異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編

  鎮魂の庭2

 
 


 ――――そんなこんなで、俺はアドニス指導のもと演技を始めたのだが……。

「……どうしましたツカサ君、急に黙って」
「いや、あの……実際動きを付けてやってみると……身長差がひどいっていうか……」

 仰向あおむけで天井を見ながらそう言うと、同じような格好をしているアドニスが死んだ魚のような目をしながら答える。

「…………そうですね。この場面は初めて動きを合わせつつやりましたが、君と私でおこなうとこうなるとは思いませんでした……。まさか、倒れる事になろうとは……」

 そう。
 何度かアドニスと読み上げをして、いざ動きを付けてレベルアップと言わんばかりに二人でぎこちなく演技を確認していた、その終盤あたり。

 恐らく最も盛り上がるであろう「黒髪の乙女の殉死じゅんし」シーンで、王子様役である俺が乙女役のアドニスが倒れるのを受け止めるシーンに差し掛かったところで、事件が起きてしまったのだ。俺がアドニスを支えきれず倒れてしまうという事件が。

 …………まあ、最初から分かっていた事なのだが、それでもやってみると相手との距離が如実にょじつに分かってしまって悲しい。
 でも、アドニスもかなり想定外みたいだったので仕方が無いじゃないか。
 そうじゃなけりゃこうならなかったはずだ。
 だって、俺達はこうなるまで全然この事に気付いてなかったんだから。

「もう一回やってみる……?」

 体をパンパンと払って立ち上がると、アドニスも俺がやったのを真似まねるように服を軽く叩いて砂や葉っぱを落とす。
 その長い髪にひっついた葉っぱなどは気にしないのかと思ったが、相手は気付いていないかのようにそのまま台本を開き、一連の流れからやりましょうと言い出した。

「……あの……アドニス、髪の毛……」
「なんです? くくった方がいいですか?」
「あ、いや……」

 髪の毛に結構葉っぱが付いてるのに気にしないのかな。
 まあ緑の【グリモア】だし、葉っぱはお友達なので気にならないのかも。

 いや、また倒れるともと木阿弥もくあみだから、面倒めんどうで触らないだけかもしれない。
 アドニスは合理的だからな。うむ。

「どうしたんですかツカサ君」
「なんでもない! えーと……受け止める前の台詞から?」
「ええ」

 ペラペラと台本をめくって、アドニスは同意する。
 俺も一つうなづくと、相手は息を吸って【鎮魂の庭】に声を響かせた。
 ……おっと、その間に俺は脚力強化の【ラピッド】をかけておかねば。さっきは俺も負けてしまったが、付加術ふかじゅつで体を強化すれば何とか受け止められるだろう。

『王子、私の力を全てあなたに捧げます。例えこの身が悪しきちからによって滅びようとも、この地に平穏をもたらす事が出来ればそれで私は救われる』

 小さく呟いた【ラピッド】の声と共に、金の光の粒子がチラチラと舞う。
 その向こう側で演技に没頭ぼっとうする相手を見て、俺は目をしばたたかせた。

 木々や花に見守られた、小さな円形の広場。
 どこかから入ってくる風に浮かされた花びらや青葉が舞い踊り、まるでここが何かのステージのようにも思えてくる。
 その中で、アドニスの響く声はただただ心をさぶった。

 ぶっちゃけて言うと、アドニスはかなり演技がうまい。
 演劇をたしなむようなリリカルなヤツには見えなかったのに、それでもアドニスには「演じる」という行為が理解出来ているのか、理知的でりんとした声は嫌悪感の欠片かけらも無く、風のごとく耳に入ってくる。演技がどうか、なんて関係が無いくらいアドニスの一挙手一投足いっきょしゅいっとうそくは見る者を魅了するような「何か」を持っていた。

 そんな相手が、金色の流し目で俺を見てくる。
 相手の流れるような動きに対してぎこちない俺は、一生懸命に「乙女を心配する姿」を演じて動き、照れ臭いようないのちいの台詞せりふいた。

 こんなの、俺の頭じゃ出てこない。それくらい、甘くてクサい台詞だ。
 けれど、これはアドニスによって脚色された台本なのだ。そう思うとなんだかみょうに気恥ずかしい気持ちになって来る。緊張したり気張ってはいけないと言うのに、金のすずやかな目を向けられたらつい声が強張こわばってしまうのだ。

 だけど、つまづいた所までやり切らなければ。
 そうおのれ叱咤しったして、俺は一歩踏み出す。
 この動きを合図のように見て、アドニスは再び両腕を開き「何かのちからを使った」仕草しぐさをした後――――躊躇ためらいも無くその場で体をかしげた。

『ああ、私のい、としいおとめっ』

 相変わらずの三文演技だが、今度こそ受け止めてやるぞ。
 ラピッドのおかげで強化された足をいきおいよく出して、思いっきり手を伸ばす。ここは遠慮なく反射的に行動しろと言われている。このシーンでは、その“王子の必死さ”が必要なんだから、これでいいはずだ。
 そう思いながら、俺はアドニスの背中を両手でしっかりと支え――――

「ぐわあぁ!!」
「ッ!」

 支え…………たかったのだが、まったくそう出来ず。
 情けない俺は、再びアドニスを道連れに地面に倒れ込んでしまった……。
 ぐうう……無念……。

 脚力強化の付加術【ラピッド】でも駄目だったか。凄くったのになぁ。
 いや、ラピッドはそもそもが「足を強くする」だけの付加術ふかじゅつなので、腹筋や背筋が強化されるわけじゃない。自分の腕で支えきれないモノを持てば……当然、俺の体は相手の重さに引っ張られてしまうワケで。

 まあそりゃ……倒れるよね。

「…………ごめん、アドニス……」
「……まあ、予想はしてましたよ。ええ」

 ぐぬぬ、脚力「だけ」を強化するって、今までその意味を考えてなかったけど案外面倒めんどうなんだな……今までは移動を早くする手段としてしか使ってなかったから、こういう時に思い違いが出て失敗してしまう。

 しかしそれは滅多めったに身体強化の術を使わないアドニスも同じだったようで、意外な事に俺が倒れるとアドニスも一緒に倒れてしまった。
 もう何度か倒れてるので、てっきり学者肌のアドニスなら何か策を考えているものだとばかり思っていたのだが……相手もどうやら倒れるたびに驚いているみたいで、ちょっと意外だ。

 頭の良いヤツも思い違いってするモンなんだなぁ……。
 いや、アドニスは俺を見込んで「今度こそ成功する!」と信じてくれていたのかも知れない。でもそれはそれで期待を裏切ってしまって申し訳ないな……でも今の俺には無理っぽいし……うーむ……。

「やっぱし、俺じゃアドニスの体を支えるのは難しいのかな……体格差もあるし」
「……そうですね……。さすがに黒髪の乙女を抱きとめる場面は無理がありました。戯曲などでは見せ場の一つのようでしたので、一応書いてはみましたが……君と私の質量の違いまでは気付かなかった。これは修正すべきですね」
「質量ってお前……相手との体重の違いを気にしないとか、そういうことあるの?」

 さすがに俺とアンタじゃ全然違うって解るだろうに。
 座ったまま、髪に葉っぱとか花びらとか砂粒すなつぶだとかを付けてあんまりな姿になってしまったアドニスを見やると、相手はそんな自分の姿も気にせずムゥとうなる。

「妖精に重さという認識は無いので……。そもそも、他人の重さや姿などを気にした事もありませんでしたしね」
「確かに……妖精って基本的にフワフワ浮いてるしなぁ……」

 一緒に座ったまま、自分の頭や肩をパンパン叩いて砂を払うが、アドニスは先程さきほどの言葉を体現するかのように、自分の姿がどうなっているかを気にしもしない。
 ただ、俺との認識の違いが興味深かったのか、眼鏡を押し上げつつ考えているだけだ。……まあ、己の種族の興味深い点を見つければ、学者肌のアドニスは深く考えてしまうのも当然だろうけど……それにしても、こんな一面があったとは。

 ――――アドニスは、今のこの大陸における【最高の薬師】と呼ばれる凄い存在で、北方の軍事大国である【オーデル皇国こうこく】でも重要な役職をになっている。
 そして、雪におおわれた国土を国民のために緑化しようと頑張っている学者でもあるのだけど……実はそれだけじゃないんだよな。
 その真の正体は、実は神様が創造した【妖精族】の王子様なのだ。

 考えてみれば、アドニスって「凄い役職」で「頭の良い学者」で「数千年生きてる妖精」で「その妖精族の王子様」で……という盛りすぎキャラかよって感じなんだが、今まで妖精っぽい所なんてほとんど見なかったから、俺も少々驚いてしまう。
 まあ元々ズレたヤツだったんだけど、なんか意外だな……ちょっと可愛いかも。

