135 / 137
子供達その後
カイ
しおりを挟む
「フィオナー!!」
「あらカイ様。おかえなさいませ。遠征はいかがでしたか?」
「雑魚ばっか。人間の相手ってめんどくさい上に疲れるね~」
「疲れたのならお早めにお休みになりますか?」
「ううん。フィオナと一緒にいたいな」
「あら嬉しい」
「えへ」
だってフィオナは僕の番だし。メイド長でもあるから人の目から隠すって出来ないんだよね。お父様に頼んでメイド長の座から下ろそうとしてるんだけど何故か出来ないしさ。僕はフィオナにお部屋で可愛く待ってて欲しいのに。
「最近妙な圧力をかけているそうですけれど」
「ぎくっ」
「わたくしがこの仕事をしているのはカイ様のため…というのはお忘れですか?」
「だってぇ…たまに帰ってきてもフィオナいないし…」
「…いないのは奥の部屋にいるからですわ。カイ様のお部屋からは離れていませんもの」
「奥の部屋?それってフィオナが自分のお部屋が欲しいって言ったやつ?」
「えぇ。たまには手入れをしませんといけませんから」
「手入れ?武器でもあるの?」
「武器…というよりも暗器ですわね」
暗器?暗殺の道具だっけ。乙女のスカートの中には秘密がいっぱいって教えてもらったんだよね。未だに夜には自分で脱いじゃうしさ。楽しみを知らないのかな。でも僕やママに閨を教えたのはフィオナだし…。
「見ますか?」
「うん!!」
思わずフィオナに飛びついた。ぎゅうぎゅうしてちょうどいいところにある頭に顎をのせてスリスリして。たっくさんマーキングをした!!
「もう…重いですわよ。髪も崩れますし」
「そうやっていいながら止めたことないもんね~」
「貴方様はいつまでも子供ですわね…」
「試してみる?」
僕が子供かってこと。楽しみだなぁ。試すってことは本気出していいんだよね。ママからは困っちゃうほど求めちゃダメって言われたけどお父様は繋ぎ止めておくために必要なことの一つって言ってたもん。だからママはお母様にはなれないんだよ。国母っていうよりも僕達のママの方があってるから。
「あなたに本気を出されたら身が持ちませんわ」
「それだけ評価してくれてるってこと?わぁい。お父様に教えてもらったかいがあったよ」
「…竜王様の入れ知恵でしたか。どうりでしつこいと思いましたわ」
あれ?違ったの?攻めて攻めて攻めるって教えてもらったのに。フィオナも気持ちよさそうにしてるのに…むぅ。
「むぅむぅ」
「子供のように拗ねながら胸を触らないで頂けます?」
「ちょうどそこに手があっただけだもーん」
「…はぁ全く。あなたが手伝ってくだされば今日はここで終わりですから」
「ほんとに!?」
「えぇ。明日はお休みをいただきますわ」
「部屋に閉じ込めてもいいってこと!?やったぁ!!じゃあ準備しておくね!!」
「準備…?一体何を…」
「えっとえっとぉ紫の媚薬でしょ?レコチョと催淫草も!!あとはあとはぁ」
「ちょ、ちょっと待ってください?」
なんで待つの?いけないの?
「…その中の一つだけにしてくださいな。いくらわたくしでも耐えきれませんわ」
「そっか!!じゃあ全部使うね!!」
「はい!?」
「耐えられなくなったフィオナが見たいもん。楽しみだな~」
鬼畜無邪気な子が出来上がりました。この夫婦の間には最終的に10人の子が出来たとか。
「あらカイ様。おかえなさいませ。遠征はいかがでしたか?」
「雑魚ばっか。人間の相手ってめんどくさい上に疲れるね~」
「疲れたのならお早めにお休みになりますか?」
「ううん。フィオナと一緒にいたいな」
「あら嬉しい」
「えへ」
だってフィオナは僕の番だし。メイド長でもあるから人の目から隠すって出来ないんだよね。お父様に頼んでメイド長の座から下ろそうとしてるんだけど何故か出来ないしさ。僕はフィオナにお部屋で可愛く待ってて欲しいのに。
「最近妙な圧力をかけているそうですけれど」
「ぎくっ」
「わたくしがこの仕事をしているのはカイ様のため…というのはお忘れですか?」
「だってぇ…たまに帰ってきてもフィオナいないし…」
「…いないのは奥の部屋にいるからですわ。カイ様のお部屋からは離れていませんもの」
「奥の部屋?それってフィオナが自分のお部屋が欲しいって言ったやつ?」
「えぇ。たまには手入れをしませんといけませんから」
「手入れ?武器でもあるの?」
「武器…というよりも暗器ですわね」
暗器?暗殺の道具だっけ。乙女のスカートの中には秘密がいっぱいって教えてもらったんだよね。未だに夜には自分で脱いじゃうしさ。楽しみを知らないのかな。でも僕やママに閨を教えたのはフィオナだし…。
「見ますか?」
「うん!!」
思わずフィオナに飛びついた。ぎゅうぎゅうしてちょうどいいところにある頭に顎をのせてスリスリして。たっくさんマーキングをした!!
「もう…重いですわよ。髪も崩れますし」
「そうやっていいながら止めたことないもんね~」
「貴方様はいつまでも子供ですわね…」
「試してみる?」
僕が子供かってこと。楽しみだなぁ。試すってことは本気出していいんだよね。ママからは困っちゃうほど求めちゃダメって言われたけどお父様は繋ぎ止めておくために必要なことの一つって言ってたもん。だからママはお母様にはなれないんだよ。国母っていうよりも僕達のママの方があってるから。
「あなたに本気を出されたら身が持ちませんわ」
「それだけ評価してくれてるってこと?わぁい。お父様に教えてもらったかいがあったよ」
「…竜王様の入れ知恵でしたか。どうりでしつこいと思いましたわ」
あれ?違ったの?攻めて攻めて攻めるって教えてもらったのに。フィオナも気持ちよさそうにしてるのに…むぅ。
「むぅむぅ」
「子供のように拗ねながら胸を触らないで頂けます?」
「ちょうどそこに手があっただけだもーん」
「…はぁ全く。あなたが手伝ってくだされば今日はここで終わりですから」
「ほんとに!?」
「えぇ。明日はお休みをいただきますわ」
「部屋に閉じ込めてもいいってこと!?やったぁ!!じゃあ準備しておくね!!」
「準備…?一体何を…」
「えっとえっとぉ紫の媚薬でしょ?レコチョと催淫草も!!あとはあとはぁ」
「ちょ、ちょっと待ってください?」
なんで待つの?いけないの?
「…その中の一つだけにしてくださいな。いくらわたくしでも耐えきれませんわ」
「そっか!!じゃあ全部使うね!!」
「はい!?」
「耐えられなくなったフィオナが見たいもん。楽しみだな~」
鬼畜無邪気な子が出来上がりました。この夫婦の間には最終的に10人の子が出来たとか。
11
あなたにおすすめの小説
何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか
風
BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。
……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、
気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。
「僕は、あなたを守ると決めたのです」
いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。
けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――?
身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。
“王子”である俺は、彼に恋をした。
だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。
これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、
彼だけを見つめ続けた騎士の、
世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
王子様から逃げられない!
一寸光陰
BL
目を覚ますとBLゲームの主人公になっていた恭弥。この世界が受け入れられず、何とかして元の世界に戻りたいと考えるようになる。ゲームをクリアすれば元の世界に戻れるのでは…?そう思い立つが、思わぬ障壁が立ち塞がる。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる