普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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閑話 ねんねの柚くん

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柚琉視点

「ふぁぁ」
ふわふわいっぱい!!
ふわふわの床にふわふわのおうち!!
「くもあまぁい」
もきゅもきゅ。







「…さま、柚琉様!!」
「ふぇ…?」
「良かった…おはようございます、柚琉様」
「ふぇ…ぼくのふわふわ…」
「夢でも見られていたんですか?早くしませんと旦那様のお見送りできませんよ」
「今日は絶対起こしてと柚琉様が仰ったんですよ?」
「んー…」
僕は近くにあったうさちゃんを抱きしめた。
パパのおみおくり…。
でも…ふわふわ…。
「…ふわふわがいい」
「旦那様のお見送りは中止ですか?」
「ん、もっかいねんね!!ふわふわもきゅもきゅするの!!」
「かしこまりました」



















「と、いうことらしいです」
「え…柚見送ってくれないの…?柚が見送りしてくれるっていうから仕事の時間ずらしたのに…」
「…どうやら幸せな夢を見られたようで」
「…夢に負けたの!?え!?待って!?パパ夢に負けたの!?」
「そのようですね。では、私も柚琉様の元へ戻らせていただきます」
「え…パパ…え?」
柊二が玄関でショックを受けて固まっていた。
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