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古代要塞アルカドビア、古からの慟哭編
汝、その【真名】を唱えよ
――――時が、止まったような気がした。
今発動している凄まじい術の反動は一気に体から切り離され、目端を流れる砂の粒が明確に停止する。その光景を表すとしたら、時が止まったという表現をするしかないだろう。強い日差しの暑さすらも切り離した超常的な空間に、クロウは息を呑み――――間違いなくこの現象を引き起こした少年へと向き直った。
術を制御する格好からも解き放たれたクロウは、じっと自分を見つめてくる少年を改めて見返す。
十七歳とはとても思えない、愛らしい童顔の小さな少年。
その体は自分が包み込めば簡単に囚われ、歩幅すらあまりにも違う。
愛するあまりの贔屓目を抜いて見ても、彼は未成熟でその首すら大人が容易く手で捻じれるほどの細さでしかない。
男としての体が作られる前の中性的な脆さと柔らかさは、彼の大人以上に意地っ張りな性格を思うと、釣り合いが取れないように思うほどだった。
だが、そんな危うさこそが惹かれる要素の一つなのだと……いつも思い知る。
その小さな体で、大きなオスの体と苦しみを包もうとする心が、痛みすら厭わずに真正面から信じ愛してくれる心が、どれだけ自分を救ってくれたか分からない。
帰ることに恐れを感じていた過去の自分が今の光景を見たら、都合のいい願望を夢で見たと勘違いするだろうか。
そんな事を考え笑みを浮かべてしまうほど、目の前の少年――――
ツカサの存在は、クロウにとってこの世界の何より最上だった。
(……ベーマスへの信仰も、獣としての誇りすらも……ツカサを失う事に比べたら、心は痛まない。ツカサは俺を受け入れてくれた。心を許せる友と、自分が自分のままでいられる場所をくれた。形は違うが、オレのことも愛してくれた)
他人からすれば、最愛とは呼べないかもしれない。
だが、死が二人を別つときまで共に在りたいというクロウの願いを、ツカサは可能な限りの力を持って叶えようとしてくれた。
……彼以外の人を愛せたとしても、きっと彼のように愛することは出来ないだろう。
(いつも……いつも、償う事を考えていた。どこへ追い立てられても仕方がない、仲間達のために戦い、そうやって死ぬことでようやく罪は許されるのだと思っていた。あの鉱山で、お前と出会うまでは)
――――最初は、こんな“エサ”で釣ろうとする人族どもに怒りが湧いた。
それと同時に再び人族どもが何かを企み、また仲間を非道な行いで傷つけるのではないかと激昂し、それゆえに感情を暴走させ今の……このように禍々しい、“本来の姿”に、なってしまった。
けれどそれは間違いだと分かり、ツカサと触れ合うにつれて……――
今まで押し込めていた感情が溢れ出し、どうしたらいいのか分からなくなった。
…………あれほどまでに受け入れ、宥めてくれる人はいなかったから。
武人として、獣人として、大人として恥にしかならないだろう情けない独白すらも、彼は笑わず、どれほど辱められても、こちらの悲しみを想い優しく抱きしめることで、いつもいつもクロウのことを受け入れ癒してくれた。
だから、離れがたくなって。
余計に執着が募って、見せたくなかったこの姿を見せてまで、最後の抵抗のように彼を貶めて嫌われようとしたこともあった。
(好かれるよりも、嫌われる方がずっと容易い。オレは、それをイヤと言うほど知っていたから。……それなのに、ツカサは……逃げては、くれなかった)
今だって、このベーマス大陸でさまざま出来事が起こった時だって、そうだった。
ツカサは誰よりもクロウの力を信じ、毅然と相手に立ち向かい、いつだってクロウの味方として傍に居てくれた。情けなく震える武人としてあるまじき姿の自分ですらも、最後にはこうして立つことが出来ると信頼し、決して突き放しはしなかった。
情けないオス一匹、見放したことでツカサがどうにかなるはずもない。
むしろ、ブラックとの関係を考えたらクロウなど捨て置けば良かっただろう。
けれど彼は、クロウを見捨てる事は無かった。
人から見放される怖さを知っているかのように、クロウが何をしても遠ざける事などなく、自分が泥を被っても傍に居たいという願いを叶えてくれた。
母親も、父親ですらも叶えられなかった、恥ずかしくて子供じみた願い。
子供の頃から心の底でずっと叶うことを願い続けていた“それ”を、彼は真剣に受け取り聞き届けてくれたのだ。
そう。
ツカサは、ずっとそうだった。出会った時から今まで。
ずっと……クロウが望む以上の愛と信頼を、注いでくれていたのだ。
