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マナー講座 1
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柚琉視点
「ふぇ」
「だから、今日はご飯の時にお勉強しようね。テーブルマナー酷すぎ」
「てーぶる?おつくえあるよー?」
「…なんでそういう言葉は分かるのに理解してくれないかな…テーブルマナー。お行儀よく食べましょうってこと」
「おぎょーぎ?」
「いい子でってことよ」
ママの言葉に僕は愕然とした。
僕いい子じゃなかったの…!?
ふにゅ…僕悪い子…悪い子やだ…。
「ままぁ…」
「あらあら、どうして泣きそうになっているのかしら?」
「ぼく…わるいこ…?」
「どうして?柚はとってもいい子よ」
「いいこ…?」
僕いい子?
…だって…おぎょーぎよくって僕できないもん…。
おぎょーぎっていい子って事なんでしょ?
「いい子よ。ママは柚が大好きだもの」
「…ぐすん」
「ほら、泣かないの。うさぎのおめめみたいになっちゃうわよ?」
「…うしゃしゃん…」
「…受けてくれるの受けてくれないの。いや…どっちにしろ同席するんだけど」
「昼食はナイフとフォークを使うものにしましょう。厨房に伝えてくれるかしら」
「「はい」」
逃げられなくなっちゃった。
…やだぁ…僕美味しいご飯がいいの。
みんなにあーんってしてもらうのが好きなの。
「やーやー!!」
「柚琉くんが嫌でもやるからね。…あ、柚琉くん用の椅子ってあります?」
「それくらいはあるわ。ほとんど使っていないけれど」
「ほと……いいや。ツッコミ疲れる。流そ」
「やーなーのー!!」
僕はみんなとご飯食べるの!!
ごーはーん!!
はっ。
久しぶりにご飯を赤いのにしたらダメ?
「まま、あかいのほしい」
「あら?喉が渇いちゃったの?」
「ううん…」
「はいはい、先生と食べたくないからって血で済まそうとしないの。今日は見るだけだから」
「ほんと!?」
「今日はね」
…おやついっぱい食べなきゃ。
「ふぇ」
「だから、今日はご飯の時にお勉強しようね。テーブルマナー酷すぎ」
「てーぶる?おつくえあるよー?」
「…なんでそういう言葉は分かるのに理解してくれないかな…テーブルマナー。お行儀よく食べましょうってこと」
「おぎょーぎ?」
「いい子でってことよ」
ママの言葉に僕は愕然とした。
僕いい子じゃなかったの…!?
ふにゅ…僕悪い子…悪い子やだ…。
「ままぁ…」
「あらあら、どうして泣きそうになっているのかしら?」
「ぼく…わるいこ…?」
「どうして?柚はとってもいい子よ」
「いいこ…?」
僕いい子?
…だって…おぎょーぎよくって僕できないもん…。
おぎょーぎっていい子って事なんでしょ?
「いい子よ。ママは柚が大好きだもの」
「…ぐすん」
「ほら、泣かないの。うさぎのおめめみたいになっちゃうわよ?」
「…うしゃしゃん…」
「…受けてくれるの受けてくれないの。いや…どっちにしろ同席するんだけど」
「昼食はナイフとフォークを使うものにしましょう。厨房に伝えてくれるかしら」
「「はい」」
逃げられなくなっちゃった。
…やだぁ…僕美味しいご飯がいいの。
みんなにあーんってしてもらうのが好きなの。
「やーやー!!」
「柚琉くんが嫌でもやるからね。…あ、柚琉くん用の椅子ってあります?」
「それくらいはあるわ。ほとんど使っていないけれど」
「ほと……いいや。ツッコミ疲れる。流そ」
「やーなーのー!!」
僕はみんなとご飯食べるの!!
ごーはーん!!
はっ。
久しぶりにご飯を赤いのにしたらダメ?
「まま、あかいのほしい」
「あら?喉が渇いちゃったの?」
「ううん…」
「はいはい、先生と食べたくないからって血で済まそうとしないの。今日は見るだけだから」
「ほんと!?」
「今日はね」
…おやついっぱい食べなきゃ。
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