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断章 かつて廃王子と呼ばれた獣
23.縋りついてでも愛したい
「……落ち着いた?」
目が腫れないように気を遣い、優しく涙を拭いてくれていた指が離れる。
その柔らかな感触が遠ざかっていくことに名残惜しさがあったが、クロウクルワッハは小さく頷いて大丈夫だと示してやった。
出来ればいつまでも甘えていたかったが、夜は有限だ。
だいぶん話が逸れてしまったため、流れを元に戻さなければならなかった。
――しかし、やはりいつまでもツカサに触れていてほしい。
そんな子供じみた欲望でツカサを見ると、相手は自分が何を考えていたのか理解したのか、再び温かい苦笑を漏らしつつ頭を撫でてくれた。
小さく柔らかなその手は、そのままクロウクルワッハの乱雑な髪を梳くように、指で髪の間を割って通り抜けていく。
まるで、子供を寝かしつける親のようだ。
……たかだか数十年の人生しか経験していないはずなのに、時折ツカサは幼げなその容姿から想像もできないほどの大きな慈しみを見せてくれる。
クロウクルワッハがどれだけ愚かであっても“それ”を許し、泣いて欲しがるものがあれば、ツカサがやれるものは全て与えてくれる。
例えそれが己の肉体であっても、クロウクルワッハが縋りつき懇願すれば、ツカサはいつだって惜しみなく肌を差し出してくれていた。
――――それが、当たり前の事でないことなんて、痛いほど理解している。
だが、それでも、大人げなく年端もいかないこの少年に甘えたかった。
悲しみも愚かさも甘えも、理不尽な怒りによる暴力でさえも最後には許してくれる、そんな存在なんて……例え次の生を受けようと、出会えそうになかったから。
(ああ……そうだな……。オレは、奴隷から解放して貰ったあの時……魔王になった自分を初めて止めて貰った、あの後から……ツカサに、執着していたんだ)
そう。最初は執着だった。
熊族は他の獣と比べても、かなり執着の度合いが強い。獲物を地の果てまで追いかける執念深さもあれば、好いたメスを心底愛して他のオスを過剰に牽制するような行動を取りがちなほど、何かに固執する習性があったのだ。
少なくともあの頃は、その習性が招いたことだと自分では思っていた。
(こんなに細く小さいのに、それでもオレを止めてくれた……そんなツカサを、とても気に入った。自分のメスになってくれたら、どれだけ良いだろうと思った。……だが、それは今思えば『自分を初めて理解してくれたから』という気持ちが先行していたに過ぎなかったように思う)
間近で自分を慈しんでくれるツカサを見ながら、クロウクルワッハは強く思う。
あの頃の感情は、今のこの熱く滾る心地よい感情とは別物で……――どちらかと言うと、流砂に飲まれて外から投げられた命綱を掴んだ時の気持ちに似ていたように感じた。
……この子が居れば、自分達“はぐれもの”を理解してくれる。
自分と共に部下達を助け、優しくしてくれるかもしれない。
だからただ、珍しく「自分に優しくしてくれたメス」を失いたくなくて、あんな風に少し強引にツカサに迫っていたのだ。
(今の自分が不純ではないとは言わないが……あの頃のオレは、ツカサに対して不誠実だったかもしれないな……。恋と言うより打算と執着が強くて……とにかく、オレを理解してくれたツカサを、どうにかして繋ぎ止めたかったんだ)
だが、それも仕方がない。
クロウは、誰かを心底「欲しい」と思うような恋など知らなかった。
……今までは、胸を打つような感覚を覚えるメスが居たとしても、このように無様な自分では釣り合わないとばかり思い、何一つ執着してこなかった。
あれらが「恋ではなかった」と言うつもりはないが、それでも……ツカサを強く欲して堪らなくなる今の気持ちと比べると、鼻で笑うような消極的な恋には違いない。
結局、勇気も意志も薄弱だったのだ。
……王子だった頃のクロウクルワッハは、何もかもを諦めていた。
自分は罪人だから、嫌われているから、役に立たないから、愛するものを望むことなど分不相応だという心がどこかにあって。だから、本気になれなかった。
いや、最初から「うまくいくわけがない」と決めつけて、本気で相手の心を知ろうとも、引き寄せようともしなかったのだ。
若かったクロウクルワッハは、好いたメスを前にしても……恋心より己の許されない罪を意識してしまい、無意識に見下されることを恐れて行動できなかった。
