異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

文字の大きさ
639 / 1,149
亡国古都アルカドア、黒き守護者の動乱編

22.嫌味と拳は相性が悪い

 
 
「おう、こっちだお前ら」

 青灰色の鍾乳石みたいなツヤツヤした壁の廊下を、右に左にと進んでいった先。

 あまりにも同じような風景で混乱してしまった俺がみたものは、かなり広い部屋――まるで舞踏会かスポーツを行う場所かのように開けた部屋だった。

 神獣【磊命神獅王らいめいじんしおう】こと“金獅子のゼル”さんが奥さん達と座っていたあの部屋よりも相当広い。……まあ、あそこは縦長で、周りを外回廊の柱で囲まれた感じだったし、この四角くて広い部屋とは比べ物にならないんだけどさ。

「なんだこの部屋は。礼拝堂か?」

 上から降ってくるブラックの怪訝そうな声に、そうかと俺は腑に落ちる。
 確かに、ここはそんな感じだ。椅子や教壇みたいなものがないのでパッと思いつかなかったが、そう言われてみると入り口から真正面の壁になにか彫像が見える。

 かなり広くて少し目を細めなければ詳細が分からないくらいだったが、アレは礼拝堂の神像みたいな感じだ。そうか、ここに何列もの椅子が並べば、確かに物凄く広い礼拝堂といえる。……やっぱ、このゼルさんの棲家って神殿なのかな?

 不思議に思いつつキョロキョロと見回していると、ゼルさんがガハハと笑いながら「こっちへこい」と手招きした。

「昔ちょっとな、教えを乞うてくる奴らに造らせたんだ。まあ、そいつらもはとうの昔に死んじまったが建物はこうして残ってるってワケさ。……言っておくが、俺様がこんな風に造れと言ったんじゃねえぜ? 広い家が欲しいと言ったら、こうなったんだ」

 そう言いながらぶっきらぼうに言うゼルさんの後ろ姿は、なんだか不満げだ。

 まあ、自分で「神殿風にしろ」と言ったように見えるのはちと恥ずかしいよな。自分から申し出た訳じゃないって感じだったら尚更。
 もし俺がゼルさんの立場だったとしたら、そりゃ念のためそう言うわ。

 だけど、造った人達にとってはゼルさんは神殿を造って崇拝しちゃうレベルの強さだったってことだよな。
 神獣ってことはかなり強いワケだから、昔は崇拝の対象だったのかも。

 そんな事を思いつつ、先導するゼルさんを追いかけ……いや、俺は未だにブラックに抱えられているので歩いてないんだが……ともかく追いかけていると、部屋の隅の方に、捕えられた集団が一塊になって座っているのが見えてきた。

 遠くから見ると団子みたいだったけど、人だったのか。
 いやなんか思いっきり失礼な事を言ってしまったな。悪口とかでなくて、抱えられて常時ブラブラ揺れてるせいで見えなかっただけなんだ。許して欲しい。

 反省しつつ近付くと、一団は俺達の方へとまばらに視線を寄越した。

 どうやらかなり疲れているらしく、こちらを睨んでくる人は少ない。人族よりも体力がある獣人達も、分かり易く耳を伏せて肩を落としていた。

「おう、威勢が良かったんで俺様が一人ずつ揉んでやったんだ。そしたらコイツらすぐ音をあげやがってなァ。つまらんったらない」
「戦いで疲弊したヤツを圧倒的暴力で弄ぶなよ……」

 呆れ顔でブラックが言うが、同意しかない。
 むしろゼルさんに叩きのめされて疲弊した捕虜たちに同情するよ……。

 だって、ゼルさんは“骨食みの谷”でボコボコにされた人達を、手加減せずに全力で返り討ちにしたんだぜ。歯向かった相手も悪いとはいえ、神獣パワーで再度ボコボコにしたら、そりゃタフな獣人だってこうなるでしょうよ。
 うう、くわばらくわばら……。

