758 / 839
選択編
直人 番編2
しおりを挟む
雷斗視点
「おっはようございまーす!!」
「おはようございます。雷斗さん」
「ライ、腰大丈夫なのか?」
「問題なしっ!!」
いや待って。
普通に話してたけどなんでレンにまで伝わってんの?
え?
直人そこまで連絡したの?
「…というか…運命の番って本当に見つかるんだな」
「だよな~」
「しかも俺達の大スポンサーが…」
「そうそう」
「何?僕の話?」
「そうそ……はぁ!?」
椅子を倒しながら勢いよく後ろを振り向くと直人がいた。
「僕もいるもん!!」
「あ、柚おはよ。平日だけど学校はどうしたんだ?」
「おやすみっ!!」
「違うでしょ。柚が頭痛いっていうから休ませたの。…ほんとに平気?」
「もう治ったもん」
なるほど、仮病でズル休みか。
俺もよくやったな。
「初めまして。ライとユニット組んでるレンって言います。…柚くん?」
「柚琉だもん!!」
「柚琉くんか。お菓子食べる?」
「お菓子っ!!」
柚はレンのお菓子という言葉につられてついていった。
え?
簡単に誘拐されね?
「…あとで言い聞かせないと」
「で?直人はなんでここにいるんだ?」
「ライに会いたくなったから」
「嘘だろ」
「嘘だよ。本当は元々仕事で事務所の人と顔合わせしないといけなかったんだよね。そしたらライがテレビの収録でいないって言うから」
なるほど。
「それで弟連れてくんなや!!あんな可愛い子すぐスカウトされんぞ!?」
「大丈夫。声掛けたやつから一生表に出られないようにするから」
…うぇ?
「本当はライにも同じ対応したいんだけど…一応アイドルだしね。引退したらすぐ囲うけど。ねぇ早く引退しないの?」
「しねぇよ。…囲うな」
「え、やだ」
「え、やだ。じゃねぇよ!!あのいい子な弟を見習えや!!」
「もぐもぐ」
「ライ…どうしよう。この子かわいい。お持ち帰りしたい」
「やめろ!!」
…いやなんでレンはそんなお菓子持ってんだよ。
何故数分の間に柚の前にお菓子の山ができてる?
「柚たくさんお菓子もらえて嬉しいね」
「むいっ!!」
「…直人さん」
「ダメ」
「…この子くださいよ…こんな癒しが欲しい」
「柚は家から出す気ないから」
「「「え」」」
いやなんで柚まで驚いてんの?
「え…?僕…お仕事出来る…よね?」
「うん。大丈夫だよ」
「よかっ「柚はおうちでゆっくりしてることがお仕事だから」
…弟くん泣くぞ?
うるうるしてぷるぷるしてるけど?
「おっはようございまーす!!」
「おはようございます。雷斗さん」
「ライ、腰大丈夫なのか?」
「問題なしっ!!」
いや待って。
普通に話してたけどなんでレンにまで伝わってんの?
え?
直人そこまで連絡したの?
「…というか…運命の番って本当に見つかるんだな」
「だよな~」
「しかも俺達の大スポンサーが…」
「そうそう」
「何?僕の話?」
「そうそ……はぁ!?」
椅子を倒しながら勢いよく後ろを振り向くと直人がいた。
「僕もいるもん!!」
「あ、柚おはよ。平日だけど学校はどうしたんだ?」
「おやすみっ!!」
「違うでしょ。柚が頭痛いっていうから休ませたの。…ほんとに平気?」
「もう治ったもん」
なるほど、仮病でズル休みか。
俺もよくやったな。
「初めまして。ライとユニット組んでるレンって言います。…柚くん?」
「柚琉だもん!!」
「柚琉くんか。お菓子食べる?」
「お菓子っ!!」
柚はレンのお菓子という言葉につられてついていった。
え?
簡単に誘拐されね?
「…あとで言い聞かせないと」
「で?直人はなんでここにいるんだ?」
「ライに会いたくなったから」
「嘘だろ」
「嘘だよ。本当は元々仕事で事務所の人と顔合わせしないといけなかったんだよね。そしたらライがテレビの収録でいないって言うから」
なるほど。
「それで弟連れてくんなや!!あんな可愛い子すぐスカウトされんぞ!?」
「大丈夫。声掛けたやつから一生表に出られないようにするから」
…うぇ?
「本当はライにも同じ対応したいんだけど…一応アイドルだしね。引退したらすぐ囲うけど。ねぇ早く引退しないの?」
「しねぇよ。…囲うな」
「え、やだ」
「え、やだ。じゃねぇよ!!あのいい子な弟を見習えや!!」
「もぐもぐ」
「ライ…どうしよう。この子かわいい。お持ち帰りしたい」
「やめろ!!」
…いやなんでレンはそんなお菓子持ってんだよ。
何故数分の間に柚の前にお菓子の山ができてる?
「柚たくさんお菓子もらえて嬉しいね」
「むいっ!!」
「…直人さん」
「ダメ」
「…この子くださいよ…こんな癒しが欲しい」
「柚は家から出す気ないから」
「「「え」」」
いやなんで柚まで驚いてんの?
「え…?僕…お仕事出来る…よね?」
「うん。大丈夫だよ」
「よかっ「柚はおうちでゆっくりしてることがお仕事だから」
…弟くん泣くぞ?
うるうるしてぷるぷるしてるけど?
1
あなたにおすすめの小説
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
聞いてた話と何か違う!
きのこのこのこ
BL
春、新しい出会いに胸が高鳴る中、千紘はすべてを思い出した。俺様生徒会長、腹黒副会長、チャラ男会計にワンコな書記、庶務は双子の愉快な生徒会メンバーと送るドキドキな日常――前世で大人気だったBLゲームを。そしてそのゲームの舞台こそ、千紘が今日入学した名門鷹耀学院であった。
生徒会メンバーは変態ばかり!?ゲームには登場しない人気グループ!?
聞いてた話と何か違うんですけど!
※主人公総受けで過激な描写もありますが、固定カプで着地します。
他のサイトにも投稿しています。
風紀委員長様は王道転校生がお嫌い
八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。
11/21 登場人物まとめを追加しました。
【第7回BL小説大賞エントリー中】
山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。
この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。
東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。
風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。
しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。
ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。
おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!?
そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。
何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから!
※11/12に10話加筆しています。
うちの家族が過保護すぎるので不良になろうと思います。
春雨
BL
前世を思い出した俺。
外の世界を知りたい俺は過保護な親兄弟から自由を求めるために逃げまくるけど失敗しまくる話。
愛が重すぎて俺どうすればいい??
もう不良になっちゃおうか!
少しおばかな主人公とそれを溺愛する家族にお付き合い頂けたらと思います。
説明は初めの方に詰め込んでます。
えろは作者の気分…多分おいおい入ってきます。
初投稿ですので矛盾や誤字脱字見逃している所があると思いますが暖かい目で見守って頂けたら幸いです。
※(ある日)が付いている話はサイドストーリーのようなもので作者がただ書いてみたかった話を書いていますので飛ばして頂いても大丈夫だと……思います(?)
※度々言い回しや誤字の修正などが入りますが内容に影響はないです。
もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
5/25
お久しぶりです。
書ける環境になりそうなので少しずつ更新していきます。
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる