
「おきっ……起きる……っ、離れろばかぁ」
「どしたの……なんかへんな夢みたのぉ……」
起きると言ったら、ブラックはそのまま俺を抱いて起き上がりやがる。
そう言う意味じゃ無かったんだが、例によって俺は動けない。諦めて頭をボリボリと掻いていると、ブラックはうねり散らかった長い赤髪を俺の肩に乗せながら、頭に頬を擦りつけて来た。無精髭が伸びすぎていつも以上にチクチクする。
やめろと頭を避けて手で頬を押し退けると、髪を降ろしていたブラックが眠そうな目をショボショボさせながら俺を見つめて来た。
その目は、いつも通りの宝石みたいな菫色の瞳で。
……菫色……紫……そう言えば、夢で見た変な黒いのも紫色だったなぁ……。
「ツカサ君?」
「あ、えっと……なんか、昨日ネストルさんと話してたら変な夢みてさ」
髪を解いているせいか顔に長い髪が掛かっていて、ブラックの顔があまりよく見えない。うざったいので前髪と分けて掻き分けてやると、面白くなさそうに口を曲げて目を細めた顔が現れた。
何がそんなにつまらないのかと見上げると、ブラックは口を尖らせた。
「どーせ巨人の怖い夢とかなんでしょ」
「……な、なんでわかった」
「だってツカサ君、急にビクッてしたりしてたし、恐る恐る何かに触るっぽい顔してたんだもん」
「はぁ!? みっ、見てたのか!?」
っていうかどの辺からベッドに忍び込んでたんだよお前は。
変な事してないだろうなと睨むが、ブラックは俺の威嚇なんかどこ吹く風で体をグッと押し付けて来た。息が荒い。な、なんか嫌な予感がする。
見上げたブラックは、眉根を寄せて困ったような切なげな顔をしてみせた。
「そりゃ見てたよ。だって、ツカサ君が横でえっちな吐息をハァハァ漏らしてるんだよ? 誰だってすぐに気付くでしょそんなの! おかげで僕、朝からこんなに元気になっちゃって……」
「ひいっ!?」
しっ、尻になんか当たって来た!!
いやもう、何かってもうアレに決まってるけど、あんたオッサンのくせして朝勃ちするってどんだけ元気なんだよやめてくれよ、俺より元気って何なんだよお前!
「ねぇ、ツカサ君……一回で良いからセックスしよぉ……僕、隣でツカサ君の可愛い吐息を聞いてたら、我慢出来なくなっちゃったんだよ……ねぇ……」
「うわっ、ぁ、だ、だめっ、ダメだってば……!」
「ダメ? ツカサ君も可愛い声出してるのにダメなの……? ツカサ君だってココに僕のペニス欲しいよね、だってツカサ君も数日ご無沙汰だったんだもん。……ね?」
「ね?」じゃねえええええよ!!
確かに俺は三日ほど故郷に居たし、合算すると結構な時間アンタと寝てないけど、そんなのいつもの事じゃ無いか。つーか普通そんくらいじゃないのか。
なのになんでコイツは毎日毎日えっちして来ようとするんだよ。これだけは本当に理解が出来ない。男女のカップルだってそんなにヤりまくらないだろうに。
……そ、そりゃ、俺だって、ブラックの事……好き、だし……恋人で、こっ、婚約とかもしちゃったし、別にえっちな事だって本当は嫌とかじゃないんだけど。
でもさ、恋人とかって、その……健全なイチャイチャの方が多いって思ってたし、男同士のそういう事は正直まだ心情的に慣れないっていうか……。
「ねえツカサ君……」
「う、あ……朝からはちょっと……っ、その……し、支度とかあるし……」
すぐ傍にあるブラックの顔を見ていると、また頬が勝手に熱くなりそうで、必死に視線をそらす。そんな俺に抗議するためか、ブラックは俺を抱き締めたままベッドに寝転がり、解りやすく頬を膨らませて見せた。まるで子供みたいだけど、やっているのは無精髭が濃くなってるどうしようもない中年だ。
でも、至近距離で顔を近付けられると、熱が上がってどうしようもなかった。
「ツカサ君のケチ。婚約者の可愛い頼みくらい聞いてくれたっていいのに」
「だっ……誰が可愛いだ誰が!」
「僕。だってツカサ君、僕のこと好きでしょ? 今だって顔赤いもんね」
「っ……!」
何を言う、と、言いたかったんだけど、声が出てこない。
そんな俺を見て、さっきまで不満げにしていたブラックはニマニマと笑い出した。
「ほら~。んもう可愛いなあ、だからツカサ君好きっ」
「ばっ、ばっか」
「ね~お願いっ。一回だけ! ねっ」
「だ、だから朝はダメだって……っ」
もう拗ねたり笑ったり忙し過ぎて俺がついていけない。
顔が熱いせいか表情筋が痛くなってきて、耐えられずにブラックの顔を手で覆うと、相手は「むぅ」とわざとらしく唸りながら俺の掌に吸い付いて来た。
「わっ、わっ」
「このままだと僕、勃起したまま外に出る事になっちゃうよ?」
「そ……そんなの時間かけて収めるか自分で処理しろって……」
「ふーんツカサ君、恋人にそんなこと言うんだぁ。ふーん?」
そんな事を言いながら、ブラックは俺の手を引き剥がす。
結局、腕力も体力も相手には敵わない。でも拒否した手前自分から折れる事なんて出来なくて、ブラックがどう出るのか窺っていると……。
「じゃあ、勝手に処理させて貰うね!」
なんとブラックはニッコリ笑って、俺の体を解放したのだ。
それから、さっさとベッドを出てトイレに行ってしまった。
「…………な、なんだったんだ……」
……気を悪くしたかな。いやでも言うことを聞いてくれなかったのはアイツだし。
そもそも俺達はここに依頼で来てるんだし、他人の家でえっちな事をしてる場合じゃないだろう。俺の方が正しい……よな……?
しかし、素直に処理しに行ったあの態度は気にかかる。
マジで怒ってたらどうしようと不安も湧いたけど……その前に、何かよからぬ事を企んでいるんじゃないかと勘ぐってしまう。
だって、これまでブラックは俺に散々「お仕置き」と称してド変態な行為をやってきたオッサンだぞ。こうも素直に退いたらそう考えるのも仕方ないじゃないか。
でも、本当にへそを曲げたのなら……どうするかな……。
それも考えられるんだよな、アイツ子供みたいに拗ねるし。
「うーん……。まあ、なるようにしかならないか……」
考えたって仕方ない。
溜息を吐いて、俺はポリポリと頭を掻いた。
「……それにしても、巨人の夢か……アレは本当に巨人だったのかな」
ネストルさんから聞いた話は、そりゃ結構ショッキングだったんだけど……でも、内容はこの【アーゲイア】の街の伝説より、ネストルさん達が今どんな状況に置かれているのかって話の方が主題だったしなあ。
「えっと、何を話したんだっけ……」
俺は改めて昨日の事を振り返りながら、朝の支度をする為にベッドを降りた。
→
※イチャイチャさせたら本題が入らなかった
ちょっと遅れてしまって申し訳ないです…(;´Д`)
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