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たっち 2
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直人視点
「おやつおいちー!!」
「良かったね。母さんとのお出かけでもおやつたくさん食べたんでしょ?」
「うん!!ぱんけーきとかくれーぷとか。くるくるのあいすおいしかった!!」
「くるくるのアイス?」
それなんてやつだろう。
柚の言葉だとちょっと分かりにくいんだよね…。
家庭教師の先生が何とか正しい言葉を教えようとしてるらしいけど柚は覚える気ないんだよね。
周りの人が何となくわかってくれることのが多いし人族の方に行くと柚は小さな子供にしか見えないからそれでも微笑ましいって思われちゃうんだよね。
魔族の1歳は人間の10歳くらいなんだけど。
「んー!!」
柚は人間の3歳くらいしか…知能とか体格とか…うん。
…だから小さい子って思われちゃうんだけど。
「…んにゅ?にぃにもたべるー?」
「にぃにはいいよ」
「あのねーぼくねーおまつりいきたいのー」
「お祭り?」
「ままがもうすこしっていってたの。だからおまつりいきたい!!」
「…お祭り…」
…なんの祭りのことだろ。
祭り?
こんな冬に?
「あー…もしかして…年越しのやつかな…」
「おまつり?」
「…柚の想像してるお祭りとは違うかな」
「え…」
驚いて手に持っていたフィナンシェとクッキーが床に落ちた。
「柚が想像してるのは多分屋台のやつだよね」
「やたいー?」
「お店の外で食べ物とか売ってるやつだよ。前にどこかで食べたの?」
「んー…ちょこばなな!!わたあめ!!」
「さては母さんとのお出かけで行ったね?」
「ないしょなの!!ままとひみつってやくそくした!!」
もうほとんど言ってるけどね。
…お祭りか。
母さんがいるなら安全面は大丈夫だろうけど…人が多いところだとちょっと心配なんだよね。
うちは仕事柄恨まれることも多いし。
…母さん…が…ちょっと…ね。
「んにゅー…ぼくのくっきー…」
「落ちちゃったのは食べちゃダメだよ。足りないならまた用意させるから」
「うにゅぅ…」
「おやつおいちー!!」
「良かったね。母さんとのお出かけでもおやつたくさん食べたんでしょ?」
「うん!!ぱんけーきとかくれーぷとか。くるくるのあいすおいしかった!!」
「くるくるのアイス?」
それなんてやつだろう。
柚の言葉だとちょっと分かりにくいんだよね…。
家庭教師の先生が何とか正しい言葉を教えようとしてるらしいけど柚は覚える気ないんだよね。
周りの人が何となくわかってくれることのが多いし人族の方に行くと柚は小さな子供にしか見えないからそれでも微笑ましいって思われちゃうんだよね。
魔族の1歳は人間の10歳くらいなんだけど。
「んー!!」
柚は人間の3歳くらいしか…知能とか体格とか…うん。
…だから小さい子って思われちゃうんだけど。
「…んにゅ?にぃにもたべるー?」
「にぃにはいいよ」
「あのねーぼくねーおまつりいきたいのー」
「お祭り?」
「ままがもうすこしっていってたの。だからおまつりいきたい!!」
「…お祭り…」
…なんの祭りのことだろ。
祭り?
こんな冬に?
「あー…もしかして…年越しのやつかな…」
「おまつり?」
「…柚の想像してるお祭りとは違うかな」
「え…」
驚いて手に持っていたフィナンシェとクッキーが床に落ちた。
「柚が想像してるのは多分屋台のやつだよね」
「やたいー?」
「お店の外で食べ物とか売ってるやつだよ。前にどこかで食べたの?」
「んー…ちょこばなな!!わたあめ!!」
「さては母さんとのお出かけで行ったね?」
「ないしょなの!!ままとひみつってやくそくした!!」
もうほとんど言ってるけどね。
…お祭りか。
母さんがいるなら安全面は大丈夫だろうけど…人が多いところだとちょっと心配なんだよね。
うちは仕事柄恨まれることも多いし。
…母さん…が…ちょっと…ね。
「んにゅー…ぼくのくっきー…」
「落ちちゃったのは食べちゃダメだよ。足りないならまた用意させるから」
「うにゅぅ…」
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