920 / 1,149
七鳴鐘楼モンペルク、月蝕は混沌の影を呼び編
奇妙なイイワケ2
ヌエさんの「上司(仮)」は、ヌエさんを【モンペルク】に連れて来るなり『お前が気になると思ったものを探して来い』と言ったそうだ。
これまでも何度かそういう事をしていたそうだが、ヌエさんは「気になる」という事も「探す」という行為もよく解っていななかったので、夜にこうして動き出しては徘徊を繰り返していたらしい。
曰く、昼間眠って夜に起きて、人気のない街をあてどもなく歩いていたそうだ。
その行動も、探しやすい時間帯を指定した「上司」の指示だったそうで。
……なんだかずいぶんと後ろめたい感じだが、まあそこはひとまず置いといて。
そんな曖昧な命令であっても、これまでは数日経過すれば「上司」が迎えに来て、「この街には無かったか」と言いつつ連れ帰ってくれた。
が……今回はそうではなかったのだ。
ヌエさんが覚えていないので、何日経過したかは不明だが、この【モンペルク】の街に来ると何故か「上司」は何も言ってこなくなり、ヌエさんはどうすれば良いのか分からなくなってしまったらしい。
あてどもなく街を歩いても「気になる」とやらは見つからないし、今まで自分以外の人に街で会った事の無かったヌエさんには、助けを呼ぶことも出来ない。
そもそも「上司」が、事前に「絶対に誰にも見つかるな」と言い含めていたので、ヌエさんは誰かの家に助けを求めて飛び込む事も出来なかったらしい。
というか、飛び込むと言う考え自体が思い浮かばなかったのだそうな。
――――そうして、どうすることも出来ずに歩き回っているうちに体力は消耗し、食事をする事も叶わずただ彷徨って、力尽きて。
もうどうにもならない状態になっていたところに、俺達がやって来たのだそうな。
それからは、俺達が知っている通りだな。
ヌエさんは「うまだった」と謎の造語で、俺が焼いた肉を思い出し褒めてくれた。
うーん、あの頃から考えるとホントに言葉が上達したよなあ……。
閑話休題。
ともかく、これがヌエさんが街で蹲っていた理由だったようだ。
「…………詳しく聞いても要領を得ないなぁ。結局その【あーうあー】が何なのか謎のままだし、話を聞く限りコイツも能力を使ってるかどうか自覚がないから、いくら僕達が確信めいた予想をしてても、実際にギルドで実証させるにもいろいろと問題があるし……」
一通り纏め終えて、ブラックが溜息を吐く。
確かにその通りなのだが、ヌエさん自身が分からないと言っている以上、これより深くは探れそうにない。これでも一生懸命頑張って話してくれたのだ。
その証拠に、ヌエさんは机に頭をくっつけてぐったりしている。
今までこんなに喋ったことが無かったようで、顎が痛いと呻いていた。
だから多分、これはヌエさんにとっても真剣に話してくれたと言うことなのだ。
何にせよ、ヌエさんの話は信用しても良いと思う。
…………それにしても……話を聞いている限り、ヌエさんは今まで一度も「上司」以外の「他人」に会った事が無いみたいなんだよな……。
だとすると、俺が予想していたことは全く的外れだったことになる。
俺は最初、ヌエさんは山奥の種族か何かだと思っていた。
“独自の言語を使う民族”なんじゃないかって考えてたんだよな。
だけど、話を聞く限りではヌエさんには「上司」が付き添ってたみたいだし、何度も街に来るように命令されていた。
と、いう事は……ヌエさんは、少々特徴的な容姿と服装をしただけの人族という事になる。全く言葉を喋る事が出来なかったのも、他人とコミュニケーションを取ったことが無かったからなのだ。
それに……その「上司」って人とも、ろくに喋ってなかったっぽい。
つまりヌエさんは、俺達と言語が違う種族なのではなくて……
……他人と“喋らせないようにする”ことで、コミュニケーションや自分で考える事を制限されていた「人間」ってことだ。
「…………」
それって、つまり……どういうこと、なんだろう。
必要な事だったから、「上司」はヌエさんを意思疎通が困難な存在にしたのか。
だとしたら、その「上司」は小さい頃からヌエさんを育てていたのか?
もしくは何かの術で制限したのか。はたまた重度の記憶喪失なのか。
なんにせよ、普通の人間として暮らしていたわけではあるまい。
でも言葉もほぼ理解できない状態で暮らすって……どんな生活をしてたんだよ。
「気になるもの」を探させるために、必要最低限のことしか教えなかった……?
……そんなこと、可能なんだろうか。
というか、どうしてそこまでしてヌエさんをこんな風に育てたんだ。
他人と話せないようにすることが「ヌエさんの気になる物」を探すのに必要だったという事なんだろうか。そんなことをするくらい、重要なものだったのか?
だとしても……こんなの、あんまりだ。
例え本人が苦しんでいなかったとしても、今の状況は決して良い環境ではない。
青年になるまでこんな風に大人の都合で成長を妨げられていたんだとしたら、それは間違いなくヒトとしての尊厳を奪われたようなものだろう。
人間ってのは、言葉やコミュニケーションがあって人間なんだ。
その対象が動物だろうが自然だろうが、言葉を覚えていることでヒトはより想像を膨らませたり出来るし、他人からの情報で未だ見もしない危険を悟る事が出来る。
原始時代だって、他人と寄り添って生きて来たのがヒトって動物なんだ。
なのに、言葉も思考もほぼ奪われてるなんて……動物で言えば、ヒゲを失ったのに等しい酷い足枷だ。とてもじゃないが、マトモじゃない。
しかも、食料も渡さず数日放り出す事を何度もやってるなんて……。
そりゃ……この世界じゃ命は軽いモンだけどさ。
でも、誰にだって幸せに生きる権利ってのはあるじゃないか。
それなのにこんな、奴隷みたいな……。
「…………ブラック……もしかしてヌエさんて、誰かの奴隷……なのかな」
袖を引っ張って腰を曲げさせると、俺はブラックに耳打ちする。
ヌエさんには「奴隷」という言葉を覚えて欲しくない。
だからコソコソと問いかけてしまったのだが、ブラックは俺の意図を汲んでか、口には出さず暫し熟考すると、今度は俺に耳打ちをしてきた。
「そうかもしれないね。……さっきちらっと首の所が見えたんだけど、アイツの首に革製の首輪がついてたんだ。ああいうのを付けてるのは大体奴隷だよ。多分、上司ってのに子供の頃から飼われてたのかも知れないね。……胸糞悪い話だけど」
「……そんな……」
机に突っ伏したヌエさんのうなじ辺りを見てみると、髪に隠れてはいるけど確かに犬用の首輪のようなモノがちらりと覗いている。
奴隷。……この世界じゃ何度となく聞いた言葉だが、やっぱり目の当たりにすると心が苦しくなってくる。
……この人族の大陸にある国の中には、奴隷を取り扱う国が有るんだよな。
その処遇は国によって大分違うらしく、このライクネス王国の奴隷の方が、南東のアランベール帝国にいる奴隷よりもだいぶマシな生活らしい。
とはいえ、奴隷なんてどんな国だろうと被支配階級に変わりないのだ。
もしブラックの言うとおりヌエさんが奴隷の身分だったとすると、今までの違和感が納得のいくものになってくる。
奴隷だから、その「上司」の言うがままになっていた。
これで全部説明がついてしまうのだ。でも……。
「人を眠らせる能力を持ってるヌエさんを奴隷にするって、どんなヤツなんだよ」
「……ただものじゃないのは確か、かもねぇ」
うう……とんでもないことになった……。
ヌエさんが奴隷で、自分でもコントロールできない能力があるって事を知ってて街に連れ出していたんなら、その「上司」こと「ご主人様」は相当ヤバいよな。
もしかして、ヌエさんを彷徨わせてる間に盗みを働いたりしたのでは……。
いや、だとしたら窃盗が起きたとかそういう事件になってるはずだよな。
俺達が【モンペルク】に到着した時は、別にそんな注意もされなかったし……。
