普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

中学生編

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｢ぽかぽかね～｣
｢あっつい…｣
｢あちゅい…｣
僕と夏はクッションの上に寝転んだ｡
｢柚琉様!!きちんと上着を着てください!!｣
｢あちゅいもん…｣
｢冷房つけるとお腹を冷やしてしまいますよ｡上着､着てください｣
｢夏､冷房つけなくていいもん…｣
ほらやっぱり｡
…でもアイス食べたいな｡
暑いもん｡
｢あいすー!!｣
｢ストロベリー､チョコ､バナナのうちどれがよろしいでしょうか｣
｢ばななっ!!｣
｢夏全部～｣
｢かしこまりました｣
ウエハースついてないかな｡
サクサクするの好き～!!
｢柚～このクッション気持ちいいね｣
｢ね～冷たいしおっきいから2人でも寝ころべるもん｣
｢それ聞いたら開発部も喜ぶよ｣
ふぇ？
いつの間にか父さんも来ていた｡
｢それもうちの開発したやつなんだよ｡どう？｣
｢うん…気持ちいい｣
｢だね｣
｢硬さは？｣
｢柔らかくて…気持ちいいよ｣
｢僕もこの硬さ好き…｣
｢…もう少し聞きたいんだけど眠そうだね｣
うん…眠くなってきた｡
｢夏も眠い…｣
｢あいす…｣
｢うん…アイス食べなきゃ…｣
｢でも眠いよぉ…｣
｢柚～ちょっと寝てからアイス食べよ？｣
｢うん…｣
…寝てからアイスでもいいよね？
溶けないように冷凍庫に入れて置いてくれるだろうし｡