異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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慈雨泉山アーグネス、雨音に啼く石の唄編

20.好きな香りなら包まれたい*

 
 
「ん゛っ……んん゛……!?」

 目の前が真っ暗だ。いや、違う。これはクロウが俺に多い被さってるせいで視界が塞がれているんだ。それに、これ……も、もしかしてキスしてるんじゃ……っ。

 待って待って、そりゃクロウとは何度かキスしたことがあるけど、でもそれはちょっと込み入った事情が有った時とか、ブラックが許してる時だったわけで。
 なのに、い、今はブラックも帰って来てないしこんな所を見られたら何を言われるか分からないぞ。クロウがハラヘリ状態でもアイツは許さずにネチネチ言い続けるヤツだし、どう考えてもこの状況がイイわけがない。

 これは早急に解放して貰わないと。このままではブラックが帰って来てしまう。
 キスされてから数秒で気付き、俺はクロウを引き剥がそうと相手の服を掴もうとしたのだが……濡れてじっとりとしている服に思わず手が戸惑ってしまう。
 その隙を突くように、クロウは俺の顎を片手で掴み強引に口を開けると、大きい舌を無遠慮に侵入させてきた。

「っう゛、んぅう!! ッ……ぐ……ん゛ぐぅ……!}

 ブラックとするキスとは違う、強引で全部を奪い尽くそうとするような激しさ。
 俺は息をする事も出来ないのに、顔にふうふうと熱い息が掛かって来て、その息に意識が向こうとするのにおっきくて分厚い舌に舌を絡め取られて、生き物のような舌が奥へ奥へと進んでくる。

「っふ、ぐっぅ……ん゛ん゛ん゛……ッ、ゴッ、ぉ゛ご……ッ、ん゛ん゛……!!」

 息が出来ない。舌の奥の方、喉の入口まで進んで来て、自分でも触れた事のない舌の根元付近をクロウのが撫でてくる。
 顎の合わせの奥まった歯列の裏も、舌の裏側も、ぐちゃぐちゃになぶられて、ヘンな音を立ててずるずるとクロウが俺の唾液を啜ろうとして来る。

 そんな激しいの、苦しいだけなのに。
 ヘンなとこまで舌で触られてるのに、クロウの大きな口が俺の口を押し潰すくらいにぎゅうっと押し付けられて、その生々しい感触とどうなってるのかわからないクロウの舌が暴れる感覚のせいで、体が刺激に痙攣するみたいにビクビク反応して、たかがキスだけなのにお腹の奥が熱くなって……っ。

「ンッ……ふ……フーッ、フゥウッ……グ、ゥ……グゥウ……ッ」

 クロウの熱い息が顔にいっぱいかかってる。
 ふうふう言ってて、まるで大きな獣みたいな唸り声がしている。
 熱い。なにもわからなくなりそうだ。でも、ぽたぽたと冷たいものが落ちて来て、俺は朦朧とした意識と正気を繰り返してなんだかもうわけがわからなくなる。

 苦しい、びくびくする、吸われ続けて口の中がカラカラになっていくのに、生温い舌が何度も何度もなぞってきて、それを飲み下してしまう。
 あつい。くるしい。おなかが熱い。
 背筋がゾクゾクして、違うのに、反応しちゃいけないとこが、反応しそうで。

「――――――ッ、ぷは……っ! つ、ツカサ……ッ、ツカサ、まだだ……っ」
「っは……はぁっ、は……ハァッ……ッ、はぁっ、はっ……」

 息が急に出来るようになって、俺は何度も何度も空気を吸い込む。
 少し遠い場所にある壁の鎧戸から漏れる明かりが、目の前を覆うものがなくなったんだと知らせるように薄ぼんやりと周囲を照らしている。

 雨が降ってて、空気が冷たくて、吸いこむと喉や肺が気持ち良い。
 いつの間にか濡れてる顔や髪も、小雨の中で微かに吹く風が寒いどころか丁度よく思えて、俺はボヤけた頭で目を細めた。
 ああそうだ。体の中が熱いから、本当に風が気持ちいい。
 特に、カッカしてる下半身が急にスースーして、震え――――

「って、うぇえ!? やっ、く、クロウなにズボン降ろして……っ!?」

 うわヤダいつの間にっ、ちょっ、く、クロウ跪かないで雨合羽まくり上げないでぇ!

 ヤバい、キスの衝撃でボーッとしてたら変なことになってるじゃないか。
 そういえばクロウは腹が減ってるんだった。もう我慢できないと言ってたような気もするし、そうなるとこうなるのは当然のような気もするけど……でも、今日は……って言うか、ここでだけは外でヤりたくない。

 だ、だって、ブラックに見られる以前に、この雨を支配しているアグネスさんにも今の光景は見えてるって訳で……そ……そんな、そんなの……っ!

