【R18】Hで淫らなボクの夏休み!【完結】

瀬能なつ

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星影のセレナーデ

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「ごめんね、美雨、今日は我慢出来ない… そろそろイッていい?」
 許可を求めるように尋ねると、美雨の方もそろそろ限界なのか、体がビクンビクンと震えだす。

「先輩、一緒にイキたい…… 」

 美雨の腕が先輩の背中に巻きつくように這うと、ぎゅっと力を込めて、二人の体と体をピタリと密着させる。

「美雨……!」

 かすれ声で先輩は呟くと、美雨の唇にキスをしてから、大きく腰を打ちつけて、呻き声を出し、熱い美雨の体の奥で果てた。
 同時に美雨も「ああああっ!」っと大きな喘ぎ声を出し、蜜芯からビュルルっ!と勢いよく白濁液を飛ばして気を失った。

「美雨、美雨」 

 ぺちぺちと頬を軽く叩かれて、目を開けると、先輩の腕の中だった。

「ずっと気を失っていたから心配したよ」

 気遣うような先輩の瞳に見つめられて、美雨はガバッと先輩に抱きつく。

「先輩! 僕を捨てないで! 恋人じゃなくていいから、先輩の二番目でも三番目でもいいから、僕をそばに置いて!」

 美雨の必死の懇願に先輩は驚く。

「美雨、いったい何の話をしているの?」

 先輩は宥めるように美雨の背中を撫でながら、怪訝そうな顔をする。

「僕、見ちゃったんです…… 先輩が寮長とキスをしているの…… 」

 そう言うと、先輩は「ああああっ」と突然頭を抱える。

「先輩、やっぱり寮長と恋人…… 」
「ち、違う! 美雨、断じて違うから!」
「じゃあなんで…… 」

 不審そうな美雨の視線に、隠しきれないと思ったのか、先輩は重い口を開く。

「寮長には色々と借りがあって……」
「借り?」

「花火大会の時の夜間外出、あれは本当は寮規違反だったんだけど、寮長に頼み込んで見逃してもらったんだ。美雨の喜ぶ顔が見たくて…… 」
「先輩…」

 嬉しくて美雨は顔を赤らめる。

「…… あとは、本当はこの夏期休暇中のルームメイトも、最初は違う一年生だったんだけど、無理やり美雨に変えてもらった」
「……え?」
「その代償に、寮長にキスを要求された。でも、もう二度と寮長とキスしない。誓うよ、美雨」

 先輩は美雨のおでこにチュッとキスを落とす。

 だからあの時、先輩は怒りながら寮長にキスをしていたんだ。美雨は納得して安心する。

「先輩、僕の事を知っていたの?」
「うん。ずっと前から美雨の事は見ていた。だから美雨が夏休みに寮に残ると知って、慌てて家族で行くニース旅行をキャンセルして、僕も残ったんだ。親には大目玉くらったけど」

 先輩は悪戯っぽく笑う。

「でも先輩は特定の恋人を作らないって聞きました…… 」
「だってずっと美雨の事が好きだったからね。告白されても全て断っていた」
 
 美雨は胸がいっぱいになる。

「ところで、美雨こそどうなの?あの電話の男の子は誰?」

 咎めるような視線を美雨に送る。
「ただのルームメイトです。それに彼は従姉にずっと片思いしてます」
「そうなんだ。僕は美雨の事になると、見境がなくなっちゃうから、この間は傷つけてごめん」

 先輩は美雨の体をぎゅっと抱きしめる。

 結局、先輩の怒った理由は、「嫉妬」だったんだ。嬉しいような、信じられないような……

 それに、先輩と僕とは両想いなの?
 まるで夢みたい……

 待って、もしかしたら、これは夢なのかも。

 美雨は自分のほっぺたをキュッとつねる。

「いたっ」

 どうやら、現実らしい。

 でも、まだ信じられない……

「美雨なにやってるの?」

 先輩は不思議そうな顔をして、美雨の顔を覗き込む。
 
 それから、そっと美雨の唇にキスをすると、起き上がって床に立ち上がる。

「美雨、立てる?」

 美雨が頷くと、着替えるように優しく言う。
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