幼い頃より王族の者達に敬遠されてきたがゆえに、王子でありながら罪人であった自分の立場を考えるので精いっぱいだったのかも知れない。
――――ただただ、夢のように薄く実体のない恋だった。
(……だが……ツカサと出会って……誰かを求め、ままならぬことに身を捩り、熱に体を焦がすような激しい感情を初めて抱いた。情けなく縋りついてでも『置いて行かないで』と泣きつきねだる事も厭わない気持ちになったのは、初めてだったんだ)
クロウクルワッハが落ち着いた今も、ツカサは愛おしげな眼をこちらに向けて、髪を優しく梳いてくれている。その手は、ツカサの愛情そのものだった。
二度と得られないと思っていた、純粋で温かい愛情。
こんなにも小さな体から無限に溢れ出るその慈愛を知って、それを情けない自分に向けてくれる心地よさを知って、だから……初めて、泣きながら縋りついた。
子供の頃に感じていた寂しさを無意識に曝け出して泣いてしまうほど、そんな無様な姿を見せる情けない大人になるほど、ツカサと離れたくない。
……いつの間にか、打算など消え去っていた。
執着から追いかけた感情は、触れることを許してくれるツカサと接するうちにその形を変えて、これほどまでに温かく切ない感情に成ったのだ。
好きで、好きで、愛おしくて、愛したくてたまらない。
「クロウ」と呼ばれるたびに、耳が嬉しさに動いてしまいそうになる。
微笑みかけられるたびに、抱きしめたくてたまらなくなる。
恥知らずな仕草で子供っぽくねだる“クロウ”を、ツカサは「可愛い」と思ってくれる。その、だいぶん変わった嗜好の好意を浴びるたびに――――もっと、もっと、柄になく可愛い子ぶって甘えたくて、触れたくて、ツカサの愛情が欲しくなった。
(ふ……。かわいい、なんて言われたのは……初めてだったな……)
このむさ苦しい熊男の、どこが可愛かったのか。
だが今でもツカサは変わらず、クロウの「おねだり」に悶えてくれる。
「好きだ」という気持ちを押し込めて我慢していた時も、今こうして何も遠慮することなく全力でワガママを曝け出しても、変わらずに愛してくれていた。
その「愛」が何かなんてことは、今は論ずるに値しない。
ツカサが、クロウを「特別な気持ちで愛してくれている」という事実は……それだけで、一等価値のある愛の証明だった。
「クロウ……? なんだよ、そんなニヤニヤして」
どうやら、ツカサを見つめながらニヤついていたらしい。
少し困ったように顔を歪めて上目遣いをしてくる可愛いツカサに、クロウは口の端を緩めて更に笑みを深めた。
「いや……ツカサがオレに体を許してまで愛してくれたことを思い出して、とても嬉しくなってしまっていただけだ。勃起はしていないから安心しろ」
「ばっ……ばか! 最後の報告はいらないってば!」
こんな報告にまで顔を赤くしてしまう、初心な少年。
どれほどオスに抱かれても、彼の本質は変わらない。
純粋で、無邪気で、懐に入れた者には際限なく甘くなってしまう。
何度騙していやらしい事をしても、ツカサを喜ばせる「かわいこぶりっこ」をすれば、すぐにグッと言葉に詰まって、許してくれてしまうのだ。
そんな騙されやすくてお人好しなところが、好きだ。
欲が出て次第に乱暴で強引になってしまう自分になっても、ツカサは厭わずに、今も変わらない愛情を注いでくれていた。
「……こんなに幸せで、いいのだろうか」
「ふあっ!? な、なに、いきなり……」
つい、無意識に呟いてしまった言葉。
ツカサの顔を見ながら発言してしまったからか、彼は頬を仄かに赤くしながら「どういう意味だ」と動揺している。
あまりにも可愛らしいその姿に肉棒がいきり立つ思いだったが、そこは堪えて……今思っている素直な気持ちを伝えた。
「いや……ツカサにこうして愛して貰っているだけでなく……兄上とも和解し、王族の皆にも認められて……今は、ブラックのような理解者もいる。……部下じゃない、オレ自身の仲間だって出来た。それに……新たな、強い力まで……。本当に、都合のいい夢の中の出来事みたいでな……」
妙な事を言っている自覚はある。
だが、今までの事を振り返るとそんな言葉しか思い浮かばなかった。
……もう、自分を縛るものは何もない。
自由で、清々しくて、愛されているという幸せに満たされている。
これほど幸せの絶頂と言う言葉に似合う状況は無い。
しかも……唯一の伴侶と決めた愛おしい存在が、一切の嫌悪も無く自分の過去をすべて受け止めてくれたのだ。