 つい心の中でどこぞの仏様に手を合わせてしまうが、そんな俺達に構わず一人の人族の男が話し掛けてきた。

「……あんたらは人族か……赤髪のアンタは、そのもじゃついた髪のせいで人族って分からなかったぜ」

 痩せこけたような頬が特徴的な、表情に少し険が有る傭兵風の男だ。
 やはり、兵士ともなると雰囲気や仕草が圧倒的に違うな。動きやすそうだがしっかりとした鎧を装備している所を見ても、軽装が多い俺達のような冒険者とは違う感じがする。侮ると後ろから刺されそうだな……。

 少し構えてしまった俺だが、ブラックはいつもと変わらずに言葉を返した。

「へえ、頭を使わずに働いてると注意力も散漫になるみたいだな。普段は偉ぶってる傭兵サマが膝をついて敗北宣言なんて、ずいぶんな光景だ」
「なんとでも言え。墓荒らし遺跡荒らしの薄汚い合法盗賊に詰られる筋合いはねえ」
「今じゃ自分達が盗賊まがいのことしてなに言ってんだか」
「ぐ……」

 傭兵のおじさんが口を噤む。
 その様子に、ブラックはニコリともせずに続けた。

「自覚があるなら、尚更救えないな。こんな大陸まで来て盗賊行為なんてなあ」
「…………チッ……」

 自分でもそう思ってるからこそ、言い返せないって事なんだろうか。
 それとも、別に理由が有ってあえて口を噤んでるってことなのかな。

 なんとも言えないが、どうも口喧嘩で負けたって感じと言うか……なにか、言いたい事が有っても言えずにいるっぽい感じがする。
 ブラックもそれは解かっているのか、ただじっと傭兵のおじさんを見つめていた。

 そんな二人に、ゼルさんがパンと手を叩いてみせる。

「おうおう口喧嘩も良いけどよ、せっかく同族同士で顔を突き合わせたんだ。お前らが話したい事は、他にあるんじゃねえのかィ?」
「……話すことなどなにもない」

 傭兵のおじさんのぶっきらぼうな言葉に、ゼルさんはニッと笑う。

「そうか? お前達は半ばもう、話さなければならない事態に追い込まれていると思うのだがなァ。……ああ、敵地で拷問にかけられる、という話ではないぞ?」

 そう言いながら、ゼルさんは腰を屈めて相手と視線を合わせる。
 金色の髪に、金の瞳。首も眉も太い男らしい獅子の獣人に目を細められて、傭兵のおじさんは少し身じろぎをして目を逸らした。

 相手は応えない。
 けれど、ゼルさんは話を続けた。

「お前もよく理解しているだろう。この大陸には、逃げ場がない。お前達の故郷に帰る手段と言えば、あの海に浮かぶ金属の塊だけだ。しかしそれも、ヤケに人族くさい事をする熊族が記した“乗船者名簿”があれば、乗る事も難しいだろうなァ」
「…………!」
「俺様は神獣だから、あいつらにも顔が利くぞ。お前達の顔とニオイはもう覚えた。今のままベーマスに居ても、お前達に待っているのは別の地での惨めな死だ」

 これが、どういうことか分かるな?

 そう言外に言い放ち、ゼルさんは意地悪な猫のように笑みに目を歪める。
 まさに、これは「脅し」だ。

 顔とニオイと名前は覚えた。この土地に居る限り、どこまでも「強い獅子の王様」が追ってくる。そんな不毛の地で、一生を終えなければいけない。
 このままでは、そうなる。確実にそうなってしまうのだと、言っているのだ。

「……えげつな」

 ブラックが呟くが、その通りだ。
 もしこれが戦い大好きな獣人族なら、さした問題でも無かったのだと思う。
 彼らは強い獣人と戦って死ぬことが最高の名誉だと考えている。それが一般的な考え方で、それゆえに弱肉強食がまかり通っているのだ。

