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事件 3

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直人視点

「直人、ただいま。悪いけれど柚の専属の子達を呼んできてくれるかしら」
「おかえ…えぇ!?何があったの!?」
「私にも分からないのよ。とりあえず魔法で寝かせてるから今のうちにお風呂入れて落ち着ける空間を作っちゃいましょう」
惟くんのところに遊びに行ったはずの柚は母さんに抱かれて帰ってきた。




「…後よろしくね」
「「かしこまりました」」
専属の子に抱かれ風呂に向かう柚を見送ってリビングへ向かった。
「…母さん。柚濡れてたよね」
「えぇ…惟くんのお母さんの話ではプールで遊んでた子にかけられたんじゃないかって」
「今専属の子達に風呂に入れるよう言ってきたけど…何かおかしいところがあったら言ってくるよね」
「柚にお水はやったこと無かったものね…」
怖い、やーっていう子に無理矢理水に触らせる訳にもいかないし。
そんな事やったら嫌われるし。
「…迎えに行った時は泣き叫んでたのよ」
「そんなに?」
「えぇ。よほど怖かったみたい」
「…慰め用のお菓子用意させておこうかな」
「そうした方が良さそうね。私も今日は仕事に戻らず柚についてるわ」
「お願い。今日中に終わらせないといけないのがあと2つくらいあるからそれだけやっちゃうね」
「えぇ」
お菓子はクッキーとケーキでいいかな。
泣きながら食べるだろうから喉に詰めないように飲み物も用意しておこう。
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