 いやしかし、裏を返せばそれくらい人と接触してなかったって事だし……うむ……実はアドニスって俺と一緒でモテナイ男なのか。こんなイケメン顔してるのに。
 まあでも学者って部屋から出ないしな……アドニスの性格じゃ、人に触れたりする事もあんまりなさそうだから、こういう勘違かんちがいが長年続いてたのかも。

 そもそも、コイツが人間界に出て来たのってここ数十年の間っぽいしな。
 うーん……実はアドニスも俺と同じ童貞だったりして!
 ……まさかそこまではないよな! ははは。

「なんですかその顔は」
「い、いやなんでも……」
「言っておきますが、私が失敗を犯したのだとしても、君の方が数えきれないぐらいの失敗をしているので、君に笑う資格は有りませんからね」
「グッ……い、嫌な事を言いやがる……」

 コンチクショウと思ったが、ぐうの音も出ない。
 まあ、俺がアドニスを支え切れていれば済んだ話だしな……これ……。

「さて、もう一度……は流石さすがに無理ですね。この場面は修正するか、どうにか君が私を支えきれるようになる案を探しましょう。それまで動きは封印ですね」
「う、うん……」
「次に行きましょうか。ここからは君とあの不潔中年の場面ですね。一騎打ちです」
「それは良いんだけど……」

 あの、その……なんか、凄く気になるんですけど……アドニス、本当にそのまんまの髪の毛でいいの。めっちゃ葉っぱだのなんだのついてるけどいいの……?
 ああっ、これがブラックやクロウだったら何も言わず取ってやれるのに、アドニスが相手だと指摘しづらいっ。コイツくちを開けば俺に対して嫌味をいうんだものっ。

「何ですか変な顔をして」
「いや、あのー……髪にひっついてる葉っぱとか取らないのかなって……」
「そんなの後で良いでしょう。今は演技の練習ですよ」
「あ、後で良いってそんな! 髪の毛がからまったらどーすんだよ!」
「えっ」

 思わず反論してしまったが、その言葉はアドニスにとって予想外だったのか、相手は驚いたように目を見開いて俺を見やる。
 俺も「しまった」と思ったが、こうなってしまっては仕方が無い。
 ツカツカと歩み寄って、俺はアドニスの顔にびしりと指を差した。

「あのなっ、ブラック達ですら髪の毛は大事にしてんだぞ! 主役のお前が、黒髪の乙女って役どころをやってるお前が、その髪を大事にしなくてどーする!!」
「まあ、それは……言われてみれば確かに……」
「だろ!? だからもうほら、あの、取ってやるからしゃがむかどっかに座れ!」

 早くしろと急かすと、アドニスは先程よりも驚いた顔をして――――しかし、それ以上何か言うでもなく、大人しく広場のはしにあったベンチに座った。
 どういう風の吹き回しかは分からないが、どうやら俺に従ってくれるらしい。

 素直すぎる相手がちょっと怖い気もしたが、俺はベンチの後ろに立ってアドニスの長い髪に引っ付いた花や草や砂粒を丁寧ていねいにとっていった。
 もちろん、痛がらせること無く、な!
 ふふふ、ブラックやクロウの面倒臭い髪を手梳てすきでかしてやっている俺のスキルを舐めるんじゃないぞ。こんなまとめやすい髪ならちょちょいのちょいだぜ。

 しかし、ほんと髪に気を使う女の子見たいな髪質だなぁ、アドニス……。さらっさらだし、こんな黒髪の美少女が居たら俺すげえドキドキしちゃうかも……。
 うーん……つくづくアドニスが男なのが悔やまれる。
 普通、こういう異世界に来たら女の子だらけのハーレムになるはずなんだがなぁ。何でこう俺は女運が無いんだろうか……はぁ……。

「…………随分ずいぶん手馴てなれてますね、ツカサ君」

 俺の沈んだ心など知りもしないアドニスが、不意に問いかけて来る。
 だが特に隠す事も無いと思い、俺は素直に答えた。

「いつも、ブラックとかクロウの髪を手でいてやってるからな。アンタくらいサラサラの髪だとやりやすくてちょちょいのちょいよ」
「……そうですか」

 ん? なんでそんなちょっと不機嫌そうな声なの?
 今の会話で怒る所なんてあったろうかと少し疑問だったが、しかしアドニスはそれ以降黙ってしまったので、相手が何故不機嫌になったのか俺には分からなかった。











 
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