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邂逅都市メイガナーダ、月華御寮の遺しもの編
27.獣人の中で一番幸せな獣
◆
「あの……本当に、こんなに書物を持って行っても良いんですか?」
「うむ。お前は俺にとって最早第二の妹だからな。妹の力になるのは兄の役目……遠慮なく持って行け。スーリアもそうすることを望んでいるだろう」
分厚くて丈夫そうな革製のリュックに、しっかりと梱包されたいくつかの書物をぎゅうぎゅうに詰め込まれる。
もちろん、あの箱に入った【ソーニオ・ティジェリーの手記】も一緒だ。
俺の世界で考えたら博物館から一生出せ無さそうな品物だってのに、デハイアさんはお構いなしに「おそらくこれも重要だろう」とか言ってバカスカ渡してくる。
考古学の先生とかがこの光景を見たら、卒倒するんじゃなかろうか。
……いや、俺は門外漢なので、実際はそうじゃないのかも知れないけど、素人の俺としては、明らかに重要だろうモノをアレもコレもと手渡されるのは恐怖でしかない。
だって、俺ガサツだもの。絶対こういうの扱うのに向いてないもの!!
なのにデハイアさんは「妹の物は妹に持たせるのが一番だ」とかいう何度目かの謎理論で、俺にドデカリュックを背負わせて本を詰めて来る。
やめてください、そんな詰め放題でハッスルするおばさまみたいな感覚でリュックに貴重な書物を詰め込まないでください。
こんなの耐えられないよう……と俺が震えているというのに、どうしてデハイアさんは頑ななのか。頼むから俺を妹検定試験から蹴落としてくれ。
「ツカサくーん、もうそのオヤジどうでもいいから早く行こうよ~。書物ならあっちで僕が全部すぐ読むから、保管は王宮の方で頼めばいーじゃないかー」
「ムッ……妹との別れを邪魔するとは不届きなヤツだな……。お前がメイガナーダのメスならば、即座に妹に相応しくないと殴り捨ててやれるというのに」
「ハァ!? ポッと出の偏執妹狂クソオヤジが何言ってやがんだあ゛ぁん!?」
ああ、でっかわいい準飛竜・ザッハークの姿になったロクちゃんの上でメンチを切りまくるオッサンがまた余計な事を言っている。
頼むからもうこれ以上火種を放り込まないでくれ。俺に火の粉が飛んでくるのよ。
「だ、旦那落ち着きましょうよ。もう出発するんですから……メイガナーダ侯も、色々と思う事はあるでしょうが、どうか穏便に……」
このオッサン二人を諫める役が居ないせいで、ナルラトさんがおずおずとその役を買って出てくれる。きっと内心では目上の人への小言をいう行為に多大なストレスを感じているだろうに、それでも場を収めようとしてくれるなんて……このオッサン達の中で一番大人なのが、俺以外じゃ一番年下なナルラトさんだなんて切ない。
どうなってんだこの世界のオッサンどもは。
「ムゥ……そうだな。妹愛の真髄を理解出来ない若輩者の人族には、いくら言っても無駄だろう。……だがそうなると余計に心配だな。ツカサ、他の物は別にどうなっても良いが、俺が再び王宮に行くまで危ない事はするでないぞ。妹は兄の後を三歩遅れて歩けば貞淑、三歩先に歩けばお転婆というしな」
「侯爵、それことわざになってます? なってませんよね? 意味不明ですよね?」
ナルラトさん、ツッコミが鋭い。
俺も今の発言は良く分からん。良く分からんけど……まあ、俺を心配して「無茶な事はするな」と言ってくれているのは分かるので、とりあえず頷いておいた。
「えっと……気を付けろってことですよね。ありがとうございます。この書物も、黒い犬達の事を調べる為に大切に使わせて貰いますね」
扱いが怖い遺物ではあるが、もっと調べれば色んな事が分かるかも知れない。
もしかしたら、あの“幸せな過去の夢”で見た黒い垂れ耳の犬の子……アクティーが、どのような存在で、子孫がどうやって生きていたのかも分かるかも知れない。
そうしたら、黒い犬のクラウディアの目的がハッキリわかるかも。
……いや、もしかしたら本当に杜撰な計画をたてて国家転覆を狙っているだけかも知れないが、調べればそれを明確にする事も出来るかもだしな。
ともかく、夢の中のあの褐色巨乳熊っ子美女……恐らく、スーリアさん……が、俺に【ソーニオ・ティジェリーの手記】の入手を必死に訴えていたのは事実だ。
その夢のお告げが今後重要になる事を信じるしかない。
今、王都アーカディアは“二角神熊族”の自称ライバル――――“嵐天角狼族”と、王族内部の裏切り者にそそのかされたビジ族に取り囲まれている。
いくら熊の王族が強かろうと、この状況は決して良い物ではないのだ。
だから、一刻も早く戻って、外を取り囲んでいるのだろう敵の動きを監視しながら、この書物を読み説かなければならない。
……本当なら、クロウには折角の故郷をもっと楽しんで欲しかったけど……こんな状況じゃ泊まってのんびりもしてられないしな。
スーリアさんのことも、もっと聞きたかったけど……今は、アッチのクラウディアの事をナントカする方が先だ。
……クラウディアと言えば……金髪ふわふわな可愛い美少女のクラウディアちゃんの方も、どうすればいいんだろう。
俺のどこかしらにいま“入ってる”らしいけど……彼女が幽霊だとしたら、天国の方に導いた方がいいと思うんだよな。でも、俺にはその方法もわからないしな。
この世界って霊能者みたいな人はいるのかな?
でも幽霊とかオバケって単語が存在するんだから、きっといるんだよな。
思えば彼女は【古都・アルカドア】のお城の中でずっと彷徨ってたみたいだし……そんな悲しい思いを二度とさせないためにも、早めに考えておかないとな。
密かに決心をする俺だったが、そんなこちらを知ってか知らずか、己より年下だろうナルラトさんに諌められたデハイアさんは、一呼吸おいて俺の頭をポンポンと軽めに叩いた。
「まあとにかく……無理はするな。お前には、未熟だが強いオスが二人もいる。それらを勝手よく使うのもメスの度量だ。決して己一人で考えるでないぞ妹よ」
「は、はい……」
最後まで妹呼ばわりされてしまったが、でも心配してくれてるのは本当だ。
妹認定された居心地悪さと、本気で心配して貰えていることを感じ取ったむず痒さを同時に感じつつ、俺はデハイアさんに改めて頭を下げた。
「ありがとうございました。……あの……」
「ん?」
「クロウのこと……今もまだ、許せないんです……よね……」
最後の最後、王宮に戻る前に絶対に聞いておきたいことを問いかけると、デハイアさんは少し難しげな顔をしたが、片眉を上げて口を薄ら笑ませた。
「ああ。こればかりは、相手を認めたとしても消える事は無い。俺は、未だに心の中でクロウクルワッハを許せないでいる」
「…………」
「だが、それを諌めあいつを認めたのも俺の心だ。……全ては、これからだ。今は、そう言うしかない。俺も、クロウクルワッハもな」
「デハイアさん……」
それは、クロウがこれからも強くなった事を見せ続けて欲しいということなのか。
クロウがそうする事で、デハイアさんの中の淀んだ感情が徐々に消えて行くと言いたいのかな。憎しみは消えていないけど、変わるものはある……と。
だとしたらそれは、デハイアさんにとって最大限の譲歩なのかも知れない。
武力を何よりも尊ぶ獣人にとって、力こそが汚名を晴らす唯一のものだ。
それがどうして昔のクロウに対する憎しみを消す手段になるのか、俺には難しい話だったけど……きっと、今現在のクロウが真っ当に強くなったことを喜ぶ「伯父として」のデハイアさんが、彼の心の中にいるのかもしれない。
彼も、過去のことを大人として冷静に考えて、消化している途中なのだろう。
それを考えると……デハイアさんは、やっぱり分からず屋な人ではないと感じた。
「クロウクルワッハに伝えておいてくれ。……これからも、強くなること。強く在り続ける事は、我が愛しのスーリアも望んでいたことだ。もしお前が今度こそ、愛しいものを己の武力で守り切れたのなら……スーリアの望みを叶えたお前に、俺はもう憎しみの目を向ける事はしないだろう、と」
重い言伝を伝えて、デハイアさんは苦み走った顔で薄く笑った。
――――やっぱりデハイアさんは、クロウに似ている。
顔形の話じゃなくて、不器用で真っ直ぐで、ちょっとヘンだけど……
どこまでも、心が優しい。
……カウルノスの時も思ったけど、彼ら“二角神熊族”は本来は優しい人達なんだろうな。だけど、今はその優しさを発揮することもできない。
そう考えて、俺はふと渦中の王族のことを思った。
一族の中に裏切り者が居るかもしれないって話だったけど、その人も……何かの理由で裏切った可能性が有るよな。
ビジ族をけしかけるなんて酷い事をするけど、でも……だからって、すぐ悪いヤツだと断じるのは危険だ。何か理由があるのかも知れない。もし相手が本当に悪いヤツだったとしても……確証が得られるまでは、それを忘れないようにしないとな。
でないとまた、悲しいすれ違いが起きてしまうかも知れないから。
「……わかりました。絶対に伝えます」
しっかりと相手の顔を見て頷くと、デハイアさんは笑みを深めて俺の頭を撫でる。
いつもなら「やめろ!」と言いたいところだが……相手が本当に俺を兄弟のように見ている事を知っているから、なんとなく言えない。
まあ俺、一人っ子だったし……こうして直球で兄貴ぶって接してくれると、何と言うか悪い気はしないわけで……。
「俺も、必ず王宮に行く。その時は、立派な兄の姿を見せてやろう。……まあ、いずれは本当の妹になるに違いないからな。安心して待っていろ、妹よ」
……うん?
