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選択編
父ルート 10
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数年後…
「…柚ほんとに来てくれないの…?」
「うん。僕まだこのおうちにいたいもん」
「うぅ…じゃあ気が向いたら一緒に来てね?」
「わかった!!」
柚は夏とのお別れを済ませると僕の元へと駆け寄ってきた。
「本当に良かったの?父さん達のことは気にしなくていいんだよ?」
「僕このおうち好きだもん。父さんと母さんも大好き!!だからこのおうちにまだいるの。あとちょっとだけいさせて…?」
「ちょっとじゃなくていいよ」
「えぇ。…あぁでも介護が必要になる前には夏の方へ行って欲しいわね…」
「そうなると柚にだけ注目してあげること出来なくなるからね」
「はぁい」
我が家の小さな小さなお姫様は…ちゃんと分かってるんだろうか。
「じゃあ僕お仕事してくる!!」
「時々休憩するんだよ」
「はぁい」
柚は夏と一緒にデザイナーとして働いている。
…まぁデザイナーと言っても服の方じゃなくてロゴとかを専門としてる。
「樹」
「はい」
「柚の部屋にケーキとジュース持って行ってあげて。適度なタイミングで水分補給と軽食取らせて」
「かしこまりました」
気を抜くと食事を抜きかねないからな…。
「ふふ。柚はいつまで経ってもあなたの過保護対象から外れないわね」
「それは雫も同じだよ?…変なところが似てる親子なんだから…」
「あら?私は柚ほど弱くないわよ?」
「僕に責められたらすぐばてるのに?」
「それは仕方ないのよ!!」
顔を真っ赤にして部屋へと戻ってしまった。
…あとから行ってもいいってことなのかな。
「…まぁ…みんなが幸せならどんな形でもいいか」
父ルート~完~
「…柚ほんとに来てくれないの…?」
「うん。僕まだこのおうちにいたいもん」
「うぅ…じゃあ気が向いたら一緒に来てね?」
「わかった!!」
柚は夏とのお別れを済ませると僕の元へと駆け寄ってきた。
「本当に良かったの?父さん達のことは気にしなくていいんだよ?」
「僕このおうち好きだもん。父さんと母さんも大好き!!だからこのおうちにまだいるの。あとちょっとだけいさせて…?」
「ちょっとじゃなくていいよ」
「えぇ。…あぁでも介護が必要になる前には夏の方へ行って欲しいわね…」
「そうなると柚にだけ注目してあげること出来なくなるからね」
「はぁい」
我が家の小さな小さなお姫様は…ちゃんと分かってるんだろうか。
「じゃあ僕お仕事してくる!!」
「時々休憩するんだよ」
「はぁい」
柚は夏と一緒にデザイナーとして働いている。
…まぁデザイナーと言っても服の方じゃなくてロゴとかを専門としてる。
「樹」
「はい」
「柚の部屋にケーキとジュース持って行ってあげて。適度なタイミングで水分補給と軽食取らせて」
「かしこまりました」
気を抜くと食事を抜きかねないからな…。
「ふふ。柚はいつまで経ってもあなたの過保護対象から外れないわね」
「それは雫も同じだよ?…変なところが似てる親子なんだから…」
「あら?私は柚ほど弱くないわよ?」
「僕に責められたらすぐばてるのに?」
「それは仕方ないのよ!!」
顔を真っ赤にして部屋へと戻ってしまった。
…あとから行ってもいいってことなのかな。
「…まぁ…みんなが幸せならどんな形でもいいか」
父ルート~完~
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