異世界日帰り漫遊記!

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海洞都市シムロ、海だ!修行だ!スリラーだ!編

28.好かれたい人に限って好かれにくい

 
 
 ――――どのくらい時間が経っただろうか。

 一時間、それとも二時間か、長いのか短いのかすら解らないが、とにかく体感ではかなり長い間、俺達は砂煙の壁に囲まれて【コープス】達を相手に戦っていた。
 思えばこんなに長い時間戦った事など無かったかもしれない。

 いや、本当の所は十分じゅっぷんも経過してないのかも知れないが、それでも俺は今まで以上の緊張と疲労に頭がクラクラし始めてしまっていた。

 だって、オッサン達がものすごい縦横無尽に動くから……っ。

「はぁっ、はっ……はぁっ、はぁ……はぁっ……」

 目の前で赤だか黒だかの色が元気に四方八方飛び回っている。
 たぶんブラックとクロウなんだろうけど、俺の目は二人を認識できない。なんなら、周囲のコープス達も青紫色のかたまりにしか見えなくなってしまっていた。

 これは、アレだ。もう集中するほどの体力がなくなってしまったんだ。
 曜術ってのは、集中イメージ制御……等々で、かなり頭を使う。頭の処理能力を、全部曜術に向けなきゃいけないのである。そんな大変な行為をぶっ通しで続けたら、当然ながら頭はいっぱいいっぱいになって、ヒートアップしてしまう。そのせいで、俺は頭が働かなくなってしまったのだ。

 ゲームで見るMP……メンタルとかマジックだとかのポイントって、ゼロになっても死にはしない風潮だけど、実際にゼロになってみるとこんな風になるんだよな……。
 何か前にもなったような気がするが、忘れてたぶん余計にズンと来てつらい。
 魔法は基本的に精神やイメージの賜物っていうのがよく解るよ……ああキツい。

「も、もうだめ……」

 頭がクラクラしてしまいひざをつくと、俺のそばでコープスを牽制けんせいしてさばいてくれていたペコリア達が心配そうに駆け寄って来てくれた。うう、ごめんよぉ。

「クゥッ」
「クゥウ?」
「クゥックゥウッ」
「ありがとう、だ、大丈夫……。ちょっと疲れただけだから……」

 意識を失うほどの疲労ではないが、これなら【黒曜の使者】の力を使った時の方がよっぽど心地いいかも知れない。だってアレは、体に負荷がかかりすぎるのか一瞬で気絶して、あとは倦怠感と体の麻痺が残るだけだもんな……。

 それより、こっちのが何倍もキツいよ。だって頭がすげえ気持ち悪いんだもん。
 熱あるし集中できないし視界もぼやけるし、おまけに船酔いしたみたいでキツい。
 世の魔術師達はこんなキツい精神疲労をくらってるんだと思うと、俺は同情を禁じ得なかった。ううぅ、ごめんよ、今度からゲームではゼロにしないようにするよぉ。

「あれっ、ツカサ君もうダメなの? んもー、だらしないなぁ……戦い始めてから、まだ一刻も経ってないのに……」
「ムゥ……鍛錬が足らんな」

 あっ、なんか赤いのと黒いのが近付いて来る。ちくしょうオッサンどもか。
 言いたい放題言いやがって。だらしないって、初心者に無茶を言うんじゃないよまったくもう。どうせ、自分達がもっと戦いたいから言ってるんだぜこういうの。

 まあでも、一時間も経ってないって事は……やっぱ俺の修行不足だよな……。
 結局のところ、あの後一度か二度くらいしか二人にコープスを上手く回せなかったし、他は右往左往してばっかりだったしな……低レベルだと思われるのは、甘んじて受け入れなければならないか……。

 にしても、なんでオッサン達は全然疲れてないんだ。
 もともと体力が違い過ぎるってのは解るけど、超人過ぎやしないかオイ。

「お前らちょっと……うわ、なに、目の前で何かぶんぶんすんなあ」

 なにこれ、上下になんか振られてるんだけど。
 えっと、えっとこれは、う……腕……?

「ん~……ああダメだこりゃ、ツカサ君完全に集中力切れちゃってるね」
「ツカサ。おおい」

 なんか腕が引き上げられてるんだけど、なんかもうだるい。
 たぶん、クロウかな。おい、ブラブラさせんのやめろ下さい。ああもう、頭がうずくような気持ち悪さに揺れていて、今は何も考えたくない。

「しょーがないなぁ、今日は戻るか」
「戦い足りんぞ」
「知るかクソ熊。僕だって我慢してんだから文句言うな。ほら、ツカサ君帰るよ」
「あうう」

 なんか小競り合いが起こったような気もするけど、収まったんだろうか。ぼんやりそう思っていると、前から手が伸びて来て体がひったくられた。
 今度はブラックに抱き上げられたのかね……うう、情けない……。

