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第七部 魔法使い、双子の悪魔との出会い
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『.....僕はお姉さんじゃない。男だ』
返答するつもりなんて無かったのにムッとしてしまった僕は口を挟んでしまった。反応してくれた事が嬉しかったのか、笑顔になった双子が僕の隣にぴとっと体を密着させてくる。悪魔族特有の匂いが鼻を掠め、寝転んだ体勢から動かずにそのまま聞く。
『君達は.....何処から来たの』
『赤い所!』
『赤い所.....』
オルバーク領か。確か魔王が今物凄い勢力を上げて攻めようとしてきているんだっけ。勇者一行が遂に魔王を討ち取りに行く事を決め、街でパレードが行われていた気がする。
『君達は戻れないの?こっちでは君達みたいなのは処刑されちゃうんだよ。帰った方がいい』
ていうか彼等を生かした事がバレたら僕の身の安全も保障出来ない。出来れば関わりたくないのに、僕の意思に反して双子はギューッと自分のローブを掴んで離してくれない。『えぇ.....』と困った声が自分の喉奥から出てきてしまい、彼等の反応を見て観念した僕は小さく溜息を吐いた。
その日以降、双子は僕に着いてくる様になった。帰り方が分からないのか、それとも本当に僕に懐いているのか.....彼等は僕の後を追いかけてくる。
気にせず先へ進んで置いていけばよかったのに.....まだ幼いからか小さな体でぽてぽてと着いてくる彼等の姿を見ていると変な罪悪感が出て、道中で何回か振り返ってしまった。
『──!あっ、バカ』
少し離れた所で転けた一人が擦りむいた膝に舌を這わせようとしているのを見て駆け寄る。『汚いな.....』と呆れながら彼の膝に簡単な治癒魔法を掛けて治していく。
『すごい、おにーさん。まほう使えるの?』
『簡単な治癒魔法だよ.....本当は白魔法の方が回復力高いんだろうけど君達に使ったらどうなるか分かんないから』
『へー』
悪魔にしては反応が凄く人間の子供っぽいというか。.....幼過ぎて悪魔族だという事を忘れてしまいそうになる。
(でもこの見た目でここ迄意思疎通が出来る時点でこの子達が悪魔族である事は事実か.....)
悪魔族で上級の者、彼等の様に角が生えた部類は類稀なる才があり、とても賢いと聞いた事がある。剣を教えれば剣の才に恵まれ、魔法を教えれば魔法に長けていく。こちら側に害が無ければ味方につければいいのに.....なんて浅はかな考えを持っている自分のこの思考がバレたらもれなく処刑対象か。
(.....まだ生まれてそんなに経っていない)
確か悪魔族の成長は人間より何倍も早いと聞いた事がある。エルフは歳をとるスピードは一緒だけど代わりに途方もない年月を生きる。こんなに小さいこの子達も数ヶ月後には大きくなって.....、.....。
(いやいや、何だ今の考えは。僕には関係ないじゃないか)
変な想像をしてしまいかぶりを振ると『おにーさん?』と不思議そうに首を傾げてくる。スッと頬に添えてきた彼の手の柔らかい感触に目を大きく見開く。
『おにーさん、きれいなかお』
返答するつもりなんて無かったのにムッとしてしまった僕は口を挟んでしまった。反応してくれた事が嬉しかったのか、笑顔になった双子が僕の隣にぴとっと体を密着させてくる。悪魔族特有の匂いが鼻を掠め、寝転んだ体勢から動かずにそのまま聞く。
『君達は.....何処から来たの』
『赤い所!』
『赤い所.....』
オルバーク領か。確か魔王が今物凄い勢力を上げて攻めようとしてきているんだっけ。勇者一行が遂に魔王を討ち取りに行く事を決め、街でパレードが行われていた気がする。
『君達は戻れないの?こっちでは君達みたいなのは処刑されちゃうんだよ。帰った方がいい』
ていうか彼等を生かした事がバレたら僕の身の安全も保障出来ない。出来れば関わりたくないのに、僕の意思に反して双子はギューッと自分のローブを掴んで離してくれない。『えぇ.....』と困った声が自分の喉奥から出てきてしまい、彼等の反応を見て観念した僕は小さく溜息を吐いた。
その日以降、双子は僕に着いてくる様になった。帰り方が分からないのか、それとも本当に僕に懐いているのか.....彼等は僕の後を追いかけてくる。
気にせず先へ進んで置いていけばよかったのに.....まだ幼いからか小さな体でぽてぽてと着いてくる彼等の姿を見ていると変な罪悪感が出て、道中で何回か振り返ってしまった。
『──!あっ、バカ』
少し離れた所で転けた一人が擦りむいた膝に舌を這わせようとしているのを見て駆け寄る。『汚いな.....』と呆れながら彼の膝に簡単な治癒魔法を掛けて治していく。
『すごい、おにーさん。まほう使えるの?』
『簡単な治癒魔法だよ.....本当は白魔法の方が回復力高いんだろうけど君達に使ったらどうなるか分かんないから』
『へー』
悪魔にしては反応が凄く人間の子供っぽいというか。.....幼過ぎて悪魔族だという事を忘れてしまいそうになる。
(でもこの見た目でここ迄意思疎通が出来る時点でこの子達が悪魔族である事は事実か.....)
悪魔族で上級の者、彼等の様に角が生えた部類は類稀なる才があり、とても賢いと聞いた事がある。剣を教えれば剣の才に恵まれ、魔法を教えれば魔法に長けていく。こちら側に害が無ければ味方につければいいのに.....なんて浅はかな考えを持っている自分のこの思考がバレたらもれなく処刑対象か。
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(いやいや、何だ今の考えは。僕には関係ないじゃないか)
変な想像をしてしまいかぶりを振ると『おにーさん?』と不思議そうに首を傾げてくる。スッと頬に添えてきた彼の手の柔らかい感触に目を大きく見開く。
『おにーさん、きれいなかお』
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