983 / 1,149
幻実混処ユーダイモ、かつて祈りを唱えし者編
21.突撃訪問は事故の元
◆
チアさんにお礼を言って再び【ヘカテクライオ】に戻ってきた俺達は、早速ファムさん達が居る場所に向かい、例のお守りとお札を二つ渡しておいた。
王都までは一週間もかからないけど、一応用心のためだ。
ファムさんは、不思議なお守り袋にキョトンとしていたものの……快くお守りを受け取ってくれると、早速呪符を発動させて兵士達と共に王都へ進んで行った。
……その物分りが良過ぎる仕草はちょっと心配だが……ま、まあ、何も詮索せずに使ってくれたんだから、よしとしよう。
ともかく。
これで、ひとまず【アルスノートリア】にファムさんの居場所がすぐバレることは無いだろう。毒の事を話せば、きっと騎士団クラスが護衛についてくれるだろうし、俺達はファムさんが『謎のモンスター』の死体を検分し終わるまで待てばいい。
たぶん、こちらの用事が済むまでには検分も済んでいるだろう。
それにしても、藍鉄で追いつける距離にいて良かった……なんてことを思いつつ、俺達は今、再び街へ戻ろうと踵を返して街の方へと進んでいた。
「ね~ツカサ君~、コイツはさっさとトランクルに返して、宿に戻ろうよ~。折角諸々がひと段落ついたんだしさ~」
ぴったりくっついた背後からそんな文句を言いながら、ブラックは藍鉄をパカパカ歩かせる。もうこの乗馬スタイルにも慣れたが、未だにこの距離感は度し難い。
というか、多少離れてても良いだろうに、何故こうくっつこうとするのか。
考える間にも、帰路と会話は進んで行く。
「旦那ぁ、そりゃないッスよぉ……俺だって活躍したんですから……。てか、どーせアレでしょ、帰ったらツカサちゃんと性交しようとか考えてるんでしょ」
「ギクーッそんなこと考えてるわけないだろ!! これだから若くて性欲旺盛な魔族はヤになるよ! あーヤダヤダ!!」
「お前今ギクー言うたやろギクーって」
思わずエセ関西弁でツッコミを入れてしまったが、もう今日はしないといった発言をすっかり忘れているようだなこのオッサンは。
この野郎、自分に都合のいい約束は覚えてるくせして。
「ツカサちゃんどうします?」
「よしリオル、頑張って貰ったし宿に帰ったら俺がお菓子作ってやるよ」
「わぁーい、ツカサちゃん最高ー!」
「ツカサ君の意地悪ー!!」
うるさい、お前の眼には邪悪な企みを感じるんだよ。背後だし見えてねえけど。
こうなったら俺はリオルを利用してでも阻止させて貰うからな。
「キュ~……」
ほら、ロクショウもお前の性欲に呆れてるじゃないか。
まったくもう……元気になったらすぐサカるんだからこのオッサンは……。
……まあでも、そっちの方がブラックらしくはある、けど……。
………………ご、ゴホン。
ともかく、これで一先ずは安心だろう。あとは俺達も出発の用意をするだけだ。
ブラックが大人げなくいじけて黙ったのを確認すると、俺は雰囲気を切り替えるべく、今後やるべき事についてのおさらいを促すことにした。
「ところで……これからの事なんだけど……お婆ちゃんの宿を出たら、そのまま北上して【エスクレプ】に行くって事で良いんだよな?」
問いかけると、ブラックは分かりやすく不貞腐れたような声で答えた。
「そーだねぇ。ま、エーリス領まではそう遠くないし、街道には宿場もあるから……旅の用意しなきゃいけないってほどの旅でもないけどぉ」
そっか、新しい街道は【エスクレプ】まで伸びてるんだな。
なら、今回は一々モンスターを心配して旅をせずに済みそうだ。
なんたって、街道にはモンスター除けの曜具が等間隔に設置されているし、宿場も当然ながら街や村と同じく【障壁】を張る曜具を使ってるだろうからな。
今回は、野宿の心配もしなくて良さそうだ。
「えーと、ツカサちゃん達は何の為に移動するの?」
「その港町【エスクレプ】にある“薬学院”て場所に、魔女の薬に関する資料が残って無いか調べに行くんだよ。もし何か残ってるなら、【翠華】への対抗策にもなるし……もしかしたら、新しい事も分かるんじゃないかなって」
