異世界日帰り漫遊記!

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港地区ディナテイル、情けは人のためならず編

15.デートはどこにいった※

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「はぁっ……は……つ、ツカサ君……もう一回……」
「も゛、やめ……」

 あれから何分経ったかも分からないが、俺は一瞬意識が飛んでいたようだ。
 それ自体はアドニスが調合してくれた薬のお蔭だなと嬉しく思わなくもないんだが、でも今だけは気絶したくなかった。だって、俺が気絶している間にブラックが何をしていたか分からなくなってしまうからだ。

 た、ただでさえこんな人が通りそうな場所でヤバい事をしてるってのに、気絶なんてしてたら人に見つかるかも知れない。ブラックは気にしないんだろうけど、俺は常識人だから気にするし何よりドンビキされるのがイヤなんだよ!
 なにが「もう一回」だっ、もうこれ以上えっちしないからな俺は!!

 ブラックが一度スッキリしたならこっちのモンだと思い、俺は何とか抱き上げられて浮かされた体を逃がそうともがく。だがブラックは全然離してくれない。
 それどころか。

「んぐっ……! あっ、あうんっ、ツカサ君そんな暴れたらナカが締まってまたペニスが勃起しちゃうよぉっ。あっあぁっ、も、もうだめ、また……」
「ちょぉおっ!?  やだっ、や、ばかっ、こんな所でまたヤッたら……っ」

 うわ、ほ、ほんとにナカに入ってるブラックのが膨らんでる。
 ただでさえ苦しいのに、また完全に勃起されでもしたら動けなくなるぞ。動かれたらマジで意識が飛んでしまうかもしれない。ヤバい……どうにかして抜かないと。

「つかしゃくん、もいっかいっ、ねっ、セックスもう一回だけ……っ!」
「やめろバカっ、ぅぐっ、う゛……ばかっ、おっきくすんなばかぁあっ……!」

 駄目だ、お腹に力が入らない。力を入れようとしたら、ナカに入ってるブラックの物を締め付けちゃって体が震えてしまう。また体が変な熱で熱くなってしまう。
 ず、ずっと前立腺のとこをでっかいので押されてるから、そのせいで前の方も、じわじわと覚えのある感覚に染まって来て、俺は必死に頭を振った。

 これじゃまたすることになっちまう。そんなの駄目だ。
 今度こそどうなるか分からない。どうにかしてブラックから離れないと――――

「っ……! ツカサ君、誰か来るよ」
「ぅえ!?」

 背後から囁かれて思わず驚くが、ブラックは俺を抱えたまま少し腰を上げると、俺の体を自分の体にぴったりとくっつけて背筋を伸ばさせた。
 そんなことされたら、し、下から串刺しにされるみたいになって……っ。

「ひぐぅっ!! ひっ、いっ、いやだっ、これぇっ……!」

 おっ、奥に入る!
 これやだ、足つかないからどんどん入っちゃうっ、奥やだってば!

「シーッ、ツカサ君静かに……あっ。この木箱、後ろに隙間があるね。入っちゃおう」
「ん゛んーっ!?」

 歩かれると振動がダイレクトに体に伝わって来て、ブラックのおちんちんが、ズッとナカに入って来る感覚まで強く感じてしまう。
 そんなことされたら息ができなくて、頭が電気で痺れたみたいにバチバチする。
 こんなことされてたら耐えられない。刺激が来るのがイヤで必死に体に力をこめて締め付けても、ブラックが歩くとおなかのおくがっ、も、もうやだ、やだって……!

