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交易都市ラクシズ、綺麗な花には棘がある編
24.明日が見えれば憂う事も無い
◆
「なー……断わって良かったのか? フェリシアさんは普通の女の子だぞ。襲われたばっかで不安だったんだぞ?」
それでも断って良かったのかーと問いかけるが、目の前の背中は止まりもしない。
【蛮人街】を抜けて【一般街】へとやってきた俺達は、今日は珍しく三人で【薄紅の館】に向かうべく歩いているのだが……ブラックの野郎、【湖の馬亭】からずっと顔に「不機嫌です」と書いたまんまだ。
これじゃ【薄紅の館】の人達もゴーテルさんも怖いと思うんだが、そんなことなど気にしないブラックはズンズン歩いて行くばっかりで。
「なに不機嫌になってんだよーなぁー」
「ツカサ……ブラックの事はそっとしておいてやれ。あいつはメスに言い寄られても発情すら出来ない哀れなオスなんだ」
「じゃっかあしいわ!! 無節操におっ勃てる獣人と一緒にすんなクソ駄熊!!」
く、クロウ、挑発するような言葉でブラックを振り向かせるとは流石……て言うか、これじゃ余計に怒らせる気がするんだけども。火に油注いでるんですけど!
いや、待て。待つんだ俺。二人が喧嘩するのはいつもの事じゃないか。
ここは俺が仲を取り持ってブラックとクロウを落ち着かせなければ。
歩いている人に迷惑がかかるし、ここで殴り合いでもされたら困るからな。
「ブラック落ち着いて、どーどー!」
「だーっ止めないでツカサ君! 今度と言う今度はこのクソ熊を細切れに切り裂いてドブ川にぶちこまなきゃ気が済まない!」
「だからスプラッタな事言うのやめーって!! はぁ、はぁ……。ともかく、もう機嫌を直してくれよブラック。そんな顔してたらみんなビビッちまうよ」
そう言うと、ブラックはアヒルの如く口を尖らせて、俺にしなだれかかって来る。おいおいおい重いっ、重いってばこのっ。
「だあって、ツカサ君が悪いんだよぉ? 僕にあんなケバい女の相手させるからぁ」
「け、ケバいって……」
「あー、近くに居ないから気付いてなかったんだ? 近付いたらドぎつい白粉の臭いがプンプンしてたのに」
「女の子が化粧するのって普通なんじゃないの」
「街に不慣れな田舎娘があんな濃い化粧をするもんか。あんなのぜーったい遊んでる売女の仮面に決まってら」
えぇ……それは田舎の女の子に対して偏見があるのでは……。女の子は、人の多い場所に行く時とかは化粧しておめかしするって漫画では言ってたし、いくらなんでもソコまで異世界では違うって事は無いんじゃないかなぁ。
そこまで不自然なほどの白粉のニオイがしたって事は、フェリシアさんが化粧慣れしてない純朴な女子という事になるし、それってちょっとキュンと来ちゃうと言うか……へ、へへへ……。
……ご、ゴホン。ともかく、それだけで貶すなんて失礼だぞ。
それに、あんなバッサリ一刀両断なんて流石に無常すぎやしないか。確かに俺達はゴーテルさんや女将さんの依頼でジュリアさんを探している真っ最中だけど、それにしたって断り方があるだろうに。
でも、ブラックは自分に擦り寄って来る女の子が嫌いみたいだし……もしかしたらそこの所でちょっとした偏見が有るのかも知れん。まあ人にはそれぞれトラウマって物が有るからな。俺だってオバケなんて聞いたら問答無用で逃げちゃうし、苦手意識に耐え切れず攻撃的になるのは仕方がない事なのかも知れない。
それを人に言っちゃうのはダメだと思うが、今は幸いフェリシアさんが居ない場所だったのでセーフにしておこう。ともかく、ここは俺が上手い事まとめないと。
俺は一つ咳をして、ブラックに言い聞かせるように指を立てて見せた。
「あのなあブラック、それはちょっと言い過ぎだぞ? 彼女が苦手なのは解るけど、お化粧にも何かの理由が有るのかも知れないだろ。それに、分かり易いくらいの白粉をはたくなんて、精一杯のおめかしみたいで可愛いじゃないか」
自分の為に一生懸命に化粧をしてくれたなんて、めちゃくちゃ嬉しくないか。
俺としては、デートでそう言うけなげな事をされたらもう堪らないんだが。
しかし、ブラックはそれすらもお気に召さないようで。
「あんなメスだらけの場所でめかしこんで何になるのさ」
「もぉ……女心が解らんヤツだなぁ。身だしなみって奴だろアレは」
「ツカサ君こそオス心が解ってないよっ。僕がいつもどんな気持ちでツカサ君を見ているかも知らないくせにぃ」
説教しようと思ったら詰られて、聞き捨てならんなと俺は眉を歪める。
オス心って、ようするに男心ってやつだろ。俺だってそのくらい理解出来るわい。
つーか俺男だからね。アンタらにはメスなのかも知れないけど男だからね!
