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第1章
第5話 悍ましい人形と始まりの予感
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「ごめんなさい……。その……結構待った……よね?」
小さな小包をいくつか抱えたミラさんは、申し訳なさを存分に滲み出した面持ちで店から出てきた。
思ったよりも長々と待っていた……が正直なところだが、特段責める必要もなかったため、俺は首を横に振った。
「あ、いえいえ大丈夫でs……」
「いや、ほんとに待った!……お前いっつも買い物長いよな!」
俺が否定しようとした矢先、口を尖らせながら割り込んできて、ミラさんに突っかかる人物がここに一人。
「フ、ファルネスさん!?全く気にしてませんから!!」
慌てながら訂正するが、そんな俺には目もくれず、左右に大きく首を振るファルネスさん。
「そんな気を遣わなくて良いんだぞリオ君……。君達の思っていることは、しっかりと分かっている!私から言うから任せておきなさい!」
「ほ、ほんとに気にしてませんから……」
てか、それ絶対あなたが抱いてる不満ですよね!?とも言えず、苦笑いを浮かべながら、俺とユメルはおそるおそるミラさんの方に視線を向ける。
そこには、下唇をキュッと強く噛み締め、顔をしかめたミラさんの姿が。
「そ、そこまで待ってはないというか……なんというか……」
言葉に詰まりながらも何とか擁護しようと試みるが、これまた無意味。
目尻にじゃっかんの涙を浮かべるミラさんをよそ目に、ファルネスさんは更に言葉を勢いづける。
「いいや、長すぎる!リオ君とユメル君は、学園に急ぎで直行したいと言っていただろ!」
「それは、その……二人に合う人形を選んでいたら、無駄に拘りが出ちゃって……」
「だとしても待たせすぎてる…………て、え?もしかして、あの趣味の悪い人形を二人にプレゼントするのか!?いかにも不幸が訪れそうな、あれを……?」
「なッ!!」
あ、この人またミラさん怒らせたな……これは俺でも分かる。
美しい髪色同様、真っ赤に赤面させたミラさんは、奥歯を噛みしめるように唇をギュッと結ぶと、両頬をぷくっと膨らませてわなわなと震えていた。
しかし、そんな可愛らしい仕草のミラさんをよそ目に、追い討ちをかけるように悪態をつくファルネスさん。
「趣味悪くないわよ!とっても可愛いじゃない、あたしのお人形さん達!」
「あれが……可愛い?呪われそうだけど……」
「……ッ!そんなこと言うならこの際言うけど、あんたの部屋にこっそり置いてあるエッチな本の方が、よっぽど趣味悪いから!」
「お、お前勝手に私の部屋を覗いたのか!?神聖な種族たる妖精が、そんなことして良いわけ?」
「そう思うなら、もっとあたしを労《いたわ》りなさいよ!」
お互いにいがみ合って一歩も引かない。
二人の言い合いをぼんやりと眺めていると、それに気付いたミラさんは、恥ずかしそうに一度口を噤み咳払いをした。
「と、とりあえず気持ちとして受け取ってくれないかしら?いらなかったら、後で捨てちゃっても良いから!」
そう言い、俺とユメルにそれぞれ小包を手渡してくれた。
「捨てたりしません!ありがとうございます!」
「そうですよ!ミラさんみたいな美人な女性からのプレゼント、嬉しくないわけないじゃないですか!」
「そ、そう?それなら嬉しいわ」
優しくはにかみ、安堵の息を吐くミラさん。
ファルネスさんは、趣味の悪い人形って言ってたけど、この人ミラさんに対して過剰な反応するし、まぁ個人の好き嫌いの問題だろう。
俺は、喜ばしい気持ちの中にほのかな期待を込めて、包装を剥がし中にあった箱を開く。
「ん?」
箱を指二本入る隙間程度に開いたところで、禍々しい雰囲気を放った何かが片鱗を現し、急いでそれの全貌を確認すべく全開にする。
「こ、これは……?」
先に口を開いたのはユメルだ。
ミラさんは、その質問に対し答えてくれるようで、嬉しそうに腰をくねらせながら、
「可愛いでしょ!元は、どっかの地域の魔除けの人形だったらしいんだけど、それをこのお店で改良して売ってるの!このクリっとした目とか、歪んだ手足とかが、もう最高に可愛くて!はぁー!久々に新しいの買えたー!」
今にも動いて人を殺しそうな人形を見て、愛でるように語るミラさん。
「えっと、可愛い……?」
「うんうん!リオ君に渡した方は、目に引っ掻かれた後みたいな傷があるかっこいいので、ユメル君に渡したのは、満面に笑ってる可愛らしいやつ!」
「へ、へぇ……」
確かに俺とユメルの人形は多少違うが、両方ともしっかり不気味だし、一見しただけでは全く違いが分からない。それを超えるだけの圧迫感が、この人形には宿っている。
しかし、こんな嬉しそうにはしゃぐミラさんを見るとなにも言えない……言えないけど、怖すぎるこれ。夜中とか落ちてたら発狂するくらいの代物。
不気味すぎる人形になんとも言えない表情を浮かべていると、ファルネスさんは溜息をついて、
「ミラの部屋、これが五十体くらいいるからね……小さい分スペースは取らないけど、気持ち悪くてしょうがない……」
「ご、ごじゅう!?」
「あぁ、学生の頃からずっと集めていたから」
こんなのが五十体も部屋にあったら、何か闇の儀式をしてるんじゃないかと疑われても弁明の余地がない。
「べ、別に良いでしょ!それにこれは、特別な素材に特別な加工をしてるから、衝撃にとても強いのよ!だから、お守りとしての用途もあるし、上等な品物なんだから!」
うん……まぁ、お守りと言われれば確かに丁度良いサイズ感ではあるが、これを持っていたら不吉なことが起こりそうとは、目前で楽し気に語るミラさんには死んでも言えない。
「あ、ありがとうございます……大切にしますね……」
「ぼ、僕も肌身離さず持っておきます……はは」
「えぇ!そうしてくれると、この子達もきっと喜ぶわ!」
ファルネスさんから逆にジトーっとした視線を向けられているが、今は気にしないでおこう。
「ごめんなさいね寄り道しちゃって。それじゃ学園に向かいましょうか」
先程自分用に購入した三、四体の人形を、自分の腰に巻いてあるポーチにしまったミラさんは、落ち着いた表情と口調に戻り学園への道案内を再開してくれた。
*
あの店から学園までの距離はそう遠くないらしく、実際少し歩いたら学園の大きな正門が視界に映ってきた。
ここから、始まる……。
希望と不安、緊張と高揚。様々な感情が胸の中を駆け巡り、留まることをしらない。
「お、見えてきた!相変わらず大きいなー」
俺の心情とは裏腹に、ファルネスさんは陽気な声音で楽しそうに指をさす。
徐々に近付く学園と自分との距離。
距離が詰まっていくにつれて、心臓の鼓動が早く、そして大きくなるのを感じ、血流が全身を濁流しているのか体温が上がる。
隣を見ると、ユメルも同じような心境なのだろう、顔を強張らせていた。そんなユメルの肩をポンっと叩き、俺は少し無理して笑顔を作る。
「頑張ろうぜ!」
自分も引けを取らないくらい緊張しているのに、何故か親友を励ます。我ながら変なことをしている自覚はある。
震えた声音から発せられた言葉を聞いたユメルは、最初こそ少し驚いたような表情をしたものの爽やかな面持ちに変わり、いつも通り楽し気に口角を上げニコっと笑った。
「あぁ!頑張ろうリオ!」
小さな小包をいくつか抱えたミラさんは、申し訳なさを存分に滲み出した面持ちで店から出てきた。
思ったよりも長々と待っていた……が正直なところだが、特段責める必要もなかったため、俺は首を横に振った。
「あ、いえいえ大丈夫でs……」
「いや、ほんとに待った!……お前いっつも買い物長いよな!」
俺が否定しようとした矢先、口を尖らせながら割り込んできて、ミラさんに突っかかる人物がここに一人。
「フ、ファルネスさん!?全く気にしてませんから!!」
慌てながら訂正するが、そんな俺には目もくれず、左右に大きく首を振るファルネスさん。
「そんな気を遣わなくて良いんだぞリオ君……。君達の思っていることは、しっかりと分かっている!私から言うから任せておきなさい!」
「ほ、ほんとに気にしてませんから……」
てか、それ絶対あなたが抱いてる不満ですよね!?とも言えず、苦笑いを浮かべながら、俺とユメルはおそるおそるミラさんの方に視線を向ける。
そこには、下唇をキュッと強く噛み締め、顔をしかめたミラさんの姿が。
「そ、そこまで待ってはないというか……なんというか……」
言葉に詰まりながらも何とか擁護しようと試みるが、これまた無意味。
目尻にじゃっかんの涙を浮かべるミラさんをよそ目に、ファルネスさんは更に言葉を勢いづける。
「いいや、長すぎる!リオ君とユメル君は、学園に急ぎで直行したいと言っていただろ!」
「それは、その……二人に合う人形を選んでいたら、無駄に拘りが出ちゃって……」
「だとしても待たせすぎてる…………て、え?もしかして、あの趣味の悪い人形を二人にプレゼントするのか!?いかにも不幸が訪れそうな、あれを……?」
「なッ!!」
あ、この人またミラさん怒らせたな……これは俺でも分かる。
美しい髪色同様、真っ赤に赤面させたミラさんは、奥歯を噛みしめるように唇をギュッと結ぶと、両頬をぷくっと膨らませてわなわなと震えていた。
しかし、そんな可愛らしい仕草のミラさんをよそ目に、追い討ちをかけるように悪態をつくファルネスさん。
「趣味悪くないわよ!とっても可愛いじゃない、あたしのお人形さん達!」
「あれが……可愛い?呪われそうだけど……」
「……ッ!そんなこと言うならこの際言うけど、あんたの部屋にこっそり置いてあるエッチな本の方が、よっぽど趣味悪いから!」
