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竜呑郷バルサス、煌めく勇者の願いごと編
7.親しき仲にも礼儀あり
しおりを挟む「…………」
誰が想像するだろうか。
ラスターと一緒に帰って来たら――――赤いのと黒いののオッサンが、仁王立ちのうえ「我慢ならん」と言わんばかりにそれぞれ腕を組んで待っているなんて。
…………いや、まあ、そうなるよね。コイツら気配に聡いもんね……。
つーかそれなら行く前に一言かけてくれればいいのに、なんで怒りながら待ってるんだよお前らは! なんだ、これが詰将棋ってやつか!?
いやたぶん違うけど、でもそこまで怒るなら一言声をかけてくれればいいのに。
……まあ俺が声を掛けなかったからじゃないか、と言われるとグウの音も出ないのではあるが……ぐぅ、ツッコミが入るような迂闊な行動してしまう自分が恨めしい。
何かを言われるのは確実だなと今から顔をシワシワさせながら肩を落とすと、意外にもラスターが俺の目の前に立ってくれた。
「なんだ、帰って来るなり出迎えとは気が利くな」
「お前の為に待ってたんじゃない」
「グゥ」
ブラックとクロウが睨んでいる。
だがさすがは傲慢なラスター、そんな言葉なんて気にもせずに堂々と胸を張って、自分の方が立場が上だと誇示して見せた。
いつもならその威張った態度にイラッとしてしまうが、今日ほど頼もしいと思った事は無い。頼むラスターそのまま二人の怒りをどうにかしてくれぇええ。
ロクと一緒に手を組み合わせて祈るようなポーズをしてしまったが、しかしそんな風に思い通りになるのなら、俺はラスターに振り回されていないワケで。
「ならばさっさと道を開けんか。ツカサは風呂に入りたいそうだからな!」
「ハァ!? なんでお前が指図するんだよ!」
「お前に用は無い。ツカサに用が有る。お前はさっさと帰れ」
ラスターの堂々とした立ち振る舞いに、クロウがムッとしたように目を細める。
普段はあんまり感情を態度に出さないはずなのに、どうしたんだろう。ラスターがあんまりに尊大だからイラッとしたのかな。
気持ちは解るけど、でもこんなことで表情を崩すとはクロウらしくない。
まさか、俺達が留守の間に何かあったんじゃないか……と聞こうと思ったのだが、時すでにお寿司、いや遅しで、ラスターとブラックは一触即発の事態になってしまっていた。ああぁ……。
「大体、前から気に入らなかったんだよ……僕のツカサ君を勝手に嫁だのなんだのと触れ回りやがって……」
「それがどうした? 少し先の予定を吹聴してもなんら問題はあるまい」
「ありえない予定だから怒ってんだよクソがぁああああ! もういいコイツ斬る、今ここで息の根を止めてやるううううう」
「ああああバカやめろブラックばかっ、バカ!」
剣を抜きかけるブラックの前に慌てて飛び出し抱き着くが、ブラックは我慢の限界とばかりに剣を引き抜こうとする。けれどもラスターは微動だにせず、それどころか更にブラックを挑発するかのように腰に手を当てて勝ち誇った笑みで笑った。
っておいお前やめろ、何やってんだ人が折角オッサンを抑えてるのに!
「フン、ツカサ放っておけ。どうせその中年は、俺の美貌と非の打ちどころのなさに嫉妬しているんだ。所詮は地位も名誉も無い、後はくたびれるだけの一介の冒険者。対して俺は輝かしい未来のある貴族だ。その差に嫉妬しているのだから、こんな将来性のないものどもを気にする事は無い」
「あ゛……っ!」
「あのなあお前、そういう言い方はないだろ!」
…………あれ。く、口が勝手にブラックを遮っちまった。
自分でも気づかない内に発していた声に、慌てて手で口を塞ぐ。
だけどなんだか冷静になると同時に余計ムカムカしてしまって、俺は我慢しようと思ったのだが……いつの間にか、ラスターを睨んでしまっていた。
「ツカサ」
「ツカサ君……」
二人から呼ばれて、少し目が泳いでしまう。
ラスターは、俺をブラックから庇ってくれていた。だけど……でも、やっぱり……自分の好きな奴を貶されるのは、いやだ。……我慢ならないんだ。
だから、俺は無意識に反論してしまったんだろう。
でも、ラスターのことが嫌いなんじゃない。こんな風に怒りたくないんだ。
……落ち着け、落ち着け俺。
息を吸って冷静になれと己に言い聞かせながら、俺は続けた。
「ラスター、今のはさすがに言い過ぎだ。……俺を庇ってくれたのはありがたいし、アンタにゃブラック達がそう見えたって仕方ないし、大部分は否定しないけど……。でもコイツらは俺の仲間だし、大事な奴なんだよ。そんな奴らに、そう言う見下したような事は言って欲しくない。……庇って貰っててこういう事を言うのは申し訳ないけど……そういう言い方はよくないよラスター」
「つ……ツカサ君……っ」
「ツカサ……」
ええいうるさいぞオッサン二人。
ちょっと恥ずかしくなってきたが、聞こえないふりをして俺はラスターを見た。
「大体、ラスターだってブラックとクロウが強いのは知ってるだろ。なんでいっつも神経を逆撫でするようなこと言っちゃうんだよ」
「それは、そいつらが俺に突っかかって来るからだろう。それに、俺やツカサよりも先に死にそうな奴に本当のことを言って何が悪い?」
「だーもーだからデリカシ……もうちょっと喧嘩にならない言い方をだな……」
「わからん奴だな。敵に暴言を吐かれて真実で返すのは何が悪いんだ?」
「ぬぐぅうう……」
そりゃ、冒険者には地位も名誉もないんだけど。
ブラックとクロウがオッサンなのも当然の事なんだけど!
