異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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豪華商船サービニア、暁光を望んだ落魄者編

  木の葉が引かれる道標2

 
 
「おや、つっくんじゃないか。華の無いオッサン二人を従えてどうしたんだい?」

 ぎゃーっ、コイツ相対して早々なんという暴言をっ!
 なんでそうお前は空気が読め無さそうな風体を全力で肯定して行くんだ、もう少し意外性を出して理知的だったり策略家だったりしてもいいだろうが。

 それなのに、どうしてそう口が軽そうなニヤついたイケメンを貫くの。お願いだからブラック達の前では貴族みたいにミステリアスで大人しい人でいてください。
 もう半ば涙目になりつつそう思ってしまったが、時すでにお寿司いや遅し。

 ブラックとクロウはそれぞれ左右から俺の貧弱な肩をデカい手で掴んで、ぐいっと顔を突き出してきた。オッサンの顔でサンドされるのはさすがにつらい。

「つっくん、だぁ? おいお前何様のつもりだよ。僕のツカサ君になにコナかけてんだ」
「仮にも貴族のような風体をしておいて、その呼び方は失礼に当たらないのか」

 なんで貴族風のオッサンがオラオラ口調で従者がまともなことを言ってんだ。
 あべこべにもほどがあるだろと思ったが、俺がツッコミを入れる前に変な小生……じゃなくて、ギーノスコーが口を挟む。

「君達だって加齢臭漂うトシの割に随分口調が若々しいじゃないか。ま、そんな事はどうでもいいんだよ。それよりつっくんは何をしに来たんだい?」
「だから人のツレを気安く呼ぶんじゃねええええ」

 殺すぞ、と語尾に付けそうになるブラックの口を慌てて抑え、俺は愛想笑いを必死に浮かべながらなんとか取り繕う。

「い、いやあ、船内見学をと思いまして……前々から船長さんには頼んでて……」
「へえ~、キミ、ますますイイねえ! メスなのに知見を広げようと見学を頼むなんて、実に見込みアリ、だよ」

 またそれか……。初対面で言われた時はゾワゾワしたが、二度目の遭遇で長めに喋って変な人なのだと悟ってからは、もうなんか慣れてしまったよ。
 でもなんで男に品定めされにゃあかんのだという怒りは沸くな。
 なにが見込みアリだなにが。

 いや、そんなこと相手に言えるワケないけどさ……貴族だし……。

「なにが見込みだブッこ」
「わーっ! で、ででで、ギーコギコさんはなんの用事でここに!?」
「ギーノスコーだよつっくん。やだなあわざと間違えて。まあそんな所も可愛いけど」

 頼むからゲッソリするような事を言うのはやめて下さい……。
 もうこの短い会話だけで既に疲れがどっと押し寄せてしまったが、ギーノスコーは俺の疲労やブラックの激昂などどこ吹く風で薄ら笑いを浮かべつつ指を立てた。

「おっと、用事のことだったね。まあ、用事というほどの事でもないんだけど……小生は、曜気の提供をしようかと思って訪ねて来たのだよ」
「曜気の提供?」

 なんだそりゃと首を傾げると、相手は「知らなかったのかい?」と言わんばかりの顔でワザとらしく驚いて見せつつも、説明してくれた。

 要約すると、どうやら「曜術が使える貴族には、船の動力や【標導石】に充てるための曜気を提供するお願いをされている」らしく、ギーノスコーはその拘束力などゼロに等しいお願いを叶えるべく、操舵室に参上したとのことだった。

「ブラック、そんなお願いされたの……?」

 こそっと問いかけると、相手は首を振る。
 初耳だと言いたげな片眉を顰めた表情だったが、船長さん達が驚いていない所を見ると、嘘と言う事ではないらしい。お願いされない人もいるって事なのかな。
 まあ……結構な人数の貴族が乗ってるワケだし、若い人に積極的に曜気を分けて貰おうってことでブラック達にはお知らせが行かなかったのかも知れない。

 それに、貴族も年功序列はありそうだし……まあ、色んな可能性があるよな。
 まあ、ギーノスコーが本当に偶然立ち寄ったのは分かったからいいか。
 追いかけて来たとかじゃなくて本当に良かった……。自意識過剰かもしれないが、こういう手合いは悪気なくそういうことをやらかすからな……。

「……じゃあ僕達とは何の関係も無いわけだ。なら、もう帰ろうかツカサ君。もう探検は充分でしょ。部屋に帰ろうよ」
「おや。名を名乗らずに帰るなんて、随分と珍しい貴族だね」
「ぐ……」

 そもそもあまり貴族が好きでないブラックは、ギーノスコーと話すのなどウンザリだと言わんばかりに俺に行ったのだが、それを耳聡く聞き付けた相手はわざとらしい驚き方をしながらブラックに目を丸くしてみせる。
 そう言えばそうだ。ブラックは今、貴族として船に乗っているんだった。

 別段冒険者として乗っても良かったことだったのだが、クロウはクロウで獣人である事を知られたくなくて歯噛みしながらも従者に変装し、ブラックはトルベールやシアンさんの頼みで仕方なく大嫌いな貴族として格好を整えているのである。
 だから、ガチ貴族に出くわしたらそれ相応に振る舞わねばならない。

 ガチ貴族であるギーノスコーのような人物に接触したら尚更だ。少しでも変だなと思われたら、そこから何がどうバレるかも分からないんだから、ちゃんと貴族と従者であるように見せなくてはいけないのだ。
 でなければ、もっと面倒な事になってしまう。しかも相手は変人小生マンだ。ヘンな事になる前に、どうにか我慢して貴族として振る舞って貰わねば。

 それはブラックも理解していたのか、苦虫を噛み潰したような顔をして呟く。

「…………アコール卿国エショーラの分家、ラック」

 ――――これは、トルベールと俺達が事前に設定していた偽名だ。
 何が起こるか解らないし、眼鏡の曜具で瞳の色を変えるだけでは不十分かも知れないってことで、照会されても困らないようにしたんだよな。

「アコールの……なるほどなァ、どうりでその見事な赤髪の噂を聞かないわけだ」
「……?」

 何故か納得したような様子で頷くギーノスコーに目を向けると、相手は俺の視線が疑問を含んだものだと理解したのか説明した。

「もしも小生と同郷の貴族であれば、その凛々しい容姿と赤髪は間違いなく話題になって持て囃されていたはずだ。小生のような黒に近い髪は醜男とされるが、赤や金などの髪は鮮やかであればあるほど美しいとされるからな」

 そう一度話を区切って、ギーノスコーは俺達をじっと見つめながら軽く頷いた。

「ふむふむ、そうか。祝宴にも食堂にも顔を出さない貴族の一人は、どんな人物かと思っていたが……ただの孤独を嗜む美貌の貴族だったわけか」
「…………!」

 どこか芝居がかったその言葉に、俺は相手が何をしたかったのかやっと理解して、背中にどっと冷や汗が伝った。

 もしかして、今の会話全部が……ギーノスコーにとっては「尋問」だったのか。
 あの人を煽るようなトンチキな会話が、全てブラック達の素性を調べようとするためのものだったとするなら、とんでもないヤツだ。

 コイツと喋ってたら、俺もボロが出るかも知れない。
 頼まれごとを受けてしまったが……やっぱり、コイツとはあまり接近できない。
 ブラック達のことをバラさないためにも、件の「もう一人のアランベール帝国の貴族」を迅速に探し出して手短に済ませないと……もしかしたら、俺も危ないかも……。

 思わず体が緊張したが、そう思ったのは俺だけじゃ無かったようで、両肩を掴んでいる二つの手にグッと力が入ったのを感じた。
 けれど、ギーノスコーはニッコリと真意が分からない笑顔で微笑んだまま、こちらの緊張など知らぬような顔で改めて自分の名を名乗り返す。

 俺に名乗ったのと同じ、一つも違えない口上で。

「…………ギーノスコー・ペンテクロン……」
「ああ、アコールまで名前が轟いているなんて事は無い、ただの三流貴族さ。だから気を楽にして、今後とも仲良くお付き合いさせて頂ければなと思っているよ。なにせ、ペンテクロン家は弱小貴族で小生も嫁さがしの旅をするしがない三男だからね」
「……わかった、覚えて置く。では、改めて失礼する」

 そう言うなり、ブラックは俺の肩を掴んで強引に方向転換させて歩き出した。
 力強く掴まれているので痛くはあるが、しかしブラックの真剣な横顔を見ていると何も言えず、ただ黙ってなすがままになるしかない。

 慌てて船長さん達にお礼を言い、ギーノスコーにも別れの挨拶をして、俺はブラック達と一緒に部屋を後にした。

「キュッ、キュキュ~……」
 部屋を出て、ずんずん歩き遠ざかると、やっと録画俺の服の中からぴょこんと頭を出す。そのあまりの可愛さにやっと背筋の寒さが消えた俺に、ロクはにゅるりと体を捻り出すと、パタパタと飛んで再び俺の肩におさまった。

「ロクごめんな、今まで窮屈な思いをさせて……」
「キュウ~!」

 俺の謝罪にも、可愛くて優しいロクは「だいじょうぶだよ!」と擦り寄ってくれる。
 ああ、さっきの緊張がほぐれて行くぜ……。

 船長さん達を驚かせるといけないと思い、俺の服の中に隠れて貰ってたわけだけど、今回ばかりはロクが服の中に居てくれて良かった。ロクの存在感のおかげで少し冷静になれていたような気がする。
 っていうか、今思えばそう思うくらい俺ってばヤバいと思ってたんだな……。

 つくづくあのギーノスコーとかいう変な小生は侮りがたい。
 ああ、返す返すもあんな約束なんてしなきゃよかった。

「キュ?」
「ああ、大丈夫だよ。ありがとなロク」

 感謝の気持ちで頭を優しく撫でつつ、俺達は三人一緒にブラックの部屋に戻って、しっかりとドアの鍵を閉めた。と、ここでようやくオッサン二人が安堵の溜息を吐く。

「……っはぁー……。やっと一息つける……」

 そう言いつつ、ブラックはふらふらと歩いて行ってソファに座り込んだ。
 クロウも我慢出来なかったのか、バンダナを取ってブルブルと頭を振る。ブラック達も、珍しく緊張していたみたいだな……やっぱそうだよなあ。

 得体のしれない相手ってのは、本当に何をされるか分からなくて怖い。
 だから必要以上に緊張しちまうんだ。相手に悪意が無さそうってのが分かるのが、また心臓に悪いんだよなあ……はぁ……。

 だけど、正直な話……俺がギーノスコーと顔見知りじゃ無ければ、こんな事態にはならなかったかも知れないし、ブラック達を部屋から連れ出さなければ二人が疲れる事も無かったんだよな。それを思うと、申し訳なくなってくる。
 船に乗ってからというもの、何だか失敗ばかりしているような気がするわ。

 少なくとも、ギーノスコーに姿を見られたのは本当に申し訳ない。
 あんな風に探られるとは思ってなかったとはいえ、軽率すぎたな俺……。

「うう、僕も癒しが欲しいなぁ……誰かぎゅっとさせてくれないかなぁ……」
「オレもぎゅっとしたいぞ」
「…………」

 あからさまに俺の方へ手を広げてしょげた顔をしているブラックに、指を咥えて俺の方を見ている熊耳を伏せたクロウ。
 いつもなら「こっちを見るな」と怒鳴っている所だったが……今回は俺が悪い。
 二人を危険にさらしたのだから、その……俺でいいんなら、まあ……。

「あ~、可愛い恋人をぎゅっとして癒されたい。癒されたいなぁ~!」
「だっ……だからそう言うコト言うなって! う、うぐぐ……ああもう……っ」

 どうしてこのオッサンは言わなくても良い事を一々宣言するのだろう。
 わざとらしく「可愛い」だなんて言う相手に、恥ずかしさで顔が熱くなりつつも、俺は渋々近付いてブラックの前に立とうとした。が、すぐに腕を引かれ体勢を崩す。

「えへへ、ツカサくぅんっ」
「うわっ!」

 ぼすん、とブラックの胸に頭をぶつけるなり、背中に手を回され抱きしめられる。
 いつもより強めに拘束されて胸に顔を押し付けられ呻くが、ブラックはお構いなしに俺と密着して髪の毛の中に顔を埋めて来る。

「んはぁっ、つ、ツカサ君の髪の匂い……っ! ああ、いつもと違って香りも何も無い貧乏くさい感じなのが逆にたまんないぃ……」
「し、下っ端従業員に無茶言うなよ……!」

 いつもと違って当然だろう。なんせ、今の俺は一文無しだ。色々な道具が入ったバッグもキュウマの所に置いて来たままだし、風呂も満足に入れないんだ。
 幸い俺はチート能力で無限に水の曜術が使えたから、終業後に一人でこっそり頭を洗ったり備品の安かろう悪かろう石鹸で体と頭を洗っているのだ。
 そんな状態で良いニオイもなにもあるわけない。

 だけど、ブラックにそういうことを直球で言われると、納得していたはずなのに何故だか急に恥ずかしくなって居た堪れなくなる。
 いつもと違う貧乏くさいのって、なんか、そういうわれると気になってしまう。
 水拭きが不十分で臭かったりしないだろうか。いつもと違うと、ヘンだろうか。そんな思いでいっぱいになって、体が自然に離れようと動いた。

 しかしブラックは俺を離してくれない。
 すんすんと鼻息を立てながら俺の匂いを嗅ぎ、顔を耳の裏まで移動させて来る。

「うわぁっ、やっ、だ、いやだって! 貧乏くさいなら嗅ぐなよ!」
「い、いや、これはこれで、給仕を手籠めにしてるみたいで興奮するって言うか」
「イメクラプレイすんなバカー!!」

 毎日のメイドさんご奉仕プレイだけで満足できないのかコイツは。
 そう憤慨したい所だったが、今の俺は追い目があって怒る事も出来ない。

「ブラック、次はオレだぞ。オレもツカサを吸って癒されたい」
「ったくしょうがないな……今日だけだぞ。僕が吸ってからだからな」

 今日だけだぞじゃねえ、俺の意思は無視か。
 つーか吸うってなんだ。俺はタバコか。

 それなら俺だってロクちゃんのツルすべなお腹を吸って昇天したいわ!
 だあもうチクショウ、なんでこうこのオッサン達は恥ずかしい事ばかり言うんだ。
 こんなんで本当に癒されてるのか?

 俺の方は、変なコトを言われたうえに耳の裏を嗅がれて大変なんだぞ。
 ブラックが鼻で呼吸したりするたびに、鼻が密着した耳の裏が熱くなったり冷えたりするのにぞわぞわして、他の事を考えられなくなってるってのに……。

「んふぅっ、ふんっ、つ、ツカサ君のにおい……たまんない……」
「グゥウ……ず、ずるいぞブラックばかり……っ」

 …………あの、出来ればにおいを嗅ぐのはやめてくれませんか。
 お風呂に入ってるとは言え、不十分なんだってば。そうやって嗅がれたら、絶対に恥ずかしいことになりそうだからイヤなんだけど!!











※ツイッターで言ってた案の定遅れました…(;´Д`)

 
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