普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

中学生編

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｢…ぴっ!!…えと………ハロー｣
｢Hello､Yuzuru｣
｢兄さんっ!!挨拶できた!!僕もできた!!｣
｢はいはい､偉かったね｡Thank you,Leon,are not you troublesome exercisers?｣
(訳:ありがとう､レオン｡練習相手面倒じゃない？)
｢No,I can practice my Japanese and it is not troublesome at all｣
(ううん｡僕の日本語の勉強にもなるし全然面倒ではないよ)
｢…兄さん達が何言ってるのかわかんない…せっかく夏に教えてもらったのに…｣
僕は眉を八の字にした｡
ふにゅぅ…夏ぅ…もっと教えてもらわないとわかんないよぉ…｡
｢…ぴぇぇん!!｣
｢ごめんね｡柚の分からない言葉で話しちゃったね｡もう話さないから可愛い笑顔を見せてくれない？｣
｢…可愛くないもん!!｣
僕は兄さんに抱きつかれそうになって逃げ出した｡
むぅ､みんなして可愛いって!!
僕は可愛くないもん!!
かっこよくなりたいんだもん!!
…というか僕…もう中学生なのにすね毛の1つもないんだけど…あれ？
前世でも僕だけすっごく遅くて死ぬ時にもまだ生えてなかったし…あれ？
これ普通なのかな？
｢あれ？柚どこ行くの？｣
｢兄さんの知らないとこ!!｣
｢え！？それ迷子になるからやめてー!!夏もついてくから!!待ってぇ!!｣
兄さんの知らないところなんて知らないけどどっかにはあるもん!!
僕は夏に手伝ってもらい屋根裏の小さな小部屋に逃げ込んだ｡
梯子も回収したしバレないはず｡