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古代要塞アルカドビア、古からの慟哭編
60.また会う時まで、さようなら
「さて……ンッ、ん゛ん……ツカサ君、これからしばらく二人っきりだね」
「なんだそのワザとらしい咳払いとカッコつけ声は。あとロクもいるんだが」
「キュー」
だんだんと大陸が離れていく様子を眺めていたら、なんか急にブラックがカッコつけ始めたぞ。なにを突然改まってるんだお前は。
ていうかロクをナチュラルに無視するんじゃない。
振り返って、可愛いロクの存在を主張すべくだっこしながら睨むと、ブラックはヤケにキリッとした顔で俺を見つめながら、両肩を掴んできた。
「ツカサ君、僕思うんだけどね。最近ずうううううっと僕達忙しくて、恋人らしいコト……つまりセックスで愛し合う回数が減ってると思うんだ!」
「ロクの前でとんでもな……いやそもそもこんな所でそんな事を言うなよ!?」
「そりゃ言うでしょ!? 獣臭い大陸で熊どもに振り回されまくって、僕だっていっぱい頑張ったのにご褒美なんてそれこそロクショウ君の涙だよ!? しかもツカサ君ってば忙しくなるとすぐ恋人らしくするの忘れちゃうんだからっ!」
それは雀の涙と言いたいのか。いや確かにどっちも可愛いけど……ってそんな事はどうでも良い。ほんとコイツなんでこう明け透けにこんなこと言うんだよ!
まあ確かに、ベーマスに行ってから事あるごとに不満げだったし……その……俺も、恋人としてき、キスとか積極的にするって決めたのに、なんかずっとクロウの親族が居る場所ばっかり回ってたせいか、つい恥ずかしくて出来ずじまいだったというか。
……それを考えると、確かに……ブラックが言う事も、もっともなんだが。
「でもアンタ、やったらやったで歯止め効かなくなるじゃん。現に『控えよう』って言ったのに、えっちなことしてきたじゃんか!」
「ぐうっ。でもでもだってツカサ君がクソ駄熊のことばっかり構うからだもん。僕まったく毛ほども悪くないもん~! えーんえんえん」
「わざとらしく泣くなーっ!!」
テメこの分かりやすく両手で顔を覆って肩を動かしやがってっ。
つーか良いトシしたオッサンが子供みたいな泣き真似をするんじゃ……アッ、ちょっロクちゃん待って。そいつ泣き真似してるだけなんだよ、「かわいそう……」って頭を撫でちゃダメだってば。くそっ、ロクが可愛いくてピュアなために、簡単にブラックの策略に引っかかってしまった!
「ふえーんえんえん……うう、ロクショウ君は優しいなぁ。それなのにツカサ君は、僕の、いや恋人のオネガイも聞いてくれないんだ……。ヒドイと思わない、ロクショウ君……僕はただ、ツカサ君と恋人らしくい~っぱいイチャイチャして、幸せになりたいだけなのに……」
そんな事を言うもんだから、ロクがすっかり慰めモードになってしまって、ブラックのモジャついた赤い頭を一層ナデナデと……ぐうう、俺だってあんまりロクに撫でて貰う事がないのに、このオッサンは好き放題にカワイコぶりっこしやがってええええ。
……でも、ブラックからすればえっちするのが愛情表現ってことらしいし……そんな主義主張を考えたら、確かに我慢を強いていたかも知れない。
いや「我慢してたかホントに?」と思うような事を何度かヤられたのだが、まあ……クロウの事が心配で、ブラックには凄く頼ってしまった所もあるからなあ……。
………………。
……まあ……その……それなら、労うくらいは……。
「わ、わかったよ。その……無茶しない、人前で色々しないっていうなら……」
「えっ今からいっぱいセックスしていいの!? セックス感謝祭!?」
「だーもーそういう事を言うのをやめろって言っとるだろがー!!」
ヤバい。このままだと、話の流れがブラックに有利な方向に進んでしまうぞ。
そうなったら何をされるか分からん。しかも船であんまり動くことも出来ずに数日とか……どう考えても悪い予感しかしない。
別に、ぶ、ブラックとイチャつくのは……嫌いじゃない、けど……けど、けども!
ブラックに好き放題させたら身が持たないっていうか、最悪の場合、俺が腹上死を迎えてしまいそうというか……!
「あーハイハイ。お前らまた痴話喧嘩してんのかよ……」
「んん゛っ!?」
ちょっ、待て待てなんか急にブラックじゃない声が聞こえたぞ。
驚きすぎて思わず声がつっかえてしまったが、この声は……
「あ゛っ、クソ眼鏡!! また僕とツカサ君の時間を邪魔しにきやがったな!!」
「お前が四六時中発情してるからそう思うんだろうが! 俺だってお前らが乳繰り合ってる場面で降りて来たくないわ毎回!!」
ああ、間違いない……。
いつの間にか俺達の横に居て、ブラックとギャンギャン言い合っている眼鏡の日本人は、間違いなくこの世界の神様だ。
クセ一つない栗色の髪に、イケメンと言えなくもない顔立ち。飾り気が一切ない黒縁スクエアフレームの眼鏡がトレードマークのヤレヤレ系主人公みたいな男。
こいつこそが、今この世界を管理している神様である“キュウマ”だ。
いつもながら唐突な登場だけど、今回ばかりは助かった……。
でもこんな、人に見つかりそうな甲板の上で出て来ちゃってよかったんだろうか。
そこが少々気になって、俺は何とかギャンギャン言い合う二人の間に割り込むと、いきりたつオッサンを宥めつつキュウマを見やった。
「まあまあ……っていうか、こんな場所に来て良かったのか?」
キュウマが来たということは、俺が帰る時間ということだ。
でも、考えてみると今回はいつもより来るのが遅かったような気がする。
そんな俺の思考を見抜いたのか、キュウマはバツが悪そうに頭を掻いた。
「仕方ないだろ、今来ないと流石に周囲の人間が探しに来そうな時間に帰る事になっちまうし。……ベーマス大陸は俺の管轄外だから、連絡も出来なかったんだ。でなきゃ、俺だって毎度毎度お前らの爛れた会話に乱入なんぞせんわ」
「ぐうの音もでない」
「チッ……このヤジウマ邪神め……」
おいおい世界の管理者になんちゅう暴言を吐いとるんじゃ。
しかしキュウマはブラックの悪口など気にもせず、それどころか優位性をたっぷりと含ませたドヤ笑顔をしながら、上から目線で腕組みをしてブラックにニヤついた。
「何とでも言え。つーかこれからお前らしばらく二人なんだろ? こんなとこでモメてたら、アッチの世界でツカサの行動が制限されて会いにくくなるぞ? お前はそれでも良いってのか? ン?」
「ぎぃいいいっ、殺したいのに殺せないもどかしさ!!」
「ブラック諦めろ、このケンカはキュウマの勝ちだ」
「キュー」
ほらほら、ロクだって呆れてるじゃないか。
なにも長い間会えないわけでもないんだし……俺としては、明日――――アッチの世界では、土曜日なのだが――――再びこちらに来るつもりでいるのだ。
俺の世界だと、こちらで一日過ごして帰ると一分経過するけど、こちらの世界では向こうの一日が一時間に変化するので、俺が七日間あちらで過ごすと七時間のヒマが出来ることになる。
……未だにどういう時間の捻じ曲がり方をしてるのかが謎だが、まあ俺にとっては凄く都合が良い。
それに、今回は翌日に来るわけだから、ブラックからしても一時間もしくは数十分かの待ち時間しかないだろう。
だったら何も問題は無いはず。
……まあ、ブラックとしてはその程度でもイヤなんだろうけど……。
ここは真摯に説得して理解して貰わないとな。
「ブラック落ち着けって。何も問題なかったら、数十分で戻ってこられるから。それなら、ロクと一緒に待てるだろ?」
ブラックの顔を見上げて言うと、相手はしょんもりと顔を情けなく歪めて口を窄める。
「だってぇ……そんなこと言っても、アッチで何かあったらツカサ君何日もこっちに来られなくなっちゃうじゃないか。それがヤなんだよう、僕は……」
ふぇ……と再び泣きそうな感じのブラック。
思いっきり甘えた表情の大人げないオッサンではあるが、そんな顔をさせているのは俺なのだと思うと、やっぱり申し訳なさは禁じえない。
思わず頭を撫でて宥めてやろうかと手が動いたが――――その手が上がる前に、キュウマが無慈悲な言葉を挟んできた。
「なんだ。船でお一人様なのがそんなにイヤなのか? じゃあ俺が神様パワーで【異空間結合】してやるから、お前は先に人族の大陸に戻っていればいいだろ」
「そんな問題じゃねえんだよクソ眼鏡!! 黙ってろ!」
だーもーまたこじれるー。
でも一足先に戻れるのはちょっと魅力的だな。
「だったらブラック、先に戻って報告出来ないかな? そしたら俺達が休む時間も多くとれるようになると思うし……それにほら、これからは予定もないだろ? だからさ、行く先もブラックが決めてくれていいから」
俺達が依頼されていたのは、ベーマス大陸でのことだけだ。
つまり、人族の大陸に戻って報告すればその先の予定は無くなる。
