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交易都市ラクシズ、綺麗な花には棘がある編
10.君を不安にさせたくないんだ
「…………ん……」
自分の喉から聞こえた声に、意識がぼんやりと戻ってくる。
なんだか酷くだるいけど、窓の外からすごく遠い鳥の鳴き声が聞こえてきたので、恐らくもう朝になっているのだろう。
朝なら起きなければ。そう思って、体を動かそうとするが……何故だか妙に重くて動かない。腕すら上げる気力が無くて放り出していると、やっと自分が柔らかな布の上に寝転んでいる事に気付いた。そうか、ここはベッドの中だ。
でも、いつからベッドで寝てたんだっけ。
そう考えて、霞みがちな頭で今までのことを思い出そうとすると――――急に体を引き寄せられて、俺は背後からぎゅっと抱きしめられた。
……いつものにおい。自分の背中に押し付けられた体の硬さで、すぐにブラックだと解る。一瞬驚いてしまったけど、俺の体は一気に気が抜けたようだ。それを知ってか、相手は俺の体を更に抱き込むと、髪の毛に顔を埋めて頬擦りをし出した。
い、いたい。ヒゲがいつもより伸びてる。やっぱこれ朝だ。
「ツカサ君……よかった、起きたんだね」
「う……ぅう……」
「僕の事、こわくない? だいじょうぶ?」
こんだけぎゅうぎゅうと抱き着いておいて何を、と思ったが、自分が昨日とんでもなく取り乱していたのを思い出し、無理も無いと恥ずかしくなった。
だ、だって俺……昨日、よりにもよってあんな風に泣いちまったし……その、なんというか、いくら驚いたからって二人の前でガキみたいに……う、うぅう……。
ぐっと喉が締まってしまうが、こんな風に訊いてくるってことは……ブラックにも心配させたって事なんだよな……。
あの時はワケが解らなくて混乱してしまったけど、今はぐっすり眠ったお蔭か少しは冷静になれたから……まあ……謝っておかないとな……。
この状態で会話をするのは何度やっても恥ずかしいが、そこはグッと堪え、俺は背を向けたままブラックにボソボソと答えた。
「い……今は……へーき……。心配かけて、ごめん……」
「あは……ツカサ君……」
俺が謝った事が嬉しかったのか、ブラックはいとも簡単に腕の中の俺を反転させると、俺の頭を優しく撫でて上を向かせた。
そこには、長い赤髪を縛っていた髪紐を解いているブラックが居て。
「っ……」
い、いっつも見てる姿のハズなんだけど……でも、やっぱりブラックのこう言う姿は心臓に悪い……。がっしりしてて広い肩にウェーブしてる綺麗な赤髪が流れているのは、素直に格好良い。しかも、シャツの絞り紐もないから胸元が開いていて、俺が及びもつかない大人っぽさをこっちに見せつけている。
……ブラックじゃ無けりゃ、男臭すぎて近付きたくも無いはずなんだけど、どうしてかコイツ相手になるといつもみたいに出来なくなる。
まあそりゃ、外国人風の男臭さ満点な美形に近付かれたら、誰だってどぎまぎしてしまうってのはもう何度も思って来た事なんだけど。でも、やっぱその……改めて、目の前の相手が至近距離で自分に笑いかけているのを見るのは、恥ずかしい。
昨日色々あったのも有ってか、余計に顔が熱くなってしまっていた。
そんな俺を、ブラックはニヤニヤと笑いやがる。
「ツカサ君……好き……」
「ん、も……お、起き抜けにキスして来るヤツがあるか……!」
「だってぇ、昨日からツカサ君の事が心配で……」
「……ブラック……」
「もうセックス出来なくなったらどうしようって」
「そっちかよ!!」
咄嗟に起き上がってしまったが、ブラックはニタニタと笑ったまま、俺の素振りに怒る事も無く上体を起こす。
「あは、とりあえず元気みたいだね……よかった……」
「ぅぐ……だ、だから朝からキスは……」
とは言え、優しく肩を抑えられて顔を近付けて来られると無碍に出来ない。
心配させた負い目があるからなのか、ブラックに何度もキスをされても恥ずかしいと思うほかない。そ、そもそも、恋人同士……だし……。この、くらいは……。
「ムゥ……ツカサ、起きたんだな」
「ふぁっ、く、クロウ」
背後で急に大きなものが動く気配がして振り返ると、そこにはパンツ一丁のクロウが……ってなんつう格好してんだおまえ!
