普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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おむかえ 1

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柚琉視点

「ただいま。ゆずるくん…だったかしら?お父さんいたわよ」
「柚!?」
「あ、ぱぱぁ」
「あ!!ゆず!!コントローラー!!」
「あー!!」
僕達の車は穴に落ちていった。
「おちちゃったぁ…」
「ゆずがよそ見するから!!」
「うぅ…ごめんなさぁい…」
「え、柚…?何やってるの…?てか何仲良くなってんの…?」
パパもうちょっとだけ待っててくれないかな?
僕これ遊ぶの好き!!
もっとやるの!!
「柚…?」
「あら、ゲームはおうちで禁止されてたのかしら。ごめんなさい…いつの間にか遊んじゃってたみたいで…」
「いや禁止はしてないけど…柚?帰るよ?おいで?」
「やー!!あそぶー!!」
「え、あー…夏にぃにとおやつも待ってるよ?」
「おやつたべたー」
「ドーナツ食べたもんな」
「…終わった…奥の手使えなくなってた…」
「…本当にごめんなさい…?」
もきゅもきゅ。
「柚今お口になにか入れてるよね!?」
「ぐみー」
「コーラとソーダのやつ。ゆずの父さんも食べるか?」
「そりゃおやついらないって言うよね…現在進行形で食べてるんだもん…」
「むきゅむきゅむきゅ」
「柚…帰るよ。ママ柚が居なくて心配してるよ」
「ままが…?」
ママえんえんしちゃったかな?
「…かえる…けどぼくもっとあそびたいの」
「わかった。帰りに買ってあげるから帰ろう」
「うん!!」
あ、でも僕これなんてゲームか知らない。
「はいはい帰ろうねー」
「たもつおにいーちゃんばいばぁい」
「またな」
「…え?なんか今軽く次の約束した…?」
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