当初の目的は、チアさんが作ってくれた「曜気晦ましのお守り」の効力がどのくらいの物か、対抗出来るのかを知る事が出来るかも……という理由だったが――――
よくよく考えたら、あの【翠華】がブラックの魂を引き剥がした“夢遊びの薬”は、リオルが言うには魔女の薬の一種だ。
ならば、魔女の事を研究していた人の資料に、その薬の記述があるか……もしくは対抗策があるんじゃないかと、そう思ったのである。
しかも、チアさんの説明によると、魔女はそれぞれに「作れる薬」が違っており、薬一つとっても、同じ薬を作れるかどうかは魔女によるらしい。
なので、ここから【翠華】の正体を探れる可能性も有る。
…………と俺達は考えたので、そこの所も調査したくて、【エスクレプ】にあるという薬学院に行こうとしているのだ。
俺達は、未だに敵の全貌を掴めていない。
素性を知れた二人も、とっくに消えてしまった後だ。
彼らの【アルスノートリア】の魔導書と記憶は俺の中に残っているが、それらを手に入れても、結局彼らの組織の事は何も分からなかったからな……。
何にせよ、やっと見つけた手がかりなんだ。
【翠華】の正体を足掛かりにして、奴ら全体の正体を掴めればいいんだが……。
――――と、考えながらリオルに説明すると、相手は気が抜けた返事をしながら、頭の後ろで腕を組んだ。
「へ~。まあ俺も魔女についてはあんまり知らないからなぁ……。なんせかなり昔の話だし、人族のメスと契るのって魔族としても色々大変だったらしくて、いつの間にか廃れちゃったらしいし……。ともかく、何か見つかるといーな」
「うん。……何か手がかりを見つけて、進展すればいいんだけど……」
そうしたら、この「いつ襲われるか知れない」現状も、変わるかも知れない。
……ホントはシアンさんや【世界協定】にも協力して貰えれば良かったんだけど、今はそっとしておいてあげたいからな……。
俺達で出来る事なら、俺達でやっておかないと。
シアンさん、俺達が頑張りますから今は心を休めて下さいね……!
そう男らしく決心をして、少しずつ近付いてくる【ヘカテクライオ】の街をジッと見つめていると、また背後から何か不穏な呟きが聞こえてきた。
「あ、そっか。宿場があるんだった。じゃあそっちで……」
「おいお前おい、また邪なたくらみを……」
してるんじゃないだろうな、と、言おうとして振り返った。瞬間。
ブラックの背後の空間が歪んでるのが見えて、俺は思わず悲鳴を上げてしまった。
「ぎゃあぁあ!!」
「うるさっ、え、なに?」
つられてブラックも少し驚いたみたいだったが、背後を見て「ゲッ」と声を出す。
恐がっているんじゃなく、嫌がるような感じだ。
……昼間にオバケが出たと思って驚いてしまったが、ブラックがこんな声を出すって事は……――
「おい、一々汚い声を出すんじゃねえよ」
ポッと空中の空間が円形に開いて、白い空間の中から人が顔を出す。
それはまさしく……キュウマだった。
ってことは、もうタイムリミットってことか……。
まあそりゃブラックも嫌そうな声を出すよな。うん。
「な、なになにツカサちゃんコイツなに? 新たな間男?」
「おいツカサ、このクソ魔族に説明してないのか」
「あっ……そう言えば……」
リオルは俺の事をあまり把握してないんだっけ。でもヘタに説明しても、ブラックのようなヤツじゃないと、理解が難しいからなぁ……俺とかキュウマのことって。
しかし今「間男」とか盛大に勘違いされてるし、誤解は解いておかないとな……。
「あのな、リオル。コイツはキュウマって言って、間男じゃなくて」
「邪魔男だよ」
アッ、ブラックこの野郎、また俺の言葉を遮って……。
って何を言葉付け足して上手いこと言ったみたいになってんの。
リオルが勘違いするだろやめなさい。
「ワオ、まーたそういう輩が増えたのか……。ツカサちゃんも罪なメスだねえ」
ほら勘違いした……訂正しなければ、と思って口を開いたのだが、それより先にキュウマが身を乗り出して激しく抗議してきた。
「違うと言ってるだろ!! 話をややこしくすんなクソオヤジ!!」
「ああ゛!? 数百年生きてる中身クソジジ眼鏡が何言ってんだ!?」
「だーもーやめろって!!」
なんでそうアンタらは悪口合戦になるかなもう!!
キュウマもかなり口が悪いので、ブラックと喧嘩したらもう大惨事だ。
こりゃもうさっさと帰った方が良いな……。
「なんかよく解んないけど、これ俺も加勢した方が良いヤツ?」
睨みあいを続けるキュウマとブラックを見ながら、のほほんとリオルが問う。
俺とロクと藍鉄は渋い顔を居ながら一緒に首を振った。
「しないでくれ……キュウマは……えーと……とりあえず、俺が実家に帰る手伝いをしてくれてる人なんだよ」
「キュー。キュキュッ、キュキュー」
「ブルルッブルッ」
俺の説明に、何やら付け加えるようにロクショウが鳴いて藍鉄も息を噴かす。
すると、何やら伝わったのかリオルはナルホドと頷いた。
「ほうほう……ツカサちゃんは、あの男に送り迎えして貰ってるってことね。なーんだ、間男じゃなかったのか。そんな感じしたんだけどなぁ……」
「んなワケあるか! キュウマはメスの女の子が好きだっての!」
お嫁さんを七人も娶ってたムカつくレベルの元・王道チート主人公なのに、どこをどうしたら俺みたいなのを好く変人になるんだよ。
冗談も休み休み言え、とリオルを叱っていると、背後の喧騒が途切れた。
あっちはようやく喧嘩が終わったのだろうか。
振り返ると、二人は息切れしていた。
さすがに神様相手に剣を抜く気はないのか、ブラックも口喧嘩でギリギリ我慢していたようだ。
こういう所はバランス感覚あるのに、なんでこう口が悪いんだか……。
呆れつつ、俺は肩で息をしているキュウマに問いかけた。
「もう流石にヤバかったか?」
「ああ。……つーかお前、毎度のことながら出てきた瞬間からこのオッサンとイチャついてんのやめろよな……。人にどんだけ精神攻撃しかけりゃ済むんだよ……」
「お前にダメージ負わせたくてこうしてるんじゃないんですけど!?」
ていうか、そう言うならお前も場所を考えて出てきてくれよ。
ヒトが居ないから良いけど、こんな天下の往来に出てくる神様がいるかっての。
もう神秘性もクソないなとゲンナリしたが、キュウマは俺よりもゲンナリしているらしく、早く帰れと言わんばかりに俺に「こっち来い」とジェスチャーしていた。
「ツカサくぅん……」
「甘えてもダメだっての……。待たせるのは申し訳ないけど、ちょっとだけ待っててよ。出来るだけ早くコッチに戻って来るから」
「うん……」
あからさまにショボンとするブラックに、ちょっと胸がギュッとなってしまうが、ここは我慢だ。っていうか俺はときめいてない。
ショボくれたオッサンを可愛いなんて絶対に思ってないからな。
この「ギュ」は幻だ。幻のギュなのだ。
「キュキュー!」
「ブルルルルッ」
「おっ、そうそう! ツカサちゃんが留守の間、俺達が旦那のお守りしてるからさ、安心してよ! でも早く帰ってきてくれよなっ」
「おい誰がお守りだって?」
だーもーまた突っかかる……。
こりゃもう早く帰った方が良いなと思い、俺は藍鉄から降りっ……また頭から落馬をしそうになった。危ない。
気を取り直して、不格好ながらもなんとか藍鉄から降りると、俺はキュウマが地面近くまで広げてくれた次元の穴に入った。
「ツカサ君早く帰ってきてよねっ! 帰って来なかったらお仕置きだからね!?」
「後でどうとでもなる宣言やめて!? 出来るだけ早く帰って来るってば!」
「ツカサちゃんいってらっしゃーい」
「キュ~!」
「ヒヒィン!」
拗ねたブラックの横で、可愛いロクショウとリオルが手を振ってくれる。
藍鉄も、俺に言ってらっしゃいの嘶きだ。
リオルは置いといて、二人ともホントに可愛くてたまらん……ううっ、ロクショウ達の為にも、早く帰って来るからな!
