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麗憶高原イデラゴエリ、賢者が遺すは虚像の糸編
6.苦手なタイプという概念は誰にでもある1
◆
【アコール卿国】という国は、人族大陸の中でもかなり特殊な国だ。
なんでも、あの国は元々このライクネス王国の領土の一部で、アコール卿という人に下げ渡されて、現在国として機能しているらしい。
だから国を治める王様の名称は【国主卿】で、今でもライクネス王国に対して従順な態度を取っている。属国……といえばそうなんだけど、でもライクネスがこの国に対して強権を発動することもないみたいで、なんだか不思議な立ち位置だった。
これとは別に、大国から別れた国なら【ベランデルン公国】と言う国があるんだが、こっちは【アコール卿国】と対照的に、親の【オーデル皇国】に追従するような態度を取っていた。
……でもまあ、この二ヶ国は今でも「親である国に忠誠を誓っている」ので、ハッキリと独立国だとは言えないかも知れないんだけどね。
と、それはともかく。
俺達が今眼下に見ている【アコール卿国】は、牧畜と農業が盛んな風土を示すように、青々とした草原や森で溢れていた。
「うーん、瑞々しい緑……人族の大陸に帰ってきたって感じがするなぁ」
「ツカサ君なんかたまにジジ臭いこと言うよね」
「いや今の普通の感想だろ!? 砂漠と荒野の国から帰ってきたら、こういう風景に感慨深くなるもんだろ普通!」
国境の山脈を越えて、如実に南国の常夏から常春の気候に切り替わると、森林や草原が目に見えて増えてくる。
本当にこの世界の気候ってのは不思議で、山一つ越えると国ごとに常春だの常秋だのの気候になっちゃうんだよな。だから、いつ見てもこの変化は壮観なんだ。
暑い気候が国境に近付くにつれて春の穏やかな気候に染まっていき、山を越えたなら最早暑い日差しの気配すらない。
【アコール卿国】は地域によっては初夏よりの気候もあるんだけど、それでも常夏の国である【ハーモニック連合国】と比べるとだいぶん穏やかだ。
俺の方の世界でも暑さが厳しい事を考えると、この国は丁度いい避暑地という事になるかも知れない……いや、別に遊びに来てるんじゃないんだけどさ。
でも、俺の記憶だと【アコール卿国】って確か、生息しているモンスターのランクも低くて長閑で、この大陸で第二位の農業国という肩書もあるんだよな。
だから、避暑地と思ってしまうのも無理はない……と思いたい。
隣国の【ベランデルン公国】は常秋で小麦畑が広がっているけど、こちらは農業と言うより牧畜が強い感じだ。鮮やかな緑色の草原が遠くまで広がっていることからも、その違いが判る。
……牧畜といえば、チーズや牛乳……いや、この世界ではどっちも手に入りづらい物なんだけど、ついつい美味しいものを期待してしまうよな。
今から向かう【エショーラ領】も、お国柄の何か美味しいものがあるのだろうか。
うう、さっきシベの別荘で美味しいアイスを食べてから頭の中がそればっかりだ。
シアンさんから頼まれた依頼なんだから、気合いを入れないといけないのに。
いかんな、黙ってると無駄に美味しいものを期待してしまう。それよりもまず先に、その【エショーラ領】ってのがどんなところなのか知らないと。
俺は食い意地の張った妄想を振り払うと、背後から覆うようにして俺の背中に引っ付いているブラックに問いかけた。
「なあブラック、そのエショーラってのはどんな所なんだ? 美味いモン……じゃなくて、名物とか特徴とか、何か知らない?」
そう聞くと、背後のおっさんは「うーん」と唸った。
「正直、僕も行ったことが無いんだよね……。その【エショーラ領】ってのは南東部で、国境への街道からも外れてる所だし……あと、確か山岳地帯じゃ無かったかな。特に行く用事もない場所だったし、依頼とかもなかったし」
「ブラックでもそんな場所あるんだ」
「僕だって普通の人族だからねえ。そりゃ興味のないところには行かないさ」