だから今回はブラックが行きたい所に決めていい。
そう言うと、相手は目を丸くして数秒停止し……急にニマッと笑って、何度も頭を縦に振りまくった。
「うんっ、分かった! じゃあ僕は先に帰って用意することにするよ! でもツカサ君、早く帰って来てね? 約束だからね? 約束破ったらお仕置きだよっ」
「そ、それは、予定外の事がなかったらな……」
「あーハイハイ、それじゃ行くぞ」
ブラックがグズらなくなったのを見届けてか、キュウマが俺の手を引く。
既に『白い空間』へのゲートホールは開いていて、後は飛び込むだけだった。
「お、おいおい引っ張るなよ! じゃあロク、ブラック、またな! ロク、ブラックが何かしでかさないように、見ててやってくれよな!」
「キュー!」
「子供か僕は」
普段のアンタなら似たようなもんじゃないの、という言葉を飲み込み、俺はキュウマと共に穴の中に入った。
が、俺は足がつっかかってまたもや無様にコケてしまう。何度目だよもう。
これにはキュウマも呆れ顔だったが、しかし俺は帰る前に聞いておきたいことがあって、転がったまま相手を見上げながら問いかけた。
「あ、あのさ、帰る前にちょっともう一回聞いておきたい事があるんだけど」
「なんだ? その間抜けな格好で聞けるようなくだらん話か?」
「ぐぬぬ……いや、あのさ、キュウマの本名って……どういう漢字を書くんだっけ? あと、公立の商業ってどこ?」
「……何だお前急に。まさか、本当に俺の両親を探す気なのか?」
白い空間に立つキュウマを見上げながら、俺はごろんと体を転がしながら起きて、緩くあぐらをかくような格好になる。
だけど、そんなに深刻な話じゃないと思ったので、俺は頷いてそのまま続けた。
「うん。あのさ、前にそういうの調べてくれそうなダチがいるって言ったろ? もう期末テストも終わったし、一応話してみるだけでもいいかなって」
「……しかし、ソイツはお前が異世界に飛んでるって知らないんだろ? 急に俺の事を話したら“神隠し”に関係あるんじゃないかと勘ぐられないか?」
「ぐ……だ、だから、ソコをどう切り抜けるか相談したいなって……。頭のいいシベを納得させられる理由なんて、キュウマくらいしか思いつかなそうだったし……」
……そ、そうだ。そりゃ怪しまれるよな。
キュウマに言われるまで気付いてなかったが、確かにヤバいかも。
俺がキュウマの家の捜索を頼もうとしているシベは、金持ちで顔も頭も良いという、憎しみで心が煮えそうになるほどのヤツだが……友達思いのいいやつだ。
なので、その頭の良さと友達思いの性格で、俺が急に知らん人間の話をし出したら「あれれおかしいぞ?」と某小さな探偵みたいな事を思い出すに違いない。
それは困る。俺はIQにも自信が無いのだ。
ヘタな事を言って俺への疑念が増したら、今以上に過保護になるかもしれん。
今だって、俺達が先輩に襲われた事を重く見て「また送り迎えする」なんて、普通のダチとしてはやりすぎなんじゃないかと思うほどの事をしてくれてるし……。
それだけ「神隠し事件」が尾を引いてるんだろうけど、これ以上心配をかけるような言動をするのは、俺としても正直避けたい。
でも、シベを欺く嘘なんて俺には思いつかないんだよ残念ながら……!
だから、同じくらい頭が良さそうなキュウマに相談したかったんだが。
「…………ま、まあ……そこまで言うなら考えてやらんでもないが……」
おっ。なんか満更でもなさそう……?
よく解らないけど、これならなんとかなりそうだ。
アッチの世界をよく知ってて、俺の事情を詳しく知る頭がいいヤツ……って言えば、もうキュウマしかいないからな。
キュウマの願いを叶えるためにも、協力して貰わねば。
「じゃあ、戻る前に話を詰めて完璧にしよーぜ!!」
「ったくしょうがねえなあ……まあ、お前がそこまで言うなら仕方なくやってやらんでもないが……」
とかなんとかブツブツ言いつつも、キュウマは卓袱台や積まれた本が散らばる「白い空間」の一角に進んで行く。ちょっと見ない間に、二方向にだけ土壁が立っている簡易の和室みたいな感じになっているが、アレはキュウマの趣味なのだろうか。
なんだかんだで、キュウマの力も少しずつ戻ってるみたいだな。
そんなことを思いつつ、俺も立ち上がるとキュウマの後を追ったのだった。
→
※いつもイイネとエールありがとうございます(*´ω`*)
次から新章です~!
そして、クロウの過去話だけを語る
「断章」も同時に更新していきますので、
更新ページが前後します!
数話程度ですが、ご注意ください!
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