「知らないって、俺だって男なんだから分かるに決まってるだろ!」
「じゃあ、セックスしていい? 毎日恋人セックスして良い? 一日中ベッドの上でツカサ君と愛し合ってどろどろぐちゃぐちゃにしてもいい? ツカサ君もオスだって言うんなら、僕の気持ち解ってくれるよね?」
「えっ」
「ツカサ君、オスの気持ちが解かるんなら……僕の気持ちも分かってくれるよね?」
おい、待て、ちょっと待て。
【高等区】が近付いて人通りが少なくなってきたとは言え、天下の往来で破廉恥な事を臆面もなく言う奴が有るか。つーかそれの何が男に関係あるんだよ。
それただのヤりたい気持ちがあるだけだろ!?
一瞬面喰ってしまったものの、それは違うだろうと言い返そうとすると。
「ム、その通りだな。ツカサがオスの気持ちを理解していると言うのなら、その体でオスに奉仕し愛するのが当然と思うものだ」
「クロウまで! だーもーその話やめいっ! ともかく決めつけ発言は禁止、そんでもって外でこういう話をするなっての!」
「えぇ~!? ツカサ君セックスしたくないのぉ」
「うっ……ぐ…………くぅううもうぅうう……!」
何でそんな事を言うかなお前は!
してくれないのぉって、まるで俺が渋ってるみたいじゃないか。あ、朝からあんな……あんなえっちな事したのに、またこんな……。
……って言うか、こっちの野郎どもは俺の世界よりお盛んすぎんだよ!
俺だって女の子とえっちしたいとかムラムラする時あるけど、こんな風に女の子にえっちを強要したりはしないし、いやでもお願いしてえっちが出来るんなら俺も……いや、絶対違う、お、お、俺は、俺はぁあ……っ。
「あーごめんごめん、言い過ぎちゃったねぇ。んもう……ツカサ君たらセックスの話になったらすぐ真っ赤になるんだから……まあそこも可愛いんだけど」
「ぐぅうう……」
「ともかく、僕は個人的にはあの女を信用出来ないな。だから、ツカサ君もあんまり近付いちゃ駄目だよ。下手すると罪を着せられかねないし」
それは俺がスケベな顔をするから誤解させちゃうと言う事なのか。
まあ確かに美女の前で顔を引き締められる自信は無いけど……けれど、フェリシアさんを初手から疑いまくるのはいただけないよ。
せめてどうにかして、普通に話すぐらいになってくれればなあ。
こういう時にシアンさんが居てくれたら、ブラックにも優しい言い方をして確実に納得させてくれるだろうに……ああ、お婆ちゃんが恋しい。
そんな事を思いつつも、俺達は【薄紅の館】に到着して扉を開いた。
すると、入って来るなりカウンターで受付をしていたアイリックさん(イケメンで優しい俺の上司)が、すぐさま声を掛けて来る。
「ああ、ツカサ君おはよう。今日も早速仕事に……と言いたい所なんだけど、今日はこのまま休んでゴーテルの所に行ってくれないかい?」
「え、俺休みなんですか?」
今日は休みだったかなと近付くと、アイリックさんは苦笑して頬を掻いた。
「いや……ほら、最近あの殺人事件が起きただろう? それで警備兵がしょっちゅう来るもんだから人が近付きにくくなっちゃってね……。事件が沈静化するまでは暫くこのままだと思うから、みんなやる事がなくてさ。でも、その代わり君にはゴーテルの所に行って欲しくて」
どういう事なんだろう。
ゴーテルさんは俺に何か話したい事があるのかな。仕事中でも、休憩してる時なら彼女は部屋に呼んでくれてお菓子をくれたりしたけど……あっ、もしかしてジュリアさんの事で何か思い出した事があるのかな!?
