普通の学生だった〜番外編｡「吸血鬼」

ロリータ 2

柊二視点

｢…凄い量…だね？｣
｢もってないの!!｣
｢柚が可愛いと言ったもの全部持ってきたのよ｡いけなかったかしら？｣
｢…いけなくはないけど…｣
この量…か｡
郵送…はいけるよね？
確かこっち側にも家買ってたしそこの住所に送って室内の転移魔法陣から送ってもらえばいいよね｡
｢全部で50万円になりまーす☆｣
｢それじゃこのカードで｣
意外と安かったな｡
これなら柚の今着てるやつのが高いかもしれない｡
ふわふわキラキラがいいっていうからクズのダイヤモンド買い集めて小さくカットしたのを縫い付けてあるから。
多分ダイヤモンドだけでも10万はいったんじゃない？
だって胸元のリボンには8カラットのピンクダイヤモンド使ったし。
デザインは雫がやって物集めたりとかは仕立て屋か僕がやってるんだよね。
苦労したけど喜ぶ柚の顔を見たらそんなの忘れちゃった｡
｢柚どうする？どれか着てく？パパもうお家に送っちゃうけど｣
｢きるー!!あのね､ふわふわ!!｣
ん､どれ？
この山の中全部柚の好きなふわふわフリフリだらけなんだけど？
｢あぁ､あれの事ね｡じゃあお着替えしましょうか｣
｢うん!!｣













結論､うすーいピンク色がついたフェイクファーのケープのことだった。
いやそんなのわからなくない…？
一緒に選んでた雫ならまだしも…｡
｢ぱぱわかんない？｣
｢パパはダメダメね｣
｢ねー｣
｢いや…柚言語はまだ習得できてないから…｣
…家族全員誰もわかってない言語だよ？
意地でも習得するけどさ!!