22 / 345
先生 1
しおりを挟む
柚琉視点
「あぅー?」
「先生とその奥さんも今日から一緒に住むんだよ」
「せんせい?にぃに?ねぇね????ぱぱ?まま?」
「…柚には同居人は難しいか」
パパなの?
ママなの?
にぃに?
ねぇね?
「お前が柚琉か。よろしくな、俺は凛だ」
「おりぇ?んにゅ?おくしゃ?おんなのこー?」
「ほら柚琉くんが凛の口調で戸惑ってるから。普通の、標準の方で話してってば」
「…私は凛よ…」
女の子!!
凛ちゃん覚えた!!
「りんちゃあそぼ?」
「え?ちょ…」
「こっち!!こっちっ!!」
凛ちゃんの手を引っ張って僕のお部屋に連れていった。
「ぼくのおへや!!」
「何もかも小さいな…天井だけは他の部屋と同じか」
「おにんぎょうさんする?それともぬい?」
「ぬい?」
「ぬいぐるみの事です。初めまして凛様」
「柚琉様のお遊びにどうかお付き合い下さい」
メイドさんも一緒に遊ぶの!?
みんなで遊ぶー!!
「あ、そういや…椎名から預かったやつが…」
凛ちゃんが出したのはたっくさんのカード。
「あら、カルタですね。人族の方で売っているものでしょうか」
「文字覚えるのにはいいだろってなんか昨日買ってきてた」
「ではこちらで遊びましょうか」
「あそぶ?」
メイドさんは絵が書かれたカードを床に広げた。
「私がこちらのカードを読むので読んだことと同じカードを取ってくださいね」
「とる?」
「ぺち、って手を置くんですよ。他の方よりも先に取れるよう頑張りましょう」
「あいっ!!」
あいって言っちゃった。
僕もうおっきくなったからお返事ははいなの!!
赤ちゃん違うの!!
…まだ0歳だけど。
「こちらは単語のみですので柚琉様でも遊びやすいかと」
「はやくはやくっ!!」
「ふふ、では最初は…いぬ、ですね」
いぬってなぁに?
「わんちゃんですよ」
「わんちゃん!!」
わんちゃん探す!!
最初は足も伸ばして座ってたけど手が届かないことに気づいて手をペタって床につけてじーっとカードを見つめた。
「あった!!」
ぺち。
「よく出来ました。正解ですよ」
「たのしい!!つぎっ!!つぎも!!」
「んにゅぅ…」
「もう柚琉様には眠たい時間ですね」
「やぁあそぶ…あそぶの…」
「お昼寝の後にしましょう」
「よいしょ」
凛ちゃんは僕を抱っこしてくれた。
「ねんねの時間だ」
「やぁ…」
「ほら、寝かしつけてやるから」
ベッドに寝かされ、お腹をトントンしながらお歌を歌ってもらった。
「ぉやしゅみなしゃ…」
「おう、おやすみ」
起きたらいっぱい遊んでね…。
「あぅー?」
「先生とその奥さんも今日から一緒に住むんだよ」
「せんせい?にぃに?ねぇね????ぱぱ?まま?」
「…柚には同居人は難しいか」
パパなの?
ママなの?
にぃに?
ねぇね?
「お前が柚琉か。よろしくな、俺は凛だ」
「おりぇ?んにゅ?おくしゃ?おんなのこー?」
「ほら柚琉くんが凛の口調で戸惑ってるから。普通の、標準の方で話してってば」
「…私は凛よ…」
女の子!!
凛ちゃん覚えた!!
「りんちゃあそぼ?」
「え?ちょ…」
「こっち!!こっちっ!!」
凛ちゃんの手を引っ張って僕のお部屋に連れていった。
「ぼくのおへや!!」
「何もかも小さいな…天井だけは他の部屋と同じか」
「おにんぎょうさんする?それともぬい?」
「ぬい?」
「ぬいぐるみの事です。初めまして凛様」
「柚琉様のお遊びにどうかお付き合い下さい」
メイドさんも一緒に遊ぶの!?
みんなで遊ぶー!!
「あ、そういや…椎名から預かったやつが…」
凛ちゃんが出したのはたっくさんのカード。
「あら、カルタですね。人族の方で売っているものでしょうか」
「文字覚えるのにはいいだろってなんか昨日買ってきてた」
「ではこちらで遊びましょうか」
「あそぶ?」
メイドさんは絵が書かれたカードを床に広げた。
「私がこちらのカードを読むので読んだことと同じカードを取ってくださいね」
「とる?」
「ぺち、って手を置くんですよ。他の方よりも先に取れるよう頑張りましょう」
「あいっ!!」
あいって言っちゃった。
僕もうおっきくなったからお返事ははいなの!!
赤ちゃん違うの!!
…まだ0歳だけど。
「こちらは単語のみですので柚琉様でも遊びやすいかと」
「はやくはやくっ!!」
「ふふ、では最初は…いぬ、ですね」
いぬってなぁに?
「わんちゃんですよ」
「わんちゃん!!」
わんちゃん探す!!
最初は足も伸ばして座ってたけど手が届かないことに気づいて手をペタって床につけてじーっとカードを見つめた。
「あった!!」
ぺち。
「よく出来ました。正解ですよ」
「たのしい!!つぎっ!!つぎも!!」
「んにゅぅ…」
「もう柚琉様には眠たい時間ですね」
「やぁあそぶ…あそぶの…」
「お昼寝の後にしましょう」
「よいしょ」
凛ちゃんは僕を抱っこしてくれた。
「ねんねの時間だ」
「やぁ…」
「ほら、寝かしつけてやるから」
ベッドに寝かされ、お腹をトントンしながらお歌を歌ってもらった。
「ぉやしゅみなしゃ…」
「おう、おやすみ」
起きたらいっぱい遊んでね…。
10
あなたにおすすめの小説
ルームメイトが釣り系男子だった件について
perari
BL
ネット小説家として活動している僕には、誰にも言えない秘密がある。
それは——クールで無愛想なルームメイトが、僕の小説の主人公だということ。
ずっと隠してきた。
彼にバレないように、こっそり彼を観察しながら執筆してきた。
でも、ある日——
彼は偶然、僕の小説を読んでしまったらしい。
真っ赤な目で僕を見つめながら、彼は震える声でこう言った。
「……じゃあ、お前が俺に優しくしてたのって……好きだからじゃなくて、ネタにするためだったのか?」
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一日だけの魔法
うりぼう
BL
一日だけの魔法をかけた。
彼が自分を好きになってくれる魔法。
禁忌とされている、たった一日しか持たない魔法。
彼は魔法にかかり、自分に夢中になってくれた。
俺の名を呼び、俺に微笑みかけ、俺だけを好きだと言ってくれる。
嬉しいはずなのに、これを望んでいたはずなのに……
※いきなり始まりいきなり終わる
※エセファンタジー
※エセ魔法
※二重人格もどき
※細かいツッコミはなしで
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる