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凛お姉ちゃんのお勉強 2
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凛視点
「ほぇー?りんおねーちゃんだぁ」
「久しぶりだな。…相変わらず小さいな」
「りんおねーちゃんしょーにぃにみたぁい」
「今日の格好のことを言ってるのか口調のことを言ってるのかどっちだ?」
「りんおねーちゃんかっこいいねー」
話聞かねぇな。
まぁそれは置いといて。
「柚琉くんは今何歳だっけ?」
「いっさーい!!」
「柚琉様、こちらを食べながらお話なさっては?」
「ほっとけーきだぁ!!」
…1歳児、大きくならない体、常に食べ続ける…。
…常に食べるってことはそれが補助食であるっていうことの証拠なんだけどそれは吸血鬼でも淫魔でも両方とも同じことだし。
「むいむい」
「…柚琉くんって今夫婦の寝室には週何回くらい?」
「週一回です。奥様がそれ以上は無理だと…」
「淫魔は月一で満足するって言ってたけど?」
「それが…柚琉様は1度は満足するんですけどその後すぐに…」
「またお菓子に走るってこと?」
「…はい」
それ満足してるって言わないんじゃないか?
…淫魔の可能性はゼロになったな。
「他には?他に柚琉くんの好きなことは?」
「皆様に抱きしめられることが好きなようです」
「その時『大好き』や『愛している』などの言葉を添えるとしっぽがちぎれそうな程振っています」
「…犬じゃないんだから」
…愛している…ね。
「愛されて満たされる…かな?満たされる時間は短いみたいだけど」
「愛、ですか?」
「大昔にそんな種族がいたってじっさまが言ってたんだ。魔素から生まれる魔族は絶滅することは無いから…なのに何百年も生まれてないって。世界にたった1人しか生まれないらしいけど…柚琉くんがその種族ならこれは大騒ぎになるぞ」
「世界に…」
「たった1人の種族…」
全員で柚琉くんを見てしまった。
「ふにゅ?…あげないよ!?」
「いやそれはいらない。…その種族には体に特徴があるって聞いたけど」
「特徴、ですか?」
「体のどこかにハート型のアザがあるらしい。…しかもそのハートの周りに羽までついてればさらに希少度が上がるんだと」
「「…」」
「むにゅーおいちー」
「…後で調べてみます」
「着せ替えごっことでも言って脱がせてみます」
「…お…おぅ…」
…メイドたちの目が本気になった瞬間を見てしまった。
…柚琉くん…頑張れ。
「ほぇー?りんおねーちゃんだぁ」
「久しぶりだな。…相変わらず小さいな」
「りんおねーちゃんしょーにぃにみたぁい」
「今日の格好のことを言ってるのか口調のことを言ってるのかどっちだ?」
「りんおねーちゃんかっこいいねー」
話聞かねぇな。
まぁそれは置いといて。
「柚琉くんは今何歳だっけ?」
「いっさーい!!」
「柚琉様、こちらを食べながらお話なさっては?」
「ほっとけーきだぁ!!」
…1歳児、大きくならない体、常に食べ続ける…。
…常に食べるってことはそれが補助食であるっていうことの証拠なんだけどそれは吸血鬼でも淫魔でも両方とも同じことだし。
「むいむい」
「…柚琉くんって今夫婦の寝室には週何回くらい?」
「週一回です。奥様がそれ以上は無理だと…」
「淫魔は月一で満足するって言ってたけど?」
「それが…柚琉様は1度は満足するんですけどその後すぐに…」
「またお菓子に走るってこと?」
「…はい」
それ満足してるって言わないんじゃないか?
…淫魔の可能性はゼロになったな。
「他には?他に柚琉くんの好きなことは?」
「皆様に抱きしめられることが好きなようです」
「その時『大好き』や『愛している』などの言葉を添えるとしっぽがちぎれそうな程振っています」
「…犬じゃないんだから」
…愛している…ね。
「愛されて満たされる…かな?満たされる時間は短いみたいだけど」
「愛、ですか?」
「大昔にそんな種族がいたってじっさまが言ってたんだ。魔素から生まれる魔族は絶滅することは無いから…なのに何百年も生まれてないって。世界にたった1人しか生まれないらしいけど…柚琉くんがその種族ならこれは大騒ぎになるぞ」
「世界に…」
「たった1人の種族…」
全員で柚琉くんを見てしまった。
「ふにゅ?…あげないよ!?」
「いやそれはいらない。…その種族には体に特徴があるって聞いたけど」
「特徴、ですか?」
「体のどこかにハート型のアザがあるらしい。…しかもそのハートの周りに羽までついてればさらに希少度が上がるんだと」
「「…」」
「むにゅーおいちー」
「…後で調べてみます」
「着せ替えごっことでも言って脱がせてみます」
「…お…おぅ…」
…メイドたちの目が本気になった瞬間を見てしまった。
…柚琉くん…頑張れ。
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