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番外編
奇病 その後
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1ヶ月経ったあと…警察から電話がかかってきた。
「…え?」
『○✕公園で裸の少年を保護しました。藤沢柚琉と名乗っていましたのでそちらのお子さんなのでは…と』
柚が…見つかった?
俺と父さんは慌てて警察へ駆け込んだ。
「…あ、父さんと兄さん」
毛布に包まって座っていたのは…柚だった。
「柚!!」
「この1ヶ月どこに…いやちゃんと見つかって良かった…」
「…ふにゅ?」
父さんは柚を抱きしめ…涙を流していた。
「ふぇ?兄さん…父さんどうして泣いてるの?」
「柚…あのな…柚今何歳だ?」
「9歳!!」
「9歳の息子が突然いなくなって心配しない親はいないだろ…」
「…あ、そっか」
柚はやっと理解した…みたいな顔をした。
「…ありがとうございました。…翔、手続きやっていくから柚連れて先に帰って」
「わかった」
柚のお気に入りのふわふわのブランケットで包んでやり、車に乗り込んだ。
「…ところで僕はいつ服を貰えるの?」
「今は持ってないから家に帰ってからな」
「…家の方向と違う気がする…」
…そりゃ病院に向かってるからな。
「ぴぎゃぁぁぁぁ!!」
「はいはい。叫ばないの。ほら、柚琉くんの服ならうちにも置いてあるから。…入院用と検査用だけど」
「にゃだぁぁぁぁぁ!!」
ん?
今一瞬猫にならなかったか?
「…え?」
『○✕公園で裸の少年を保護しました。藤沢柚琉と名乗っていましたのでそちらのお子さんなのでは…と』
柚が…見つかった?
俺と父さんは慌てて警察へ駆け込んだ。
「…あ、父さんと兄さん」
毛布に包まって座っていたのは…柚だった。
「柚!!」
「この1ヶ月どこに…いやちゃんと見つかって良かった…」
「…ふにゅ?」
父さんは柚を抱きしめ…涙を流していた。
「ふぇ?兄さん…父さんどうして泣いてるの?」
「柚…あのな…柚今何歳だ?」
「9歳!!」
「9歳の息子が突然いなくなって心配しない親はいないだろ…」
「…あ、そっか」
柚はやっと理解した…みたいな顔をした。
「…ありがとうございました。…翔、手続きやっていくから柚連れて先に帰って」
「わかった」
柚のお気に入りのふわふわのブランケットで包んでやり、車に乗り込んだ。
「…ところで僕はいつ服を貰えるの?」
「今は持ってないから家に帰ってからな」
「…家の方向と違う気がする…」
…そりゃ病院に向かってるからな。
「ぴぎゃぁぁぁぁ!!」
「はいはい。叫ばないの。ほら、柚琉くんの服ならうちにも置いてあるから。…入院用と検査用だけど」
「にゃだぁぁぁぁぁ!!」
ん?
今一瞬猫にならなかったか?
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