…………なんか、余計に謎が増えてしまった気がする……。
「ブラック、どうしよ……。ヌエさんのこと、ギルドにどう説明すればいい? このままだと、ヌエさんが間違いなく重要参考人にされそうなんだけど……」
「まあ、やむを得ないだろうねえ。……うーん、あんまり気は進まないんだけど……冒険者ギルドで【世界協定】に連絡を取るか……もしくは、あのいけ好かないヒゲ王に頼むか、しかないかな」
「ヒゲ王って……もしかしてローレンスさんの事か……」
不敬なあだ名を付けてるんじゃないよと呆れてしまったが、でも確かにローレンスさんに直接話した方が良いかもしれない。
なんせ、ローレンスさんは【世界協定】の最高位に位置する【裁定員】の一人だ。
今大変なシアンさんに更に面倒事を持ち込むのは心苦しいし……それなら、俺達に会う機会のある相手……しかも、余裕がありそうな人に話す方がいい。
「おーえんう?」
「ローレンスだよヌエさん。とっても偉い人で、アコール卿国の王様なんだよ」
「ろーれんす……おーさま……おうさま。むう……」
お伽話で「王様」は理解したのか、なるほどと言わんばかりに頷くヌエさん。
ローレンスさんを全く知らないんだろうけど、なんだかやっぱり可愛い。
やっぱアレだな、無邪気ってなんか心をくすぐるものがあるんだろうな。決して俺の情緒がおかしいからじゃないぞ。これは一般論だ。一般論。
「あのヒゲが協力してくれれば、ある程度こっちに融通してくれるだろう」
「ヒゲ言うな。じゃあ、ヌエさんには部屋に居て貰う?」
ここに居てくれた方が安心だし、と俺が言うと、ブラックは顔を顰めた。
不満を顔いっぱいに表しておるわ。
「僕とツカサ君の部屋に他人が入るなんて……」
「仕方ないだろ、迎えが来なくて食べるのにも苦労する人を放っておけるかよ!」
「ぐぅう……コイツが重要参考人でさえなければ……」
「う……? オナカすいた……」
自分の事を何か言われたのは解ったらしく、ヌエさんは気の抜けた顔をあげる。が、やっぱり意味は理解できなかったようで、ただ空腹を訴えてきた。
なんかそういうノンビリした所を見ると、クロウを思い出しちゃうな。
腕っぷしが強くて運動神経抜群で普段は眠そうな顔……中々に共通点が多いんだ。けど、大人として甘えてくるクロウとはやっぱり違う感覚なんだよな。
ヌエさんは、やっぱり“俺より年下”って感じが強い。
それもまた「上司」だか「ご主人様」だかに思考を制限されていたからなんだろうが、考えると憂鬱になってくるな……。
もしソイツが迎えに来たら、今のヌエさんを見てどう思うだろう。
流暢に喋れるようになった姿を見て怒りはしないだろうか。
そうなったら……かなりマズい気がする。
俺達が勘違いしたせいでそうなったのに、ヌエさんに咎が行く可能性も有るのだ。
もし本当に奴隷だったとしたら、非常にまずい。
こうなったら、俺達がヌエさんをなんとか守らないと……。
「ツカサ、おなかすいた」
「おい調子に乗んじゃねえぞ」
「こらブラック! ……ともかく何か作ろうか。さすがにお肉続きは栄養が偏るし、まだ【蝋燭草】の花粉が残ってるからホットケーキでも作るか」
「あっ、それ僕もたべたいー!」
さっき威嚇していたオッサンはどこに行ったとツッコミたくなるが、まあ機嫌が直ったのなら多くは言うまい。
それに、ブラックもさっき戦ったばかりでちょっと疲れてるかもだしな。
ここは俺が一肌脱ぐか。
そう思って立ち上がった。
――――と。
「…………ん?」
ブラックが、何かに気付いたような声を上げる。
どうしたのかと振り返ると、何故かヌエさんも顔を上げて窓の方を見ていた。
……二人とも、何かを探るように同じ方向を凝視している。
なんだろう。何か聞こえたのかな。でも、今はみんな眠ってるよな?