それもそうか。
ブラックは名うての冒険者パーティーの一員だったらしいから、その縁で色んな所を旅しているイメージがあったんだが……まあ、言われてみると確かにそうだよな。
いくら旅慣れた人でも、行ったことが無い場所や興味がない所にも詳しいなんて事は無いだろう。旅行で観光地しか行かないのに、観光地じゃない地域の事まで知る必要は無かろうってのと一緒だよな。
けど、それでも一応は知識があるんだからブラックってぬかりないよなぁ。
俺だったら絶対忘れてそう。そもそも都道府県の所在地とか全部覚えてもないってのにさ。やっぱ記憶力がハンパないヤツは強い。
「しかし、山岳地帯って……まさか国境の山とかじゃないよな?」
「まあ近いは近いみたいだけど、モンスターは少なかったんじゃないかな? 国境の山脈とは別の山だし……あ、見えて来たね。ほら、国境とは離れてるだろう?」
ブラックに言われて前方をみやると、右方向に見えるずっと遠くまで繋がる巨大な山脈から少し離れた所に、また別の小さな山脈が在るのが見えた。
いや、小さいと言っても結構な高さだよな、たぶん。国境の山と比べたら可愛いと思える高さと大きさだったので、ついお手頃サイズだと思ってしまった……。
つーか国境の山脈がデカすぎるんだよ。
これで高ランクのモンスターがひしめき合ってるって言うんだから、そりゃ誰もこの山を越えて密入国しようなんて思わないよな……まあクロウはヤッたんだが。
……ゴホン。
ともかく、魔境みたいな山から比べたら、アコールの山脈は控えめで慎ましい。
ていうか……遠目から見ただけでも、なんか特徴的な山だな。
平たい場所が所々にあるし、山頂以外すっぽり緑色に包まれているし……それに森で覆われている山というわけでもなさそうで、川っぽい細い線がいくつかハッキリと見える。
草原の山なんだろうか……?
まあともかく、目的地には違いない。
【アコール卿国】は【ライクネス王国】と違って美食の国だし、きっとあそこにも美味しい物がたくさんあるだろう……おっと涎が出てきた。
そういえば俺、もうそろそろ夕食ってところでこっちに来たんだよな。
久しぶりにこっちの世界の美味しいものを食べられるだろうか。
「あの感じだと、少し離れた森の中に降りれば気付かれないかな。ロクショウ君、街を外れたところの、あの山の中腹に降りよう!」
「グォオ」
俺が涎を垂らしそうになっているのをよそに、ブラックがロクに指示する。
すっかりブラックもロクと仲良しだよなぁ。俺が居ない所でも、ブラックはロクと会話をしたりしてるんだろうか。想像するとちょっと和むな。
「ほらほらツカサ君降りるよ、しっかり掴まって無きゃ」
「おっとそうだな。ロク、よろしく頼むぜ!」
「グォォオン!」
任せて頂戴と言いたげに嬉しそうな声をあげたロクは、山に住む人々に気付かれないよう一旦高度を上げて視認しにくくすると、狙っていた街から離れている森の方へと下降し、音をなるべく立てないようにゆっくりと下降した。
森の中は、深い緑色だ。
常春の国は、基本的に新緑のような葉っぱを持つ植物が多いんだけど、この山の緑は常緑樹みたいな深い緑色の分厚い葉っぱも多くて、さまざまな緑が柔らかな日差しの中でつやつやと輝いていた。
気候は涼しい感じだな。
俺達は今さっきまでもっと高所に居たので、この涼しさは寧ろ暖かいくらいだと思ってしまったけど、歩いていると体が慣れてきて、常春と言うには少し肌寒いかなというところに落ち着いた。
とはいえ、かなり過ごしやすい。
森も地上の森とは違って、地面から伸びる草が少なく茶色の土が剥き出しになっている割合が多い。涼しさと日差しの弱さで、あんまり草が育たないんだろうな。
そんなことを思いながら森を抜けたが、次に現れたのは広い草原だった。
いや、草原と言っても山の中なので、大きく見れば緩やかな斜面になっていたりするのだが……それでも大半は平らな地でよく草が伸びていて、周囲の景色が無ければここが山の上だとは気付かないくらいに広々とした風景を展開していた。