手を振ってロクショウと藍鉄の可愛さに応えていると、穴が閉じてしまった。
ああ……もっとお別れの挨拶をしたかったのに……。
残念に思うが、もう俺の視界には白い空間しか見えない。
ここは、キュウマが暮らしている神の領域だ。
もうジタバタしても仕方ないなと諦めて、俺は背後に居るキュウマに振り返った。
「ったく……毎度毎度お前は本当に……」
「帰ってきて早々ぶつくさ言わないでくれよぉ……。手早く帰るから機嫌直して」
「ハァ……」
俺がすかさず下手に出ても、キュウマは余計に溜息をつくだけだ。
今日はそこそこ機嫌が悪いな……。
でも、今回ばかりは訊いておかねばならない事があるのだ。
忘れないうちに質問しておこうと思い、俺はいつものお茶の間コーナーにキュウマを呼んだ。人の家みたいなもんだが、勝手知ったる場所なので先に上がらせて貰う。
まるでテレビのセットのように白い空間で浮いている場所に靴を脱いで上がると、主であるキュウマも不機嫌そうな顔ながらも上がってきた。
そうして、いつの間にか新しく置かれていた座布団に座る。
「で、何の話だ。すぐに帰らんってことは、聞きたいことがあるんだろ」
「さっすがキュウマ、話が早い! じゃあ、早速だけど……キュウマは、魔女って人達の事とか……あと、虹の女神イスゼルって聞いた事がある……?」
正座して、卓袱台の向こう側の相手に問いかけると――――
キュウマは、何故か目を丸くした。
…………え? なんだ、その反応……?
どういうことか分からなくて俺も目を瞬かせていると、キュウマは驚いた表情のまま、一つ二つ瞬きをして……斜め下へと視線を動かした。
……なんだか、目を逸らしたような考え込むような、微妙な動きだ。
未だに相手の態度を飲み込めず見つめていると、キュウマは腕を組んだ。
「…………魔女……イスゼル……」
反復する単語を呟く声は、何故かいつもより低くて重い。
どんな気持ちで発したのだろう。
分からないまま、俺はただキュウマが答えてくれるのを待った。
→
あなたにおすすめの小説
ただのハイスペックなモブだと思ってた
はぴねこ
BL
神乃遥翔(じんの はると)は自分のことをモブだと思っていた。
少年漫画ではいつだって、平凡に見えて何か一つに秀でている人物が主人公だったから。
その点、遥翔は眉目秀麗文武両道、家も財閥の超お金持ち。
一通りのことがなんでも簡単にできる自分は夢中になれるものもなくて、きっと漫画のモブみたいに輝く主人公を引き立てるモブのように生きるのだと、そう遥翔は思っていた。
けれど、そんな遥翔に勉強を教わりに来ている葛城星 (かつらぎ ほし)は言った。
「BL漫画の中では、神乃くんみたいな人がいつだって主人公なんだよ?」
そう言って、星が貸してくれた一冊のBL漫画が遥翔の人生を一変させた。
自分にも輝ける人生を歩むことができるのかもしれないと希望を持った遥翔は、そのことを教えてくれた星に恋をする。
だけど、恋をした途端、星には思い人がいることに気づいてしまって……
眉目秀麗文武両道で完璧だけど漫画脳な遥翔が、お人好しで気弱な星の心に少しずつ少しずつ近づこうと頑張るお話です。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。