 だから、強い奴に追われても別に嫌でもないし苦でも無い。
 この砂漠だらけの環境にも適応しているから、なんの枷でも無いのだ。

 けれど、俺達人族は違う。
 俺達は豊かな緑を知っているし、水に困らない生活を送って来た。

 それゆえに、不毛の土地で暮らすという事に慣れきる事が無い。
 どうしても緑の世界を思い出すだろうし、その度にそこへ帰れない事を悔やむようになるだろう。しかも……この世界では、常に強襲に怯えなければならない。

 追われ、水すら枯れ果て逃げる生活。
 豊かな世界を知っている人間には、そんな絶望の生活は耐えられない。
 植物や水と離れては生きられない人族にとって、これは最も辛い脅しだった。

 ……それを知っていて脅したんだから、ホントに「えげつない」よな……。

 肉体派だと思ってたけど、やっぱ神獣の三王は全員ヒトクセあるんだな。
 遠まわしな脅しって、ライクネス王国のイヤな国王を思い出すからあんまり好きじゃないんだけど、まあでも……この場合は仕方ない。

 相手はアルカドアを襲撃した奴らの仲間……かも知れないのだ。
 王宮から預かって来た【人族入国者名簿】でサービニア号の乗客かを確認し、その彼らが雇われていたのなら、どうしてそうなったのかを聞かなければ。

 だから、ちょっと申し訳ない気もするが、ゼルさんに屈して欲しい。
 心の中でそんなことを願っていると、意外にもすんなり傭兵のおじさんは折れた。

「……わかったよ……。違反でメシが食えなくなるより、命のが優先だ。頼まれてこの大陸まで来たが、ここまでヒデェ土地だとは思わなかったしな。……これで帰れなくなるなんて、ごめんこうむる。……なあ、お前ら」

 振り返ると、人族の男達はそれぞれに頷いたり同意の声を上げる。
 よっぽどゼルさんに絞られたのが怖かったのか、もしくは自分の命が大事だったのか、どっちかは分からないけど、ともかく協力してくれる気になったらしい。

 傭兵って言うと、真面目な人は金を貰ったら契約違反なんて起こさないイメージだったけど、やっぱ命には代えられないよな。
 俺も同じ立場だったら耐えられずに話していたかも知れないし……いや、マジで、チート能力も無しにこの獣人の大陸で死に物狂いの生活をするのは無理だよ。

 この厳しい世界は、獣人だからこそ生きていける世界なんだよな。たぶん……。

「ほう、意外と物わかりが良いな。では、俺様が居なくても問題はないって事だな。じゃ、そういうことで後は好きにやってくれィ。俺様は飽きたからメスどもと一発ヤッてくらァ。邪魔すんなよ~」
「えっ、えぇ!?」

 ちょっ……えっ……一発ヤッてくるだと……!?
 待て、アンタなに羨ましい事を……っ。

「ハイハイ、ツカサ君はこっち! 僕と一緒にオッサンの尋問だよ!」
「ぐうううこの世は不公平だ」
「締まらねえなぁ……降伏したのがバカらしくなってくるぜ……」

 アッ、このおじさん俺の事を呆れた目で見やがった。
 俺だって呆れてるんだぞ、ヘタしたら悪党になってたんだからなアンタらは!

 呆れ度具合ならいい勝負……ってそんな話じゃ無かった落ち着け俺。
 ともかく、協力的になってくれたんだから話を聞かないと。

「じゃあ早速だけど、お前らの名前は何だ?」
「…………」

 ブラックが問いかけると、彼らは閉口する。
 これはブラックに敵愾心があるんじゃなくて、言えば何かされると思ってるんだ。
 だってさっきゼルさんが散々脅してたんだもんな。これは無理も無い。なので、俺が彼らの不安を解いてやることにした。

「大丈夫。アンタ達は幸いまだ何もしてないし、詳しい事情を教えてくれさえすれば、武神獣王国の王様がきっと船に乗せてくれるよ。それは約束する」
「……嬢ちゃんがウソつくとは思わんが、約束できるのか?」
「うん。俺、こう見えても今の国を動かしてる人と懇意の仲ってヤツだし」

 だから、安心して欲しい。
 そう言うと、傭兵のおじさんは苦笑するようにフッと笑った。

「人は見かけによらねえなぁ、本当に。……まあ、俺達の命を救ってくれるんなら、何でも良いさ。……だが、その代わり約束は違えないでくれよ」
「もちろん。なっ、ブラック」
「…………うん……」

 なんだその気が進まなさそうな返事は。
 気に入らない奴の話になると、トコトンまで不機嫌になるなあブラックは。

 まあ、危険な試練だったんだからそういう顔になるのも仕方ないか。
 ブラックが不機嫌になるんなら、ここは俺がしっかりしないとな!

「えっと、それで早速なんですけど……貴方達は、どうしてこの……」
「……【黒犬の群れ】……集団に名前は無いが、俺達はそう呼んでいた」
「そんな名前が……えっと、それでその【黒犬の群れ】なんですが、どうして貴方達はその群れに入る事になったんですか? そもそも……サービニア号でベーマス大陸に来たのは、どうして……?」

 つい質問を重ねてしまったが、俺の問いかけ方に何故か少し安心したのか、傭兵のおじさん達は少し警戒を解いたような雰囲気で俺を見た。
 そうして、それぞれに少し言い難そうな表情になる。

 だからどうしてそんな顔をするんだアンタらは。
 意味が分からなくて眉根を寄せていると、やっと傭兵のおじさんが教えてくれた。

「…………その言い方だと、大体見当がついているみたいだから言うが……俺達は、ハナから冒険の為に獣人大陸に来たんじゃない。とある場所で高額の依頼を受けて船に乗ってここに来たんだよ」
「え……!?」
「……これはまた……随分な話だな……」

 ブラックの声に、俺は更に顔を歪めてしまう。
 いやだって、そりゃ驚くよな?!

 依頼を受けてベーマス大陸に来たっていうことは、つまり……――

「も……もしかして……おじさん達は、人族の誰かに雇われて【黒犬の群れ】で戦を行おうとしていたってことなのか……?!」

 突飛かもしれないけど、でも、それ以外に想像のしようがない。
 目を見開いた俺に、傭兵たちは気まずそうに目を伏せていた。









※簡単なゲームを作りました(*´ω`*)
 ci-enにて公開してますので、環境が合う方
 興味があるな~という方はぜひ!
 楽しんで頂けたら嬉しいです(*´∀`*)

 
感想 1,277

あなたにおすすめの小説

おひめさまな俺、帝王に溺愛される

  *  ゆるゆ
BL
帝王陛下に捧げられることになった小国の王族レイには、大変な問題が──! ……男です。

ただのハイスペックなモブだと思ってた

はぴねこ
BL
 神乃遥翔(じんの はると)は自分のことをモブだと思っていた。  少年漫画ではいつだって、平凡に見えて何か一つに秀でている人物が主人公だったから。  その点、遥翔は眉目秀麗文武両道、家も財閥の超お金持ち。  一通りのことがなんでも簡単にできる自分は夢中になれるものもなくて、きっと漫画のモブみたいに輝く主人公を引き立てるモブのように生きるのだと、そう遥翔は思っていた。  けれど、そんな遥翔に勉強を教わりに来ている葛城星 (かつらぎ ほし)は言った。 「BL漫画の中では、神乃くんみたいな人がいつだって主人公なんだよ?」  そう言って、星が貸してくれた一冊のBL漫画が遥翔の人生を一変させた。  自分にも輝ける人生を歩むことができるのかもしれないと希望を持った遥翔は、そのことを教えてくれた星に恋をする。  だけど、恋をした途端、星には思い人がいることに気づいてしまって……  眉目秀麗文武両道で完璧だけど漫画脳な遥翔が、お人好しで気弱な星の心に少しずつ少しずつ近づこうと頑張るお話です。

【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って? いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!

夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。  ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。