でも、なんていうかその、俺はブラック達をそんな風に下に見たように言われたくないって言うか、二人は凄く強いし頼りになるしいつも俺を助けてくれるし、くたびれてるどころか色々俺より元気でそんなの全然違うって言うか、だからなんか表面上の事で二人を評価して欲しくないって言うかああもう何考えてるんだ俺はっ!?
「ふ……ふへ……ツカサ君たらそんなに僕のこと……っ」
「ム……ムゥウ……」
なんか変に上擦った声で名前を呼ばれて、どんどん恥ずかしくなってくる。
別に大したことは言ってないはずなのに、なんでこんなに顔が熱くなるんだ。
お、俺は当然のことを言っただけで、そんな喜ばれるようなこと……っ。
「と、とにかく喧嘩は良いけどそういう見下し合うの禁止! 禁止だからな!!」
今から一緒に行動するってのに、なんで仲が悪くならなくちゃいけないんだよ。
とにかく俺はこういうのはイヤなんだよ。変にギスギスするのは胃に悪い!
それに、出来ればブラックとラスターの関係も、クロウと接する時くらいに仲良くなって欲しいんだよ。せっかく同じ情報を共有する知り合いになったんだし、それに……ラスターもブラックやシアンさんと同じ……グリモアなんだから。
だけど、俺の切実な思いとは裏腹にブラックは俺を脇で抱えると、ラスターに勝ち誇ったような笑みを見せ言い放った。
「ははははっ! 残念だったなぁクソ貴族っ。ツカサ君は僕を深く愛してるんだよ! どんなにお前が勝ち誇ろうが、ツカサ君の全部を知ってるのは僕だけだ……。僕が、ツカサ君の唯一の恋人なんだよぉ!」
そう言いつつ目を見開き山賊みたいな顔で笑うブラックは、恋人と言うよりは何かの悪役みたいだ。おおよそ勝ち誇った格好いい奴の笑い方には見えないが、顔を不快そうに歪めるラスターを余所に、ブラックはそのままその場から離れてしまった。
もちろん、俺は抱えられたままである。
………いや、うん、ブラック……さっきの話聞いてた?
俺、見下し合うの禁止って言ったよな……。
まあコイツらが俺の話を聞いてないのはいつものことだけどさ……今回ばかりは、ちょっと悲しい。俺だって二人を仲良くさせたくて怒ったのに。
そんな俺の悲しみなど知らずに、ブラックとクロウはどこかへと歩いて行く。
ロクは跳び回りながらそんな二人を心配そうに見ているが、どうしたものかと行動出来ずにいるようだ。ああ、ごめんよロク……。
何か言おうと思ったが、どう諌めたら聞いてくれるかなぁ。こいつら口が巧いせいで、全っ然俺の話なんて取り合ってくれないんだもんな。……そんな事を考えている内に、俺はどこかの広い部屋に連れ込まれてしまった。
いや、ここは部屋だけど……普通の部屋じゃない。ここって……。
「脱衣所……?」
すのこのような板が敷き詰められている床に、部屋の壁一面に取り付けられた棚があり、そこには木製の籠が置いてある。よくある温泉の脱衣所のようだ。
ということは、もしかしてここは風呂か?
俺を荷物のように抱えているブラックの顔を見やると、相手は上機嫌に口元を緩めながら目を細めた。
「ツカサ君、お風呂に入りたかったんでしょ? 今から一緒に入ろうよ」
「え……」
「ウム。オレ達も入るぞ」
なにその急激な方向転換。
さっきの怒りはどこに行ったんだよ。
訳が分からなくてポカンとしてしまったが、ブラックは俺を降ろして背中を押す。
「お、お前らさっきの怒りはどーしたんだよ!?」
「ツカサ君が庇ってくれたから、もうそれは良いんだよぉ。さ、入ろう入ろう。おい駄熊ツカサ君を見てろよ」
「ム、わかった」
「え……えぇ……?」
一体何がしたいんだ。
いや……ブラックが言ったように、さっきの俺のファインプレーで怒りが治まったのかな。でも、それにしては何だか妙な感じが……。
「さ、ツカサ。一緒に風呂に入ろう」
「風呂に入ろうって……お、お前らそれで機嫌が良かったのか!?」
「それもあるが、さっきツカサはオレ達の事を【大事な奴】と言ってくれただろう。それが嬉しかったんだ。無断で外出された怒りも吹っ飛ぶくらいにな」
「ぐ……」
そう言う事なら、黙って一緒に風呂に入った方が良いだろうか。
ここで何か言って再び激怒されたら何をされるかわからない。俺は嫌だぞ、こんな他の人も来そうな風呂場で色々されるのは。
まあでもさすがに……こんな公衆浴場では、セクハラもしてこないよな?
心配になってブラックの方を見ると、ドアの方から再び近付いてきた。
ドアの方って……まさかブラックの奴、ドアに細工して開かなくしてないよな?
心配になり踵を返そうとするが、ブラックとクロウの両方に肩を掴まれる。
…………お……おぉお……。
「さぁツカサ君、一緒にお風呂入ろうね」
「こうして風呂に入るのは久しぶりだな。楽しみだぞ、ツカサ」
どう考えても俺が楽しめるような雰囲気じゃないんですが。
二人ともなんか目が怖いんですが!!
しないよね、ここで変な事しないよね!?
「お、お前ら普通に風呂入るだけだよな、そうだよな!?」
慌てて言質を取ろうと二人の顔を交互に見上げるが――――オッサン二人は、俺を見下ろして薄ら寒い笑みで笑うだけだった。
「ツカサ君脱がないの? 僕が脱がせてあげようか」
「オレも手伝ってやるぞ」
「ああああ脱ぐ脱ぐ自分で脱ぎますぅ!」
オッサン二人に挟まれて、俺は渋々ベストを脱いで籠に放る。
こうなってしまっては、もうどうしようもない。ニヤついたオッサン二人と一緒に風呂に入るしかなかった。
俺はただ、普通に異世界っぽいモノを見て興奮して、普通に仲間を庇っただけなのに、どうしてこんな事になってしまうんだろうか。
頼みの綱はロクショウだけなんだけど……い、いつの間にかいない。
「あ、あのっ、ロクショウは!?」
「シアンも心配してたから、ツカサ君がどこに行ってたか報告して来てって言ったら、すぐに飛んで行ってくれたよ~。さ、服を脱ごうねえ」
「ああああぁロクぅううう」
ロクちゃんたらもう律儀! 優しいんだから!!
なんでこんな時にまで「そうだね! 心配してたなら安心させてあげなくちゃ!」みたいなピュアな優しさを発揮しちゃうんですか。そこが可愛い所なんだけど、何故その優しさを今ここで! でもそんなところも愛しい!!
「ツカサ君、異世界から帰って来て疲れただろう? 僕が背中流してあげるよ」
「オレもツカサを労ってやるぞ」
「う……ぅうう……」
二人が横で上着を脱いでいる。
俺が逃げるとは微塵も思っていない。いやまあ、逃げられないんですけども。
……しかし、そう確信している自分が情けない。
ただ大人の男の間に挟まれているだけなのに、どうしてこうも「逃げ出せない」と確信してしまうんだろうか。俺だって男なんだから、どうにかすれば逃げ出せるかもしれない。それなのに、こんなふうに大人しくなってしまうなんて。
思わず溜息を吐いてしまうが……これも俺が二人の強さを知っているからなのか。
いや、一番駄目なのは……二人に負けちゃう程度の腕力しか持っていない、異世界入りした日本人にあるまじき弱さの自分なんだろうなぁ……。ああ、なんであんなに修行したのに筋肉が付かないんだろう。
俺がもっとマッチョで強くてチート主人公らしかったなら、ラスターもブラックも言う事を聞いてくれたんだろうか。
三人をまとめられないうえに、体力すら遠く及ばない自分に悲しくなりながらも、俺は風呂に入るために服を脱ぐことしか出来なかった。
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