それが最上の幸せでなくて、なんだというのだろう。
あまりにも恵まれすぎていて、本当にいつか醒めてしまう夢のようで……少しだけ怖いような気もした。
そんなクロウの不安を感じ取ったのか、こういう時だけは敏いらしいツカサの顔が、悲しげに歪む。だが、何を考えたか知らないがすぐに勇ましげな可愛い表情になり、クロウの顔を見据えると、思ってもみない事を言い出した。
「お……俺が目の前にいるのに……夢なわけ、ないだろ……!」
そう言いきって、ツカサは自分の発言に恥ずかしくなったのか、どんどん頬を染める赤みが強くなっていく。
……正直な話、一瞬なにを言っているんだと思ったが……――――ツカサが何を言いたかったのか察して、クロウは思わず嬉しさに苦笑してしまった。
つまり、ツカサは……こう言いたかったのだ。
『常に俺が一緒にいることこそが現実で、当たり前のことなのだ。だから、夢であるはずがないだろう』――――と。
「ふっ……ふふっ……ツカサ、それはあまりにも……っ、はは、情熱的過ぎる、口説き文句だ……! そんなにオレを喜ばせても、ただ勃起するだけだぞ」
「なっ……い、いやおい、最後の要らんだろ!? やめろそういう発言は!!」
ただでさえ恥ずかしいのに、と、今度こそ顔を真っ赤にして抗議してくるあどけない少年に、クロウは嬉しさと愛しさだけでなく様々な昂ぶる感情を覚える。
性的な発言に一々反応するところも、可愛らしくて欲をそそるのだ。
本当に何もかもが、クロウにとって理想的過ぎる。
唯一残念な事と言えば、彼には既に伴侶が居たという事だが……それでも、そんな事など時間が解決してくれると思えば、特に問題は無いように思える。
なにより、今はその邪魔な伴侶……ブラックという悪友ともいえる存在がいる事が、かけがえのない事のように感じられていた。
本当に何もかもが、愛おしい。
……あの時、ツカサが自分を見つけてくれなければ……きっと、こんな風に幸せな気持ちでベッドに横たわる日は来なかっただろう。
そう思えば、また欲望が湧いた。
「ヌゥ……だが、ツカサが可愛いから勃起するのは仕方ないだろう。何より……オレの下らない昔話を、愛しいメスが真剣に聞いて受け止めてくれたのだ。嬉しさで勃起することも当然だとは思わないか」
「ぼっ……いや、当然って……え……なる……? そうなるもんなの……?」
肉体的には同じ性別であるせいか、ツカサは性的な嘘に騙されやすい。
もちろん、そんなことは性的に興奮したから勃起したに過ぎないのだが、ツカサは恋に夢を見ている深窓の令嬢のような無垢さがあるせいか、クロウやブラックが嘘を言っても真剣に信じ込んでしまうのだ。
ツカサは耳年増で、ある程度性的な知識もあるくせに、ほんとうにすんなりと。
そこもまた、可愛くて好いたらしい。
あえて訂正することもなく、クロウはツカサの体を引き寄せると間近で見つめた。
そうすることで、ツカサが更に顔を赤らめ動揺することを知っていたから。
「ああ、勃起するぞ。オレはツカサを愛しているからな。獣人の体は、欲望や愛情に素直なのだ。……愛しいメスに受け入れて貰って、嬉しさで興奮して思わず肉棒が反応してしまうことなど珍しくないのだぞ」
「う……。そ……そうなんだ……。まあでも、わんちゃんとか、嬉しすぎるとそうなる事もある、のかな……?」
ブツブツと小さい声で呟き、納得しようとしているようだ。
どうやらツカサの世界にいる「ワンチャン」とやらは嬉しいとつい勃起してしまう生物のようだが、そんなものは普通に隔離した方が良いと思う。
自分の事は棚に上げつつ危険な生物を断罪しながら、クロウは“易しい”ツカサの体をぎゅっと抱きしめた。
「うむ……嬉しいと、そうなるのだ。……夢のようだが、現実だ……。現実に、ツカサがオレを好きでいてくれる……好きだと思ったとはいえ、火山でのことが無かったらオレは……未だに、遠慮してしまっていただろうからな……。あの時、気持ちを吐き出していなかったら……こうして素直に欲望をぶつけられなかったかもしれない」
ツカサの小さく柔らかな体と密着し、背中に手を這わせる。
すると、捕えた体が敏感にひくりと可愛く反応した。
だがツカサは体の反応より、クロウの言葉で思い出した過去の事を考えるのに忙しいらしくて、不埒な大人の手が徐々に背筋を下りても気にしていないようだった。
「…………」
「ツカサ?」
