女神の加護で打たれ強さSランクですが、サイズがバグってます~10m級美女たちと理不尽ハーレム!?~

NNM

文字の大きさ
16 / 18
第1章:Eランク

16.贈り物

そんなある日——。

 炊き出しの列に並びながら、俺は相変わらずミーナのバックの中に隠されていた。

一郎「なぁ、もうちょっと丁寧に扱えよ」

ミーナ「えー? でも、外に出すとみんな気持ち悪がるし……」

一郎「言い方ァ!!!」

ミーナ「あ、順番きた!」

 目の前に並ぶ修道女たちが、温かいスープとパンを配給していた。

 ミーナが受け取り、礼を言いながら雑に俺を押し込む。

一郎「おい、パンが潰れる!!」

 しかし、ミーナは俺の文句などまるで聞いていない。

 配給を受け取った後、ミーナは他の修道女たちと世間話を始めた。

修道女「そういえば、サラ様がわざわざ冒険者の支援をしているという話、修道院でも有名なんですよ」

ミーナ「えっ、そうなの?」

修道女「ええ。修道院のエースでありながら、わざわざ危険な冒険者活動をしているのが、皆さん不思議に思っているようで……」

 その話を聞いて、俺もバックの中で「確かにな」と思った。

 あの優雅で完璧な修道女が、なんで俺たちみたいな底辺冒険者の支援を続けているのか。

 確かに、不思議だ。

修道女「でも、サラ様には本当に感謝すべきですよ。修道院ではエースと呼ばれるほど優秀で、人望も厚く、誰からも慕われていますからね」

ミーナ「へぇ~、やっぱりすごい人なんだね!」

修道女「ええ、それにサラ様のお誕生日も近いですし」

ミーナ「えっ!? サラさんの誕生日近いの!? 知らなかった!!」

修道女「もうすぐですよ。きっと修道院では盛大なお祝いがあるでしょうね」

 修道女たちと話し終えたミーナは、配給のスープとパンを片手に、俺をバックから取り出した。

一郎「おい、外で急に出すなよ!」

ミーナ「いいじゃんいいじゃん、……で、話聞いた?」

一郎「ああ、聞こえてた。サラさんの誕生日が近いんだろ?」

ミーナ「そう! だから、私たちも何かプレゼントを用意しようよ!」

一郎「……お前、意外と気が利くな」

ミーナ「えへへ、だってサラさんにはすっごくお世話になってるし! 何か感謝を伝えたいなって!」

一郎「それは確かにな……サラさんのおかげで、俺たち何回も死なずに済んでるしな」

ミーナ「でしょ! じゃあ、一郎くんも賛成ってことで!」

一郎「まぁ、そうだな。感謝の気持ちはちゃんと伝えたいしな」

シエラ『ちょっと!? プレゼント!? はぁ!? あの女に!? まだ騙されてるの!?』

 一郎(出た……またこいつかよ)

シエラ『忘れたの!? あんた、何度踏まれて何度炎に包まれて、そのたびに回復されて笑われてたと思ってんの!?』

一郎(うるせぇ……恩は恩だろ……)

シエラ『恩って、あの人絶対楽しんでるだけでしょ!? 背中で笑ってるの気づいてないの!?』

 まくしたてるようにテレパシーで言葉を浴びせかけてくるシエラに、俺は思わず頭を抱えた。どうやら俺の中のバカ女神は、いまだにサラの“裏の顔”に対する疑念を捨てきれていないらしい。

(まぁ、言いたいことがないわけじゃないけどな……)

 サラが時々浮かべるあの笑み、回復魔法のタイミングの妙、支援のさじ加減がやけに絶妙すぎること——すべてが意図的だったとしたら、確かに背筋が寒くなる。

 でも、それでも。

(それでも、助けられてるのは事実なんだよ。俺たちは生き延びてる。サラがいなかったら、あのツインウルフにやられてた)

 シエラが何を言おうと、今の俺には“今、生きていること”の方が重かった。

ミーナ「よーし! じゃあ何をプレゼントするか考えよう!」

 そうして俺たちは、「サラへのおすすめ贈り物」について調べ回る羽目になった。

感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。