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神狼鎮守タバヤ、崇める獣の慟哭編
1.聖地【タバヤ】の鎮守様
ナイリ山脈九合目――――人界と隔絶された霧深い地帯に、その集落は有った。
さっきまでは全てを白く染めるほどの濃霧しか見えなかったというのに、この集落は霧のきの字も見当たらない。入った瞬間に、白が全て失せてしまった。
そんな風に霧を一切寄せ付けないその不思議な場所は、狼達に【タバヤ】と言われている。
由来は不明だが、彼らにとっては「狼族の聖地」という意味になるらしい。
確かに、霧が寄り付かない特殊な場所ってのは神聖な感じがするよな。
それに……。
「で、でっかい宝石がいっぱいある……」
……そう。一番驚いたのは、石。鉱石だ。
なんとこの【タバヤ】という集落には、人の身長ほども有るデカくて尖った水晶の柱の集合体のような物があちこちに生えていて、なんだか俺達が小人になってしまったかのような不思議な光景が広がっていたのだ。
「あの鉱石は【色祝石】と言うもので、我々にとっては大事なものです。ここに棲む者達を、長様と共に見守ってくれています」
そう言いながら俺達を案内してくれる、銀色の耳と尻尾を持つ狼族の案内人。
独特な形の家屋の間を縫うように歩いて目的地へ案内してくれる彼は、俺の疑問を汲み取ったかのように教えてくれる。
シキシュクセキという名前の意味はよく分からなかったけど、語感からしてめでたい感じがするからきっと良いものなのだろう。
デカい水晶の原石みたいで綺麗だけど、それだけ大切にされてるんなら触れちゃいけないんだろうな……なんて思っていたが、歩く途中で子供がよじ登っているし、欠けて平らな部分が出来た物には大人が腰かけていたりして気安い。
なんだろう……なんかこう、横にベンチが置いてあるお地蔵さん的な扱いなの?
まあそういうのもアリだよな。ご神体とかだとちょっと怖いけど、彼らにとっては縁起物に近い感覚なのかも知れない。
「それにしても、本当に狼族ばっかだな」
俺の横を歩いているブラックが言うのに、俺は頷く。
こちらを気にしたりしていなかったりする住人達は、どの人もみんな狼の耳と尻尾を持っている。色や毛並みは違う事も有るけど、誰もが同じ耳をしていた。
もふもふだったり毛が短かったり……うーむ、狼の耳ってのにも色々とあるもんなんだな……。個人的には、耳の中の毛まで長くてもふぁもふぁの耳が気になるぞ。
「現在この【タバヤ】には、大小含めて七種の群れが定住しております。その他の者は、長様である“天眼魔狼王”の教えを乞う修行者たちですね。ここは狼族にとって特別な場所なので、長様のように偉大な狼になることを望むものが多く訪れているのです。祭りの時などは、教えを修めた者達が戻って来て凄い人手なんですよ」
「お祭りなんかもあるんですね。意外と和気藹々とした里なんだなぁ」
「ふふ……祭り以外でも楽しい事はいっぱいありますので、滞在中楽しんで頂けると我々も嬉しいです」
案内人のお兄さんは何だか嬉しそうだ。
まあ好きな故郷の事を良く言われたら、そりゃ誰だって嬉しいよな。
ここは怒りんぼ殿下……ことカウルノス殿下の最初の“三王の試練”を行う場所ではあるが、その前に狼族が大切にしている場所でもあるんだ。
俺も【タバヤ】には敬意をもって接しなきゃいかんな。うむ。
こちらに興味津々な可愛い子狼ちゃん達にこっそり手を振りつつ、俺達は集落の奥の方へと向かう。すると、丘のような場所に、他の家よりも大きい家があるのが見えてきた。他の家屋と同様に、皮張りの屋根に漆喰を塗った石材の壁と言う独特の形をした、モンゴルのゲルのような家だけど……さすが長の家だけあって、その豪華さは他とは一線を画している。
周囲の家屋も白い漆喰で石材の壁を覆っていて、その白い部分に鮮やかな色の模様をつけたりしているけど……この高台の家は、その飾りの紋様がアラベスク並に細かくてしかも豪華だ。様々な色が使われた民族調の装飾は、住居だと解っていても、神様の廟か何かではないかと錯覚してしまいそうになる。
いや……狼たちにとっては、長も神様のような物なのかも知れない。
だから、一際豪華な装飾で壁を彩ってるんだろうな。
でなけりゃ高台に一個だけ凄くデカい家が建つはずも無いし――なんて思いつつ、ついにその台に近付いて、俺はもう一つ驚くべきことを知った。
「こっ、この丘……水晶の根元……!?」
――――そう。
“天眼魔狼王”の住居は、なんとめちゃくちゃ巨大な【色祝石】の平らな根元の上に建てられていたのだ。家にばかり気を取られてたけど、こっちも凄すぎる。
ブラック達も、その巨大な水晶の痕跡に驚いているようだった。
「こんな巨大な鉱石があったのか……」
「ムゥ……この巨大な【色祝石】は、かつて戦の為に狩られたらしいぞ。オレもよくは知らんが、まじないの為に使ったという文献が残っている」
「へぇ~……戦勝祈願的なモンなのかなあ」
砂漠と荒野の世界であるベーマス大陸では、本などの歴史資料ってのが少なくて獣人達もそういう重視していないらしいんだが、そんな中でもクロウは軍記とか戦記とかも読んでて結構なインテリなんだよな。
そのおかげか、それとも王子として学んだ知識があるのか、こういう時に豆知識的な事を付け加えてくれるのは凄くありがたい。
細かい事も知っておけば、その土地の人の迷惑にならずに済むもんな。
こういう聖地化してるような場所ならなおさらだ。
しかし、そんなクロウのことが怒りんぼ殿下は気に食わないようで。
「チッ……惰弱なくせに無駄な知識ばかり溜めこみおって……」
背後でなんか言ったようだが、役に立ってるんだから無駄じゃないでしょうが。
まったく……こういう時くらい素直に褒めるとかして欲しいよな。
まあ、この怒りんぼ殿下は、実の弟であるクロウを暗殺しようとするくらいクロウの事が気に食わないらしいので、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってヤツなのかも。
早いとこ“試練”をクリアさせて、離れたいところなんだけどなあ。
「みなさま、ここでお待ちください。長様にお伺いを立ててまいります」
案内人のお兄さんは家へと上がる階段の前で俺達を留め、一人家の中へ入って行く。骨のように真っ白な扉を見ながら待っていると、三分も経たない内にお兄さんは戻って来て、どうぞと扉を開けてくれた。
「長様はお優しい方ですが、くれぐれも武力で挑む事のないようお願い致します」
「は、はい……」
武力で挑むってどういうこと。喧嘩を売るってことか?
相手はドービエル爺ちゃんや、その更に格上だという不老長寿のヤバい牛獣人である“海征神牛王”にも匹敵する存在なんだろ。
そんな人に喧嘩を売るなんて、いくら獣人が好戦的でも滅多にないことだよな。
だって、この三人は特別な種族名を授かったっていう、実力も獣人達の中で抜きん出た“神獣”って呼ばれる一族の長なんだし……。
…………いやでも、男なら一度は挑みたいって感じなんだろうか。
俺は争い事が嫌いなので考えた事もないが、そういうもんなのかもな。
確かに強い奴は格好いいし、挑んでみて負けても良いから力試しをしてみたいってアツい気持ちは、男として理解出来るし惹かれるところもないでもないが。
うーん、でもやっぱ痛いのは勘弁だな!
俺は現代的な男なので、ラブアンドピース万歳なのだ。
「ツカサ君、考え込んでないで行くよ」
「あっ、ウイッス」
ブラックに促されて、一緒に階段を上る。
案内人のお兄さんにお礼を言いながら部屋に入ると――――そこには衝立で奥の方を隠した広い部屋が在り、その衝立の中央の座に、一人の老人が座っていた。
「よくぞ来た。道中お疲れ様じゃぞい」
なんだかちょっと気の抜けた喋り方をする、おじいさん。
目はたれ目でとろんとした感じだが、その緩んだ表情とは裏腹にゆっくりとした動作は感じられず、姿だけは白ヒゲを蓄えた老人としか言いようのないほどだ。
髪と髭の区別がつかないほどのもさもさしたヒゲも、もしかしたら老人だということを強調するためのものであって、本当はこの人は若者以上に動けてしまうんじゃないのか……そんな言い知れない雰囲気を、おじいさんは醸し出していた。
ただ座っているだけなのに、俺ですらそう思うんだから……ブラック達が感じた事はそれ以上なのだろう。見上げたオッサン達の顔には、緊張が滲んでいた。
そんな俺達に、長様であるおじいさんはホッホと笑って手招きする。
「まあそう硬くならずにおいで。座って酒の一杯でも飲みなされ。ここは地上と比べて一日中寒いからのう」
からからと笑い酒瓶を取り出すおじいさんに、ブラックが動く。
おい、お前は酒が有ればなんでもいいんかい。まあ緊張してるよりはいいけどさ。
ブラックについて行って、勧められるがままに座ると、おじいさん……長様は、再びホッホと笑って白いひげを扱いた。
むむ……もっふりした髪に負けず劣らず長くて綺麗な毛の狼耳が素晴らしいな。
長毛の狼っていうのも……いいよね……!
「さあさ、まずは一献。お嬢ちゃんは水がええかね」
「あ、はい、ありがとうございます」
お嬢ちゃんじゃないけど、お爺ちゃんには訂正しづらい……。
いやまあこの世界メスだったら男でもお嬢ちゃんとか言い出すから、嫌がってる俺の方がおかしいんだろうけどさ。けど仕方ないじゃない、だって俺男なんだもの。
しかし今は何も言えなくて、俺はお付きらしき人から水を受け取って礼を言った。
「さて……自己紹介がまだじゃったのう。そこの熊兄弟にはもう何度も会っておるが、お嬢ちゃん達には必要じゃろう」
そう言い、おじいさんは背筋を伸ばし姿勢を正すと、なにやら豪華な装飾が付いた杖を握り、その場で床をトンと突く。
綺麗な金属が打ち合う音が聞こえて、その場が清廉な空気に包まれる。
にわかに緊張してしまう俺に、おじいさんはニコリと微笑んだ。
「ワシの名はヴァーディフヴァ。神獣が一種“天眼魔狼族”にして、唯一の開眼者の王。呪術をつかさどり、狼達の世話をしておるものじゃ」
「ヴァーディフヴァ、様」
「ホッホ、呼びにくかろう。まあ長なんて言うておるがの、ワシは別に名称なんぞどうでも良いから、ヴァー爺とでも呼んでおくれ。まあ恥ずかしいなら長でも良いがの」
ヴァー爺。ううむ一気に親しげになってしまった。
だけど、おじいさんからは威圧的な感じもしないし、雰囲気が知ってるお爺ちゃん達にも似てて、なんだか俺は緊張がほぐれて来たぞ。
本当にヴァー爺と呼んでも良いならありがたいけども……なんて思っていると、横で酒を飲んでいたブラックが問いかけた。
「長様、さきほど唯一の開眼者と仰いましたが……それは、その額の目ですか」
えっ。額の目?
ブラックが言うのに改めてお爺ちゃんの額を見ると、丁度額の中央……金属の冠がちょうど宝石を嵌め込んでいる部分が、きらりと光る。
だけど、よく見るとそれは……目。
赤い色をした瞳が、宝石の代わりに金属の冠の奥で光っていたのだ。
「ほ、ほんとに目だ! あっ、うわすみません!!」
「いやいや驚くのも無理はなかろう。まあ、天眼魔狼というのはこういう事じゃ。ワシら狼は、元々呪術を扱う素質を持っておる。それが、こういう第三の目として額にクワッと現れるのじゃよ。ワシは、狼たちの中で一番呪術がうまい。だから長なのじゃ」
「なるほど……曜術とは違うんですか」
お前よく冷静に質問できるなオイ!
まあブラックらしいっちゃらしいけど……。
「違うのう。人族のお前さん達に分かり易く言えば、モンスターの特殊能力と同じ物と考えてくれたほうが良いの。ただまあ、気を喰らう点を考えれば、ワシらの呪術もまた曜術と言えんことも無いかも知れんが」
「それは……どういう……」
よほど興味深かったのか、ブラックが畳み掛けるように質問をしようとした。
その時。
「クロウクルワッハ様!!」
ばん、と扉が開いて、外から一気に風が入ってくる。
どうしたのかと驚いて一斉に扉の方を見ると――――そこに居たのは、俺達がよく知っている人だった。
「なっ……あっ……シーバさん!?」
そう。
額に一文字の傷がある、イケメン狼のシーバさん。
クロウの部下であるその人が、扉を開けて入って来たのだ。
だけど何でいきなり彼がここに、と驚いていると、相手がまた大声を出した。
「今ザンス。ここで、クロウクルワッハ様も宣言するざんすよ!」
……ああ、この一度聴いたら忘れられない某吸血鬼みたいな「ざんす」口調と、そのイケメンの姿からは想像もできない、昔のネコ型ロボットアニメのス○夫みたいな声。間違いなくシーバさんだ……。
そのあまりのギャップに気が遠くなるが、今は真っ白になってる場合じゃない。
今ざんすってなんだ。宣言ってどういうことだ?
よく分からない、と相手を見るが、シーバさんは興奮したように尻尾を少し膨らませクロウの事しか見ていない。
その様子に殿下が眉間の皺を深くしてもお構いなしで、シーバさんはヴァー爺へと向き直り再び先程の提案をした。
「ヴァー爺、話を聞いて欲しいザンス。アタシは真剣なんですよ!」
「お前の口癖じゃと全然真剣に聞こえんのう……まあ良い、順を追って話しなされ。まず落ち着くことじゃの」
そう言って、扱く冷静にヴァー爺はシーバさんに着席を促す。
何だかよく分からないけど……とりあえず、俺達も話を聞いてみよう。
俺はブラックと顔を見合わせてから、ちょっとだけ姿勢を正した。
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