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第1回公演
第2惑星(3)月面飛び込み営業
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「ぐえっ!」
俺は宇宙船の外に放り出される。起き上がった俺が見上げると、ケイちゃんがまるで虫けらでも見るかのような目で俺を見る。
「やはり、貴方もこれまでの連中と一緒ね……いや、それ以下の下衆だわ」
ぐっ、酷い言われよう……言い返せない。だが、ここは何か言い返さないと……。
「あ、あれは故意の事故で……」
「何をどうしたら潜り込むって発想になるの? 声をかければ良かったでしょう」
「そ、それは……確かにそうだけど……」
「しかも……あ、あんな粗末なものを握らせて……」
ケイちゃんが顔を赤らめる。粗末って。そりゃあ自慢出来るほどのものじゃないが。
「いや~結構立派なもんだったんじゃない?」
「コウ、貴女は黙っていなさい」
「握る? 立派?」
「アユミ、なんでもないから」
「はあ……」
ケイちゃんは首を傾げるアユミちゃんに対して、気にするなという風に首を振り、俺の方に向き直り、告げる。
「タスマ=ドラキン、貴方はここで降りてもらうわ」
「そ、そんな……」
「せめてもの情けで変質者として突き出したりはしないわ。ありがたく思いなさい」
「そ、それはありがたいが……ここはどこなんだ?」
俺は周囲を見回す。なんかやたら立派なビルが立ち並ぶのが見えるが……。
「月面都市の一つよ」
「月面都市⁉」
「そうよ」
「こ、こんな都会に、いきなり地球しか知らない田舎者を放り出されてもだな……」
「都会だから良いでしょう。それともどこか辺境でのスローライフがご希望?」
「そ、そういうわけではないが、いきなり手ぶらで……」
「端末があるでしょう?」
「これは元々俺のだろう」
「最新の、宇宙での生活を送る上で必要最低限なアップデートはしてあげたわ」
「ほ、ほう……」
「後は、このIDカードもあげるわ」
ケイちゃんがカードを俺に向かって投げる。俺はそれを受け取る。
「こ、これは……」
「偽造したものよ、就活にも必要だろうからね」
「お、おう……」
「ああ、そのジャージも餞別代わりにあげるわ」
いや、見るからに安物じゃねえか。元の服を返せ、お気に入りなんだよ! ……などとまさか言えるはずもなく……。
「あ、ありがてえ……」
「それじゃあ、二度とその顔を見せないでね」
ケイちゃんはそう言うと、宇宙船の搭乗口のドアを閉める。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
俺は呼びかける。返事はない。当然か……。俺はがっくりとうなだれる。かわいこちゃん3人との楽しい宇宙旅がこんな形で終わりを告げるとは……。とほほ……。って、うなだれていても仕方がない。街の方に行ってみるとするか。それから3日後……。
「ああん? 住み込みで働きたい?」
強面のスキンヘッドのおっさんが睨みをきかせてくる。
「はい、ここの料理、とっても美味しかったので! ぜひ働かせてもらいたいんです!」
俺は―――立派なビルが立ち並ぶ中では小汚い店だと思ったが、これがどうして当たりだった。とは言わずに――感想を伝える。おっさんは俺の(偽造)IDカードをまじまじと確認しながら尋ねてくる。
「地球生まれ? 料理は出来んのか?」
「はい、得意です!」
「月面料理は作れんのか?」
「え? い、いえ……地球の料理なら……」
「地球料理は全部作れんのか?」
「い、いや、全部ですか? 地球と言っても広いので……」
「それじゃあ、お話にならねえな。この街は色んな星のやつらが来るんだ。そいつらの舌を満足させるには、あらゆる星の料理に精通してないとダメなんだよ」
「で、では、ウェイターとか!」
「冴えない兄ちゃんの給仕なんか募集してねえよ、ああいう娘たちなら話は別だけどな」
おっさんは店の壁に貼ってあるポスターを指差す。『ギャラクシーフェアリーズ』のライブを宣伝するポスターだった。
「あ……」
「というわけで、この話はなしだ。お客としてならまた歓迎するぜ」
俺はとぼとぼと店を出る。規模の大きい都市だからなんとかなると思ったが、これで早くも就活50連敗だ。そろそろ金も尽きる。さて、どうしたものか……。俺はため息をつく。
「はあ……」
「あの~?」
「え? ア、アユミちゃん⁉」
「良かった、またお会い出来ましたね」
アユミちゃんがニコっと笑う。
「ど、どうしてここに……?」
「テュロンが匂いを辿ってくれました」
「キュイ?」
アユミちゃんの肩からテュロンが顔を出し、俺を見て飛びついてくる。
「お、おっと!」
「ふふっ、テュロンがこんなに懐くなんてやっぱりあなたは悪い人じゃありませんね」
「そ、そう言ってくれると、助かるよ……」
「……ちょっとエッチですけど」
「ははっ……」
完全に否定は出来ないのが辛いところだ。
「ところで……次の職場はお決まりですか?」
「……いいや、なかなか甘くはないね……」
「そうですか。では……」
「では?」
「わたしたちのマネージャーになりませんか?」
「ええっ⁉」
「悪い話ではないと思いますけど」
「そ、そりゃあ、正直願ってもない話だ。しかしなんで?」
「この3日間、あなたがいないだけでもう色々とてんやわんやなんです……コウさんなんかあなたの手料理が恋しいみたいですよ」
「そ、そうなのか……で、でも、ケイちゃんが許してくれないだろう?」
「そこでひとつ、提案があります」
アユミちゃんが人差し指をビシっと立てる。俺は首を傾げる。
「提案?」
「ケイさんが納得する結果を残せば良いんですよ。彼女は結果主義なところありますから」
「ケイちゃんが納得するような結果か……例えば?」
「わたしたち、この月面都市でライブをやる予定だったんですが、突然キャンセルになってしまって……1週間ほどここに滞在するつもりが、ただ暇を持て余すようなかたちになっちゃって……滞在費の無駄遣いしている現状をケイさんはよく思ってないです」
「ふむ……つまり?」
「ええ、ライブ会場を抑えてくれないかな、なんて……」
「そ、それは結構な難題だな……」
「わたしたちの名前を使ってもいいですよ。あ、端末出して下さい」
俺が端末を出すと、アユミちゃんも端末を出して、データを送信してきた。
「こ、これは……」
「わたしたちの宣材データと契約しているエージェント会社の名刺データです。それを見せれば信用度が増すでしょう?」
「ふむ、他にあてもないし……営業、頑張ってみるか!」
「ふふっ、吉報を待っていますよ。あ、レッスンの時間なので、失礼します」
俺はアユミちゃんを呼び止める。
「ちょ、ちょっと待って、どうしてここまでしてくれるんだい?」
「……地球のお話、もっと聞きたいからです。あなたとお話していると楽しいし」
アユミちゃんはそう言って、美しい微笑みを残して去っていく。月に女神がいるというのは本当だったのか……。って、そんなことを考えている場合じゃないな、営業頑張ろう!
「生憎、スケジュールは一杯でね……」
「急に言われてもねえ……」
大きい街だけあって、ライブハウスやホールは一杯あったが、どこからも断られてしまった……。やはり甘くないか……などと考えていると、屋外ステージが目に留まる。
「結構な広さのステージ……ライブとかやりそうだな……ダメもとでお願いしてみるか」
「……いいよ」
「ほ、本当ですか⁉」
この屋外ステージの持ち主だというニンジンの様な長くオレンジ色をした顔に手足が生えた異星人の答えに、俺は驚く。
「目下売り出し中の『ギャラクシーフェアリーズ』だろう? 断る手はないね」
「あ、ありがとうございます!」
「今、彼女らはこの街にいるの?」
「はい!」
「じゃあ、早速で悪いんだけど、呼び出してくれない? リハーサルをしたいからさ」
「分かりました!」
俺は喜びながら、アユミちゃんに連絡を取る。アユミちゃんがケイちゃんたちを連れて、ステージ上にやってくる。アユミちゃんが笑顔で声をかけてくる。
「すごいです! まさか、本当にライブ会場を抑えてくれるなんて!」
「へへっ、まあ、これくらい大したことじゃないよ……」
俺は鼻の頭を擦りながら答える。ケイちゃんは俺の顔を見ずに呟く。
「まあまあのステージね……リハーサルを始めましょうか」
「はい! すいません、リハーサル、お願いします!」
「リハーサルではなく、地獄のリサイタルの始まりだ! ここで会ったが百年目! 『ギャラクシーマーダーズ』、覚悟しろ!」
「ええっ⁉」
客席やステージ袖から十人のニンジンがステージ上の俺たちに銃を向けてくる。
俺は宇宙船の外に放り出される。起き上がった俺が見上げると、ケイちゃんがまるで虫けらでも見るかのような目で俺を見る。
「やはり、貴方もこれまでの連中と一緒ね……いや、それ以下の下衆だわ」
ぐっ、酷い言われよう……言い返せない。だが、ここは何か言い返さないと……。
「あ、あれは故意の事故で……」
「何をどうしたら潜り込むって発想になるの? 声をかければ良かったでしょう」
「そ、それは……確かにそうだけど……」
「しかも……あ、あんな粗末なものを握らせて……」
ケイちゃんが顔を赤らめる。粗末って。そりゃあ自慢出来るほどのものじゃないが。
「いや~結構立派なもんだったんじゃない?」
「コウ、貴女は黙っていなさい」
「握る? 立派?」
「アユミ、なんでもないから」
「はあ……」
ケイちゃんは首を傾げるアユミちゃんに対して、気にするなという風に首を振り、俺の方に向き直り、告げる。
「タスマ=ドラキン、貴方はここで降りてもらうわ」
「そ、そんな……」
「せめてもの情けで変質者として突き出したりはしないわ。ありがたく思いなさい」
「そ、それはありがたいが……ここはどこなんだ?」
俺は周囲を見回す。なんかやたら立派なビルが立ち並ぶのが見えるが……。
「月面都市の一つよ」
「月面都市⁉」
「そうよ」
「こ、こんな都会に、いきなり地球しか知らない田舎者を放り出されてもだな……」
「都会だから良いでしょう。それともどこか辺境でのスローライフがご希望?」
「そ、そういうわけではないが、いきなり手ぶらで……」
「端末があるでしょう?」
「これは元々俺のだろう」
「最新の、宇宙での生活を送る上で必要最低限なアップデートはしてあげたわ」
「ほ、ほう……」
「後は、このIDカードもあげるわ」
ケイちゃんがカードを俺に向かって投げる。俺はそれを受け取る。
「こ、これは……」
「偽造したものよ、就活にも必要だろうからね」
「お、おう……」
「ああ、そのジャージも餞別代わりにあげるわ」
いや、見るからに安物じゃねえか。元の服を返せ、お気に入りなんだよ! ……などとまさか言えるはずもなく……。
「あ、ありがてえ……」
「それじゃあ、二度とその顔を見せないでね」
ケイちゃんはそう言うと、宇宙船の搭乗口のドアを閉める。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
俺は呼びかける。返事はない。当然か……。俺はがっくりとうなだれる。かわいこちゃん3人との楽しい宇宙旅がこんな形で終わりを告げるとは……。とほほ……。って、うなだれていても仕方がない。街の方に行ってみるとするか。それから3日後……。
「ああん? 住み込みで働きたい?」
強面のスキンヘッドのおっさんが睨みをきかせてくる。
「はい、ここの料理、とっても美味しかったので! ぜひ働かせてもらいたいんです!」
俺は―――立派なビルが立ち並ぶ中では小汚い店だと思ったが、これがどうして当たりだった。とは言わずに――感想を伝える。おっさんは俺の(偽造)IDカードをまじまじと確認しながら尋ねてくる。
「地球生まれ? 料理は出来んのか?」
「はい、得意です!」
「月面料理は作れんのか?」
「え? い、いえ……地球の料理なら……」
「地球料理は全部作れんのか?」
「い、いや、全部ですか? 地球と言っても広いので……」
「それじゃあ、お話にならねえな。この街は色んな星のやつらが来るんだ。そいつらの舌を満足させるには、あらゆる星の料理に精通してないとダメなんだよ」
「で、では、ウェイターとか!」
「冴えない兄ちゃんの給仕なんか募集してねえよ、ああいう娘たちなら話は別だけどな」
おっさんは店の壁に貼ってあるポスターを指差す。『ギャラクシーフェアリーズ』のライブを宣伝するポスターだった。
「あ……」
「というわけで、この話はなしだ。お客としてならまた歓迎するぜ」
俺はとぼとぼと店を出る。規模の大きい都市だからなんとかなると思ったが、これで早くも就活50連敗だ。そろそろ金も尽きる。さて、どうしたものか……。俺はため息をつく。
「はあ……」
「あの~?」
「え? ア、アユミちゃん⁉」
「良かった、またお会い出来ましたね」
アユミちゃんがニコっと笑う。
「ど、どうしてここに……?」
「テュロンが匂いを辿ってくれました」
「キュイ?」
アユミちゃんの肩からテュロンが顔を出し、俺を見て飛びついてくる。
「お、おっと!」
「ふふっ、テュロンがこんなに懐くなんてやっぱりあなたは悪い人じゃありませんね」
「そ、そう言ってくれると、助かるよ……」
「……ちょっとエッチですけど」
「ははっ……」
完全に否定は出来ないのが辛いところだ。
「ところで……次の職場はお決まりですか?」
「……いいや、なかなか甘くはないね……」
「そうですか。では……」
「では?」
「わたしたちのマネージャーになりませんか?」
「ええっ⁉」
「悪い話ではないと思いますけど」
「そ、そりゃあ、正直願ってもない話だ。しかしなんで?」
「この3日間、あなたがいないだけでもう色々とてんやわんやなんです……コウさんなんかあなたの手料理が恋しいみたいですよ」
「そ、そうなのか……で、でも、ケイちゃんが許してくれないだろう?」
「そこでひとつ、提案があります」
アユミちゃんが人差し指をビシっと立てる。俺は首を傾げる。
「提案?」
「ケイさんが納得する結果を残せば良いんですよ。彼女は結果主義なところありますから」
「ケイちゃんが納得するような結果か……例えば?」
「わたしたち、この月面都市でライブをやる予定だったんですが、突然キャンセルになってしまって……1週間ほどここに滞在するつもりが、ただ暇を持て余すようなかたちになっちゃって……滞在費の無駄遣いしている現状をケイさんはよく思ってないです」
「ふむ……つまり?」
「ええ、ライブ会場を抑えてくれないかな、なんて……」
「そ、それは結構な難題だな……」
「わたしたちの名前を使ってもいいですよ。あ、端末出して下さい」
俺が端末を出すと、アユミちゃんも端末を出して、データを送信してきた。
「こ、これは……」
「わたしたちの宣材データと契約しているエージェント会社の名刺データです。それを見せれば信用度が増すでしょう?」
「ふむ、他にあてもないし……営業、頑張ってみるか!」
「ふふっ、吉報を待っていますよ。あ、レッスンの時間なので、失礼します」
俺はアユミちゃんを呼び止める。
「ちょ、ちょっと待って、どうしてここまでしてくれるんだい?」
「……地球のお話、もっと聞きたいからです。あなたとお話していると楽しいし」
アユミちゃんはそう言って、美しい微笑みを残して去っていく。月に女神がいるというのは本当だったのか……。って、そんなことを考えている場合じゃないな、営業頑張ろう!
「生憎、スケジュールは一杯でね……」
「急に言われてもねえ……」
大きい街だけあって、ライブハウスやホールは一杯あったが、どこからも断られてしまった……。やはり甘くないか……などと考えていると、屋外ステージが目に留まる。
「結構な広さのステージ……ライブとかやりそうだな……ダメもとでお願いしてみるか」
「……いいよ」
「ほ、本当ですか⁉」
この屋外ステージの持ち主だというニンジンの様な長くオレンジ色をした顔に手足が生えた異星人の答えに、俺は驚く。
「目下売り出し中の『ギャラクシーフェアリーズ』だろう? 断る手はないね」
「あ、ありがとうございます!」
「今、彼女らはこの街にいるの?」
「はい!」
「じゃあ、早速で悪いんだけど、呼び出してくれない? リハーサルをしたいからさ」
「分かりました!」
俺は喜びながら、アユミちゃんに連絡を取る。アユミちゃんがケイちゃんたちを連れて、ステージ上にやってくる。アユミちゃんが笑顔で声をかけてくる。
「すごいです! まさか、本当にライブ会場を抑えてくれるなんて!」
「へへっ、まあ、これくらい大したことじゃないよ……」
俺は鼻の頭を擦りながら答える。ケイちゃんは俺の顔を見ずに呟く。
「まあまあのステージね……リハーサルを始めましょうか」
「はい! すいません、リハーサル、お願いします!」
「リハーサルではなく、地獄のリサイタルの始まりだ! ここで会ったが百年目! 『ギャラクシーマーダーズ』、覚悟しろ!」
「ええっ⁉」
客席やステージ袖から十人のニンジンがステージ上の俺たちに銃を向けてくる。
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