「山の上にこんなに広い草原があるんだな……!」
「草原の割合が多い山か……結構特殊な土地なのかもしれないね」
人工的な物か天然なのかは俺達には測りかねたが、歩くと心地よかったのでまあどちらでも構わない。
草原なんて俺の居るトコじゃ滅多に見られないから、なんか感動しちゃうよなぁ。
地べたの上の草原も良いけど、山の上の草原ってのもオツだ。
よく見ると、遠くの方でヒポカム(馬車牽きや食用になる異世界の馬の一種。見た目は毛むくじゃらのカバに近くて、すごく大きい。もふもふ。)が草を食んでいて、ここは牧場の代わりもしているのだと知れた。
アコールは牧畜が盛んだという話だけど、こういう場所が多いからなのかもな。
しばしその風景を楽しみつつ草原を突っ切り、やっと俺達は整備された山道へ出ると、そのまま少し登って目的地の【ナバラスリ】へと到着した。
「おお……ここがエショーラの領都【ナバラスリ】か……! なんか久しぶりに茶色いレンガの家を見た気がする……」
「それは……確かにそうかもね」
「キュ~」
俺と同じ気持ちだったのか、ブラックは苦笑する。
【エショーラ領】の領都【ナバラスリ】は、薄い赤銅色の屋根が並び茶色い煉瓦の家が集まる、古式ゆかしい落ち着いた街だった。
これまで見てきた街は、さすが異世界だなぁという印象が強まる特徴があったのだが、この領都に関しては俺の世界の西欧の空気を強く感じる。
家屋の煉瓦の壁は、しっかりと白い漆喰を間に挟んで接着されており、その細かな白線に合わせるように、分厚い鎧戸も白に塗られていた。
うーむ、素朴で繊細な美意識が、なんともいい味を出しているな。
そして、そんな家々の屋根には煙突が高く伸びていて、良く見るとここの家は全て屋根裏部屋があるみたいで、どこも屋根近くの部分にポツンと一つ窓が嵌めこまれている。
花も無く装飾もないけど、この質素剛健って感じが山岳都市っぽくて良いかも。
それに、山の街だってのに家ごとに庭があって広々としているし、少し登った所にあるっぽい街の中心部へ続く大通りは、しっかりとした石畳の道で、地上にある街となんら遜色は無かった。
国境へ向かう道から離れているのに、寂れた感じも無くて良い街じゃないか。
ここもある意味では避暑地って感じなのかな。
なんか金持ちが夏にここにきて穏やかなバカンスをやってそうだ。
……金持ち御用達か……そう思うとなんかちょっとイラッとするな。
「ツカサ君、変な顔してどしたの」
「んあっ? な、何でもない何でもない。そんでどこに行くんだっけ?」
「領主の館に向かえばいいらしいよ。シアンが先に話を付けてくれたみたいだから、僕らは依頼書を見せれば通して貰えるって」
「じゃあ早速行ってみっか!」
「キュー!」
ロクと一緒にエイエイオーと手を上げて、俺達は緩やかな坂道を上り、領主が住むという館へ向かって歩き始めた。
どうやらこの都市は、領主の館の前の広場から道が分かれる造りになっているようで、山の頂上へ向かう道も広場を通らないといけないらしい。
あまり見たことの無い構造だと思ったけど、山の上の街だし何か理由があるのかも知れない。そういえば、俺の世界では山に入るは入山許可が必要らしいし、この街も頂上に行くのに許可が居るのかもな。
だから、領主の館が広場の前にあるとか……うーむ、なんだか気になってしまう。
華やかさはあまり感じられないけど、でも面白い街には違いない。遺跡の調査って事だったけど、時間が残っていれば街を探索してみたいなぁ。
そんなことを思いつつ、さほど苦ではない坂道を上り切ると、かなりの規模の広場に辿り着いた。大きさからして学校のグラウンドの二倍三倍ってところかな。
千人集まってもまだ余裕があるくらいの広さだ。
そして広場には共同の水汲み場である噴水があったり、そこかしこに休めるベンチが置かれていたりで、公園っぽさもある。
街の人達もこの広場でゆったり過ごしているし、集会場を兼ねているのかも?
地上の大都市とはまた違う感じの牧歌的な雰囲気……結構好きかも知れない。
外国の田舎ってこんな風なのかなーと考えながら、俺達は広場の真正面にデカい門を構える領主の館に近付き、門番さんに話を通して貰った。
最初、門番さんは訝しげに俺達を見ていたのだが、ブラックが依頼の紙を出すと、すぐに態度は軟化して「どうぞ」と門を開けて貰えた。
……結構あっさり通して貰ったけど、やっぱりアコール卿国って平和なのかな。
別の国じゃ、こうはいかないよな……。
ちょっとセキュリティが心配になりつつも、他の家よりも広く豪華な二階建ての館に近付くと、まだ館までかなり距離があるというのにドアがゆっくり開いた。
こちらがノックする前に開くなんて、どういうことだ。
思わず二人と一匹で立ち止まると、中から――――以前見た事があるような人影が、スッと現れた。
…………あれ……なんか、あの執事らしき男の人……なんか見たことあるぞ。
でもどこだっけ。どこで見たんだったかな。
黒髪オールバックなクールっぽい若執事さんなんて、結構見かけるから記憶が少し曖昧にな……
「おおっ、やはり君は乙女! あの時の金髪乙女ではないかっ!! 私の審美眼はやはり間違っていなかったな、君は黒髪の方がより美しい!」
……なんだこのめちゃくちゃうるさい声は。
執事さんの後ろから誰かがこっちにズンズン歩いてくるぞ。
待て。なんかあの人も見覚えがあるな。
この変な褒め方と、俺に「金髪ではなく黒髪の方が良い」と言ったセリフ……あと、あの金茶色の長い髪を下の方で緩く括っている、紅紫色の瞳の端正な顔立ちをしたガタイの良い美青年は…………。
「ア゛ッ」
「ツカサ君……僕、猛烈にイヤな予感がしてきたよ」
「よーうこそ私の美しい領地【エショーラ】へ! 旅芸人、いや冒険者の麗しい少年とその仲間の中年……改めて自己紹介しよう! 私がこの領地を治める統治者且つ美の探究者……アーラット・エショーラだ!」
「そして私は執事のメレンデス・ベラリアックです」
この会話、なんとなくデジャブだ。
っていうか思い出した。
この人達、アコール卿国の首都【ゾリオンヘリア】のお城で会った貴族だ。
俺の事を変な感じで褒めてきた、あの変な貴族だこの人ー!!
「……ツカサ君、この依頼中止とか出来ないかな」
ああ、ブラックがドンビキしている。
そうだな……アンタって、こういうタイプ苦手だもんな……。
既にブラックは嫌な予感に遠い目をして青くなっているが、でも中止なんて出来るはずが無い。これはシアンさんに頼まれた依頼なのだ。
どれだけおかしな人が依頼者でも、ちゃんと話を聞かなければ……。
「さあ黒髪の乙女よ、存分に語らおうではないか!」
「…………」
……話、聞かないで帰っちゃだめかなぁ……。
→
※アーラットは【ゾリオンヘリア編】の
「26.きっかけは些細な事で1」で登場します。
変な貴族…
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