 でも、初日だから仕方ないよな。
 こういうのって、修行し続ければマジックポイントが増えてって、どんどん耐えられるようになるモンなんだよな……?
 もしそうじゃ無かったらつらいぞ。慣れるしかないってことじゃん。

 ぐうう……分かっちゃいたけど、こんな事になるなら精神疲労に効く薬でも調べて作っておけばよかった。この状況はキツすぎる。
 師匠が回復薬をたくさん作っておけって言ってたから作ったけど、これじゃあ必要なのは別の薬だよ。まさかアレも俺を納得させるためのウソだったのか。
 調合の腕が鈍らないように、わざわざあんなに大量に作らせて……。
 う、うぐぐ……師匠ならやりかねん。

「う゛う゛う゛」
「あーはいはいツカサ君気分悪いねえ、もうちょっと我慢してね」

 ブラックが急に俺を立たせるもんだから、余計に具合が悪くなってきたぞ。
 思わず口を押えると、俺の様子に気付いたらしいペコリアがクウクウとブラックに何やらお願いを始めた。どうやら「自分達が背中に乗せて行く」と言いたいらしい。
 そのお願いにブラックは難色を示したものの、コープスが再びゆっくりと集まって来ているのを見て、仕方がないかと俺をペコリアにたくした。

 三匹がモコモコのワタアメみたいな毛を思いっきりふくらませてくっつき、赤ちゃんのように丸まった俺を背中に乗せてくれる。うほおやわらかい、気持ち良い……。
 自分の体重でペコリア達が潰れないか心配になったけど、二倍に膨れ上がった毛は俺の体を少し沈み込みながらしっかりとらえて、意外と安定感がある。

 ペコリアの体毛は、小さい獲物を絡め取って動けなくしたりするらしいが、それが俺の体をしっかりとつなぎ止めていてくれるようだな……ああ気持ち良い……。
 高級ベッドですらかなわない、柔らかくて極上の沈み心地に思わず目を閉じる。頭の気持ち悪さがペコリアのおかげでやっとうすらいできて、俺は息を吐いた。と。

「うわっ、なんだここ、範囲すげえな!」
「あのー、他人の陣地に勝手に入って来ちゃってすんません……」
「頼みたい事が……」

 そんな声と共に、どやどやと誰かの靴音が近付いて来る。
 少しばかり楽になった体を起こすと、そこには見慣れない冒険者達が居た。

 皮の鎧で剣を装備した好青年風の戦士に、群青色のローブとつばの大きい魔法使いの帽子の気弱そうな同年代の男に、そして……僧侶っぽい独特な服装をした、青系でまとまっているお姉さん!!

 薄青色の髪が美しい美女に思わず顔を上げると、三人は俺達をそれぞれ見て、俺の方へと近付いてきた。多分俺が一番話しかけやすかったんだろうな。うむ。

「あのさ、申し訳ないんだけど……回復薬持ってないかな? あまりが有ったら、多少値上げしても良いから買わせて貰いたいんだが……」

 好青年の戦士が、申し訳なさそうに腰も低く話しかけて来る。
 そう言えば、三人は所々怪我をしているな。青紫色の液体が服に飛び散っていて凄惨せいさんではあるが、そこまで酷い怪我というわけでもないようだ。

 薄青色の髪のおっぱいが大きいお姉さんも、腕を守っていたらしいナイロン生地っぽい薄手の服が破けて、白い肌が露出してしまっている。
 ああっ、美女の柔肌に傷が! とんでもない傷が!!

「あの……」
「回復薬ですねハイめっちゃ余ってるんでどうぞどうぞ!」

 ペコリアの背中から飛んで三人の前に着地した俺は、バッグでガチャガチャと音を立てていたわずらわしい在庫を相手に渡した。

「えっと、あの、先に飲んでいいか?」
「いいかしら」
「どーぞどーぞ!」

 お姉さんは是非ぜひ先に飲んで下さい!
 いやぁ~本当女性は花だね、目を休ませてくれますよね、こんなゾンビみたいな奴とオッサンしかいなかった世界に現れてくれてありがとうございます!
 おかげで一気に気分が晴れたとツヤツヤしてしまう俺に、三人は妙な視線を向けていたものの、せんを抜いて回復薬を一気に飲んだ。

「――――!」
「これは……!」

 三人の体が淡い金色の光に包まれ、じわりと元に戻る。
 すると、疲労していた彼らの表情はみるみるうちに生気にあふれて来て、彼らの傷はいつの間にかさっぱりと消えてしまっていた。

 うむうむ、いつみても俺の回復薬の効き目は凄いな。
 今回は水で薄めたけど、それでもやっぱり効力は失われなかったようだ。
 ふー。それにしても、効果が無かったらどうしようかと思ったけど……ちゃんとあって良かったぜ。もし前金で金を貰ってたら、詐欺になるところだったぞコレ。