そう考えたと、同時。
「グルッ……グルルルル……」
獣のような唸り声が、すぐ近くから聞こえる。
何の声だと音源の方を見やると、そこには――――先程までの眠たそうな目など嘘のように、鋭く窓の向こうを睨みつけるヌエさんがいた。
しかも、ヌエさんはいつの間にか椅子から立ち上がり、姿勢を低くしている。
まるで獣が威嚇するような姿勢に息をのむと、その体が目の前から消えて。
「ッ!?」
「おいっ、待て!!」
ブラックの叫び声と同時、窓が割れる音がした。
…………窓。
え……窓!?
咄嗟に見やったが、もう窓はぶち破られた後で、この世界では高価なガラスが散々に欠けた窓枠がキイキイ動いているだけだ。
慌てて近付いて外を見たが、もうヌエさんの姿はどこにもなかった。
「ヌエ、さん……どこに……?」
誰かが動く音もなく、もう何も聞こえない。
今はただ、静かすぎる夜の風景が広がっているだけで。
「…………なにか、変な笛の音が聞こえたんだ」
背後から覆い被さるように近付いて来て、ブラックが言う。
俺と同じように窓の外を確認しているようだが、ブラックの視力と聴力でも、誰かが動いている気配は感じられないようだった。
その前に……変な笛の音ってなんだ?
無精髭が濃くなった顔を見上げる俺に、ブラックは視線を降ろして続けた。
「軍隊が号令をかける時の笛みたいな音だったよ。……聞こえなかった?」
え……良く解んないけど、ホイッスルみたいな音ってこと?
でも、何の笛だろうがそんな音なんて全く聞こえなかったけど……。
「俺には全然聞こえなかったよ」
「……変だな、かなり大きく聞こえたのに」
そんな風に言うくらいなのだから、かなりの大音量だったんだろうな。
しかし聞こえていないものを聞こえたという訳にはいかないし……。
俺にだけ聞こえない笛の音、なんてあるんだろうか。
でも、ブラックがこんな嘘を吐く理由なんて無いワケで。
だとしたら……やっぱりこれも、特別な音ってことなのかな。
その音に、ヌエさんは惹きつけられて跳び出して行ってしまったのだろうか。
「探しに行った方が……」
「…………そうだね。一応、街を一回りしておくべきかもしれない」
ブラックの真剣なその言葉に頷き、俺達は再び宿を出る。
何か異変が起こっているなら、どのみち確認して回った方が良い。俺達以外の街の人達は、未だに眠ったままなんだ。
また何かに襲われる前に調べておかないと。
――そうして、藍鉄に協力して貰って街の中を探してみたのだが……ヌエさんにも、その謎の笛の音にも再び遭遇する事は出来なかった。
→
あなたにおすすめの小説
ただのハイスペックなモブだと思ってた
はぴねこ
BL
神乃遥翔(じんの はると)は自分のことをモブだと思っていた。
少年漫画ではいつだって、平凡に見えて何か一つに秀でている人物が主人公だったから。
その点、遥翔は眉目秀麗文武両道、家も財閥の超お金持ち。
一通りのことがなんでも簡単にできる自分は夢中になれるものもなくて、きっと漫画のモブみたいに輝く主人公を引き立てるモブのように生きるのだと、そう遥翔は思っていた。
けれど、そんな遥翔に勉強を教わりに来ている葛城星 (かつらぎ ほし)は言った。
「BL漫画の中では、神乃くんみたいな人がいつだって主人公なんだよ?」
そう言って、星が貸してくれた一冊のBL漫画が遥翔の人生を一変させた。
自分にも輝ける人生を歩むことができるのかもしれないと希望を持った遥翔は、そのことを教えてくれた星に恋をする。
だけど、恋をした途端、星には思い人がいることに気づいてしまって……
眉目秀麗文武両道で完璧だけど漫画脳な遥翔が、お人好しで気弱な星の心に少しずつ少しずつ近づこうと頑張るお話です。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。