それなら早く行かないと。
俺はアイリックさんに一礼すると、ブラック達とゴーテルさんの部屋に向かった。
彼女の部屋はジュリアさんの部屋の近くで、階数は最高の娼姫が居る三階だ。
今更ながら凄い人とお知り合いになってるんだなぁと思いつつ、彼女の部屋のドアをノックすると――――いつもよりも明るい声が中から聞こえた。
「はーい、どうぞ!」
最初に聞いた時よりもかなり陽気だ。
俺達三人は顔を見合わせたが、とりあえず部屋にお邪魔する。
と、そこで待っていたゴーテルさんを見て、俺達はアッと声を上げた。
「ごっ、ご、ゴーテル……さん……!?」
「驚いたでしょう。……ふふ、これもツカサ君の回復薬のおかげなのかしら?」
そう言いながら、扇情的な黒の薄いドレスを身に纏い、美しい緑色の環を作る黒髪を靡かせたゴーテルさんの顔は――――新たな肌に生まれ変わっていた。
いや、半分ほどは火傷の痕が残っているけど、でも彼女の白い肌は完全に火傷の痕を払拭していて、それどころかシミ一つ見当たらない。
片目を隠すような髪型になっているので顔半分しか分からないが、それでも片方の目は既に長く整った睫毛が生えていて、美しい顔に華やかさを添えていた。
こ、これが本当のゴーテルさんの御尊顔……ってか、あの、すっごくオリエンタルなグラマラス美女じゃないですか!!
こ、こ、こんな人を攫って顔にやけどを負わせるなんて……っ。改めて犯人が許せなくなってきたぞ、俺が絶対捕まえてやるんだからな。
って、いや、今はそんな話じゃなくて。
どうして急にゴーテルさんのお肌がこんなことに。
「あの、ゴーテルさん……いつから火傷が……?」
恐る恐る訊いた俺に、ゴーテルさんは嬉しそうに顔を綻ばせた。
「実はね、数日前から少し火傷の痕がカサついてるなって思ってはいたのだけど……昨日、ついにその皮が乾燥して剥がれて、そしたら元の顔が戻って来たのよ……! うふふ、これも回復薬をくれたツカサ君のおかげね。本当にありがとう」
「い、いやぁ……俺は何も……へへへ……」
ゴーテルさんの優しくて柔らかい手に俺の手が包まれて、なんだか良い気分だ。
へへ、やっぱり女の人は笑顔が一番だよな。
彼女はどんな姿でも素敵なままだし、火傷なんて気にしないけどさ、でも女の子が悲しんでたらやっぱり俺も悲しいし、男として何とかしてあげなきゃって思っちゃうもん。今回の事は俺のお蔭なのかも怪しいけど、でもとにかくゴーテルさんの火傷が治って良かった。
「ブラックさんも、クロウさんも、ツカサ君の回復薬を分けて頂く事を許して下さって、本当にありがとうございます。このお礼はきっといたしますから……」
「あ、いや……」
そんな彼女の変貌はさすがにブラックも驚いたようで、マジマジと見つめている。
……と言う事は、あの大火傷がすぐに治る事は滅多にないのかな。
ブラックが驚いているくらいだし、きっと稀な事なんだよな。
だとしたら……も、もしかして俺の回復薬って凄い効き目ってこと?!
自惚れちゃいけないとは解っているが、もしそうなら……ふ、ふふ……。
カーデ師匠のお言葉もあるけど、やっぱり俺の腕って凄いんだなぁ。
えへ、えへ、えへへへ……。
「さあ、今日はお茶でも飲みながらお話しましょう。東の国より取り寄せた、最高級の緑茶がありますから。お菓子も用意してますよ」
「ムムッ」
お菓子、という単語に反応して、クロウがノソノソと席に座る。
そのちょっと可愛い行動に苦笑してしまったが、俺とブラックも席につき、改めてゴーテルさんの話を聞く事にした。
「それで……俺達に話したいことって……」
「ああ、一つはこの顔のお礼だけど……それともう一つ、思い出した事があるの」
緑茶を丁寧な作法で淹れて俺達に勧めながら、ゴーテルさんは目を瞬かせる。
俺達もジュリアさんの事を聞きたかったけど、そっちの方面の話だろうか。
その予測は当たったのか、ゴーテルさんはお菓子を皿に取りながら続けた。
「実は、ジュリアの事なんだけど……ひと月前くらいから、あの子が変な事を言っていたのを思い出したのよ。あ、はい。これどうぞ食べて下さいね」
「あ、ありがとうございます……それでその、変な事って?」
クッキーらしき焼き菓子をモグモグするクロウを横目で見つつ、俺は問いかける。
すると、ゴーテルさんは困ったように美しい眉を歪めた。
「それが……妹さんを、どうにかここの下働きで働かせられないか、って……」
「下働き? フェリシアさんを……ですか?」
「ええ……でもね、私、ジュリアが客の画家に頼んで描いて貰った妹さんの肖像画で知ってるけど、妹さん私達よりも凄く可愛いじゃない? だから、素直にここで娼姫の見習いとして働かせたらいいんじゃないかって返したんだけど……」
――とんでもない発言に思えるが、この世界では高級娼姫は凄いお仕事だ。
金持ちがやってくる【薄紅の館】のような場所で学んで働けるのは、ある意味名誉と言えるのである。まあ、えっちな事はするけど回数は少ないし、それよりもお稽古とか貴族に関する勉強とかのほうが多いしね、高級娼姫って。
あと、この世界の人はえっちな事に後ろめたさを抱かない。なので、恥じらうような仕草とかをせずに「よーしヤるぞ!」と、ガンガンやっちゃうのだ。
俺としては頭が痛いが、まあそれくらい性欲に寛容な世界なのである。
だから、ゴーテルさんがジュリアさんにそう勧めたのも納得できるんだよな。
えっちな事は度外視するとしたら、俺だって妹を高級娼姫にと思うかも知れん。
いや、やっぱ日本人基準としては普通に嫁に行って欲しいけども。そもそも俺には妹どころか兄弟もいないけどな。
「そう返したが、拒否されたのか」
ブラックの言葉に、ゴーテルさんは頷く。
「ええ……。ジュリアは困ったような顔をして、こう言ったの『あの子は、純粋な子だから娼姫には向いていないと思う。あのように美しい顔をしてるから、苦労だって沢山して来たの。だから、裏方のような仕事の方が気が楽だと思う』……とか何とか言って……」
「美人だから苦労してると……」
「……まあ、言い分は解らないでもないのよね。だから、私もアイリックに口利きをしてあげるって約束をして、その時はそれで終わったんだけど……。今思い出すと、なんだかラクシズに家出でもして来るみたいな口調だったわね」
家出。
あれ、おかしいな。そんな話フェリシアさんから聞いてないんだが……。
でも家出なんて後ろめたいから隠していたのかも知れないし、この街にやって来たのがその「家出」だって可能性もあるよな。
「……ゴーテル嬢、その話の後から彼女はおかしくなったんですか?」
ゴーテルさんに丁寧な話し方で問いかけるブラックに、彼女は少し考えて頷いた。
「ええ。それが半月前……あ、いえ、ちょっと待って。……そうだわ思い出した! ジュリア、本格的にウィリット様を避け始める前に、外に出たのよ! 門限寸前で帰って来て部屋に籠って、そうしたらそれきり人が変わっちゃって……」
半月前……フェリシアさんが言っていた「手紙がおかしくなった」時期か。
と言う事は、その外出した時にジュリアさんに何かが起こったのか?
だけど、一体なにが。
「どうしてジュリアさんが外出したのか、わかりますか?」
問いかけると、ゴーテルさんは悩ましげな顔をして小首を傾げた。
「それが……よく分からないのよ……。その前の日までおかしいと思わなかったし、私も……そうね、あの子いつも外出許可が下りた時はウキウキしてたから……多分、ウィリット様とお出かけするんだと思ってたのよ。だから、ジュリアの様子を真面目に見ていなかったんだわ。……ごめんなさい、気付けることが無くて……」
ゴーテルさんは謝ってくれるけど、そんなの誰が悪いってことじゃない。
誰だって、次の日に事件が起こるかどうかなんてわからないんだ。
安心しきっている分、人の細かな仕草なんて気にしないだろう。それを責められる人が居るわけがない。寧ろ、いつものジュリアさんの事を覚えていてくれたゴーテルさんには感謝しかないよ。
「ゴーテルさん、気を落とさないで。俺達、いつものジュリアさんの事なんて知らなかったから、むしろ凄く助かりましたよ! だから……」
「……ありがとう、ツカサ君……」
そうですとも、美女に涙は似合わない。
粗末ですが俺のハンカチで拭いて下さいなと手渡すと、ゴーテルさんは嬉しそうに微笑んで、涙で潤みそうな頬をぬぐってくれた。
嫌な顔一つせずに俺のハンカチを受け取ってくれる所が、本当優しいよなぁ。これが俺の世界のクラスメートだと、受け取ってすらくれないぞ。
本当、世界一つ変わればこんなにも違うんだなぁ……。
そんな事をしみじみ思いつつ、暖かい緑茶を啜っていると――――隣で、ブラックが顎に手を当てながら小さく呟いた。
「なるほどね……」
「……?」
相手の顔を見たが、その表情に曇りは無い。
ただ、少し意地悪そうな笑みで薄らと微笑んでいるだけだった。
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