女神の加護で打たれ強さSランクですが、サイズがバグってます~10m級美女たちと理不尽ハーレム!?~

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第1章:Eランク

11.イタズラ

私は優雅な微笑みを浮かべながら、食事を終えたばかりの二人に歩み寄った。靴音は柔らかく、足元を丁寧に揃えて一歩ずつ踏み出すたびに、裾の長い修道服が静かに揺れる。まるで舞台に立つ女優のような動作を自然にこなしながら、私は教会の庭に並ぶ冒険者たちの中へ溶け込んでいった。

サラ「食事の時間を邪魔してしまって申し訳ありませんね」

 その声音は柔らかく、耳に心地よく響くように調整されていた。無意識のうちに心を許してしまうような、そんな話し方。

 私の視線は小さな存在——ではなく、その隣に座る持ち主、つまり彼を連れていた少女の方へ向けられていた。

サラ「私はこの教会で修道女をしています、サラといいます。お二人は冒険者の方ですか?」

ミーナ「はいっ! 冒険者のミーナです!」

 快活な返事。太陽のような笑顔。その純朴な様子に、私は優しく微笑み返しながら、ゆっくりと膝を曲げて視線を下げる。

 そこにいたのは、彼女の膝の上から顔を出す、小さな男。  バッグの口から覗くその姿は、まるで子犬か何かのようで——だけど、はっきりと大人の男の顔つきをしていた。

サラ「まあ……なんて、不思議な生き物ですね」

一郎「……生き物じゃねぇ!!」

 その反応が可笑しくて、私は笑いそうになるのをこらえた。彼の声は思ったよりずっと小さくて、風に紛れてしまいそうだった。

(ふふ……これは本当に素晴らしい。こんなにも小さく、女性に運ばれることしかできない男性。否定しても、叫んでも、その現実から逃れることはできない。
 なんて、魅力的な存在でしょう)

サラ「ですが、確かに……小さな動物のようにも見えますね」

一郎「おい、やめろ!!」

ミーナ「えへへ、一郎くんって面白いよね!」

(無邪気な彼女の言葉が、さらに彼を追い詰めている。面白い。本当に面白い)

サラ「それで……この方は、あなたのペットのようなものですか?」

一郎「ペットじゃねぇ!! 俺は田辺一郎!! 人間だ!!」

(そう言い張る姿もまた、愛おしい。自尊心だけが立っていて、現実が追いついていない。
 もっと彼に教えてあげなければ。どれだけ彼が無力なのか。庇護されなければ、何もできない存在であることを)

 私は少し肩をすくめ、「まあ」と驚いたように小さく手を口元に当てた。

サラ「まあ、申し訳ありません……。ですが、あなたは随分と小柄ですね。女性の腕の中にすっぽり収まる成人男性というのは、とても珍しいです」

(屈辱に顔を歪めている……それが、たまらなく興味深い)

一郎「……やめろ!! その表現が一番ダメージでかい!!」

ミーナ「サラさんも、抱っこしてみる? あのね、一郎くんってこう見えてちょっと重いけど、慣れるとすごく可愛いんだよ!」

 一瞬、頭の中が空白になった。まさかそんな夢のような提案が、こんな偶然に聞けるなんて。

一郎「はぁぁ!? おいミーナ!! お前、俺を何だと思って——」

 私は静かに、微笑んで言った。

サラ「まぁ、よろしいのですか?」

 ミーナがうんうんと頷き、彼をそっと持ち上げて私の腕に乗せてくれる。
 その瞬間、私は極力表情を変えずにいたが、心の奥では胸の鼓動が高鳴っていた。

サラ「まぁ、なんて軽やかで……ふふ、可愛らしいですね」

(今、私はこの人のすべてを握っている。逃げられない。抗えない。この重さ、この温度、その全てが私の中に快感として染み込んでくる)

一郎「や、やめろおおおお!!」

(ふふ……でも、まだまだ足りません。もっと深く、もっと強く。
 彼に“現実”を刻み込んであげたい)

サラ「そろそろ、お返ししないといけませんね」

 私はあくまで自然に、名残惜しそうに一郎をミーナに手渡す。  だがそのとき、私の指先にそっと魔力を乗せた。  彼女の手元に干渉するような、ごく微弱な風魔法。

(さあ、知りなさい。あなたがどれだけ無力で、庇護がなければ生きていけない存在か)

ミーナ「わわっ!?」

一郎「お、おい待て!!」

 予想通り、ミーナの手元がわずかにぶれ、一郎が投げ出された。

サラ「きゃっ、大変!」

 私は即座に反応し、笑顔のまま手を掲げた。
 これは演出。完璧な修道女である私が、危機の中で咄嗟の判断を下し、命を救う——その構図を演じるために。

 落下寸前の彼の体が、ふわりと浮かび上がる。

(感じましたか? 足元が消えるあの恐怖を。命がふっと消えそうになる感覚を。私はそれを防いであげた……あなたの全てを、私が守っている)

一郎「……は?」

 私の浮遊魔法が、彼の落下を防いでいた。

サラ「大丈夫ですか? まぁ、ミーナさんったら……もう少し気をつけてくださいね」

(あなたの命は、私たち——大きな人間たちの掌の上でしか成り立たないものなのですよ。一郎さん……今、その現実を、少しでも理解してくれたでしょうか?)

 私は何も言わず、にこやかに二人を見守った。
 心の奥でわき上がる愉悦を感じながら——

(ふふ……なんて、素敵な光景でしょう)

 私は優雅に、しかし揺るぎない確信を持って微笑んでいた。
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