(だからこそ、オレは今ここに立っている。人を救うことを素直に望み、兄上やたくさんの人達に認められ……その彼らの思いに応えたくて、逃げ去った故郷を守りたいと……素直な気持ちでこれほどまでに強い力を、発動することが出来たんだ)
――――もし、今ここにいるクロウが「この大陸から逃げた時のまま」のクロウだったなら、きっと彼らの為にこれほどまでの力を出すことは出来なかっただろう。
(オレは、欲深い。そして……ツカサが言うほど、自分が他人に対して優しくない事も、格上の存在として配慮できない事も自覚している。もし兄上がツカサに対して非道な事をしていたら、オレは迷わず全力で兄上を殺していただろう。……それくらい、オレは……兄上や母上たちほど、国や父上をうまく愛することが出来なかったんだ)
欲深いからこそ、人の愛情を受け取ってなおそれ以上を欲する。
嫌われたくないくせに、無理な事を言って愛情を試そうとする。
だが、欲深いはずの自分は……今までそれすら出来なかった。
しかし今なら。
今ここに居る、武人として誇り高く戦い、愛するものを守ろうとする“態度”を取れる自分なら――――胸を張って、欲深く……多くを、望んでいられる。
「……ツカサ」
時が止まった世界で、向かい合う愛しい少年の名前を呼ぶ。
――彼の表情は、人形のように表情を失っていた。
だが、そんな彼でも良い。
自分と同じ鮮烈な光を宿す夕陽色に染まった瞳は、ツカサが“特別な力”を使った時か……“誰か”に体を開け渡していることを意味する。
けれど今まで、これほどまでにハッキリと染まり持続する夕陽色の瞳は、見た事も無かった。いや、見るべき機会が無かった、というべきなのだろうか。
クロウは息を吸うと、ツカサの中に居る「誰か」に問うた。
「オレが誓えば、その覇道の力を手に入れることが出来るのか?」
「汝が能う者なればこそ、宣言を求めている」
ブラックが【支配】した時のように、ツカサの言葉はやけに古めかしく、いつもの彼が発する元気で可愛らしい口調ではない。
そのことに少し寂しさを覚えたが、しかしもう答えは出ているのだ。
クロウは音にならないほど小さく息を吸い、もう一度問いかけた。
「誓う言葉に、制限はあるか」
数拍間を置いたが、夕陽色の瞳を持つツカサは、酩酊しているかのように目を僅か細めて口を開いた。
「汝が求める力は、黒曜の使者を守り求める想いの力。その臨界点に到達した力と想いさえあれば、何を誓おうがさした問題は無い」
――――なにか、今までの「答えるだけの存在」とは違う雰囲気の言葉。
獣人の感覚が違和感を訴えていたが、最早退く選択肢など無い。
クロウは薄く笑うと一歩進み出た。
(黒曜の使者……ツカサを、守り求める想い……? そんなもの、言われずとも……出会った時から今この場まで、絶やしたことなど無い)
あどけなく小さな姿が、一気に近付く。
可愛くてどうしようもないくらいに愛おしい、ただ一人の存在。
自分を見上げる彼の顔をじっと見つめてから、クロウはその場に跪いた。
しっかりと片膝を地面につけ、まるで“王子”のように相手を敬う姿勢で仰ぎ見る。
――――追放された“廃王子”の自分が、王子のように振る舞う。そんな姿は酔狂だと誰かが笑うだろう。しかし今だけは何も気にならなかった。
王子でなくても、王でなくても良い。
だが、その誓いだけは王子の真似事をするほど意義があるのだと示したい。
いまこの戦場に誇りある獣人として立つことが出来たのは……――
目の前にいる、愛おしい存在のおかげなのだから。
「――……黒曜の使者よ、私は貴方を生涯の伴侶と思い守り愛することを誓う。例えその思いが叶わずとも――――」
……と、言いかけて、クロウは「いや」と内心で首を振った。
違う。ツカサの瞳はそう言っているような気がする。
ならばどうすればいいのかと一瞬戸惑ったが――――心の底から湧きあがる思いを感じ、クロウは改めてツカサの瞳を見つめた。
「いや……叶える……。私は……オレは……ツカサが、欲しい。お前の最愛を殺してでも、お前を奪って自分のモノにしたい。死して尚お前を食らいつくし、小指の一本も他のオスに渡したくない。だからこそオレはお前を守りたい。オレを愛してくれるその心を守り、愛したい……たとえこれが、汚れた思いだとしても……!」
――――ああ、そうだ。
綺麗ごとなど、最初から言えるはずもなかった。
格好つけようとして発した言葉は、まるで虚飾を纏った妄言のようだ。本心から湧く凶暴で欲望に塗れた感情と比べれば薄っぺらくて仕方がなかった。
本当は、違う。
ツカサのことを、独占したい。
守りたくて愛したくて愛されたくて全て食らい尽くしたくて、たまらないのだ。
