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4 口づけ
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いつの間にか眠ってしまったらしい。
目が覚めたのは、ドクン!と呪紋が激しく高鳴ったからだ。
ドクドクと血液が全身を巡る音が、頭に響く。
――この感覚……。
シュヴァルツの言った通りだ。
体が火照り、体が芯から強く疼いている。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息が上がる。
両腕で体を強く抱きしめるが、そんなことで衝動を抑えることなどできない。
『考えておけ』。
シュヴァルツの言葉がよみがえるが、考えられない。無理だ。
喉が渇き、布団から這い出すと、サイドテーブルに置かれていた水差しからコップに水を注ぎ、一気に飲んだ。
水は冷たかったが、その程度で体を冒す淫らな熱が治まることはなかった。
息が上がり、上擦る。
へその奧がジクジクと疼く。
その疼きは、地下牢で感じ時よりもずっと強い。
「――始まったな」
衝立の向こうからシュヴァルツの声がした。
「!」
窓から差し込む青白い月明かりに、彼の姿が照らし出された。
今のシュヴァルツは鎧を脱ぎ、薄手のシャツとパンツ姿。
だからこそ、幅広の肩や薄い着衣ごしに隆起した筋肉質の体格が透けて見えた。
「待っていたんですか……」
「効果が切れるのが分かっていたからな」
シュヴァルツは無表情で、何を考えているのか分からない。
こんな無様なアリッサのことを、心の中で笑っているのだろうか。
それとも哀れだと同情しているのか。
どっちにしろ嫌だった。
こんな屈辱的な姿を人に見られるなんて。
シュヴァルツは片膝を折り、寝台で悶えるアリッサと目を合わせた。
「決めたか?」
「な、涙か、汗では……」
「量が少ないからな。相当な量を受け入れる必要がある」
では、血液なのか。
――無理! 吸血鬼じゃないんだから、他人の血を飲むなんて……!
ならば、選択肢は一つだけか。
「……唾液は、どうやって飲むんですか?」
「お前に口づける」
「! く、口づけ……? 口移し、ということですか?」
「そういうことだ。それ嫌なら、コップにそそいだものを飲むか?」
他人の唾液をグラスに注いで飲むなんて考えるのも嫌だった。そんな気持ち悪いことしたくない。
それなら口づけなのか。
国中から悪魔とつがったと蔑まれ、もはや誰かと永遠の誓いをすることなど望めぬ身だ。
――……はじめてのキスじゃないっていうことだけが、救いかな。
分からない。どうなのだろう。
「口づけが、いいです。一体誰とキスをすればいいんですか? 誰の唾液を飲めば……」
「俺だ」
「しゅ、シュヴァルツ、様の……?」
「そうだ」
シュヴァルツはまるで貴族的に整った顔立ちをしている。
二重の眼差しはただ鋭いだけでなく、理知的な光を帯びる。
その瞳にうつるアリッサの顔は頬が上気し、うっすらと汗をかき、瞳が薄い膜が張っているように潤んで、自分でも信じられないくらい淫らな顔をしてしまっている。
シュヴァルツが右手で、頬に触れてきた。
細かな傷やタコの浮いた、固く大きな手の平で触れられるのは、想った以上に心地良かった。
――嫌と思わないのは、色欲の呪紋のせい?
親指が下唇にそっと触れると、ピクッと体が反応してしまう。
「……あいつとは、口づけをしたのか?」
「あいつ?」
「王だ」
下唇を優しく撫でられるだけで、背筋にゾクゾクしたものが走り抜け、肌が粟立つ。
「……していません。その前に、呪紋が浮かび上がったので」
「王を愛していたのか?」
「いいえ」
幼い頃に自分の意思とは無関係に決まった婚約だ。
愛そう、立派な伴侶になろうと思ったことはあったが、結婚式の当日まで彼に対しては友人以上の好意を抱けなかった。
どうしてそんなことを聞くのだろうか。
シュヴァルツはシュヴァルツなりに、アリッサを気にかけてくれているということなのだろうか。
好きでもない男に口づけをされても大丈夫なのか、と。
「ならいい」
「あ、あの、待って下さい。シュヴァルツ様こそ、お嫌ではありませんか? 私のような、昨日今日会った女とキスをするなんて……」
「黙れ」
唇を塞がれた。
「んん……」
シュヴァルツの唇は薄く、温かい。
自然と瞼が下りる。
シュヴァルツは強面なのに、その口づけはまるでアリッサの傷ついた体を労るように優しかった。
なんども啄むように口づけられると、体から力が抜け、シュヴァルツにしなだれかかってしまう。