いずれは本当の妹になるだろうって、なんだ?
えーと……それってつまり……
「ツカサくーん! もうっ、そんなオッサンと乳繰り合ってないで早く行こうよー!」
「旦那、正直俺には外見的にあんまり旦那も変わんないようにみえますぜ……」
「どうでもいいから早くしろ。尊竜様を待たせるとは何事だ!」
「グ……グォォン……」
あ、あいつら好き勝手言いやがって。
おかげで背中が騒がしくてロクが困っているじゃないかっ。
仕方ない、早く乗り込まねば。
「くれぐれも己一人で走るんじゃないぞ、妹よ」
「は、はい! ありがとうございました、お世話になりました!」
改めて頭を下げると、俺はブラックに手を引かれて何とかロクの背中に乗る。
来た時と違って鞍代わりの大きな皮のベストや手綱を付けて貰ったので、人が段違いに乗りやすくなった。背中を見なければ、ロクが絵本に出てくるようなチョッキを着てるみたいで物凄く可愛いので俺は嬉しい。
「ロク、またお願いしちゃうけど……よろしく頼むよ」
「グォオオン!」
たくさん眠ってご飯も食べて元気いっぱいのロクは、嬉しそうにいなないてコウモリ羽の翼をぶおんと一つ羽ばたかせる。
すると、周囲に強い風が巻き起こりながらゆっくりとその巨体が浮いた。
一度浮いただけだというのに、既に体は上空へ向かい始めてメイガナーダの街が遠くなる。街を離れた少し先の荒野から出発したというのに、もう周辺の風景が眼下に広がっていた。
「ひ、ヒェエ……空飛んでやがる……っ」
「括目して見よ、ナルラトよ。これが尊竜様の力だ!」
ナルラトさんは空を飛ぶ経験が無いのか、背後で青ざめているようだ。
それを、もう何度も乗っているカウルノスがドヤりつつ宥めている。なんちゅうかもうブレなくて凄いよアンタは。
「グォオオ!」
一鳴きするロクショウの声は、空に響く。
だけど乗っている俺達は不思議と耳を抑えるような声に聞こえなくて、徐々に加速をつけて王都へと動きだすロクの背中で、水平線の遠くを眺めていた。
「……ツカサ」
「ん? どうしたクロウ」
上の方を振り返ると、ブラックの肩の後ろからクロウが顔を出している。
俺はブラックに支えられつつ一番前に乗っているので、こうするしかないのだが、肩の所から覗かれているブラックは不機嫌そうだ。
俺を包んでいるマントの中でどうどうと相手の腕を叩いて落ち着かせつつ、クロウの顔をみやると……相手は何だか、ちょっと照れたような雰囲気で。
どうしたんだろうかと目を瞬かせていると、クロウは少し笑って口を開いた。
「……さっきの、伯父上との会話……聞こえていた……」
「あっ……」
「…………ありがとう、ツカサ。お前が居てくれて、本当に良かった……」
普通なら、強風にあおられて小さな声は聞こえないはずだ。
けれど何故かクロウのそんな照れくさそうな声はハッキリと聞こえて。
「何言ってんの、俺達はずっとアンタと一緒に居るって決めたんだぜ? ややこしい関係の前に、大事な仲間なんだから……当たり前のことしかしてないよ」
「僕は決めた覚えがないんだけどねイテテ」
ええい。手の甲をつねったのに、ダメージゼロの痛がりかたをしおって。
ブラックだってクロウの事はそれなりに大事に思ってるくせして、ホント口を開けば憎まれ口しか叩かないんだから。
でもそれもいつもの事だからか、クロウは珍しくクスクスと笑っていた。
「オレは、獣人の中で一番の幸せ者だな」
「グォン!」
その通り、と言わんばかりに嬉しそうに吼えるロク。
そんなロクもクロウも何だか可愛くて、俺までつい笑ってしまった。
→
※自作ゲームをやっとアップロード出来たので気が緩んで
めちゃくちゃ寝てしまってました…:(;゙゚'ω゚'):す、すみません…
次回……というか明日からはきっといつも通りなので許して…
_| ̄|○
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