「ツカサ……ハァッ……ハァ……! あ、あぁっ……うまそうだ……っ」
「ひっ……やっ、だめっ、せ、せめて宿の中で……ッ」

 う、ううう、やだ、ヘソから下が全部寒い。
 寒いのに、近付いて来るクロウの吐息が下腹部にかかってきて、ね、根元のとこだけあったかくなってて、それだけクロウの顔が近いんだと思うと恥ずかしくなる。
 もうこの状態でも恥ずかしいのに、こんな所で食べられたら……っ。

「中に入るまで待てない」
「だ、だってここ外っ、み、見えちゃうっ、さむ、うぁっ、そ、そうだ寒いから……っ!」
「寒さなど俺が口に含んで忘れさせてやる」
「でも……!」
「ヌゥ……久しぶりで恥ずかしいのか? ……仕方ないな」
「ふえっ」

 間抜けな声が出る俺に構わず、クロウは俺の股間に顔を近付けて来る。
 腰を掴まれて逃げられないようにされて、俺は思わず硬直したが――クロウは、俺の態度に構わずヘソ下の何も無い柔らかい部分に吸い付き、そのまま俺が着ていた雨合羽の裾を降ろして中に入り込むような形にした。

「これで構わんだろう。食わせて貰うぞ」
「ぅ、ぁっ……あ、ぅう……っ」

 確かに、確かにこれだと俺の股間は見えなくなるけど。雨合羽で隠れるけど。
 でも雨合羽の中にクロウの頭が入ったせいで、腹が異常なくらいパンパンに膨れているように見える。そもそもクロウの体が丸出しだ。
 こんなの、す、スカートの中に入ったヤツみたいで。こんな……っ。

「ハァッ、は……つ、ツカサのおちんちんを好きに弄れるのも久しぶりだな……」

 ブラックとは違う低くて痺れるような声が、素肌を伝ってびりびり流れてくる。
 息が敏感な下腹部に掛かるだけでもつらいのに、雨合羽のつるっとしてる材質のせいなのか、声が籠って服からもビリビリが伝わってくるような気がする。

 こんなこと無かったから、余計に胸がドキドキして苦しい。
 だけど、クロウはそんな俺の事なんて気にせずに下腹を万遍なく舐め始めた。

「っ……ぁ……な、なんでそこ、舐め……っ」
「さっきのキスで汗ばんだな……? 美味そうな匂いが服の中に充満しているぞ……ふっ、ククッ……こ、ここだけでも充分にうまい……」
「ふあぁっ……!?」

 下っ腹の肉を唇で柔く食まれて、思わず体がビクつく。
 だけどクロウは俺が反応してもやめず、口を大きく開いたり閉じたりしながら何度も肉を抓んだりしてきて、筋肉にもなってない俺の無様な部分をもてあそんできて。

「ハァ……は……布が水を通さないせいで、汗の匂いが充満しているな……。いつもこう言う風にツカサを味わえたら最高なんだが……」
「そ、そんなの……っ、は、はずか……し……っ」
「ああ、ツカサは汗の匂いを嗅がれるのがイヤだったな。……ここを恥も外聞も無く音を立てて啜られるのは、大好きなくせに」
「ぅあぁあ……っ!」

 根元を、大きい舌でべろりと舐められる。
 たったそれだけなのにどうしても声が堪え切れなくて、俺は体を緊張させてしまう。でもクロウは俺が耐えようとするのにも目をくれずに、俺のモノの根元だけをねっとりと器用に舐め回してきて、執拗に反応させようとして来る。

 こんな触られ方なんてされたことなくて、予想外の刺激に腰が震える。
 もっと、もっと直接的な何かを予想してたのに、クロウは腹が減っているって言っておいて俺をじらすように根元だけを刺激して来る。

 ソコを緩く刺激されたって、もどかしいだけでどうしようもない。
 せめて軽くしごいたり先端をいじめてくれたら頭もバカになれるのに、クロウは俺の無様に動く腹部を見たいのか、熱い息だけを他の部分にも吹きかけながら、なんどもなんども根元を裏からも表からも器用に舌先でなぞって、きて。

 そんなことされたら、もう、か、体あついのに、がくがくしてるのに、耐え切れない。
 こんなの恥ずかしいだけだったのに、快楽に素直な俺のモノはもどかしい刺激に業を煮やすみたいにして、どんどん頭をもたげて来て。

 もう、数分もせずに、俺は情けなく勃起してしまっていた。

「フッ、ははっ、つ、ツカサ……っ、も、もう足腰立たなくなったのか。オレが腰を掴んでやっていないと、今にも崩れそうだぞ……! そ、それに、美味そうに子供おちんちんを勃起させて……食って下さいと言わんばかりだな……!」