「んん……この隙間狭いねえ……ツカサ君、この状態で我慢出来る?」

 ブラックが横歩きで入った大きな木箱の壁の隙間は、ブラックが俺の体を伸ばして抱き抱えた状態でないと入らないくらいせまい。背後の木箱の壁は動かしようも無いし、俺が今まで体を預けていた木箱は重たそうで動かない。

 ブラックまで隠れられる大きさなのは良いけど……でも、こ、こんな、串刺し状態で人が居なくなるのを待つなんて無理ぃ……っ。

「おね、がっ……ぶらっく……も……お、おちんちん……抜いてぇ……っ」

 ブラックのおちんちんでおなかが苦しい。体がヘンになる。苦しいのに、気持ち良い所をおっきいので押し潰されてて、ダメなのに俺まで勃ってる。
 動けなくてつらい。逃げたいのに前も後ろも壁で、逃げ場が無くて、もがいたらナカのブラックのおちんちんが奥に入って来て。

「はぁっ……は……こ、これ……ぁっ、す、すごぉっ……! つ、ツカサ君のナカ、僕のペニスをぎゅうぎゅう絞ってやらしく蠢いてる……ッ!」
「ちがっ、ぁ……も、ぃや……っ、これヘンになる、っ、ぅ……やだぁあ……っ!」

 ブラックの熱い吐息が首に掛かってぞくぞくする。
 背中からブラックの心臓の音がどくどく聞こえて来て、ナカにはいっているブラックのおっきいおちんちんも、また大きくなって、おなかの中いっぱいにして……っ。

 やだ、こんなのおかしくなる、頭ヘンになって声が出ちゃうよ。
 いつもみたいにガツガツされるのと違うから、体が勝手に戸惑って反応してる。
 すぐに頭が真っ白になれなくて、じわじわ気持ち良くなって、それが……こ、こんなに、苦しいなんて……思わなかった。

 俺のおちんちんまでおかしくなってる。狭い場所なのにもう限界まで張りつめてて、こんなところで気持ち良くなったら木箱を汚してしまう。
 だから我慢したいのに、なのに、ブラックのおちんちんがまた奥まできて。

「っ、う……つ、ツカサ君……っ、静かに……っ、しーっだよ……ほら、僕が、ツカサ君の涎を垂らしたやらしい口を抑えててあげるから……っ」
「ん゛ぐっ、う゛……うぅう……っうう……!」

 ふーっ、ふーっ、と、興奮したような呼吸の音がする。
 俺の呼吸なのかブラックの呼吸なのかわからない。だけど、そんな音の向こう側で、遠くの方から歩いて来る靴音が聞こえた。

 き、来てる。ほんとに来てる。

「おふっ……! つ、ツカサ君、緊張でナカが更にキツキツッ……あっ、だ、だめだよっ落ち着いて、ぼ、僕も動かないから……ねっ……!」

 ブラックが、俺をぎゅっと抱きしめて来る。
 狭い場所でブラックの吐息と、熱と、においで包まれていて、外だって言うのに俺はそのことに体がひくひく反応してどうしようもなくなる。

 こんなのはいつもの自分じゃないのにと思えば思うほど、恥ずかしさで体が過敏になっていくみたいで、どうしようもなくて、目の前が涙で霞んでしまった。

「二人居るね……。っ、は……どこかの、倉庫の持ち主かな……」

 もう、何が何だか分からない。本当に二人いるの。ハァハァ言ってる音しか俺には聞こえない。早く、早くどっかに行ってくれ。足がガクガクしてる、お腹のナカにずっとブラックが居て、苦しくて頭がぼーっとして……きもち、よくて。

「ん゛っ、ぅ゛……んん゛ん……っ、ん……っ」
「……何かの取引……?」

 た、体重かけて圧し掛からないで!
 奥に入るっ、だめっ、体曲げたらまたはいっちゃう、声出ちゃう……っ!!

「んぅう゛う゛う゛……!!」
「声だけじゃよくわかんないな……。っ、は……あっ、も、もう……この状態っ……僕もなんか、た、たまんない……っ」
「う゛ぅっ!?」

 いっいやだ、動いてるっ、うごいたらだめっ、小さくゆするのもやだって、やだぁ!
 声出すなって言ったのに何してんだよ、ブラックのばか、バカやろー!!

