229 / 345
駄々っ子 3
しおりを挟む
柊二視点
「っ…」
「あなた…?」
「柚につけてた魔法陣が剥がされた…?」
「今は夏と一緒に寝ているはずよね…?」
「あぁ…何かあったのかもしれない」
「今すぐ行かないと!!」
「うん、そうだけど。雫はとりあえずその上になにか羽織ってね」
「あなたのせいでしょ!!」
これからお楽しみだったんだけど仕方ない。
雫を置いて柚の部屋に転移すると夏が柚を抱き、頭を撫でていた。
「あれ…父さん」
「魔法陣が剥がれたみたいだけど何かあったの?」
「ううん…柚と一緒に寝てたんだけどね。柚が急に飛び起きて、その時にはもう取れてたよ」
「…夢の中で何かあったのかな」
とりあえず全てをつけ直して…。
…柚のパジャマが変わっていた。
「あぁ…あっちも剥がれたのか」
「柚戸惑ってたよ。冷たいって言うから何かと思った」
「そりゃそうだよね…そろそろ柚の魔力と置き換えてあげた方がいいのかな」
「夏も置き換えてあるよね?なんでやらないの?」
「夏達は自分で魔力制御できるけど柚は限界まで使っちゃうから。変なことで減らしておきたくないからね」
「前みたいに倒れちゃうもんね」
アニメ見てお空飛びたい!!って言ったら言霊発動しちゃった時があってね…。
もう大変だったよ…。
興奮した柚が飛び回るわ翔と直人も飛行魔法で追いかけるのにするりするりと躱されるわ。
結局魔力が切れて落ちてきたところを受け止めたんだけど。
本人幸せそうに寝てたからね?
「夏が寝かしつけてくれたの?」
「メイド達が居なくなったあと遊ぼって言うからお化けさん来るよって言ったら自分でベッドに飛び込んできたよ。そこからしっぽ抱かせて撫でてあげてるの」
「寝れてるなら良かった。なんか攻撃受けて外れたのかと思ったよ…」
「あれ?防御はつけてないの?」
「つけたよ?」
3重に。
「父さんの魔法陣ならよっぽどの事がないと外れないんじゃ」
「まぁそうなんだけど用心するに越したことはないから」
何かしらやらかしちゃう末っ子だしね…。
「っ…」
「あなた…?」
「柚につけてた魔法陣が剥がされた…?」
「今は夏と一緒に寝ているはずよね…?」
「あぁ…何かあったのかもしれない」
「今すぐ行かないと!!」
「うん、そうだけど。雫はとりあえずその上になにか羽織ってね」
「あなたのせいでしょ!!」
これからお楽しみだったんだけど仕方ない。
雫を置いて柚の部屋に転移すると夏が柚を抱き、頭を撫でていた。
「あれ…父さん」
「魔法陣が剥がれたみたいだけど何かあったの?」
「ううん…柚と一緒に寝てたんだけどね。柚が急に飛び起きて、その時にはもう取れてたよ」
「…夢の中で何かあったのかな」
とりあえず全てをつけ直して…。
…柚のパジャマが変わっていた。
「あぁ…あっちも剥がれたのか」
「柚戸惑ってたよ。冷たいって言うから何かと思った」
「そりゃそうだよね…そろそろ柚の魔力と置き換えてあげた方がいいのかな」
「夏も置き換えてあるよね?なんでやらないの?」
「夏達は自分で魔力制御できるけど柚は限界まで使っちゃうから。変なことで減らしておきたくないからね」
「前みたいに倒れちゃうもんね」
アニメ見てお空飛びたい!!って言ったら言霊発動しちゃった時があってね…。
もう大変だったよ…。
興奮した柚が飛び回るわ翔と直人も飛行魔法で追いかけるのにするりするりと躱されるわ。
結局魔力が切れて落ちてきたところを受け止めたんだけど。
本人幸せそうに寝てたからね?
「夏が寝かしつけてくれたの?」
「メイド達が居なくなったあと遊ぼって言うからお化けさん来るよって言ったら自分でベッドに飛び込んできたよ。そこからしっぽ抱かせて撫でてあげてるの」
「寝れてるなら良かった。なんか攻撃受けて外れたのかと思ったよ…」
「あれ?防御はつけてないの?」
「つけたよ?」
3重に。
「父さんの魔法陣ならよっぽどの事がないと外れないんじゃ」
「まぁそうなんだけど用心するに越したことはないから」
何かしらやらかしちゃう末っ子だしね…。
7
あなたにおすすめの小説
ルームメイトが釣り系男子だった件について
perari
BL
ネット小説家として活動している僕には、誰にも言えない秘密がある。
それは——クールで無愛想なルームメイトが、僕の小説の主人公だということ。
ずっと隠してきた。
彼にバレないように、こっそり彼を観察しながら執筆してきた。
でも、ある日——
彼は偶然、僕の小説を読んでしまったらしい。
真っ赤な目で僕を見つめながら、彼は震える声でこう言った。
「……じゃあ、お前が俺に優しくしてたのって……好きだからじゃなくて、ネタにするためだったのか?」
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一日だけの魔法
うりぼう
BL
一日だけの魔法をかけた。
彼が自分を好きになってくれる魔法。
禁忌とされている、たった一日しか持たない魔法。
彼は魔法にかかり、自分に夢中になってくれた。
俺の名を呼び、俺に微笑みかけ、俺だけを好きだと言ってくれる。
嬉しいはずなのに、これを望んでいたはずなのに……
※いきなり始まりいきなり終わる
※エセファンタジー
※エセ魔法
※二重人格もどき
※細かいツッコミはなしで
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる