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男の娘 2
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柊二視点
「「「今日はありがとうございました」」」
「いえいえ、こっちがお礼を言う方ですよ。柚のためにありがとうございました…友達に言われた言葉に傷ついてて…パパ達が何を言っても効かないから」
「こんな小さな子も男の娘になるんですね」
「え?僕生まれた時から女物しか着てないけど」
「「え?」」
…え?
「…僕4人兄弟の末っ子なんですけど…母さんが女の子が欲しかったって…生まれた時に可愛かった僕を『これはイケる!!』と思ったらしく男の娘になるべく育てられました」
「…うわ…うちもそうなるのかな…」
着せてるのは雫とメイドだし。
いやでも本人も喜んで着てる…。
「…すぅ…くぅ…ぴにゅ」
「…こっちの子は満足して寝ちゃってるし…」
よだれまで出てるよ…。
「…君達3人にはモデルの仕事を頼みたいんだ…いいかな?」
「「「え?」」」
「今度うちでファッションブランドを立ち上げることになってね。…柚や君達みたいに男の子でも女の子のものをっていうのがコンセプト。体格的に着るのが厳しくなっちゃう人もいるでしょ?そういう人のために男の体格に合わせた女の服を作るんだよ。…それの逆もやる。女の子が男の子の服を着るのも」
「そんな…」
「出来ない、なんてことは無いからね。どれだけ文句を言われようがやり遂げる、それがうちの家訓だから」
「「「ありがとうございます!!」」」
…あ、これ柚寝ちゃったから着替えさせるの大変だ…。
このまま寝かせちゃったら寝苦しいし…部屋着に変えたいんだけどな。
「そこは」
「私達に」
「「お任せ下さい」」
「…え?あれ?非番じゃなかったっけ?」
「「今帰るところでした」」
「…えっと…じゃあ手当ては出すから…よろしくね」
「「はい」」
柚はメイドの1人に軽々と抱き上げられてしまった。
あの子もう1歳なんだけどな…。
…今体重6キロだっけ?
そっちも改善しなきゃ…。
家族がひとり増えると解決しなきゃいけないことって100くらい増えるの?
「「「今日はありがとうございました」」」
「いえいえ、こっちがお礼を言う方ですよ。柚のためにありがとうございました…友達に言われた言葉に傷ついてて…パパ達が何を言っても効かないから」
「こんな小さな子も男の娘になるんですね」
「え?僕生まれた時から女物しか着てないけど」
「「え?」」
…え?
「…僕4人兄弟の末っ子なんですけど…母さんが女の子が欲しかったって…生まれた時に可愛かった僕を『これはイケる!!』と思ったらしく男の娘になるべく育てられました」
「…うわ…うちもそうなるのかな…」
着せてるのは雫とメイドだし。
いやでも本人も喜んで着てる…。
「…すぅ…くぅ…ぴにゅ」
「…こっちの子は満足して寝ちゃってるし…」
よだれまで出てるよ…。
「…君達3人にはモデルの仕事を頼みたいんだ…いいかな?」
「「「え?」」」
「今度うちでファッションブランドを立ち上げることになってね。…柚や君達みたいに男の子でも女の子のものをっていうのがコンセプト。体格的に着るのが厳しくなっちゃう人もいるでしょ?そういう人のために男の体格に合わせた女の服を作るんだよ。…それの逆もやる。女の子が男の子の服を着るのも」
「そんな…」
「出来ない、なんてことは無いからね。どれだけ文句を言われようがやり遂げる、それがうちの家訓だから」
「「「ありがとうございます!!」」」
…あ、これ柚寝ちゃったから着替えさせるの大変だ…。
このまま寝かせちゃったら寝苦しいし…部屋着に変えたいんだけどな。
「そこは」
「私達に」
「「お任せ下さい」」
「…え?あれ?非番じゃなかったっけ?」
「「今帰るところでした」」
「…えっと…じゃあ手当ては出すから…よろしくね」
「「はい」」
柚はメイドの1人に軽々と抱き上げられてしまった。
あの子もう1歳なんだけどな…。
…今体重6キロだっけ?
そっちも改善しなきゃ…。
家族がひとり増えると解決しなきゃいけないことって100くらい増えるの?
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