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お風呂 1
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柚琉視点
「おっふろ♪おっふろ♪」
「柚先に湯船に入っててね」
「はーい」
夏にぃにはお洋服脱ぐの遅いからおもちゃをいっぱい入れたカゴを持ってお風呂に入った。
「ざーえへへ~いっぱーい」
にぃにに見つかると1個にしなさいって言われるけど今日はにぃに見てなかったもーん。
アヒル軍隊出動ー!!
「あ、まってー」
僕の周りで遊んでいたアヒル軍隊の子達が奥の方に流されちゃった。
「む…」
…しかも足つかない。
どうしよう…あひる…でも…あひる…。
「柚お待たせ。どうしたの?そこから先は危ないから行っちゃダメだよ?」
「にぃにぃ…あひる…」
「あひる?あぁ…流れちゃったの。いいよ、取ってくるから待ってて」
夏にぃにはお風呂の中でスイスイ泳いで僕のアヒルを取ってきてくれた。
「はい」
「ありがと!!」
「いっぱい持ってくるからこういう事になるんだよ?分かった?」
「うん!!」
がーくんと…あれ?
あーちゃんいない。
「あーちゃんいなくなっちゃった」
「またなにか居ないの?」
「あーちゃん…」
「どんな子?教えて?」
頭に青色のリボンつけた子なの。
あーちゃん…どこ。
「…」
夏にぃには何か思いついたのか傍にあったベルをチリンと鳴らした。
「お呼びでしょうか?」
「柚のアヒルそっちに落ちてない?」
「何匹かいますが…」
「それ全部持ってきて」
お外にいた執事さんがあーちゃんを連れてきてくれた。
「あーちゃん!!」
「柚、ありがとうでしょ」
「ありがとっ!!」
「いえ…」
これでみんな揃ったかな?
でもね、僕もっといーっぱい欲しいんだ。
このおっきいお風呂いーっぱいぐらいのアヒルさん欲しい!!
「にぃに」
「ん?なぁに?」
「あひるさんもっとほしいの」
「もうこんなにいっぱいいるのに?」
「うん!!」
「兄さん達に言わなきゃダメじゃないかな」
しょぼーん。
絶対ダメって言うもん。
このアヒルさんはね、僕が最初お風呂怖いって言ったらくれたの。
アヒルさんと一緒に遊ぼうかって。
それからね、お風呂の時間はアヒルさんと遊ぶ時間なの。
「なつにぃに…ちょうだい?」
「無理だよ。夏アヒルさんが売ってるお店知らないから」
しょぼーーん。
「…ごめんね?後で一緒にお願いしようね」
「はぁい…」
「ダメだよ」
やっぱりダメって言われた!!
「うー…ぱぱぁ!!」
「おねだり!?うんうん、何が欲しいの?なんでも買ってあげるよ?もっと広い庭かな?ちょっと時間くれればお庭もう少し広げてくるよ」
通りがかったパパにぎゅって抱きついた。
「あひるさん!!」
「アヒルさん?…何それ」
「柚のお風呂用のおもちゃ。今24匹くらいいるんだけどもっと欲しいって」
「…多くない?」
「だから言ってるんだよ」
「あひるさん…だめ?」
パパもダメって言うの?
そしたら僕またしょぼーんってしちゃう。
「お風呂のアヒルさん以外のアヒルさんじゃダメ?」
「にゅ?」
「ぬいぐるみとか」
「ぬいのあひるさんやなの」
あんまり可愛くなかったの。
ふわふわじゃないの。
「… 本物は?」
「ほんものー?」
「本当のアヒルさん」
…ほんもののアヒルさんってなんだろ…。
お風呂のアヒルさんではないんだよね?
「柚、本物のアヒルさんはご飯を食べるんだよ?ちゃんとお世話できるの?」
「おせわー?」
「父さんに貰ったスライムも結局放置してるよね?」
「ままのふにふにがいー」
「それはパパのだってば!!」
すらちゃんはねーお部屋にいるの。
たまにお部屋でぷにぷにしたい時にぷにぷにさせてくれるの。
とってもぷにぷにでぷにぷにするとふにゅーってなるの。
「本物のアヒルは許可出せないよ。他の使用人の仕事を増やすことに繋がっちゃうから」
「にゅー…」
…直にぃに手強い。
「おっふろ♪おっふろ♪」
「柚先に湯船に入っててね」
「はーい」
夏にぃにはお洋服脱ぐの遅いからおもちゃをいっぱい入れたカゴを持ってお風呂に入った。
「ざーえへへ~いっぱーい」
にぃにに見つかると1個にしなさいって言われるけど今日はにぃに見てなかったもーん。
アヒル軍隊出動ー!!
