今はもう過去になった。

感情

人は
感覚でものを言うのか
考えてものを言うのか
感情でものを言うのか
それは、人それぞれ。

17歳の時の四季は
感情は露わにする
べきではないと
思い始めた。
露わにしても
自分の思うようには
いかないからだ。


高校生の時
四季は
心理学に興味を持ち始めた。
だけど、
四季は
なぜ興味を持ち始めたのだろう。

精神分析学の創始者の
ジークムント フロイトの
心理性的発達理論に
惹かれたのだろうか。

でも
それはない。

そもそも
四季はフロイトの
存在は自体
知らなかった。

学校の
教室は
テスト以外
ガヤガヤ
うるさい。
ひとりが喋りだすと
他の人も喋りだす
まるで
蛙の学校だ。
これは
化学的反応で
化学的連鎖なのか。

四季はこれも心理なのかと
思い始めた。

例えば
静かな図書館
図書館は
ガヤガヤうるさくない。
それは、
みんな、本に夢中だからなのか、
勉強をしてるからなのか、
誰ひとり
うるさい人はいない。
この静けさは
集中してるから
できる
空間。
集中静寂空間


そして
この空間にいる人達は
感情が穏やかになってることなのだろうか。
感情が穏やかだと
何事にも集中できて
成功しそう。
感情が穏やかじゃない人は
失敗しそう。

そして
サイコパスは
感情は穏やかでは絶対ない。
感情が穏やかでないから
殺人を犯すのだろうか。
殺人を犯す人は
感情を露わにしてるのだろうか。
露わにしないと
人を傷めることはしないだろう。
人が人を傷める人は
その人に
執着しずぎるから
そして
相手に感情を露わにするから

なぜ、人は人に執着するのだろう。
気に障ることされても
気にしなければいい。
その人に嫌なことされても
仕返ししないで
何もなかったように
寛大でいた方が
楽なんじゃないのか？
でも
それは
感情が決めてる。
そして
感情が爆発したら
コントロールがきかなくなるのに。

だから、四季は

感情潰した方が
トラブルに
発展せずに
済むんじゃないのかと
考えた。

いじめられても
堂々と生きた方が
かっこいい。

いじめる側も
いじめられる側も
感情が感情的に動く

感情的になりかけた時は
落ちつこう。



人々の心が穏やかだったら
いじめが起きないのではないか。
そして
相手に
執着しないように

執着しすぎると
後に
ストーカーに変わるだろう。




だから四季は
感情が露わになりそうな時は
だんだんと
感情を潰しはじめてきた。

そして、その繰り返しをしてたら
無感情になり
無関心になり
何事にも
何にたいしても
興味を持たなくなった。







四季ちゃん！
昨日のドラマ観たー？

観てない！
興味ない。

四季！
また、直子ちゃんが
調子に乗ってるんだけど、
少し痛い目に合わせないと。

そんなの
どうでもいいよ。
干渉せずにほっといたら。







そして
四季の態度は冷たくなり
人間味を失い始めた。