「なっ……傷が全部消えた……!?」
「凄い、この薬……」
「心なしか、冷えた体が温かくなったような気がします……」

 最後のお姉さんの言葉が俺の胸にも染みますよ。ええ。
 喜んで貰えて良かったな~と思っていたら、背後から声が聞こえた。

「ちょっ、ちょっとツカサ君! 何勝手に人に……」
「え?」

 何かマズかっただろうか、と思って振り返ろうとしたと同時。
 手持無沙汰てもちぶさたにだらんと伸ばしていた両手を、誰かに強引にとられた。

「ありがとうキミ! こんなに良い回復薬を売ってくれるなんて……あっ、きみ……よく見たら、その……意外と可憐なんだな……」
「はいぃ?」

 何をトチ狂った事を言ってるんだと思わず振り返ると、俺の両手を握り締めた皮鎧の好青年は、何かに興奮したように顔を赤くして目を泳がせている。
 何が何だかよくわからんが、なんか嫌な予感がするから手を握らないで欲しい。

 どうせなら隣の僧侶っぽいお姉さんのがいい。てかそっちにしてくれ。
 男に握られても何も嬉しくないんだが。

「あの、君、名前を聞いても……」
「ツカサ君ッ! もう何やってんのさクソガキ相手に!」
「ふあっ」

 またもや肩を引っ張られて、掴まれていた両腕が抜ける。
 何が起こったのか……なんて考えるまでも無い。背中が生暖かいモノにぶつかったと思ったら、俺の体はぶっとい腕に抱き締められていた。
 ……あぁ……。こりゃもうどうしよもない。

「な、なんですかアンタ!」
「あ゛ぁ? お前がなんなんだ僕のツカサ君の手を気安く触りやがって。殺すぞ」

 あっ……ブラックの声がギャンギャンしてない。普通に低い声だ。
 こういう声の時って普通に怒っててヤバいやつだよな……。

「はっ! なるほど……彼の名前はツカサと言うのか……!」
「だから気安く名前を……」
「わーっ、あのあのおおおお金っお金を頂けますかねえ!」

 こうなったらブラックの怒りが頂点に達する前に終わらせないと。
 慌てて冒険者三人組に言うと、一番まともそうな気弱げな魔法使いっぽい青年が、我に返ったようにハッとしてふところから皮袋を取り出す。

 それを見ていたお姉さんが、状況を察してくれたのか好青年を下がらせた。

「あ、あら、ごめんなさいね。ウチの戦士ってばちょっと直情的で~」
「いえいえあの本当こっちこそすみません!」

 お姉さんと話せたことにちょっと心が喜んでしまった俺だが、その小さな変化すら把握はあくされていたのか、ブラックが何か歯ぎしりのような音を聞かせて来る。
 こ、怖い。凄く怖いんだけどこれ!
 早く終わってくれと悪寒に凍えつつ思っていると、砂煙の向こう側からまた一人、青鼠色のローブの人間がこちらへとやって来た。それはまぎれもなく俺の師匠だ。

「か、カーデ師匠!」
「おおー、やっとるな! さっそく客をつかむとは流石さすがワシの弟子!」
「…………え?」

 カラカラと笑いながら近付いて来る師匠。……の、言う事が理解出来ずに目を丸くしていると、師匠は魔法使い君から金を受け取って、大声を出し始めた。

「よーし、もっともっと回復薬を売りさばくのじゃ! はーっはっはっはっは!」

 わざとらしい笑い声に、思わず唖然あぜんとしたが。

「えっ、回復薬?」
「なに、売ってくれんのか?」
「おーいこっち! 早くこっちに来て売ってくれー!!」

 今まで砂煙の向こう側に居て見えなかった人達の声が、一気に聞こえてくる。
 その回復薬を求める声のあまりの多さに、俺とブラックは固まってしまったが……カーデ師匠は、そんな俺達を見てニィッと笑うと指を差した。

「ほれ、何をしておるさっさと動かんか! 客が待っておるぞ!」

 こっちに薬を寄越せ、と言わんばかりに手を動かす師匠に、俺は思わずブラックを振り返って顔を見上げたのだが……ウンザリしたような顔をした相手は、仕方がないと言わんばかりに大きな溜息を吐いた。

「仕方ない……ツカサ君行こうか」
「いや、あの、降ろしてくれませんかね」
「…………降ろしたらあのクソガキのところに……」
「行かないってば!!」

 ブラックの腕から強引に逃れて、ふらつきながら地面に降りる。
 その様子を、さっきの冒険者の三人組が見ていたようだが……なんだか今の状況が急に恥ずかしくなってしまい、俺は背を向けて師匠の方へと駆け寄った。










※遅れて申し訳ないです…(;´Д`)

 
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