教室ごと転移したのに陽キャ様がやる気ないのですが。

かーにゅ

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とぅえんてぃふぉー じろじろ見ないでください。不可抗力なんです

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「ハルそうむくれるな」
「だって…」

 風船のせいで周りの人からじろじろ見られるし驚いた顔をされる。その後バルドお兄さんに気づいてあぁなるほどみたいな顔してどっか行くんだよ?僕迷子の子供だと思われてない?迷子の子供を保護したバルドお兄さんって感じにみられてない?

「良く似合っているぞ」
「似合ってちゃ嫌なの!」

 この風船の原料スライムなんでしょ?なぜピンク…スライムと言ったら青でしょ!それか水色!

「そのポシェットにもおやつ入れておいたからお腹すいたらそれを食べるんだぞ?絶対に一人で外に出るなんてするなよ?」
「はーい」

 春樹くんはいい子ですからちゃんと言うこと聞きますよー。好奇心が勝つこともありますけど。

「本当にわかっているのか?」
「わかってるよー」

 わかってるよ?自重はしてないだけで。

 ギルドの従業員出入り口から中に入るとバルドお兄さんは僕をおろし、風船を外した。

「託児所の場所はもうわかるな?今日も昼遅くなるかもしれないが…」
「わかった。ちゃんと待ってるよ」

 おやつだってたくさん持たされたし。あの見た目バームクーヘン味チョコレートケーキのやつが1個。それも切り分けたやつ1個じゃなくて輪切りの状態の1個。カトラリーも子供の人数分入れられたしみんなで食べるおやつってことだよね。

「…ハルには拘束系もつけたほうがよかったか」
「わかってるって!だから縛るのだけはやめて!」

 …経験あるもん。誘拐されたときに犬の首輪付けられてリードつけられて柱に繋がれてたんだもん。僕それから首周りに何かあるのが怖くなっちゃったんだよ。制服だって1番上のボタンだけは開けさせてもらってるし。ま、この服はボタンすらないんですけどね。上からすぽって着るやつなんだよ。

「…また後で」
「うん、ばいばい」

 バルドお兄さんは僕を託児所に送り届けると不安そうな顔をしながら去っていった。そんなに僕は信用ないか!

「っハルキ!無事だったのか!」
「ひょえ!」

 変な声でたぁ!ゼムなんで毎回僕に抱き着くの!?初めて会ったときは抱き上げられたし。

「いなくなったあとギルマスが帰ってきて緊急クエストだって出されてたんだぞ!どこ行ってたんだよ!」
「お腹空いて酒場行こうとして迷子になってた」
「は?」

 2度目なんだけど!なんだ!そんなには?って言われないといけないのか!

「でも結局酒場のお兄さんが保護してくれてお昼ご飯食べてた」
「はぁ…心配してたのがあほらしく思えてきた。わかった。それがハルキの普通なんだな。俺らが慣れるしかないか」
「へ?」

 僕が普通じゃないみたいな言い方やめてよ。確かに人よりは変態遭遇率高いし知識も偏ってるけど普通だもん。

「まぁ無事に戻ってきてよかった」
「んー心配かけてごめんね?」
「もう2度とやんじゃねぇよ」

 こつんと小突かれた。ちょっと痛い。
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