呼びかけると、相手は少し申し訳なさそうな色を滲ませて、真剣な表情でクロウの顔を見上げてくる。先程の恥ずかしさなど別の場所に置いて来たかのように、真剣な表情をしてこちらを心配そうに見つめていた。
どうしたのだろうか。
疑問に少し眉を上げると、ツカサは言い出しにくそうに微かに唇を震わせたが――――意を決したのか、問いかけてきた。
「あの……あのさ、イスタ火山で……その……ケンカ、したじゃん。あの時さ……俺、クロウがどれだけ我慢してたか知った、だろ……。でも、今も結局……クロウに我慢させてる事に変わりないし……」
「…………」
「こ、この際だからさ、聞くんだけど! その……ホントに……俺と、ずっと一緒で……いい……? 俺、クロウのこと……ホントに、幸せに出来てるのかな……って……」
「ツカサ……」
今しがた、自分が「ツカサに縋っている」と告白したばかりなのに、それでもツカサは「我慢させていないか」を気にしてくれているのか。
あの時の大惨事を「強姦未遂」ではなく「ただのケンカ」だと思って、その事だけでもクロウにとってはありがたいというのに……「一緒にいたい」という嬉しい言葉だけでは無く、今も己の欲望を気遣ってくれているとは。
本当に……本当に、ツカサは……優しくて、甘い。
どこまでもクロウに対して甘く、何もかもを許してくれる。
そんな風に許してくれるから――――
際限なく、その柔く甘い肉を食らい尽くしたくなるのに。
「……クロウ……?」
「そうだな……確かに、あの時は我慢の限界だった。……ブラックとの“心の距離”が有る事に付け込んだオレは、そこに入ってツカサの理解者となり頼られることで、己の居場所を造り上げようとしていたんだ。そうすれば……捨てられないと思って」
「…………」
「けれども……今思えば、あの怒りも滑稽な空回りだったな……。ツカサは初めから、こんなにもオレ自身の事を思ってくれていたのに……」
「っ……!」
思い出すたびに、クロウも羞恥で体が焼けそうになる。
だが、あの独りよがりで苦しい時期を乗り越え、ツカサを抱きしめている今は、何を悩んでいたのかと過去の自分を笑って見ていられた。
……勃起した股間を太腿に押し当てている横恋慕のオスに対して、ビクリと反応はするものの黙って抱かれているツカサ。
今更、そんな健気な彼の何を疑えというのだろうか。
恋人のブラック以外、どんなオスの男であろうと「異性」として認識していなかった、不思議な少年。そんな少年が、自分にだけは……例外として、反応してくれる。
男に触れられることを嫌がるのに、クロウにだけはこんないやらしい触れ合いすらも許してくれていた。
…………ここまでしてくれているのだ、不安がる理由などもうない。
だが、あの時のクロウは……未だに、過去の妄執に囚われていた。
それをツカサが解き放ってくれたから、自分は今、己の欲望を偽ることなくツカサに肉棒を押し当てて興奮していられるのだろう。
その嬉しさと気持ち良さに酔いしれていると、またツカサが問いかけてきた。
「……あ……あの、さ……。ついでだから、聞くんだけど……」
「ム?」
「…………あの時……クロウ、どう思ってた……?」
それは、イスタ火山のあたりの事だろうか。
オスとしては恥ずかしい事なので、あまり語る気は起きなかったのだが……ツカサが知りたいと言うのなら、教えるべきだろう。
ただ、それによって抑えが利かなくなる危険もあったが……。
(……ツカサなら……受け止めてくれるだろう)
何の心配も無くそう思い、クロウはツカサの顔を見返し薄く微笑んだ。
「話せば、お前はオレが嫌になるかもしれない……それでも、いいのか……?」
自分でも、声に興奮の色合いが混ざっているのが分かる。
ツカサもそれを感じているのか、再び顔が赤く染まっていた。
だが、覚悟は決まっているのだろう。
ぎこちなく、目を泳がせながら……ゆっくりと、頷く。
そんな初心な相手に下半身の熱を昂ぶらせながら、クロウは目を細めた。
(ああ……可愛い……。好き、好きだ……可愛い、愛しい、舐めまわして、全部食い尽くして、犯したい……好きで、好きで、幸せで頭がどうにかなりそうだ……)
獣そのものの、淫らで凶暴な情欲。
だが、それすらきっと、ツカサは許してくれるのだろう。
あの時確信した愛を、もう疑う気はない。
クロウは内心舌なめずりをすると、我慢の糸が切れた時の事を語り始めた。
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