「っはっ、あ゛っ、た、たまんなっ、ツカサ君のお尻たまんないっ、熱くてキツキツでナカがペニスを扱いて来る……っ! ツカサくっ、つ、つかさくん……!!」
「ん゛ーッ、んぅうううっ! う゛ぐっ、ん、ぅ゛ぅううう……!!」

 お腹のなかでブラックのおちんちんが動いてる、いったりきたりしてる。
 抜いて欲しいのに全然いなくなってくれない、ずっとナカにいて、おかしくなるところをずっと押して、ぐりぐりしてきて、動かれる度に頭がちかちかして。

 もうだめっ、頭まっしろになる、イッちゃう、いっちゃう……!!

「っ……! ツカサくっ……ぃっ、イく……っ」

 ぎゅっ、と、俺のおちんちんが握られる。
 その刺激に体がわけがわからないほど震えて。

「――――――ッ……!!」

 どく、どくん、と、体の奥まで響く聞こえない音と一緒に、視界が焼き切れた。

「っ、は……はぁっ、は……はぅっ、う……んぐっ……はっ……き、気持ち、良過ぎ……あぁ……っ、またツカサ君のナカに出しちゃった……っ」

 呼吸しか出来ない。
 もう、なにも考えられなくて、言葉も出て来なくて、木箱に頭をつける。
 体に力が入らないのにブラックが抱えているせいで、立ったままになっている。爪先も地面に着いていないのに、足はずっとガクガクと震え続けていた。

「ぅ……ぁ……あぁ……っ……は……はぁっ……」
「んん……すぐ二回目だからツカサ君の精液、ちょっとしか出なかったね……。まあ、外の奴らも行ったみたいだし丁度よかったね!」

 よかったね、じゃねえ。
 ふざけんなぶっとばすぞ、と、思ったけど、もう声も出ない。
 怒る気力も一緒に出て行っちゃったみたいで、それよりも俺はもうベッドに倒れ込みたかった。もうやだ、ここから早く出て帰りたい……。

 っていうか、結局ほんとに誰かが居たんだろうか……今となっては足音すらビビリの俺が聞いた幻聴としか思えなくなって来たんだけど……。

「お……おぃ、ぶらっく……ほんとに、いたのか……」
「え? あ、人? それは本当だよ。ちゃんと居たからね? でも……ちょっと離れてたし、なにより木箱に挟まれて相手が見えなかったからなぁ……。何か取引的な事を話してたから、たぶん倉庫の中身について取引でもしてたんじゃないかな」

 やけに内容が具体的なので、たぶん、それは本当に居たんだろう。
 でも今はもうホントかウソかどうでもいい……は、はやく抜いてこれ……。

「ぶらっく、も……お、おちん、ちん……抜いぇ……」
「あはっ、そうだったそうだった、ごめんねツカサ君! これ以上は流石にツカサ君も明日がつらいよねっ。僕もこのままだと延々ツカサ君を堪能したくなっちゃうから、もう今日は帰ろうか。それにしても……ナカに挿れてジッとしてるのもいいもんだねえ」
「う゛う゛う……」

 なにが「イイもんだね!」だよ、上機嫌になってるんじゃないよ。
 俺がどんだけ大変な目に遭ったと思ってるんだ。つーかなんでお前はこう毎度毎度俺の想像しない場所で発情して来るんだよ。なにがデートだ、これじゃあただの野外羞恥プレイじゃねーか!

 ち、ちくしょう……もう港で絶対デートしない……。デートしないからな……!

「ツカサ君、明日も一緒に帰ろうねっ」
「ぐぅう……あ、明日はひとりで帰るぅう……」

 俺を抱えたまま木箱の隙間から出ようとするブラックに恨み言のように言うと、相手は「またまたそんな~」とか言いながら、俺を諌めるようにグッとナカを突いて、俺に情けない声をださせやがった。

 ……もう明日はぜったい一人で帰るからな!!












 
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