普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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退院 1

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柚琉視点

「うりゅ…ぐしゅ…」
「柚、よく検査頑張ったわね。今日の午後からおうちに帰っていいそうよ」
「退院祝いにどこか行こうか?」
「おいちーごはんたべたい…」
「ずっと病院食だったもんね。いいよ。お昼ご飯はそこで済ませちゃおうか」
「柚のことだからケーキも欲しいでしょう?どうする?お店で食べる?それともおうちに帰ってから?」
「おーち」
おうちの美味しいケーキ食べるの。
それでね、それでね、にぃにやメイドさんとおいちーねってするの。
「準備は…」
「「私達がやっておきます」」
「よろしくね」
あれ!?
お家に帰ったら会えると思ったのにメイドさん達がいる!!
なんでー?
「柚琉様…元気になられたようで本当に良かったです」
「また一緒に遊びましょうね」
「うん!!」
キュアごっこするのー!!
おままごともいっぱいしたいし一緒にお昼寝もしたいなぁ。
「しばらくは家にいて遊ぶのかな?惟くんのところには行かないの?」
僕はそれを聞いてびくっとしてしまった。
「…こあい」
「そっか。じゃあずっとお家にいるといいよ。パパ休みになったら柚の好きなところに一緒にお出かけしてあげるから」
「ほんと?」
「本当だよ。だからどこ行きたいか考えておいてね」
「すいぞくかん!!」
「いいよ。どこのにしようね」
あのね、テレビでねイルカさんがぽーんっていっぱい飛んでたの!!
ペンギンさんのてちてちお散歩も見たい!!
「柚には楽しみがいっぱいね」
「うん!!」
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