驚いて固まってしまうが、クロウは俺の腕を引っ張ってぎゅっと抱き込んでくる。
俺よりも高い体温を押し付けられて思わず心臓がキュッとなってしまうが、クロウは構わず俺の頭にスリスリと擦り寄って来た。
「あれから何も無かったようだな、変わりなくて良かったぞ」
「う……うん……あの、昨日は急にあんな事になってごめんな……。っていうか、俺、あの後いつの間にか眠っちゃって……後処理とか、その……ありがと……」
「駄熊返せっ! ……僕が好きでやってるんだから、ツカサ君は気にしないで良いんだってば~。と、それはともかく……ツカサ君、昨日の事なんだけど……」
俺を取り返して胡坐の上に乗せたブラックは、腕の中にがっちりと俺を捕えたまま真面目な顔で話をし始める。
どういう状態だよとツッコミを入れたかったが、今はそっちの話の方が重要だと俺も思ったので、仕方なくこの状態で話し合う事にした。起き抜けだけど、一応の着地点を出しとかないとずっと気持ち悪いままだからな。
――――というワケで、俺はベッドの上でオッサン二人と昨日の事を簡単に話し合ったのだが……やっぱり俺の異常はブラック達もハッキリ見ていたようで、確かにおかしかったと言っていた。
それどころか、馬車での……と、とにかくアレの時からおかしかったんじゃないかと言う話になって。それも、言われてみたらそうだ。いくら俺がえっちな事に慣れたからとは言っても、あんだけ長々ヤられて気絶もせずにいられるはずがない。
あの時はずっと入ってたし、その……あ、あたまも長い間ずーっとボヤけてたから全然考えもしなかったんだけど、考えてみればあの頃からおかしかったかも。
だけど、原因ってなんなんだろう。
俺は自分の世界で特別なことをした記憶もないし、変わった事も無かった。強いて言えばヒロが風邪をひいたからお見舞いに行ったくらいで、他は別に特筆するような事件も起きなかったしなぁ。となると、こっちでの行為が原因なんだろうか。
などと考えていると、ブラックが突飛な事を言い出した。
――なんと、原因はラスターと色々あった遺跡での一件ではないかというのだ。
一瞬なんの事だと思ってしまったが、それもまた考えてみれば……そういえば、と思い当たることがないでもなかった。
ラスターに危うくヤられそうになった時、何故か相手の背後に七色の光……いや、魔法陣……? のような物が見えたような気がしたんだよな。それ以上は急に気を失ってしまったから、見間違いか何かだって思ったんだけど……もしや、ソレが原因なのかな。でもあれは見間違いの可能性のほうが高い気が。
しかし、それ以外に変な事なんて思い浮かばないしなぁ……。
言うのを躊躇ったけど、しかしこれを二人に隠しておく必要はないかと思い、俺は「見間違いかも知れないが」と前置きをした上で、この事を話した。
すると、何故かブラックは凄く驚いたような顔をして。
何に驚いているのかは言わなかったけど、表情の動きが明らかにいつもの感じじゃなくて、なんだか俺も不安になってしまう。だけど、ブラックはすぐに表情を緩めると、俺の視線を見てかニコっと人懐こい笑みを浮かべた。
「まあともかくさ、あの神様気取りのクソ眼鏡なら何かを知ってるかも知れないし……一度こっち呼び出したりできないかな」
「え、キュウマを?」
「こっちからは呼び出せないのか?」
床に胡坐をかくクロウにそう言われて、俺は首をかしげる。
「うーん……どうかな、やった事無いからなぁ……。基本的に一方通行だし、これまではキュウマも神様力が足りなかったから、遺跡調査の時みたいに分身を出す事すらも出来なかったみたいだけど……でも、今なら呼び出せるのかな?」
「説明とかは受けてないの」
「呼び出す必要もなかったし、キュウマ自身『神様はあんまり降臨すべきじゃない』的な事を言ってたような気もするし……どうやって連絡取ればいいんだろ」
叫んで届くもんでもあるまいし、空に向かってギャーギャー言うだけではな。
こんな事になるなら連絡手段くらい相談しておけばよかった……。
「まあ、急な話だしなぁ……」
そう言うと、ブラックは大きな大きな溜息を零した。
「な、なんだよ」
「だってぇ……解決しないとツカサ君とセックス出来ないでしょ……?」
「え……」
思っても見ない台詞を言われて相手を見やると、まるでしょげた犬みたいに無精髭だらけの顔を歪め、がっくりと肩を落とした。
いや、えっと……まさか、俺が怖がると思って、そう言うえっちな事をしないようにしようって思ってくれていたのか?
気絶できなくなって怖かったから、気を遣って……?
「……ツカサ君?」
「ぁ……えっと……」
「ツカサ、顔が赤いぞ。むぅ、良い匂いがする……」
「わっわっベッド上がって来たら壊れるってっ」
何を思ったか知らないが、クロウがパンイチのままベッドに乗り込んで来ようとして来る。大きく軋んだので、慌てて止めようとしたのだが――背後からより一層強く抱きしめられて、俺はカエルみたいな呻き声を出してしまった。
「ぐえぇっ」
「んもぉおおおツカサ君照れちゃったっ? 照れちゃったの!? かわいいいい!」
「ち、ちがっ」
「何に照れちゃったの? 僕の顔? 僕の声? それとも、久しぶりにベッドで一緒に寝たから恥ずかしくなっちゃったのぉおおお」
「わーっもう違うばかっ、ばか!」
必死で逃げようとするが、それで逃げられたらブラックに捕まっていない。
しかし、元はと言えば俺のせいなんだし、途中で説明も無く寝ちゃった俺のせいで二人が不安になったのは確かだろうし……。
だ、だったら……だったら俺だって、心配してくれるその気持ちに報いるように、態度で「ありがとう」と示さなきゃいけない……よな。
現状、二人が不安に思っているのはあの、あのこと……だし。
それなら、それくらいは、俺だって男らしく…………。
「ん? ツカサ君どしたの?」
「ムゥ?」
急に黙った俺に気が付いたのか、ブラックとクロウはあざとく首を傾げつつ、俺の顔を覗き込んでくる。そうされるのもまた恥ずかしかったのだが、俺は自分の貧弱な心を叩いて奮起させ――――てもやっぱり恥ずかしかったので、自分のシャツを握りながらも、視線を彷徨わせながら、言ってやった。
「……こ……こわいかも、しれないけど」
「ツカサ君……?」
目を丸くして不思議そうにする、ブラックとクロウ。
タイプが違うオッサンどもだけど、普段は変態だけど、それでも……俺の事を大事に思ってくれているから。だから。
「その……クロウに、ひもじい思いさせないし……怖がらないように、努力するし……仮に、出来なく、ても……てっ……手とか、で……頑張る、から……」
俺は男だ。怖いことにいつまでも震えてはいられない。
これしきのことで「弱い」と嘲笑われるのは、自分の意地が我慢ならないのだ。
それに、二人に心配させるわけにはいかない。特にクロウは、俺がいなければ普段の倍以上の食事を食べなければいけないし、ブラックだって……。
だから、二人を満足させられるように、精一杯頑張る。
大体、怖くなるかなんてもう一回ヤッてみないと判らないし、二度目が起きるかもしれないって怖がってたら、二人まで不安にさせるじゃないか。
そんなの嫌だ。せっかく気兼ねなく過ごせるっていうのにさ。
あと……いずれは慣れて、俺もタフになって、ブラックとのえっちに付き合えるようになってしまうのかも知れないし……。
だったら、これだって遅かれ早かれ体験しなきゃ行けない事なのかも知れない。
例え二度目が同じ展開になったって、今度は泣くもんか。今回はビックリしただけであって、不覚をとっただけなんだからな。
今後同じ事が起こっても、ブラックとクロウを不安にさせるような弱さは見せないぞ。絶対にだ。耐えてやろうじゃないか。
そんな思いを込めて、でもハッキリ言えずにモジモジした気持ち悪い感じで二人に宣言してしまった俺だったが。
「ツカサ君、好きぃ……っ、ああもうっ、またそんな風に僕を煽って……!」
「ツカサ……オレもツカサを愛してるぞ……」
「う、うえぇ!?」
ままままちょっちょっと待って、クロウなんで顔近付けてきてんの! ばか!
ブラックもこめかみにキスすんなばかっ、朝からヘンなのケツに押し付けてくんな!
「ツカサ君……」
「ツカサ……」
「ちょっ、もっ……だ、だから頼むから朝からサカるのはやめてぇえ……!」
なんでお前らはそう朝から他人に近付けるんだよ。
いやもう、百歩譲って触れ合うのは良いんだけど、頼むから俺に歯を磨かせて顔も洗わせてくれ……美形と比べたら今の自分がどうなってるのか判らなくて怖い。
二人ともそんな事なんて気にしないだろうが、無精髭が生えていようが、パンイチでキスしてこようが、それでもそれなりに格好が付く二人に囲まれていると、普段の自分の朝の姿を思い出して勝手に恥ずかしくなっちまうんだよ。
ああもう、不安になってないなら良かったけど、いつものオッサンどもも大概だ。
……とは言え、二人が喜んでいるのを無碍にも出来ず。
俺は目の前でオッサンどもがギャーギャー喧嘩し始めるのを見つつ、安堵か呆れかも分からない溜息を吐いたのだった。
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