「お、お前勝手に私の部屋を覗いたのか!?神聖な種族たる妖精が、そんなことして良いわけ?」
「そう思うなら、もっとあたしを労《いたわ》りなさいよ!」
お互いにいがみ合って一歩も引かない。
二人の言い合いをぼんやりと眺めていると、それに気付いたミラさんは、恥ずかしそうに一度口を噤み咳払いをした。
「と、とりあえず気持ちとして受け取ってくれないかしら?いらなかったら、後で捨てちゃっても良いから!」
そう言い、俺とユメルにそれぞれ小包を手渡してくれた。
「捨てたりしません!ありがとうございます!」
「そうですよ!ミラさんみたいな美人な女性からのプレゼント、嬉しくないわけないじゃないですか!」
「そ、そう?それなら嬉しいわ」
優しくはにかみ、安堵の息を吐くミラさん。
ファルネスさんは、趣味の悪い人形って言ってたけど、この人ミラさんに対して過剰な反応するし、まぁ個人の好き嫌いの問題だろう。
俺は、喜ばしい気持ちの中にほのかな期待を込めて、包装を剥がし中にあった箱を開く。
「ん?」
箱を指二本入る隙間程度に開いたところで、禍々しい雰囲気を放った何かが片鱗を現し、急いでそれの全貌を確認すべく全開にする。
「こ、これは……?」
先に口を開いたのはユメルだ。
ミラさんは、その質問に対し答えてくれるようで、嬉しそうに腰をくねらせながら、
「可愛いでしょ!元は、どっかの地域の魔除けの人形だったらしいんだけど、それをこのお店で改良して売ってるの!このクリっとした目とか、歪んだ手足とかが、もう最高に可愛くて!はぁー!久々に新しいの買えたー!」
今にも動いて人を殺しそうな人形を見て、愛でるように語るミラさん。
「えっと、可愛い……?」
「うんうん!リオ君に渡した方は、目に引っ掻かれた後みたいな傷があるかっこいいので、ユメル君に渡したのは、満面に笑ってる可愛らしいやつ!」
「へ、へぇ……」
確かに俺とユメルの人形は多少違うが、両方ともしっかり不気味だし、一見しただけでは全く違いが分からない。それを超えるだけの圧迫感が、この人形には宿っている。
しかし、こんな嬉しそうにはしゃぐミラさんを見るとなにも言えない……言えないけど、怖すぎるこれ。夜中とか落ちてたら発狂するくらいの代物。
不気味すぎる人形になんとも言えない表情を浮かべていると、ファルネスさんは溜息をついて、
「ミラの部屋、これが五十体くらいいるからね……小さい分スペースは取らないけど、気持ち悪くてしょうがない……」
「ご、ごじゅう!?」
「あぁ、学生の頃からずっと集めていたから」
こんなのが五十体も部屋にあったら、何か闇の儀式をしてるんじゃないかと疑われても弁明の余地がない。
「べ、別に良いでしょ!それにこれは、特別な素材に特別な加工をしてるから、衝撃にとても強いのよ!だから、お守りとしての用途もあるし、上等な品物なんだから!」
うん……まぁ、お守りと言われれば確かに丁度良いサイズ感ではあるが、これを持っていたら不吉なことが起こりそうとは、目前で楽し気に語るミラさんには死んでも言えない。
「あ、ありがとうございます……大切にしますね……」
「ぼ、僕も肌身離さず持っておきます……はは」
「えぇ!そうしてくれると、この子達もきっと喜ぶわ!」
ファルネスさんから逆にジトーっとした視線を向けられているが、今は気にしないでおこう。
「ごめんなさいね寄り道しちゃって。それじゃ学園に向かいましょうか」
先程自分用に購入した三、四体の人形を、自分の腰に巻いてあるポーチにしまったミラさんは、落ち着いた表情と口調に戻り学園への道案内を再開してくれた。
*
あの店から学園までの距離はそう遠くないらしく、実際少し歩いたら学園の大きな正門が視界に映ってきた。
ここから、始まる……。
希望と不安、緊張と高揚。様々な感情が胸の中を駆け巡り、留まることをしらない。
「お、見えてきた!相変わらず大きいなー」
俺の心情とは裏腹に、ファルネスさんは陽気な声音で楽しそうに指をさす。
徐々に近付く学園と自分との距離。
距離が詰まっていくにつれて、心臓の鼓動が早く、そして大きくなるのを感じ、血流が全身を濁流しているのか体温が上がる。
隣を見ると、ユメルも同じような心境なのだろう、顔を強張らせていた。そんなユメルの肩をポンっと叩き、俺は少し無理して笑顔を作る。
「頑張ろうぜ!」
自分も引けを取らないくらい緊張しているのに、何故か親友を励ます。我ながら変なことをしている自覚はある。
震えた声音から発せられた言葉を聞いたユメルは、最初こそ少し驚いたような表情をしたものの爽やかな面持ちに変わり、いつも通り楽し気に口角を上げニコっと笑った。
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