凶暴な自分すらも受け入れてくれたツカサに、際限のない愛情と食欲が湧く。最早それを留めるような理性もない。
だから、ブラックとツカサの間に入ってまで常に一緒に居ることを望んだ。
いつか血みどろになってもツカサを奪い取って、自分のモノにするために。
この世で唯一、ツカサは自分の全てを満たしてくれたから。
「……こんな汚れた望みを持つオレでも、お前は受け入れてくれるのか?」
見上げた相手は、ツカサであってツカサではない。
だが彼は無言で手を伸ばすと、無言で握るように示してきた。
その手を取る。
優しく握りしめた手は、柔らかく小さい。人の手を包むことしか知らない手だ。
感情が激しく揺らぐ今の姿では、必要以上に意識して心が沸き立ってしまう。そんなクロウの頭の中に、自然とツカサの気持ちのようなものが伝わってきた。
恐らく、この「ツカサの体を借りたもの」が、気を利かせてくれたのだろう。
無意識だが、それでもクロウの欲望に満ちた気持ちに返ってきたツカサの思いは――――疑いようのない「いつものツカサ」だった。
「…………そうか。今更な質問だったな」
フッと笑い、手を握ったままツカサを見上げる。
軽く首を動かしただけで近くなってしまうほどの背丈の相手は、先ほどと寸分たがわぬ姿で自分を涼しげに見つめていたが、再び小さく口を開いた。
「制約は成された。……汝、黒曜の使者を真に求めるもの。守護者の適性を満たし、尽きぬ欲望を以て応えた心を認め、六番目のグリモアを手にすることを許す」
そう、言いながら、ツカサの体がゆっくりと後ろへ傾ぎ――――
「ッ、ツカサ!」
慌てて掴んだ手を引っ張りながら体を起こし支える。
まるで、父と母が行っていたかのような、伴侶を抱く戯曲の一場面のような格好。
筋骨で膨れ上がった腕に頭を乗せて、寝台に体を横たえるような格好で支えられたツカサは、完全に目を閉じている。
あの「なにか」は、もう既に消えてしまったのだろうか。
と――――。
「……っ!?」
ツカサの体が、夕陽色の光に包まれ始める。
いや、これは……土の曜気だ。しかも、かなりの高密度。
光は強さを増していき、見つめることすら難しくなるほどの光を放ち始めた時。
それらが、ツカサの胸のあたりに収束し始めた。
「こ、れは……」
驚くクロウの前で、まるで胸の中から抽出されたような光が球となり、その形を特徴的な四角い形へと変貌させていく。
それは、まるで……――――
「……まさか、これが……土の、グリモア……【銹地の書】……?」
分厚い書籍のようになった光はところどころを窪ませ突き出し、その姿を明確に本としての姿に変えていく。
なんらかの題名が記された、光る魔導書。
かつてブラックが手にした、他の【グリモア】達が手にしていた、世界の頂点に並び立つことのできる力の書。
そこまで考えて、クロウは恋敵の言葉を今更思い出した。
(……そうか……これで、対等……。だからブラックは、オレに【グリモア】を継がせたかったんだな。ツカサを危険に曝さないためというだけでなく……)
――グリモアの「誓い」と、強大で御しがたい力。
そんなものを“見知らぬ恋敵”が持つ可能性があるなら、見知った「対等な恋敵」が持つ方が、よほど安心で胸も透く。
なによりそれは……――――
クロウを鬱陶しがるブラックが、クロウの力を認めていることに他ならない。
――――ああ、なんだ。
自分は、
クロウクルワッハと言う男は、既に願いが叶う所に到達していたのか。
「……ふふっ……」
忍び笑いを一つ零し、クロウはツカサを片腕で支えたまま、光り輝く【銹地の書】に手を伸ばす。その契約を遮ろうとする者は、誰もいない。
しっかりとつかみ取った【グリモア】は、光の塊だと言うのに質量をもっており、手に染み入るような温かく優しい温度を感じた。
「今からオレが、お前の使い手だ」
静かに宣言するクロウに、本は呼応するかのような光を放つ。
強い夕陽色に、黄金の粒子が混ざる不思議な光。
だがその強い輝きに包まれるのは何故か不快ではない。
やがて、制止した世界ごとクロウの視界を包んでいく光の中で、声が聞こえた。
我が名は【銹地】――――
欲望と愛を唱えし特異なる太古の力を持つ獣人よ
この時より我は汝の力と化す。
存分に
その欲望尽き果てるまで、望むだけ望む力を行使すると良い。
――――そして、今より刻まれる【真名】に誓え。
真の力は、その首を垂れる主を守るためのもの。
欲望を向けるべきものを、努々見紛うことなかれ……
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