 違う、そうじゃない。
 ソレはアンタが変な感じで弄繰り回したからで、く、食って下さいなんて――――

「ッあぁああ! やっ、ぁ、らぇっ、そ、そん、なっ急にっひっ、ぃあぁあ……!」

 考えてたのに、途中でいきなり刺激が来て頭が悲鳴で塗りつぶされる。
 自分の甲高い変な声が思考を掻き消してきて、恥ずかしいから我慢しようとするのに、あったかくて柔らかなものに包まれて扱かれると我慢が出来ない。

 クロウの、これ、クロウの口の中だ……っ、クロウが俺の、お、おちんちんを咥えて舐めてる。理解したくないのに、どうしても解ってしまう。

 いやだ、こんなのハッキリ知らなくて良いのに。なのに、クロウの口の中のぬめっている感じや生暖かい温度、舌の動きが、自分でも敏感に思えるくらい伝わってきて。
 ……おっきくて分厚い舌が、おちんちんに絡んで来て扱いてる。
 根元の裏側と筋を一緒にゆっくり舌で撫でて来て、舌先で先端を擽ってきた。

「ひぐっ、ぃ……いぅう゛っ、らぇっ、そんな、したら……っしっぁ……あぁあ……!」

 クロウの舌は、獣人だからなのか少しざらついていて、ブラックのと少し違う感じで大きくて長い。何かを舐め取るように出来てるんだ。
 だから俺のおちんちんを簡単に包んで来て、早く出せとばかりに全体を扱いたり、裏側から先端を下の平らな部分でこすっていじめたり出来る。

 そう解ってるのに、声がもう変な喘ぎ声しかでない。
 こんなとこですると、ブラックに見られるかもしれない。アグネスさんに知られているかもしれないのに。なのに俺、雨合羽のなかで、クロウにおちんちんを舐められて、勃起して、気持ち良くなってるなんて……!

「やぁっあ、あぁあ……もっだえっしごいたらっぁ、あぁあっ、ぅあぁああ!」

 恥ずかしいのと気持ち良いのと苦しいのがいっぺんにやってくるのに耐え切れず、服の中のクロウの頭を掴む。
 だけどもう、クロウはとどめとばかりに俺のおちんちんを強く扱いて――――俺は、その動きに耐え切れず、無様に射精してしまった。

 ……けど、クロウは止まってくれない。
 精液だしてるのに、びくびくしてるのに、俺の腰を掴んで無理矢理立たせたまんまで、俺のおちんちんを啜って舐め回して根こそぎ精液を舐め取ろうとする。

 出したばっかりで敏感になってるソコを、さっきよりも強く弄られると、気持ち良いのよりも苦しさが勝って、俺は言葉に出来ない感覚に悶えて首を振った。
 それでやめてくれるはずもないのに。

「あぁあああ……! やぇえっ! す、吸ぁらっ、ぇっ、ぐっひぐぅっうう゛ぅ゛!!」
「もっと……もっとだツカサ……!」

 やだ、クロウの舌がいっぱいしごいてくる。
 もう出ないのに、苦しいのに、先端ぐりぐりしないで。おちんちん強く吸っちゃやだ、ぢゅるぢゅる音がする、そんな、そんなのしたら、またイッちゃうよ。

 うまく息が出来ない。ずるずる音がして飲み込もうとするとしょっぱい。苦しい、目の前が水の中にいるみたいになってて、びくびくして、もう、俺、もう……っ・

「あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!! あ゛ぇ、え゛っひっ、ぃあ゛ぁっ、っう゛、ぅ゛あぁああ!」

 夜なのに目の前が白くなる。
 なのに、びくびくするのが終わらない。

「もっと、足りない……ッ、グ……グゥウウッ、食わせろ、もっとだ……もっと食わせろツカサァ……!!」
「や゛ぁあっ、もっ、らしあっ、出しっ、ぁ、からぁあぁ! らぇ、もっ……ゆるしぇ……っ、お、おひっん、ぃ……こあれひゃ、ぁ゛っあぅ゛ぅうぁああ……!!」

 ゆるして。もうおちんちん壊れちゃう、きもちいいのとつらいので、頭がバカになる、いっぱい出したのになんでゆるしてくれないの。
 いやだ、もうきもちいいのやだ……!!

「――――――――~~~~~~ッ!!」

 チカチカする。頭がしびれて、おなかがじんじん、してて……ッ――――




「――――おいコラクソ熊、何してんだテメェは……」

 …………なにか、きこえたきがする。
 でも、もう、しろくてチカチカしてて、きもちいいのでいっぱいで。
 なにを言われたのか、わからなかった。












※ツイッターで言うてた通りがっつり遅くなりました(;´Д`)ウウ…
 久しぶりに啜れて満足です( ˘ω˘ )(私が

 
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