異世界日帰り漫遊記!

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亡国古都アルカドア、黒き守護者の動乱編

  遭遇1

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(これは……まずいことになったな……)

 眉根を寄せながら、ブラックは目の前の少年を見つめる。

 その少年は誰か、など言うまでもない。
 ここに居るのは自分と恋人のツカサだけ。それだけのはずだ。

 なのに――――ツカサは、何故かおかしくなってしまった。

(いや、おかしくなったって言うのは言い過ぎかな。正確には、ツカサ君の意識が急に失われたっていう方が正しいのかも)

 じっと見つめるツカサは、目を薄く開いていて眠りの際に居るように見える。
 表情は穏やかだが、酩酊状態とも違うような感じだ。これは、自白剤を飲んだ時の表情に似ているような気もした。だが、この状況で薬など飲めるはずも無い。

 そもそも、周囲に人の気配はなく、薬を使われた痕跡も無いのだ。
 空気に溶けるような物であれば、ツカサではなく自分が先に気付いているはず。

 だが、風が流れる様子もなく、天井も壁も床も薬を撒けるような隙間は無かった。

(敵に何かをされたワケではないとしたら……余計に不可解だよ。どうしてツカサ君だけが急にこんなことに……しかも、ボーッとしてる状態なのに歩いてるし)

 しかし、目の前で手を振って見ても、ツカサは反応する様子が無い。
 立ちふさがって見ても結果は同じだった。対面にブラックが立っているというのに、ツカサはソレを理解出来ずフラフラと突っ込んでくるのだ。
 これではまるで歩く死人である。

(……でも、意識がなくてもどこかに向かって歩いているってことは……どうもこれは誰かに操られてると見た方が良いかな)

 今は、後ろ歩きでずっと付き添ってはいるが、このまま行かせていいはずも無い。
 もしツカサが操られているとすれば、事は重大だ。

 薬ではないとすれば、術……それも、ブラックにも感知できない未知の術の可能性が有る。であれば、無理に進路を塞ぐのもツカサに危険が及ぶかもしれない。
 敵もブラックが阻止する事を考えないわけがないのだから、触れた瞬間にツカサと自分に効果が有る罠を仕掛けている可能性もある。

(…………とはいえ、気配も無いんだよな……。幻惑術の類でもない……けど……)

 “大地の気”を意識して、その金色の粒子がツカサに掛かっていないか見やる。
 ――生命全てに宿るのが“大地の気”だが、個々人の体内にある“気”はその人物が取り込んでいるため、自然界で揺蕩うものとは違い一定の違いがある。

 振り返る時間が惜しいので今は詳しい話を置いておくが、ともかく人それぞれに体の中の気を流動させる動きは違っており、もし仮にツカサが“大地の気”を使用して発動する“付加術”で操られていたとすれば、その“気”が微かでも纏わりついているのが分かるものなのだ。

 ……とはいえ、こんな細微な違いを確認するには時間が要るし、戦場や諜報活動でそんな事をする時間は無いので、滅多に確認する事はないのだが。

(まあ術の気配を探るなんてこと、誰でも出来るワケじゃないしね。……だけど、今は幸い人もいないから確かめられる)

 真正面から退き、ブラックはツカサの手を握る。
 ……自分の節くれだって硬い手とは違う、少年特有の柔らかくしなやかな小さい手。男の手と言うよりも未熟な手と言う方がしっくりくるその手は、指すらも簡単に折ってしまえそうな危うさが有る。そんな彼の指の間に、自分の無骨な指を通した。

 そうして、少し周囲を遮断するように意識を集中させ、ツカサを見つめる。

(――――……)

 ずき、と、後頭部が微かに痛みを覚え、熱くなるような感覚を覚える。
 人の……いや、生命そのものの活動を見ようとすれば、それを読み取るための頭は当然負荷が掛かる。ほんの少し、表層だけを確かめようとしても、その微細な動きを知ろうとすれば、人の頭は簡単に壊れかけるのだ。

 学術院の者達や賢者は、それを「生命への冒涜に対する神罰」と呼んでいたが。

(う……。一瞬ただ確かめるだけなのに、キツいな……)

 だが、一瞬だけであれば何とかなる。
 そう気合を入れて、ブラックはツカサを見て目を凝らした。刹那。

「――――ッ……!?」

 一瞬見えたツカサを包む膨大な“曜気”の光と、金の粒子。
 自分が視認できる属性だけでも凄まじい、目が焼けそうな程に凝縮された高純度の光が見えたが、その、一瞬の間に妙な違和感を感じた。

(……これ、は……)

 目を細めながら、ブラックは何度か瞬きをして感覚を整える。

 己の五感が正常に戻るまでの合間に「いま見たもの」を思い返し、ブラックは眉根を寄せて唸った。おかしな現象を目撃したのだ。
 それは、ツカサを包んでいる謎の金色の膜。

 通常ではありえないその膜は、落ち着いた今のブラックが視ても見えない。
 人を操る術の“気”というよりも……もっと別の物のように見えた。
 だが、それは一体どういうものなのか。

 顔を顰めたブラックだったが。

「ッ!?」

 ツカサと繋がった手からぞわりとする異質な感覚を覚えて、とっさに彼の顔を見る。だが、ツカサの表情は動かない。今もただ、ふらふらとしてゆっくり歩いている。
 一体何が――――と、考えようとしたと同時。

『ごめんなさい……お兄ちゃんと話そうとしたら、こうなっちゃったの……』

 小さく幼い、高い声。
 咄嗟に進行方向を振り向くと、そこには――――裸足の少女が、立っていた。

「きみ、は……」
『……クラウディア……』

 その名前に、一瞬どきりとする。
 だが、彼女の容姿は同名である【黒い犬】とは似ても似つかない。その頭には少し大きすぎるような砂色の三角耳に、ふわふわとした金色の長い髪。
 袖なしの白い服は常夏の国の子供の寝間着のようで、ふとすれば彼女は寝室から裸足で抜け出したかのように見えた。

 だが、それは在り得ない。
 この状況で子供が出歩けるはずも無い。それに――――
 彼女は、透けている。

「…………君が……ツカサ君を動かしているのかい」

 得体が知れない相手だが、幼い口調やその表情からして少し怯えた少女である事は確かだ。彼女からは偽装の臭いは感じられない。
 だとすれば、高圧的な態度はツカサに危険が及ぶだろう。そう考えて、ブラックは己を落ち着けて出来るだけ紳士的に問いかけた。

 すると、少女は少し戸惑ったようにブラックを見上げたが、小さく頷き答える。

『ごめん、なさい……わたし、いつも失敗ばかりするの……ほんとは、お兄ちゃんに、こっちだよって……いいたかった、のに……デイェルが、出て……』

 デイェル。確か、獣人達の言葉で【特殊技能】という意味だ。
 獣人はモンスターの血が混ざっている種族なので、人族と違って曜術が使えないが、その代わりにモンスターと同じように特殊な技を使う事が出来る。

 曜気を用いずに炎を吐いたり、遠吠えによって仲間だけに信号を伝えたり出来ると言われているが……――もしかして、彼女が何らかの術を使ったのか。
 それで、こうなったのなら、辻褄も会う。

「なるほど、じゃあこれは君の能力なんだね」
『う、うん……。わたし、砂狐だから……【魂呼び】できるの……でも、お父さまみたいに、うまく出来なくて……ず、ずっと……ひぐっ……ずっと、や、やくに゛……ったて、っう、ぅ゛……たで、なぐで……っ』

 【タマヨビ】というのが何の能力かは正確には判らないが、恐らく使用者が求めた時に、対象が引き寄せられる効果があるのだろう。
 それだけではなさそうな不穏な名前ではあるが、ともかく悪意を持ってツカサに力を使ったわけではないようだ。

(でも、どうしたもんかな……僕は子供の扱いとか苦手なんだよなぁ……)

 こういう時は、いつもツカサが率先して子供をあやしてくれたのだが……夢現状態であるツカサには、どうすることも出来なさそうだ。
 子供に微塵の興味も無いブラックでは、上手く対処が出来そうになかった。

(子供って、こっちの感情を見透かすのが上手いからな……どんなに優しく接しても、相手は僕が『冷めた目で見てる』のを理解してしまう。それで泣かれたり怯えられるのが面倒臭いから余計に構いたくなくなるのに……はぁ……)

 ツカサは子供の世話が好きなのか、頼られると無条件で子供に甘い顔をしてしまうが、ブラックにはその感覚が理解出来ない。
 何故なら、自分がそうやって世話をされた事が無いからだ。