掌ごしに感じる、彼の厚い胸板の感触で鼓動が暴れた。
――あ、私、何してるのよ……。
嫌がられる。
早く離れないとと腕を突っ張り距離を取ろうとするが、それよりも背中にシュヴァルツの腕が回されるほうが早かった。
シュヴァルツはアリッサを抱き寄せる。
アリッサの胸が、彼の体に押し当てられ潰れた。
同時に、唇を開くように舌がぬるりと入ってくる。
「ん、んん……」
歯と歯茎の間や、柔らかな舌の表面。
そして頬の裏などを口内を優しく撫でられるように探られると、頭がぼうっとした。
シュヴァルツから唾液が注ぎ込まれる。
さっきまであんなに葛藤していたというのに、あっさりと唾液を飲んだ。
その間も、彼の大きな手が、まるでいたわるように背中を撫で続ける。
クチュクチュと互いの舌が絡み合い、舌先を優しく吸われる。
背筋を、ゾクゾクしたものが走り抜けていく。
意識するよりも先に、シュヴァルツに縋り付くように抱きしめずにはいられなかった。
と、彼の唾液を飲むうち、体の深い場所で全身を炙っていた淫らな炎が鎮まっていくのを感じた。
それをシュヴァルツも分かったのだろう。
荒々しく動いていた彼の舌のうねりが緩やかになり、唇がほどけた。
二人の唇の間に、銀色の糸がかかった。
「はぁ……はぁ……」
呼吸をするのも忘れ、口づけに没頭したアリッサは今さらながらに大きく肩を上下させ、息を弾ませた。
彼の唇が月明かりを浴び、いやらしく光る。
あれだけ濃密な口づけを交わしたあとのせいか、恥ずかしさのあまりシュヴァルツを正視できない。
「気分は?」
「……楽になりました」
さっきまでの体が燃えるような火照りが嘘のように消えていた。清々しくさえあるかもしれない。
「眠れ。それから、呪紋の衝動に襲われたらいつでも俺を呼べ」
――どうしてこんなことまでしてくれるのだろうか。
命を助けたついで、だろうか。
先程は「黙れ」と言われ遮られてしまったのだが、昨日今日会ったばかりの好きでもない女とキスをするなんて嫌じゃないのだろうか。
――私だったら人助けのために、その人とキスをするなんて……出来ないかもしれないのに。
それとも今の口づけは、あくまで呪紋の効果を打ち消すための医療行為と割り切っているのだろうか。
――これまで何人も、呪紋にかかった人を同じ方法で助けてきたのかな。
頭の中で見知らぬ女性とシュヴァルツが口づけをしている場面を想像してしまう。
ジクッ、と胸に痛みが走り抜けた。
その痛みの正体が何なのか考えるよりも早く、呪紋によって疲労困憊になった意識は吸いこまれるように眠りに落ちていった。
※
シュヴァルツが部屋から出てくるのを見届け、廊下で待っていたカーティスは近づく。
「アリッサちゃんは?」
「覗き見か?」
殺気を帯びた眼差しを向けられ、カーティスは苦笑する。
「ちげーよ。心配だったんだよ。で?」
「衝動が治まって、今は眠ってる」
「口づけをしたのか?」
「そうだ。まだ、その程度で済む程度だからな」
シュヴァルツは相変わらず表情に乏しい。
魔術師の教育機関――魔塔時代から十年以上の付き合いになるが、親友の心を正確に見抜けたことがなかった。
アリッサを火あぶりから助けたこと、そして解呪のために彼女に寄り添うことも、普段から理性的に振る舞い、情に流されることがなく、だから周囲から冷血を陰口を叩かれるシュヴァルツからは考えられないことだ。
他国への介入はたとえそれが、今回のように馬鹿げた迷信から端を発した出来事であったとしても控えるべきだ。
王国との一触即発の事態になることを、魔塔は決して喜ばない。
そんなことを、若干二十四歳の若さで騎士団の副団長を務めるほど優れた魔術師であるシュヴァルツが分からないはずがない。
なのに、真っ先にシュヴァルツは広場へ突入した。
馬を駆けさせ、阻もうとする兵士たちを氷魔法でことごとく退けた。
――あの女嫌いがねぇ。
シュヴァルツの女嫌いは筋金だ。
魔塔時代からその端正な顔立ちゆえ、ちやほやされたが、一度も靡かなかったどころか、袖にする姿しか見たことがない。
「二度と俺に近づくな!」と怒鳴りつけるのを目の当たりにしたことさえあった。
それが、色欲の呪紋を解除するのに自分がするとまで言い出した。
女嫌いのシュヴァルツに代わって、カーティスがその務めをするつもりだったが、「俺が救った以上、俺が全責任を負う」と言って、自分でやると言い出したのだ。
親友としては大丈夫かと案じると同時に、好奇心をくすぐられないはずがない。
「本当にアリッサちゃんとは面識がないのか?」
「しつこい」
シュヴァルツは大股で歩き去っていく。
――本当なのかね。
カーティスは、親友の背中を見送った。
目が覚めたのは、ドクン!と呪紋が激しく高鳴ったからだ。
ドクドクと血液が全身を巡る音が、頭に響く。
――この感覚……。
シュヴァルツの言った通りだ。
体が火照り、体が芯から強く疼いている。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息が上がる。
両腕で体を強く抱きしめるが、そんなことで衝動を抑えることなどできない。
『考えておけ』。
シュヴァルツの言葉がよみがえるが、考えられない。無理だ。
喉が渇き、布団から這い出すと、サイドテーブルに置かれていた水差しからコップに水を注ぎ、一気に飲んだ。
水は冷たかったが、その程度で体を冒す淫らな熱が治まることはなかった。
息が上がり、上擦る。
へその奧がジクジクと疼く。
その疼きは、地下牢で感じ時よりもずっと強い。
「――始まったな」
衝立の向こうからシュヴァルツの声がした。
「!」
窓から差し込む青白い月明かりに、彼の姿が照らし出された。
今のシュヴァルツは鎧を脱ぎ、薄手のシャツとパンツ姿。
だからこそ、幅広の肩や薄い着衣ごしに隆起した筋肉質の体格が透けて見えた。
「待っていたんですか……」
「効果が切れるのが分かっていたからな」
シュヴァルツは無表情で、何を考えているのか分からない。
こんな無様なアリッサのことを、心の中で笑っているのだろうか。
それとも哀れだと同情しているのか。
どっちにしろ嫌だった。
こんな屈辱的な姿を人に見られるなんて。
シュヴァルツは片膝を折り、寝台で悶えるアリッサと目を合わせた。
「決めたか?」
「な、涙か、汗では……」
「量が少ないからな。相当な量を受け入れる必要がある」
では、血液なのか。
――無理! 吸血鬼じゃないんだから、他人の血を飲むなんて……!
ならば、選択肢は一つだけか。
「……唾液は、どうやって飲むんですか?」
「お前に口づける」
「! く、口づけ……? 口移し、ということですか?」
「そういうことだ。それ嫌なら、コップにそそいだものを飲むか?」
他人の唾液をグラスに注いで飲むなんて考えるのも嫌だった。そんな気持ち悪いことしたくない。
それなら口づけなのか。
国中から悪魔とつがったと蔑まれ、もはや誰かと永遠の誓いをすることなど望めぬ身だ。
――……はじめてのキスじゃないっていうことだけが、救いかな。
分からない。どうなのだろう。
「口づけが、いいです。一体誰とキスをすればいいんですか? 誰の唾液を飲めば……」
「俺だ」
「しゅ、シュヴァルツ、様の……?」
「そうだ」
シュヴァルツはまるで貴族的に整った顔立ちをしている。
二重の眼差しはただ鋭いだけでなく、理知的な光を帯びる。
その瞳にうつるアリッサの顔は頬が上気し、うっすらと汗をかき、瞳が薄い膜が張っているように潤んで、自分でも信じられないくらい淫らな顔をしてしまっている。
シュヴァルツが右手で、頬に触れてきた。
細かな傷やタコの浮いた、固く大きな手の平で触れられるのは、想った以上に心地良かった。
――嫌と思わないのは、色欲の呪紋のせい?
親指が下唇にそっと触れると、ピクッと体が反応してしまう。
「……あいつとは、口づけをしたのか?」
「あいつ?」
「王だ」
下唇を優しく撫でられるだけで、背筋にゾクゾクしたものが走り抜け、肌が粟立つ。
「……していません。その前に、呪紋が浮かび上がったので」
「王を愛していたのか?」
「いいえ」
幼い頃に自分の意思とは無関係に決まった婚約だ。
愛そう、立派な伴侶になろうと思ったことはあったが、結婚式の当日まで彼に対しては友人以上の好意を抱けなかった。
どうしてそんなことを聞くのだろうか。
シュヴァルツはシュヴァルツなりに、アリッサを気にかけてくれているということなのだろうか。
好きでもない男に口づけをされても大丈夫なのか、と。
「ならいい」
「あ、あの、待って下さい。シュヴァルツ様こそ、お嫌ではありませんか? 私のような、昨日今日会った女とキスをするなんて……」
「黙れ」
唇を塞がれた。
「んん……」
シュヴァルツの唇は薄く、温かい。
自然と瞼が下りる。
シュヴァルツは強面なのに、その口づけはまるでアリッサの傷ついた体を労るように優しかった。
なんども啄むように口づけられると、体から力が抜け、シュヴァルツにしなだれかかってしまう。
掌ごしに感じる、彼の厚い胸板の感触で鼓動が暴れた。
――あ、私、何してるのよ……。
嫌がられる。
早く離れないとと腕を突っ張り距離を取ろうとするが、それよりも背中にシュヴァルツの腕が回されるほうが早かった。
シュヴァルツはアリッサを抱き寄せる。
アリッサの胸が、彼の体に押し当てられ潰れた。
同時に、唇を開くように舌がぬるりと入ってくる。
「ん、んん……」
歯と歯茎の間や、柔らかな舌の表面。
そして頬の裏などを口内を優しく撫でられるように探られると、頭がぼうっとした。
シュヴァルツから唾液が注ぎ込まれる。
さっきまであんなに葛藤していたというのに、あっさりと唾液を飲んだ。
その間も、彼の大きな手が、まるでいたわるように背中を撫で続ける。
クチュクチュと互いの舌が絡み合い、舌先を優しく吸われる。
背筋を、ゾクゾクしたものが走り抜けていく。
意識するよりも先に、シュヴァルツに縋り付くように抱きしめずにはいられなかった。
と、彼の唾液を飲むうち、体の深い場所で全身を炙っていた淫らな炎が鎮まっていくのを感じた。
それをシュヴァルツも分かったのだろう。
荒々しく動いていた彼の舌のうねりが緩やかになり、唇がほどけた。
二人の唇の間に、銀色の糸がかかった。
「はぁ……はぁ……」
呼吸をするのも忘れ、口づけに没頭したアリッサは今さらながらに大きく肩を上下させ、息を弾ませた。
彼の唇が月明かりを浴び、いやらしく光る。
あれだけ濃密な口づけを交わしたあとのせいか、恥ずかしさのあまりシュヴァルツを正視できない。
「気分は?」
「……楽になりました」
さっきまでの体が燃えるような火照りが嘘のように消えていた。清々しくさえあるかもしれない。
「眠れ。それから、呪紋の衝動に襲われたらいつでも俺を呼べ」
――どうしてこんなことまでしてくれるのだろうか。
命を助けたついで、だろうか。
先程は「黙れ」と言われ遮られてしまったのだが、昨日今日会ったばかりの好きでもない女とキスをするなんて嫌じゃないのだろうか。
――私だったら人助けのために、その人とキスをするなんて……出来ないかもしれないのに。
それとも今の口づけは、あくまで呪紋の効果を打ち消すための医療行為と割り切っているのだろうか。
――これまで何人も、呪紋にかかった人を同じ方法で助けてきたのかな。
頭の中で見知らぬ女性とシュヴァルツが口づけをしている場面を想像してしまう。
ジクッ、と胸に痛みが走り抜けた。
その痛みの正体が何なのか考えるよりも早く、呪紋によって疲労困憊になった意識は吸いこまれるように眠りに落ちていった。
※
シュヴァルツが部屋から出てくるのを見届け、廊下で待っていたカーティスは近づく。
「アリッサちゃんは?」
「覗き見か?」
殺気を帯びた眼差しを向けられ、カーティスは苦笑する。
「ちげーよ。心配だったんだよ。で?」
「衝動が治まって、今は眠ってる」
「口づけをしたのか?」
「そうだ。まだ、その程度で済む程度だからな」
シュヴァルツは相変わらず表情に乏しい。
魔術師の教育機関――魔塔時代から十年以上の付き合いになるが、親友の心を正確に見抜けたことがなかった。
アリッサを火あぶりから助けたこと、そして解呪のために彼女に寄り添うことも、普段から理性的に振る舞い、情に流されることがなく、だから周囲から冷血を陰口を叩かれるシュヴァルツからは考えられないことだ。
他国への介入はたとえそれが、今回のように馬鹿げた迷信から端を発した出来事であったとしても控えるべきだ。
王国との一触即発の事態になることを、魔塔は決して喜ばない。
そんなことを、若干二十四歳の若さで騎士団の副団長を務めるほど優れた魔術師であるシュヴァルツが分からないはずがない。
なのに、真っ先にシュヴァルツは広場へ突入した。
馬を駆けさせ、阻もうとする兵士たちを氷魔法でことごとく退けた。
――あの女嫌いがねぇ。
シュヴァルツの女嫌いは筋金だ。
魔塔時代からその端正な顔立ちゆえ、ちやほやされたが、一度も靡かなかったどころか、袖にする姿しか見たことがない。
「二度と俺に近づくな!」と怒鳴りつけるのを目の当たりにしたことさえあった。
それが、色欲の呪紋を解除するのに自分がするとまで言い出した。
女嫌いのシュヴァルツに代わって、カーティスがその務めをするつもりだったが、「俺が救った以上、俺が全責任を負う」と言って、自分でやると言い出したのだ。
親友としては大丈夫かと案じると同時に、好奇心をくすぐられないはずがない。
「本当にアリッサちゃんとは面識がないのか?」
「しつこい」
シュヴァルツは大股で歩き去っていく。
――本当なのかね。
カーティスは、親友の背中を見送った。
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