「あ、まってー」
僕の周りで遊んでいたアヒル軍隊の子達が奥の方に流されちゃった。
「む…」
…しかも足つかない。
どうしよう…あひる…でも…あひる…。
「柚お待たせ。どうしたの?そこから先は危ないから行っちゃダメだよ?」
「にぃにぃ…あひる…」
「あひる?あぁ…流れちゃったの。いいよ、取ってくるから待ってて」
夏にぃにはお風呂の中でスイスイ泳いで僕のアヒルを取ってきてくれた。
「はい」
「ありがと!!」
「いっぱい持ってくるからこういう事になるんだよ?分かった?」
「うん!!」
がーくんと…あれ?
あーちゃんいない。
「あーちゃんいなくなっちゃった」
「またなにか居ないの?」
「あーちゃん…」
「どんな子?教えて?」
頭に青色のリボンつけた子なの。
あーちゃん…どこ。
「…」
夏にぃには何か思いついたのか傍にあったベルをチリンと鳴らした。
「お呼びでしょうか?」
「柚のアヒルそっちに落ちてない?」
「何匹かいますが…」
「それ全部持ってきて」
お外にいた執事さんがあーちゃんを連れてきてくれた。
「あーちゃん!!」
「柚、ありがとうでしょ」
「ありがとっ!!」
「いえ…」
これでみんな揃ったかな?
でもね、僕もっといーっぱい欲しいんだ。
このおっきいお風呂いーっぱいぐらいのアヒルさん欲しい!!
「にぃに」
「ん?なぁに?」
「あひるさんもっとほしいの」
「もうこんなにいっぱいいるのに?」
「うん!!」
「兄さん達に言わなきゃダメじゃないかな」
しょぼーん。
絶対ダメって言うもん。
このアヒルさんはね、僕が最初お風呂怖いって言ったらくれたの。
アヒルさんと一緒に遊ぼうかって。
それからね、お風呂の時間はアヒルさんと遊ぶ時間なの。
「なつにぃに…ちょうだい?」
「無理だよ。夏アヒルさんが売ってるお店知らないから」
しょぼーーん。
「…ごめんね?後で一緒にお願いしようね」
「はぁい…」
「ダメだよ」
やっぱりダメって言われた!!
「うー…ぱぱぁ!!」
「おねだり!?うんうん、何が欲しいの?なんでも買ってあげるよ?もっと広い庭かな?ちょっと時間くれればお庭もう少し広げてくるよ」
通りがかったパパにぎゅって抱きついた。
「あひるさん!!」
「アヒルさん?…何それ」
「柚のお風呂用のおもちゃ。今24匹くらいいるんだけどもっと欲しいって」
「…多くない?」
「だから言ってるんだよ」
「あひるさん…だめ?」
パパもダメって言うの?
そしたら僕またしょぼーんってしちゃう。
「お風呂のアヒルさん以外のアヒルさんじゃダメ?」
「にゅ?」
「ぬいぐるみとか」
「ぬいのあひるさんやなの」
あんまり可愛くなかったの。
ふわふわじゃないの。
「… 本物は?」
「ほんものー?」
「本当のアヒルさん」
…ほんもののアヒルさんってなんだろ…。
お風呂のアヒルさんではないんだよね?
「柚、本物のアヒルさんはご飯を食べるんだよ?ちゃんとお世話できるの?」
「おせわー?」
「父さんに貰ったスライムも結局放置してるよね?」
「ままのふにふにがいー」
「それはパパのだってば!!」
すらちゃんはねーお部屋にいるの。
たまにお部屋でぷにぷにしたい時にぷにぷにさせてくれるの。
とってもぷにぷにでぷにぷにするとふにゅーってなるの。
「本物のアヒルは許可出せないよ。他の使用人の仕事を増やすことに繋がっちゃうから」
「にゅー…」
…直にぃに手強い。
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