 ゆえに、子供に対しての感情も、本当はどう接してやればいいかも理解出来ない。
 ブラックにとっては、子供も「一個人」という単位でしかなく、優しくするという感覚も、あくまでも周囲を見て模倣した物でしかなかった。
 だからこそ、こういう場面では無意識にツカサに任せていたのだが……。

(……変に取り繕っても、相手は感じ取るんだ。なら、丁寧に接しているという事だけは理解して貰う方向に舵を切った方が良いか……)

 泣き続けているクラウディアという少女に、ブラックは溜息にならないよう気を付けながら息を吐くと、その場に屈んで相手と視線を合わせた。

「クラウディアちゃん。……僕は、君みたいな女の子に対しての接し方が分からないから、何もしてあげられないけど……。僕は、怒ってないよ。ツカサ君も、君みたいな子に対して絶対に怒ったりしないから。……だから、安心して」

 ツカサなら、そう慰めるだろうか。
 半透明の少女に落ち着いた声で伝えて、時を待つ。
 すると、彼女は滲んですぐ消える涙を拭うと、潤んだ瞳でブラックを見た。

『おじちゃん……おこって、ない……? わたし、失敗したのに……おにいちゃんのこと、こんな風にしたのに……怒ってないの……?』
「ツカサ君が怒るはずもないからね。だから、僕も怒れないよ」

 そう言うと、クラウディアは不思議そうな顔をしてブラックをじっと見つめ――何故か、急に嬉しそうに笑った。

『おじちゃん……ガイおじちゃんみたい……』
「ガイおじちゃん?」
『あのね、みんなヘンクツって言ってたの。こわいお顔してた、先生なの。でもね、ガイおじちゃんは、おとうさまとおかあさまのことが好きで……だからね、コドモが苦手でも、わたしにもいっぱい、がんばって優しくしてくれたの……』

 見知らぬ獣人に重ねられていい気分はしないが、少女は落ち着いたようだ。
 何とも言えない複雑な気分になりつつも、ブラックは問いかけた。

「クラウディアちゃん。さっき、ツカサ君をどこかに案内したい……みたいな事を言ってたよね。それって、どこかな? 僕達のお手伝いをしてくれようとしたんだよね」

 シアンがよく使うような、相手の行為をまず肯定する台詞。
 思い出しはするものの滅多に使わない言葉を使って問うと、クラウディアという少女は何度も頷いて顔を明るくした。

『あっ、あの、あのね、お兄ちゃんとおじちゃんに、教えたかったの……! お姉さんに、今のお城のこと教えて貰ったから。だから、助けてほしくて……』
「助けたい人がいるの?」

 いくつか引っかかる言葉が有ったが、後回しだ。
 とにかく、相手の信頼を獲得するために彼女が一番願っているであろうことを問い返すと、相手は目を丸くして耳を細かく震わせながら、強い声で答えた。

『そう……! 助けて、助けてお願い……このお城にいる、きっといるの……わたしの大事なおともだちが……だいじな、アクティーが……!』

 アクティー。
 また、聞き覚えのない名前だ。

(…………この少女の素性がどうにも解からない。けど、多分、この少女は……以前ツカサ君がこの城で見たっていう半透明の少女だよな。名前も同じだし……だけど、何故今、この状況で姿を見せたんだ? ツカサ君に何をさせたがってる……)

 パッと見では、善良な少女にしか見えない。
 だが、もし彼女が幽霊なのだとすれば、彼女が探している「アクティー」という人物は、普通の「おともだち」ではないだろう。

 そもそも、彼女が善良だとしても……彼女自身が、操られている可能性もある。

(なんだかややこしい事になって来たが……とにかく、ツカサ君を元の状態に戻させるのが最優先だ。それまでは、この少女に従うしかないな……)

 薬や毒、術を警戒していたが、今の状況が最も危うい気がする。
 実態が有る存在であればつかめるが、相手がどこに核があるかも分からない幽霊で、しかも謎の能力を使っているとなると、最早こちらが打てる手はない。

『おじちゃん……』
「……とにかく、話を聞かせて貰えるかな。案内したかった場所に向かおう」

 ニッコリと作り笑いをしてやりたかったが、そんな事をことをすれば相手は更に警戒するだろう。愛想笑いなど、幽霊には通用すまい。
 他人に対しての処世術など、彼女には役に立たないのだ。それがもどかしい。

 いつもの“自分のやり方”が出来ないことに戸惑いつつ、ぎこちない笑みを見せると――クラウディアという半透明の少女は、何故かまた嬉しそうに笑った。











 
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