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本編
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「…きゅぅ」
やられたぁ…。調子に乗ってた。カイも大きくなったしもういいかなって思ったの。…僕もむずむずしてたし。
「動けぬか」
「サトのせい…」
「1年も我慢させたツケが回ってきただけだ。こんなふうになりたくないなら毎晩相手をするんだな」
「サトがいうの…?」
「…リオが成長してさらに色気を増して不安なのだ。竜は浮気をせぬ。だが竜の番になったものは?美しいものを見れば手を出すかもせぬ。城には番になった者も出入りをする。もしリオがそいつらに見つかりでもしたら…」
「ぼくはサトのものだよ…?」
よく分からない。他の者にって言葉をよく口にするけど…どうして?好きな人といっぱい一緒にいたいから番になるんでしょ?フィオナにはそう教わったよ?
「…天使族は無垢である…か。無垢であることは嬉しいが…何も知らぬのはな」
「フィオナに教えてもらう…?」
「いいや。私が気をつければいいだけのこと。リオが気にすることではない」
「…ん」
もぞもぞ動いてまた布団に潜った。
「まだ寝るか?」
「…眠いの…サトも一緒に…」
「そうだな。たまには遅くまで寝るのも悪くない」
僕の隣に寝転んだサトは僕の頭の下に自分の腕を差し込み、僕を抱き寄せた。
「おやすみ…なさぃ…」
「あぁ。おやすみ」
…幸せ。大好きなサトと…いつの間にか出来ちゃってたけど可愛いカイ。いつもお世話をしてくれるフィオナもいる。…村長達がいないのが残念…かな。
やられたぁ…。調子に乗ってた。カイも大きくなったしもういいかなって思ったの。…僕もむずむずしてたし。
「動けぬか」
「サトのせい…」
「1年も我慢させたツケが回ってきただけだ。こんなふうになりたくないなら毎晩相手をするんだな」
「サトがいうの…?」
「…リオが成長してさらに色気を増して不安なのだ。竜は浮気をせぬ。だが竜の番になったものは?美しいものを見れば手を出すかもせぬ。城には番になった者も出入りをする。もしリオがそいつらに見つかりでもしたら…」
「ぼくはサトのものだよ…?」
よく分からない。他の者にって言葉をよく口にするけど…どうして?好きな人といっぱい一緒にいたいから番になるんでしょ?フィオナにはそう教わったよ?
「…天使族は無垢である…か。無垢であることは嬉しいが…何も知らぬのはな」
「フィオナに教えてもらう…?」
「いいや。私が気をつければいいだけのこと。リオが気にすることではない」
「…ん」
もぞもぞ動いてまた布団に潜った。
「まだ寝るか?」
「…眠いの…サトも一緒に…」
「そうだな。たまには遅くまで寝るのも悪くない」
僕の隣に寝転んだサトは僕の頭の下に自分の腕を差し込み、僕を抱き寄せた。
「おやすみ…なさぃ…」
「あぁ。おやすみ」
…幸せ。大好きなサトと…いつの間にか出来ちゃってたけど可愛いカイ。いつもお世話をしてくれるフィオナもいる。…村長達がいないのが残念…かな。
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